コンペロリショタバトルロワイアル@ ウィキ

きっと誰もが、運命の奴隷

最終更新:

Bot(ページ名リンク)

- view
だれでも歓迎! 編集
はぁ、はぁと荒い息を吐く。
超サイヤ人ほど消耗は無いとは言え、明らかに無茶をした。
それでもシャルティアを倒せていれば良かったが、かめはめ波と押し返した炎に飲み込まれる直前に、気が一瞬で移動する気配を感じた。
恐らく、逃げられただろう。
振るっていた槍が消えているのが、その証拠だ。
だが、一先ず追い払う事は出来た、後は───



「あら、残念」



キンッ、と金属が触れ合う音が響く。
視線の先には、目元に幾何学的なラインが走り、楽しそうにほほ笑む銀髪の少女──グレーテルがいた。
彼女は目の前の少年の命を、悟飯の頸動脈を切り裂こうと、刃に変えた自分の腕を振るったのだ。
だが、幾ら消耗しており、グレーテルが違法薬物で身体能力を向上させていると言っても、彼の首を掻き切るのは容易では無かった。
忍び寄るグレーテルの気を探知し、気を纏った腕で払う事で迎撃に成功していた。


「……お前も、殺し合いに乗ってるんだな」


奇妙な光景だった。
如何に地獄の回数券という違法薬物を摂取していると言っても。
グレーテルよりも、悟飯の方が正面からでは強いのに。
それでも険しい顔を浮かべているのは悟飯で、対峙するグレーテルは笑顔だった。


「……そうだと言ったら、お兄さんは私を殺すかしら?」


不気味なほど、にこやかな表情で。
少女は少年に尋ね返した。
この少女は自分よりも絶対に弱い、それは半ば確信を持てる。
それなのに、悟飯の胸中を占めるのは、自分の内側を覗かれている様な不安感だった。
返答に、詰まる。


「……不思議な人ね、お兄さん。たまにいるのよ。世界のルールをもう分かってるのに、
それでも目の前の命を自分の物にできない、命の輪廻(リング)を回せない意気地なし」


無言の悟飯に対して、その手の刃を消して、グレーテルは近づく。
まるで、そうすればシャルティアと違って悟飯は自分に手出しができない。
そう、悟っている様だった。
事実それは正しかった、そのまま悟飯は近づくグレーテルの言葉に耳を傾けてしまう。
彼女の言葉が、絶対に自分にとってプラスにならないと理解していながら。


「私達はそんな事はもう違う。さっきまで命乞いをしていた子の断末魔の響きや、
肉を引き裂いた時に浴びる真っ赤で温かいシャワーが大好きよ?」


けたけたと無邪気に笑うグレーテルの顔は。
シャルティアの怒りの形相よりも、見ていて背筋が冷える様だった。
お互いの腕が届く距離に来ても、グレーテルは攻撃しない。
攻撃すれば、迎撃する口実を与えてしまうから。
それよりも、このお兄さんには此方の方がいい。
直感的に、彼女はそう理解していた。


「でも不思議だわ、お兄さん。お兄さんは私達と同じに見えるのに、
どうして命のリングを回すことを躊躇うのかしら?」


人差し指を顎に当てて。
純粋に疑問だという顔で、グレーテルは悟飯の顔を覗き込んでくる。



「ぼ…僕は……お前達みたいに……こ、殺し合いを楽しめなんか………」



否定しようとした。
そんな筈はない。自分は、暴力を振るうのは嫌いだ。
セルとだって、本当は戦いたくはなかった。
本当に?


「あら、それならどうして───お兄さん、笑ってるの?」
「────っ!?」


バッと、口に手を当てる。
さっきまで怒りで引き絞っていた筈の口の端が…緩んでいた。
だが、それだけだ。それだけの筈だ。


「わ、笑ってるわけないだろ……!い、いい加減な事を言うな……っ!!」



違う。
違う。
違う。
僕は、戦うのを楽しんでなんかいない。
美柑さんを置いてまで此処へ来たのだって。
この場にいる人たちを助けるためだ。
殺し合いを止めるためだ。



