アルカナ教団 - アルカナアリアwiki【8/3更新】

アルカナ信仰の二大分派の一つ。神聖イルニクス帝国を中心に、西マジョリアでの宗教的覇権を握っている。
教団が崇める22の神々に対応した役割を持つ下部教団といくつかの教皇庁直轄組織、無数の騎士修道会と民兵隊を擁する巨大宗教団体で、指導者である教皇は現代西マジョリア知的種族社会において神聖イルニクス帝国皇帝に正面から対抗しうる唯一の個人である。
ここまで聞くと腐敗していたり世俗と衝突していたりしそうなものだが、実際のところ魔物に対抗するという教義が強く意識されており少なくとも中枢はかなり清廉、世俗権力との協力関係も(神々の子孫とされる皇帝が真に「世俗」かはともかく)良好かつ強固である。
現教皇はテレジア四世

目次

愚者の教団

枢機卿席次：なし
役割：各知的種族間の折衝
表向きは人材の墓場な窓際部署。もう役割を終えている
下部組織：聖アデルハイト修道院大学　聖ゴーリキィ騎士修道会

...

(⚠︎この後の情報を知る者は一部の者に限られており多くの者はこの部署に関して噂程度の情報しか持っていない)
　当部署に関しての本来の研究は深淵の対策と内部の調査にある。現在はっきりしている事に関しては以下の３つだ

• 人の居住地から遠く離れた離島に研究施設を構えておりそこでの研究を主に行っている
• 深淵内部の調査は近年始まった物であり未だ深淵への出入り口に関して長期間の維持や短時間での作成に関しての問題が残っている
• そうした研究や内部の調査に関しても多くの協力が必要だが魔王信仰者などに情報を渡さないように調査員と研究員に関しては限られた人間のみを採用している

魔術師の教団

枢機卿席次：第一
役割：僻地や圧政地での教育提供、図書館運営、情報の管理、隠蔽、ヘッドカノンによっては危険な禁術や禁書の指定と必要な措置の実行
現枢機卿：ダニーロ・デ・サバタ

女教皇の教団

枢機卿席次：第二
役割：高等な密教的教義の審議

女帝の教団

枢機卿席次：第三
役割：辺境開拓と大衆指導
下部組織：遠征開拓騎士団

皇帝の教団

枢機卿席次：第四
役割：神聖イルニクス皇帝との連携と支援

教皇の教団

枢機卿席次：第五
役割：教皇の支援
現枢機卿：ヨーゼフ・オットー・ニコラウス・フォン・ゼルトマルク

恋人の教団

枢機卿席次：第六
役割：結婚式の挙行と戸籍の作成・管理
下部組織:ラブブレッシング
戸籍作成の具体的な手段としては、結婚式と同時に作成を行っている。そのため恋人の教団が作成する戸籍は世帯単位かつ成人を対象としたもので、独居者や子供は含まない。

戦車の教団

枢機卿席次：第七
役割：騎士修道会の管理
下部組織：聖オッポ騎士修道会、聖セルジオ騎士修道会、聖ロドリゲス騎士修道会、聖アラリック騎士修道会、聖エルオーナ騎士修道会
現枢機卿：アルベール・セルミュ

力の教団

枢機卿席次：第八
役割：民兵隊の管理

隠者の教団

枢機卿席次：第九
役割：孤立者の支援と生存確認

運命の輪の教団

枢機卿席次：第十
役割：暦の管理と全教団のスケジュール作成

正義の教団

枢機卿席次：第十一
役割：国際裁判の調停
下部組織:聖トルネリコ法律大学

吊るされた男の教団

枢機卿席次：第十二
役割：厳しい修練による聖職者育成
下部組織:聖ランベール修道学園

死神の教団

枢機卿席次：第十三
役割：葬儀と死妖の研究・対策
下部組織:ソウルアビーズ、聖テオフィル騎士修道会

節制の教団

枢機卿席次：第十四
役割：財務管理

悪魔の教団

枢機卿席次：第十五
役割：業魔対策及び業魔起源地の捜索、破壊
下部組織：聖ロロック托鉢修道会

塔の教団

枢機卿席次：第十六
役割：神々(アルカナ団)が遺した破局的聖遺物の管理
聖遺物：ズィーゲルブレヒャー、賢者の星望機

星の教団

枢機卿席次：第十七
役割：天空学園都市カエルムへの支援と連携

月の教団

枢機卿席次：第十八
役割：諜報、潜在的な危険の探知

太陽の教団

枢機卿席次：第十九
役割：諸冒険者ギルドへの支援と連携
役職：冒険者組合付司祭

審判の教団

枢機卿席次：第二十
役割：魔王を倒し得る強者の捜索と支援と連携

世界の教団

枢機卿席次：第二十一
役割：有事における全教団の統括

その他組織

審問庁

審問官を管轄する教皇直属機関

『郵便騎士団』

郵便とそれに伴う戦闘を管轄する組織

教皇選出の儀式

　アルカナ教団における教皇の選出と就任は、原則的に教皇の辞任か死亡の際に行われる。
また、慣例として平時に30年以上教皇を務めた者はおらず、どのような長命種族の教皇であっても非常時でない限りは30年以内に教皇を降りる。
例外として教団首座の2/3を上回る合意(教団主座が全員任命されている場合15人の合意)があれば教皇の廃位が可能であるが、この例外規定が実際に使われたことはない。「教皇は執務が不可能」と判断されて幽閉される事例が実際起きたのみである。

　アルカナ教団における教皇選出は、教団首座を含む枢機卿の会議と投票によって行われる。
これはその行動自体が「アルカナ団の意思決定のイミテーション(模倣)」であり、後述の儀式に繋がる大事な部分である。
教皇庁に集まった枢機卿らは、会議開催までに各教団や各出身地ごとに集まって軽く話し合うことが多い。これは事前に有力候補に目星をつけ、次の教皇選出を円滑に行うためでもある。
そうして会議が開催され、全枢機卿のうち2/3の支持を得た人物が新たな教皇になる。
また原則的に枢機卿の互選形式であるため、非枢機卿から教皇に一足飛びで就任するケースは非常に珍しい。

　会議で新教皇が選出された後、新教皇を要として教団首座と枢機卿による儀式が執り行われる。
これは教皇庁を中心とした大規模な結界を張る儀式でもあり、魔王と相対するアルカナ教団の象徴でもある。
また、教団首座から新教皇が選出された場合に備え、各教団の次席も教皇庁に詰めておき即座に教団首座の穴埋めが出来るようにしている。
こうして行われる儀式だが、不思議なことに教団首座が22人よりも、現在の21人である方が効果が高いとされている。
これもまた、「アルカナ団のイミテーション」により枢機卿らの精神的結束が高まり、より高いパフォーマンスを発揮しやすくなるからではないかとされる。

関連

魔物因子学…教団の後押しで行われている学問
神聖歌書…聖典
ゴッターナハト…祭典
聖グランベール職人祭…祭典
アルカナ教団枢機卿…肩書き。教皇に次ぐ最高幹部たち
教団首座…肩書き。概ね枢機卿と抱き合わせだが事情によっては分離
聖別領域…教団の価値観により聖とされる領域。知的種族が魔物に対し優勢
瀆聖領域…教団の価値観により涜聖とされる領域。知的種族が魔物に対し劣勢
分たれざる聖輪…教団のホーリーシンボル
天使…神の使いとされる存在
ルスペリア・カタパルト…使用兵器
南イルニア大司教区…区域