まず、南イルニア本土と大鎌海峡で挟んだ向こう、シカニ島東端には戦車の教団の一大拠点、テネブル=イルニアス軍団国への最前線たる大鎌要塞が存在する。
そこを抜けた先、シカニ島本土と周辺の島嶼部はシカニ公爵の統治するシカニ公領である。
因みにシカニ公は大鎌要塞の都合もあり軍事化されている。
因みにシカニ公は大鎌要塞の都合もあり軍事化されている。
そのシカニ公の領地を抜けた先、最西端にはどういうわけか共和国同盟加盟国、エリュクス都市共和国が存在する。
そして、これら三勢力は『シカニ島条約機構』という独自の枠組みを持ち、その中でシカニ島全域の円滑な軍事、政治、経済的やり取りを行っている。
大鎌要塞
シカニ島東端、大鎌海峡のシカニ島側の岸を覆うように建造された巨大な要塞都市。
戦車の教団の一大拠点であり、内部には南イルニアに向かう冒険者のための宿も存在する。
戦車の教団の一大拠点であり、内部には南イルニアに向かう冒険者のための宿も存在する。
過去にはクソデカカジキ……もとい大海王ダークソード討伐、テネブル=イルニアス軍団国の侵攻撃退等様々な戦闘を乗り越えた要塞でもある。
だが、現在は経年劣化と長年の戦いの結果要塞各地に修復すべき箇所が出来ており、その修復が急務となっている。
だが、現在は経年劣化と長年の戦いの結果要塞各地に修復すべき箇所が出来ており、その修復が急務となっている。
シカニ騎士団と呼ばれる常設の騎士団が常に詰めており、イルニア半島近辺の通商護衛を手伝っていたりする。
花達の革命当時に神聖イルニクス帝国の通商が滞らなかったのは、聖セルジオ騎士修道会が革命派と帝国双方の間を取り持ったからでもある。
また南イルニア騎士団という、本来であれば南イルニア地域を担当する筈だった騎士団の暫定的な本拠地でもあり、常備二個騎士団という大勢力が大鎌要塞を守護している。
花達の革命当時に神聖イルニクス帝国の通商が滞らなかったのは、聖セルジオ騎士修道会が革命派と帝国双方の間を取り持ったからでもある。
また南イルニア騎士団という、本来であれば南イルニア地域を担当する筈だった騎士団の暫定的な本拠地でもあり、常備二個騎士団という大勢力が大鎌要塞を守護している。