「───本当に?」



───フフフ。ダメだよ父さん、あんな奴はもっと苦しめてやらなきゃ……

───バイバイ、みんな……



「あ、あああああああああッ!!!」



僕の失敗と、お父さんの笑った、あの時の顔が浮かぶ。
頭の中が真っ白になって、兎に角目の前の女の子の言葉を聞くのが怖くなった。
無我夢中で、僕は目の前の女の子を突き飛ばした。
女の子は、僕に突き飛ばされて、近くの建物の壁に当たって、崩れ落ちた。
そしてまたはぁはぁと、息を吐く。
何も考えたくない。考えると、気が変になりそうだったから。
そう、今は考える時じゃない、動くべき時だ。
そうしなければ、みんな死んでしまう。
だから僕は手に作った気を、此方に向かってくる剣に飛ばした。
気弾と弓矢の様に飛んできた剣がぶつかって爆発する。
剣が飛んできた方向には、褐色の肌の女の子が立っていた。
あの子も、殺し合いに乗っているらしい。


「なら、やっつけないと」


そう呟いて、女の子を倒すために体に力を籠める。
大分疲れているけど、問題はない。
僕が一番強いから、戦えない人を守らないといけない。
そうだよね?お父さん。
誰にも聞こえない様にそう呟いて、女の子に飛び掛かろうとした、その時だった。



「動くな、動けばこの女を殺す」



その言葉を聞いて、走り出そうとした体を止め、声の方へと向き直る。
そこには、眼帯の男の子が無理やり立たせた様子の、蒼い髪の女の子を盾にする様に立っていた。






リップ=トリスタンにとってもイリヤ達の乱入から想定外の事態の連続だった。
リップと対峙する孫悟飯の介入こそ、その極めつけと言えた。
悟飯と突撃槍を持った女の衝突は、否定者の戦闘でもまず見ない領域の戦いだった。
正面からぶつかれば結果は火を見るより明らか。しかし逃げる事も容易ではない。
可能であれば、突撃槍の女と悟飯が戦っている間に逃げたい処だったが──
偏に環境が悪すぎた。
下手に動けば、流れ弾で死にかねない状況だったため、それは叶わなかった。


(……ひらりマントを手放しちまったのは失敗だったな)


敵の攻撃を反射できるひらりマントをニンフとの戦いで手放してしまっていなければ離脱も叶っただろうが……
それは今では意味のない泣き言だな、とリップは切って捨てた。
重要なのは、これからどう動くかに他ならない。
リップにとって最も避けたいのは、目の前の対主催と見られる少年と、イリヤ達に結託される事だ。
自分の不治であれば目の前の少年にも僅かにだが勝機はある。
しかし、イリヤ達の口からそれをバラされ、徒党を組んで襲い掛かられれば到底太刀打ちができなくなる。
だから、ただ逃げる訳にもいかなかった。
此処でただ逃げても、後々詰むのは目に見えている。
だからこそ、対主催達への削りも兼ねて、賭けに出る必要があった。


「くそ……アンタ……リップ……」
「動くな。癒えない傷をつけられたくなければな」


憎々しげに睨んでくる、天使の少女ニンフ。
その背中に義足を当てて何時でも殺せることを強調しながら、視線は悟飯から離さない。
その上で、交渉に臨む。




「お前を相手にするのは少しきつそうなんでな。此処は逃げさせてもらう。
追ってくればこの女がどうなるかは……分かるだろ?」



ただ逃げるだけでは、あの常識離れの速度で追撃された場合に逃げ切れるか不安が残る。
そのため人質を取り、追って来させない様にするほかない。
対主催を掲げるほど正義感の強い性格であるのは、乱入してきたときの言動から伺えた。
ならば、交渉の余地はある、リップはそう踏んでいた。


「勿論、お前から離れれば人質は解放する。
いつまでも足手まといを引き連れるつもりはないからな」


この発言にも、嘘は無かった。
だが、無傷で返すとは言わない。
最低でも不治の傷をつけて、無力化してからでなければ人質に取る意味がない。
できることなら、悟飯に傷をつけたうえで離脱したい所だが……
彼の戦闘力を考えれば、無理に攻撃を行えば此方の攻撃が届いた時には敵の拳を喰らっていた、何て事になりかねない。
走刃脚の斬撃を目視で躱しかねない相手だ、しくじればそのまま死に繋がる反撃が待っている。
積極的に狙うにはリスクの高い策な以上、このままニンフを連れて逃げる方が確実だろう。
そう算段を立てた、正にその時だった。



