預言の魔女、百万都市を築くの巻
あらすじ

創造界において、年齢はその者の狂気の度合いを計る物差しとも成り得ます。
定命の者が、何らかの秘法によって仮初めの不死性を得た時、彼らは静かな喜びの中で自らのごく個人的な幸福を追求します。
しばらくの後にそれに飽きるか諦めるかすると、彼らは自分の不死性を都合よく解釈し、人々の支配階級に立とうとし始めます。
彼らは自分以外のものを「定命の者」と呼び、たとえ相手が実際は定命の者でなくてもそのようにします。
異界から来たという金仮面のカルト教団などは、(内実がどうであれ)ここに分類されるでしょう。
仮初めの不死を得た定命の者が到達するのはこの域までで、大抵はこの時期に戦争や内乱、暗殺や秘宝の効果の限界などが起こり、彼らは自分たちの不死性が紛いものにすぎなかった事を知ることになります。
この先を生きるのは生まれついての不死である者か、極めて強力な呪法で不死性を得た者に限られます。
それは彼らの自らへの自負と傲慢の顕れであり、現に“一介の”支配者である事をやめた彼らの支配の質はより偏執的・倒錯的なものになっています。
ハイボレムやフラウロスはその顕著な例です。カシエルの統治もここに分類すべきだとする歴史学者もいます。
彼らが更に永らえると、いつかそれにも飽きる時が訪れ、やがて自ら死を望むようになります。
それが叶う者は実行しますが、叶わない者は更に永く生き、最後には世界そのものを壊そうとします。
世界の始めから生き続けるオズ=ガベラのみがこれに当てはまると思われていますが、彼女の宮殿の地下深くにもう一人同じ境遇の人間がいる事を知る“生者”は多くありません。
ドロアウムの三姉妹は、既にハイボレムやフラウロスと同等の域に達していました。
しかし彼女たちは自分の立ち位置を自覚し、先に待ち受けるものを理解していたため、精神が老いる事の無いように個人的な欲望を楽しむことを心がけています。
三女のソーマ・カトラは頭脳を使い、世界の全ての情勢を遊戯盤に見立てた策謀を巡らせることで、静かな楽しみに浸っています。
次女のソーマ・メーニャは体を使い、戦の歓喜と肉体の悦楽の探究者たることで、激しい刺激を追い求めています。
では、彼女はどうなのでしょう。
体は光を失い、頭は神託に満たし尽くされた彼女は、自らの生にどのような楽しみを見出しているのでしょうか…
設定
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FfH2 0.41m 文明統合MODMOD Ver2.0
-サイズ標準、パンゲア、速度普通、難易度不死
-一つの都市、破壊的な蛮族、野生の地、名所旧跡すべて、アマサオンの祝福、攻撃的なAI
統合mパッチ版。でもやっぱり文明と指導者はいつもの顔ぶれ。と言うかゾンビレポと文明がほぼ同じだった…
**コンセプト [#o49017bf]
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還魂レポの時のハイボレムの都市が楽しそうだったので真似してみる
-これが本気テラザの実力だ! 崇めろ!平伏せ!頭が高い!
-mパッチの特徴もちょこっとだけ紹介
**注意書き [#o49017bf] 今回は特に制限ぽいものを設けていないお気楽レポ。
ストーリー的なものもほとんどないので、前後編でサッサカサーと読める仕上がりにします。
まあ強いて言うなら都市の人口が500になるまでクリアしない制限くらいですかね。
なお初期配置と手順が命なので、そこさえ守ればプロ貴族でもプロ開拓者でもたぶん上手くいきます。
それではようこそ、テノチティトランへ…
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