純粋内政屋が宇宙を目指す・その3
レポートの今後の方針について
お読みになった方はご存知でしょうが、前レポでは自由主義以降の内政についてほとんど解説を入れませんでした。
これには理由があって、ひとつに自由主義以降の内政が言わばOCCの定石に沿ったものであり、説明すべき点に乏しかったことが挙げられます。
またOCCに於いては、自由主義以降は内政よりも外交がはるかに重要といった理由から、専ら外交の解説に重点を置き、内政については放置しました。
しかし今になって思うと、全てのcivプレイヤーがOCCでのプレイ経験があるわけではなく、やはり内政の解説も入れたほうが良かったようにも思います。
そこで本レポでは最後まで内政について一応の解説を入れようかと思います。
ただし本レポの自由主義後の内政は決してスマートとは言えず、筆者としても改善の余地が大きいように思えます。
ですので初心者の方も決して解説を鵜呑みにせずに、ここから先の展開をご覧下さい。
経済学後の技術方針
経済学後に考えるべき最初の問題は、ボーナスの大商人の使い道、即ち企業を創始するか否かである。
今回の場合アステカ領内では小屋がある程度育っており、インターネットレースから外れる生物学ルートを研究する意義は少ない。
また、自国内の資源が少なく、海産物に至っては大陸全体で欠乏状態にある。
よって今回は大商人を即座に交易ミッションに使用する。
次に考えるべき問題として、科学的手法を後回しにするか否かがある。
科学的手法を早期に獲得する利点は、物理学ボーナスの大科学者と、電気ルートの独占にある。
ただし今回は、電気ルートを独占しても、ハンマー不足が著しく、電気系遺産建設の負担は大きい。
現状では、バチカン僧院のハンマーボーナスが手放せないので、科学的手法は後回しにする。
その上で現状で優先すべき技術は火薬と共通規格である。
誠に残念なことにAIはカノンをまともに使いこなせない為、この時期の戦争はライフリングの有無が全てを決する。
それ故ライフリングの前提技術を早期に獲得し、ライフリングの流通を監視することは、非戦でも外交上非常に重要である。
(3/5/2010追記)本レポはCGE環境下でプレイしており、CGEの仕様(バグ?)として自国で研究不可能な技術は、外交画面の他国の研究可能枠に表示されません。
その為、他国のライフリング開発状況を知るためには前提技術の開発が必要でした。
また、最悪の場合(スレイマンがライフリングを独占して、且つスレイマンとの関係が友好に届かない場合)には、ライフリングの自力開発も考えていました。
加えて、共通規格の風車強化はかなり有用なので、仮にCGE環境下でなかったとしても共通規格は自力開発したと思います。
(小国だと石炭が入手できず鉄道がなかなか引けないことも多い)
さらに、今後の交換方針だが、前回の段階で既に上位国の警戒度上限(3国とも6)を超えている。
よって技術交換数については今後は気にしない。
その上で、ライフリング獲得まではブル(同宗教)、スレイマン(改宗要請可能+世襲制ボーナス)との友好を目指し、それ以後はなりふり構わず他国の妨害をする。
なお、偉人については今後は明記しないが、大科学者、大技術者は首都に定住させ、大芸術家の場合は黄金期要員として保存しておく。
AD940 音楽を交換入手
AD1000 共通規格を自力開発、ナショナリズムを交換入手
AD1000 ブルの要請でスーリヤに宣戦布告
AD1050 憲法を自力開発
AD1060 火薬を交換入手
AD1090 企業を自力開発
AD1120 化学を交換入手
AD1130 ライフリングを交換入手
#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (AD1130.jpg)
上はライフリング交換入手直前の技術テーブルである。ブルとの友好関係に成功し、独占中のライフリングを交換入手できる。
現時点でブル、Playerがスーリヤと交戦中であり、スレイマンがそれとは別に手一杯になっている。
スレイマンの宣戦予想先はスーリヤであり、それに合わせて戦略の再構築が必要になるだろう。
AD1130 Playerがスーリヤと和平
取り敢えずスーリヤに火薬を提供して和平しておく。
クメール問題
AD1150 民主主義を自力開発
AD1160 スレイマンがスーリヤに宣戦布告、ブルがスーリヤと和平
遂にスレイマンが動く。この時点での世界情勢を示す。
#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (AD1160.jpg)
スーリヤはブルのライフル遠征で1都市落されており(赤丸の都市)、スレイマンに対抗する軍事力は無いと思われる。
ブルがスーリヤと和平を結んだことについては僥倖と言う他無い。
スーリヤにライフリングを提供するというのもあり得るが、電撃戦でスーリヤがスレイマンの傘下に入った場合、スレイマンにライフリングを提供したことになる。
よって今回はスーリヤの脱落を前提として作戦を立てる。
AD1170 ハンニバルに対スーリヤ宣戦依頼、ハト、ブルに対始皇帝宣戦依頼
ハンニバルに都市を取らせてスレイマンの取り分を減らしにいく。
また技術的に先行する始皇帝に主力が遠征中だがライフルを実質的に独占するブルをぶつける。
ハトの宣戦はブルに渡す技術をケチる為で、戦力には考えない。
AD1190 軍事学を交換入手
AD1210 鋼鉄を自力開発
AD1260 スーリヤがスレイマンに降伏
結局クメールは1都市も落されずに降伏。予定とは違うが望ましい展開。
かくしてスレイマンの超大国化は防がれたが、スレイマンが軍事、外交票上のアドバンテージを取る。
その4に続く