「───なに?」



目論見が外れる。
目の前の少年──孫悟飯は、リップの脅迫を受けながらも。
無言で五指を広げて、その手に気のエネルギーを集めて、宣言した。



「逃がしはしない。もしその人を殺したら、次の瞬間お前を殺す」






「……ハッタリはよせ。こいつらを見捨てられないからお前はここまで来たんだろう。
そもそも、見捨ててもいいどうでもいい奴らならお前は此処に来なかったはずだ」
「さぁ……どうかな」




できる、と思った。
人質の女の子からリップと呼ばれた眼帯の“マーダー”が、約束を守るとは思えない。
僕から離れたら、人質を殺すに決まってる。
人質を取るような卑怯な奴は、ここで殺しておかないといけない。


(……その上で、人質の女の子も助ける)


敵に掌を向けて、分かりやすく気を集めておきながら。
もう片方の、リップから見えない後ろ手に、密かに気を集める。
一発目は、意識を引きやすく、それでいて敵が女の子を攻撃する暇もない程。
躱す事に専念しないといけない程度の威力で、気を放つ。
狙いはその後、躱して態勢を崩した相手を、もう片方の手に集めた気で撃ち抜く。
ピッコロさんの、魔貫光殺砲の様に。


(いける。奴はやっぱり、もう片方の手の気に気づいていない)


危険な手であるのは分かっていた。
でも、気を感じ取る限り、リップはあまり強くない。
本当なら駆け寄って後ろに回り込み、殴ってやっつけられればそれが一番確実だったけど。
無理をしてフルパワーを出した反動で、体が重い。上手く力が入らない。
きっと乃亜の制限だろう。でも、それを悟られるわけにはいかない。
だからこうして、相手の気を惹きつけやすい方法を選んだ。



(……あと、重要なのはタイミングだ)



このまま睨み合っていてもらちが明かない。
だから、攻めるきっかけが欲しかった。
攻撃を仕掛けるきっかけが。
そう思いながら、僕も、リップも、押し黙ってしまう。
彼奴もきっと、僕に攻撃するか、逃げるタイミングをうかがっている。
僕の後ろに感じる気…褐色の女の子の方を僕の身体越しに時々意識を送っているから、恐らく仲間か。
挟み撃ちにされる心配がないように、其方にも意識を二割ぐらい送って置く。
僕と眼帯の敵の位置は重なっているから、彼女が僕をさっきの様に剣を飛ばして殺そうして、躱されれば眼帯の敵の方に飛んでいく。
彼女も僕の強さは知っているから、近寄っては来ないだろう。
その事を確認した直ぐ後だった。
その時がやって来たのは。




「気をつけなさい!こいつに、傷をつけられたら───!!」



人質にされていた女の子が叫ぶ。
来た、と思った。
一瞬だけ、眼帯の敵の意識が、女の子の方へと向いた。
そのチャンスを逃さない。迷うことなく、掲げていた方の手の気弾を撃ち放った。


「っ!?クソッ!!」



リップがしまった、と言う顔で大きく飛びのく。
ここまでは立てた作戦通りだ。
僕はもう片方の手を、奴の前に突き出す。
飛びのいた事で、盾にしていた女の子から、奴の身体が半身ほど出てしまっている。
撃ち抜くなら、今しかない。
一発で、頭を撃ち抜く!


「喰らえ───!!」


言葉と共に。
指先から、気を放つ。
此処まで全て考えた通り、できる筈だった。




「やめろおおおおおおおッッッ!!!」




眼鏡の男の子が、僕の指先の前に飛び込んでくるまでは。
な、と思う。
反射的に、リップに向けていた指先をずらしてしまう。
同時に、僕の指先から光線状の気が発射される。
一直線に伸びたその攻撃に、阻むものは何もなく。


そのまま、リップの身体を撃ち抜いた。
ここまでは、最初の想定通り。
ただし、眼鏡の男の子が飛び込み、軌道はズレて。
青い髪の女の子ごと、僕の放った気弾はリップを撃ち抜いていたけど。



────こんな筈じゃ、なかった。
────リップの言葉を信用できるはずも無かった。
────約束を守っても、女の子が助かる保証はなかった。
────じゃあ僕は、一体どこで間違えたんですか?
────どうすれば、上手くやれたんですか。
────教えてください、お父さん。



