公募採用曲

【こうぼさいようきょく】

公募採用曲

概要

ポップンミュージックシリーズにおける楽曲の分類の1つ。
コナミの公式ページで行われた、音楽ゲームに収録されるオリジナル曲・REMIX曲の公募コンテストで採用された楽曲を指す。

BEMANIシリーズにおいては、2000年にbeatmaniaIIDX 4th styleの制作に当たって募集された楽曲コンテストが最初で、この時はRyu☆#?の「starmine」とkors k#?の「Clione」の2曲が採用された。
それ以来、何度かコンテストを行っており、2012年から稼働開始したSOUND VOLTEXを中心として本格的に公募コンテストを行うようになった。

SOUND VOLTEXの収録曲は、楽曲コンテストを行って採用された曲を順次収録していくコンセプトを主軸としている。
特にKONAMI Arcade Championshipの決勝課題曲やBEMANI PRO LEAGUEの課題曲に選出するコンテストは、これらのコンテストで見事最優秀賞となった曲で決勝のチャンピオンを決めるともいえる形で当日発表される。

既存のアーティストの手掛ける楽曲では、いずれ似通ったような楽曲が目立ってくるかもしれないためか、あまり見られない作風の曲を取り入れることでシリーズ内における新たな楽曲の可能性を見出すのが目的といえる。

ポップンにおいてもオリジナル曲のコンテストが、ポップンミュージック20 fantasiaにおいて初めて開催。
それ以来、何度かコンテストを開催しており、60曲以上の楽曲が採用されている。
ポップンオリジナル楽曲コンテスト☆大収録祭、キャラクターからクリエイト！ポップンオリジナル楽曲コンテストの採用曲は、ゲーム内において「イベント・公募」サブカテゴリからでも選曲できたが、ポップンミュージック UniLabでこの2項目のサブカテゴリは削除となった。

BEMANI×ボカコレ2025 Winter

「ドワンゴ」によるVOCALOID曲の投稿祭である「The VOCALOID Collection」（以下ボカコレ）とのコラボにより、2025/02に行われた企画。
BEMANIシリーズに収録される楽曲を募集する形で行われ、この企画内で採用された6曲（BEMANI賞4曲・審査員特別賞2曲）が該当のBEMANI機種に収録された（ポラリスコード#?も含まれる）。

以下の採用曲が該当機種に収録される。

楽曲	アーティスト名	使用VOCALOID	受賞形式	収録機種
楽曲	アーティスト名	使用VOCALOID	受賞形式	IIDX	pop'n	DDR	GFDM	jubeat	SDVX	ポラリス#?
［エクスプロウル］#?	晴いちばん	初音ミク	BEMANI賞	★	★	★		★	★	★
［あおばの足音］#?	駄菓子O型	めろう	BEMANI賞		★	★	★	★	★	★
［悲報！ワイ！ニート！］#?	Shu	ミク&ルカ&リン&レン&KAITO&MEIKO	BEMANI賞		★	★		★	★	★
［ギャ・ギャ・ギャ・ギャラクシー！］#?	つきみぐー	重音テト	BEMANI賞	★	★	★	★	★	★	★
［覚悟せよ！エンタンメ～ン］#?（※）	マキシウキョウ	重音テトSV	審査員特別賞	★	★	★		★	★	★
［アイスクリームマジック］#?	雪乃イト	POPY	審査員特別賞		★	★	★	★	★	★

※ゲーム収録に際して、タイトルが「覚悟せよ！エンタンメ～ン～より身の切り売り自暴自棄版～」となった。

ポップンミュージック6の公式Q＆Aでは、オリジナル曲の募集を行うのかどうかの質問がされたことがあった。
当時は予定していなかったが、実に11年越しにポップン初の楽曲コンテストが実施される形となった。
ポップンミュージック9に収録されたチョコポップは、自主的にポップン製作スタッフ宛に送られて収録に至ったというエピソードがwacから語られている。
音楽ゲームにおける公募採用がそれほど浸透していなかった頃のため、特殊な事例と言える。

確かポップン８の制作を始めた頃、ライブの打ち合わせか何かのついででNazo２さんから「そういえばポップン好きな子からこんな曲が送られて来たよー」と聴かせてもらったのがこの曲でした。

ポップンではユーザーさんからの楽曲募集はしてませんし、するつもりもなかったのですが募集もしてないのに送ってきてくれたその心意気やよし！ということで。

ポップン８には間に合いませんでしたが９になってインディーポップ系の音が欲しかったというのもあってようやく陽の目をみたのです。