船と嵐の神の信徒 - アルカナアリアwiki

　ギグナ海南岸を中心に船乗りの間でよくみられる民間信仰
所謂多神教的な信仰のうち一つの神を信仰するという形を取る。鎚と炎の神の信徒・鴉と氷の神の信徒と近縁
　教義は「明日より今日、王より友、しかし自分より家族」というもの
　従うとか崇めるといった一方的な関係を神は好まないとされ、信徒と神との関係はあくまで双方向な友情・信頼関係である
　一瞬一瞬を愉快に過ごすことが奨励されており、その過程で多少他者に迷惑をかけてもお互い様の精神で許し合わねばならないとも説くが、同時に家族特に子供だけは例外として大事に育てねばならないとされる
　なお、お互い様の精神は嵐で荒れ狂う海にも適用される
　海が荒れることは「神様の悪酔い」と呼ばれ、たとえそれによって全てを失ったとしても神には悪気が無かったのだから許さねばならない
　北の船乗りたちに悠長に自然を憎む余裕など無いのだ