きりきりきり。きりきりきりきりきり。





目の前の、ニンフの身体を貫いて。
悟飯の放った気が、俺に向かってくる。
数十倍、数百倍に圧縮された時間の中で、迫る光線を見て。
俺は、これは躱せないと悟った。
走刃脚は制限のため普段ほどの性能を出せない。
そして、初撃を交わした時に既に空気は出してしまった。
二撃目を躱すには、コンマ数秒足りない。


(くそ…)


イリヤや、黒髪のガキが首を突っ込んで来なければ。
ひらりマントを手放していなければ。
黒髪のガキが、もう少し話の通じる相手であれば。
こんな事にはならなかった。


(クソッ)



あの日と同じだ。あの、ライラの執刀を行った日と。
神様ってクソは、どうあっても俺の事が嫌いらしい。
こんな筈じゃなかった。
俺は、死ぬ訳にはいかないのに。
ライラを…助けるまでは。それなのに!
一体どこで、何を間違えた。ヒーローとして振舞えばよかったのか。
無理だ。
みんな救って、皆仲間にして。仲良しこよしで乃亜を倒してグッドエンドってか?
そんなもんは、ライラが死んだあの日から、とうに置いてきた子供の感傷だ。
何故だ。何故だ。何故だ……ッ!!
何で、上手く行かないんだ……!



「クソォ!!」









大きな音で、目を醒ました。
何だか頭がぼんやりとして。夢を見ているみたいで。
目を醒ましてから何となくドラえもんの姿を探した。
でもそこは、家でも何時もの空き地でもなくて。
見慣れない街並みが目に入って、おかしいと思った。
顔を上げてみると、首に何かがついている。
ぼんやりしたまま、その首についたものを撫でてみる。首輪だった。



───殺し合い。



その言葉を思い出して、一気に意識が冴えてくる。
頭はまだぼんやりした感じだったし、目も少し霞んでいたけど、飛び起きる。
そして、目を醒ました僕の目に飛び込んできたのは。


───動けばこの女を殺す。


人質に取られるニンフとその後ろに立つリップ、そして。



───逃がしはしない。もしその人を殺したら、次の瞬間お前を殺す。



ニンフの方に手を翳しながら笑う、黒髪の男の子の姿だった。
男の子の笑う顔を見た瞬間、ぞくっと背中が寒くなった。
実際にニンフを人質に取っているのは、リップの方なのに。
そんなリップをやっつけるために、ニンフごと撃ち抜くんじゃないか。
いや、拳銃とかは持ってないけど、ここにはロキシーさんやリーゼロッテの様に魔法を使える人がいる。
もし、目の前の男の子も魔法を使えるとしたら。
そう考えた瞬間、僕は走り出していた。



(あの子、本気だ!!)



本気で、ニンフごと撃つつもりだ。
エラーをした時のジャイアンより、ずっとずっと怖い顔を彼はしてたから。
絶対に、そんな事させるわけにはいかない。止めないと。
火事場のバカ力と言う奴だろうか。いつもより走るスピードはずっと速い。
今なら、出木杉にだって勝てるかもしれない。転びもしなかった。


気をつけなさい!こいつに、傷をつけられたら───


ニンフが、黒髪の男の子に向けて声を張り上げる。
それが合図だった。
黒髪の男の子の手から、魔法が飛び出す。
リップはそれをニンフを抱き寄せながら何とか飛び退って。
それに合わせたように黒い髪の男の子が、もう片方の手を、リップに突き出す。
何で、何でだ。そんな事をすれば、ニンフだって危ないのに。
もしニンフが無事でも、さっきの光線が当たればリップは死んでしまう。
敵なのはそうだけど、でもリップだって元は乃亜に連れてこられた被害者だ。
それなのに、どうして。どうして笑いながら殺そうと出来るんだ!



「やめろおおおおおおッ!!」



叫びながら、リップと男の子の間に割り込む。
間に合った、これで男の子は撃つのをやめるはず。
男の子の心の底から驚いた顔が、目に焼き付く。
───その指から、光線が発射された。
ウルトラマンのスペシウム光線みたいだって、ぼんやりと思った。
男の子が出した光線は僕の顔スレスレを通り抜けて。
どしゅ、と後ろで音が鳴った。
嫌な、心の底から嫌な音だと思った。


「ニ、ニンフ……?」


恐る恐る振り返って。
そこにあったのは、崩れ落ちるニンフの姿だった。
───何で。
僕はただ、ニンフにも、リップにも死んでほしくなかったのに。
死んでほしくなかったから、こうしたのに。
僕の、せいで?



「あ……うあ……」



────命令って言うか、お願いになるけど……「死なないで」ぐらいかな?あはは。


────でも、何度でも起き上がるよ。僕はだるまだからさ。




「うわあああああああああああああ!!!!!!!!」



胸を撃ち抜かれて、死んだリップと目が合う。
違う…違う違う違う違うッ!
僕じゃない。僕のせいじゃない!
あの男の子が、ニンフが人質に取られているのに魔法を撃とうとしなければ───
こんな、こんな事にはならなかった!
こんな筈じゃなかった。
頭の中がグルグル回って、何も考えられない。
もうめちゃくちゃに、僕は走り出した。
何で、何で上手く行かないんだ……!



「ドラえもん……何で来ないんだよぉ……!」



その場を夢中逃げ出して。
走って。
走って。
走って。
何もかも分からなくなって。息が苦しくなった所で、ようやく止まる。
それから、親友の名前を呼んだ。
でもこういう時にいつも来てくれるドラえもんは。
今日は、来てくれる気がしなかった。


【一日目/早朝/F-8】

【野比のび太@ドラえもん 】
[状態]:強い精神的ショック、悟飯への反感、疲労(中)、肩に切り傷(小)
[装備]:ワルサーP38予備弾倉×3
[道具]:基本支給品、量子変換器@そらのおとしもの、ラヴMAXグレード@ToLOVEる-ダークネス-
[思考・状況]基本方針:殺し合いを止める。生きて帰る
1:僕は、僕が、殺した……?
2:もしかしてこの殺し合い、ギガゾンビが関わってる?
3:みんなには死んでほしくない
4:魔法がちょっとパワーアップした、やった!
[備考]
※いくつかの劇場版を経験しています。
※チンカラホイと唱えると、スカート程度の重さを浮かせることができます。
「やったぜ!!」BYドラえもん
※四次元ランドセルの存在から、この殺し合いに未来人(おそらくギガゾンビ)が関わってると考察しています
※ニンフ、イリヤ、雪華綺晶との情報交換で、【そらのおとしもの、Fate/Kaleid liner プリズマ☆イリヤ、ローゼンメイデン、ドラえもん】の世界観について大まかな情報を共有しました
※魔法がちょっとだけ進化しました(パンツ程度の重さのものなら自由に動かせる)。
※リップが死亡したため、肩の不治は解除されています。






こんな筈じゃなかった。
徒党を組まれたら面倒だから、と。
イリヤ達の一団が分かれた所を襲って。
それから先は滅茶苦茶だ。想定外な事だらけだった。
同盟者であるリップも、あの傷では助からないだろう。
そんな中で、命を拾った自分は運がいいと思う。


「なんて、思える訳ないじゃない」


同盟を組んだ矢先に、また独りだ。
自分の魔力には限りがあって、使い切れば消えてしまう。
賢者の石という魔力タンクは持っているけれど、それだって無限じゃない。
宝具の使用や転移魔術など、魔力の消費の大きい行動を行うのは怖い。
減った魔力は戻らない。考えなしに使えば命はどんどん目減りしていく。
だから、場慣れしていて、不治なんて強力な呪いを持ってるリップと組んだのに。
運に見放された彼は、あっさりと命を落としてしまった。


「運が悪かったわね、リップ君……美遊も」


呟いたその声は、掠れていた。
考えが上手くまとまらない。
身体を貫かれる美遊とリップの姿が、瞼の奥に焼き付いて。
何より、魂を分けた片割れの、イリヤの顔がちらつく。
甘ったれだと思っていた顔は、強い意志を放っていて。
それを見ていたら、自分は何か取り返しのつかない間違いをしている気分にさせられた。
とんでも無い空回りをしているような、そんな気分に。


「あの子…美遊が死んじゃって、大丈夫かし……っっ!!」


言いかけた言葉を必死に抑えて、のみ下す。
優勝するなら、イリヤにも死んでもらわなければならないのに。
そう願っている自分が、イリヤの身を案じるなんて、片腹痛い話だ。
被りをふって、強引に思考を切り替える。



「これから、どうするか……よね。今、考えないといけないのは」
「あら、それなら私と組まない?お姉さん」



突然響いた、自分以外の声。
反射的に干将莫邪を創り、声の方へと振り下ろす。
だが、子供なら簡単に斬り伏せる事ができる力で振るった夫婦剣は、一枚の布に触れると同時に奇妙な軌道を描いて虚空を斬った。
それを見て、赤い布を掲げる銀髪の少女はくすくすと愉快そうに笑った。


「まぁ凄い。こっそり拾ってきて正解だったわ。このマント」


リップが使っていた『ひらりマント』を得意げにひらひらと振って。
少し前まで剣をぶつけ合っていたとは思えない気安さで。
グレーテルは、本当に無邪気な笑顔で、クロエに笑いかける。


「……それ、リップ君のじゃない。どさくさに紛れて盗んできたってワケ?」
「えぇ。あのお兄さんたちがいたから全部とはいかなかったけど、拾える分は拾ってきちゃった」


あの男の子に殴り飛ばされたのに。
自分は、その場から逃げ出すことで精いっぱいだったのに。
強かなものだ。クロエはそう思った。
もし、あの場に勝者がいたとするなら。
それは目の前の少女なのかもしれない。


「どの道あの眼帯のお兄さんは死んでしまったし、それなら私が貰ってもいいでしょう?」
「……っ!どの口が。そもそもアンタが邪魔をしなければ、リップ君は───」


お前のせいで仲間が死んだ。そんな風なことを思って、クロエは食って掛かろうとする。
だが、彼女の言葉を遮る様に。グレーテルがぐりん!と顔を近づけてきた。
深い虚のような目だと、クロエは思った。


「どうして?お姉さんはこのパーティで優勝しようとしてるんでしょう?
あのお兄さんも、遠くないうちに殺す予定だったのよね?」
「……っ!?そうだけど…っ。まだ死んでもらう訳にはいかなかったのよ!」


近くで視線を交わしていると。
身体の中まで覗き込まれているような、そんな目だった。
視線を逸らして、目を合わせないようにする。
そんなクロエに対して、それなら、と前置きをして。
そして、グレーテルはクロエの指に自分の指を絡め、そして告げる。



「……うふふ。それなら、猶更、私と仲良くしましょう。
お兄さんの分の埋め合わせをするわ。それなら、許してくれる?」
「……っ!?」


唇が触れ合いそうな距離で。
甘く、蕩けるような声色で。
壊れ切った、小さな魔女は囁く。
その魔女の誘いを受けて、聖杯の少女は息を飲んだ。
落ち着け。
合理的に考えろ、と心の中で何度も呟く。
目の前の子がいなければ、リップ君は死ななくて。
でも、私でも逃げ出すのがやっとの修羅場を、この子は抜け目なく立ち回って。
女の子。魔力供給もできる。
場慣れしてて、本調子には遠いとは言っても、私と戦える程度には強い。
頭の中に様々な考えが巡るが、困ったことに、彼女の乱入のせいでリップ君が死んだという感傷以外で断る理由は無かった。
何より…直感的に分かってしまった。
優勝を目指すなら、彼女は私の役に立つ。


「……分かったわ」


拒むことはできなかった。
その選択がより深い泥沼に沈んでいく事を承知の上で。
クロエは、こくりと頷いた。
その脳裏に浮かぶのは、美遊の最期。



───イリヤは、生き……



末期の言葉さえ紡げなかった、魂を分けた半身であるイリヤを友と呼んでくれた少女。
その少女の末路が頭から離れない。
死にたくない。生きていたい。
皮肉なことに、少し先の未来でクロエとも友になる筈だった少女の最期が。
彼女の選択を後押ししてしまっていた。



「うふふ。交渉成立ね。私はグレーテル!お姉さんのお名前は?」
「……クロエ、クロエ・フォン・アインツベルンよ
先ずは此処を離れましょう。さっきの子達が追いかけてくるかも」



本来であれば、和解できるはずだった。
クロエとイリヤ、彼女達二人の母親の助力によって。
絡まった心の糸は、解けるはずだった。
だが、この世界に二人の母親はいない。
姉妹喧嘩の、仲裁はしてくれない。絡まった糸が、解ける気配は未だない。
……彼女はきっと、此処に来るべきでは無かった。
彼女は、奇跡に縋るのではなく。
奇跡をつかみ取るべきだった。
その間違いを正せぬまま、一度交わりかけた姉妹の道は再び離れていく。


【一日目/早朝/E-7】

【クロエ・フォン・アインツベルン@Fate/kaleid liner プリズマ イリヤ ツヴァイ!】
[状態]:魔力消費(小)、精神的ショック、自暴自棄
[装備]:賢者の石@鋼の錬金術師
[道具]:基本支給品、透明マント@ハリーポッターシリーズ、ランダム支給品0~1
[思考・状況]
基本方針:優勝して、これから先も生きていける身体を願う
1:───美遊。
2:あの子(イリヤ)何時の間にあんな目をする様になったの……?
3:グレーテルと組む。できるだけ序盤は自分の負担を抑えられるようにしたい。
4:さよなら、リップ君。
5:ニケ君には…ほんの少しだけ期待してるわ。少しだけね。
[備考]
※ツヴァイ第二巻「それは、つまり」終了直後より参戦です。
※魔力が枯渇すれば消滅します。

【グレーテル@BLACK LAGOON】
[状態]:健康、腹部にダメージ(地獄の回数券により治癒中)
[装備]:江雪@アカメが斬る!、スパスパの実@ONE PIECE、ダンジョン・ワーム@遊戯王デュエルモンスターズ、煉獄招致ルビカンテ@アカメが斬る!
[道具]:基本支給品×4、双眼鏡@現実、地獄の回数券×3@忍者と極道
ひらりマント@ドラえもん、ランダム支給品2~4(リップ、アーカードの物も含む)、エボニー&アイボリー@Devil May Cry、アーカードの首輪。
ジュエリー・ボニーに子供にされた海兵の首輪、タイムテレビ@ドラえもん、クラスカード(キャスター)Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ、万里飛翔「マスティマ」@アカメが斬る、ベッキー・ブラックベルの首輪、ロキシー・ミグルディアの首輪
[思考・状況]基本方針:皆殺し
1:兄様と合流したい
2:手に入った能力でイロイロと愉しみたい。先ずは双眼鏡で見つけた四人から。
3;殺人競走(レース)に優勝する。港で戦っていた二人は後回しね。
4:差し当たっては次の放送までに5人殺しておく。あの妖精さんは生きてるかしら?
5:殺した証拠(トロフィー)として首輪を集めておく
6:適当な子を捕まえて遊びたい
[備考]
※海兵で遊びまくったので血塗れです。
※スパスパの実を食べました。
※ルビカンテの奥の手は二時間使用できません。
※リップ、美遊、ニンフの支給品を回収しました。






「あの……」



呆然としていた所に、声を掛けられる。
声をした方に悟飯が視線を向けると、奇妙な光景がそこにあった。
声を掛けてきた者の正体。それは一振りの杖と、白い人形だった。
その傍らに、白い茨に包まれた、白髪の少女が眠っている。


『私は愉快型魔術礼装、サファイアと申します、此方は雪華綺晶様』
「……悟飯、孫悟飯」
『悟飯様ですか。……心中お察しします。ですが、どうかお力添えをお願いいたします』
「お願いします…マスターを…イリヤを助けて……」


縋るような声で、懇願してくる人形と、杖。
彼女達からすれば、消耗しきった中で藁をもつかむ思いなのだろう。
だけど、それは今しがた取り返しのつかない失敗をしたばかりの悟飯には。
どうしようもなく、重かった。



「……わ、分かりました。それじゃあ、僕の、その……一
緒に行動している人がいるので。その人が待ってる家に一先ず運びましょう………」



歯切れの悪い、ぎこちない返事を返し。
悟飯はイリヤを担ぎ上げた。


「あ……あの、皆さんは……」


イリヤを担ぎ上げて、出発しようとしている悟飯に、雪華綺晶はおずおずと声を掛ける。
その視線の先には、事切れた美遊と、ニンフがいた。
放って置くのは、心情的な忌避感があるのだろう。
それも悟飯は分かっていた。けれど。


「……すみません。後で僕がちゃんと埋葬しに来ます」


直接は言うことはなかったものの。
二人の遺体を、運ぶことを彼は拒否した。
雪華綺晶とサファイアはその言葉を受けて、何かを言おうとして。
そして、言葉に詰まった。
彼女達が見た悟飯の表情もまた、疲弊しきっていたから。


「……分かり、ました。後で、マスターが目を醒ましてから……」


半分は申し訳なさそうに、もう半分はやるせないと言った様子で。
雪華綺晶は、悟飯の遺体を運ぶことを固辞する意思を受け入れた。
それを見ると、悟飯はまた頭のおくがきりきりと疼くような錯覚を覚えた。
お前がこんなことをしなければ、私達の仲間は死なずに済んだのに。
この場に置いていくなんてひどい奴だ。
そう言われている様で、胸の奥から黒い物が噴きあがってきそうなるのを、抑え込む。


──お父さんと会うまで……しっかりしないと……僕が、一番強いんだから……


きりきりきり。きりきりきり。
歯車がどんどん狂っていくのを感じながら、それでも止められず。
うわ言の様に、そう呟いて。
少年たちは歩き始める。
その様は皆一様に項垂れていて。
殺し合いの最中、マーダーを撃退し、六時間を生き残り。
これから朝を迎える勝者の姿ではなかった。



───きっと、誰もが。運命の奴隷だった。








ひゅー、ひゅー、と。
息を吐く。
全く、本当に、つくづくツイてないわね。
私…ニンフが目を醒まして思ったのは、そんな言葉だった。
死ぬ前に意識は戻ったけど、本当に戻っただけ。
あの、黒い髪の男の子が撃って来た光線は、私の胸部をごっそりと破壊していた。
自己診断では修復は不可能。
カオスに殺されたヒヨリの様に、私もこれで終わりってワケ。
…あのクソ生意気な医療用エンジェロイドが偶然通りかかれば可能性はあるかもしれないけど。
それでもやっぱり、そんな幸運は来そうになかったし。
修復不可能な損傷を負った私にこれから何ができる訳でもない。
立ちあがって歩くだけで、自壊していくだろう。
このまま寝転がっていれば、数時間は保つかもしれないが、それだけだ。
もう私は助からない。
彼に恨みはない。あの子はあの子なりに、私を助けようとしてた。
ウソ。やっぱりちょっと、もう少し上手くやんなさいよって思いはあったけど。
でも、もういい。


「みんなは……ちゃんと逃げたかしら……」


首から上だけを動かして、辺りを確認する。
私と、イリヤが連れ射ていた黒髪の女の子。
そしてリップ=トリスタン以外の死体は無かった。
良かった。
どうやら、機能停止(し)ぬのは、私で最後のようだ。
それが分かって安心したのか、どっと身体から力が抜ける。
色々ありすぎて、酷く疲れた。踏んだり蹴ったりだったし。
世界が終わりそうになって、訳の分からない化け物に襲われ続けて。羽まで毟られて。
私がいなければイカロスも、アストレアも。………トモキも。
きっと、お終いだろう。でも、現実的に私ができる事はもうない。
もういい、十分だ。疲れてしまった。
後はこのまま、機能停止まで眠ろう────






「───って、んな訳、無いでしょ……!!」




いや、まだだ。
まだ終われない。せめて一度くらい乃亜の鼻っ柱をへし折ってやらなければ気が済まない。
こっちは全部台無しにされたのだ、きつい一発を…彼奴が最も困ることをやってやる。



「素粒子ジャミングシステム……」



これが、最後の一分だ。
この一分に私の全てをくれてやる。
翼が無いなんて関係ない。なくたって一度生やせたんだ。
ならいま一度やってやる。
私の全部を引き換えにするんだから、それぐらいの無理は通させてもらう!




────Aphrodite展開!!



横になったまま、Aphroditeを展開。
ほら…やっぱりできるじゃない。
横たわっているから、背中は見えないけれど。見なくても分かる。
今、私の背中には翼がある。だけど、それを喜んでいる時間は私にはない。
このまま、ハッキングを開始する。


───システム侵入!ウイルス注入開始!制圧まで五秒!



「このまま…丸裸にしてやるわ。アンタの小賢しい首輪(コレ)……!」


狙いは一つ。私達を縛る戒めの象徴である、首輪。
その首輪を解析して、狂わせるプログラムを創り出す。
修復不可能な損傷を負った状態で、そんな事をすればどうなるか。
考えるまでも無い。でも、その時の私のパフォーマンスは、過去最高に超えるものだった。
今ならZEUSの防衛プログラムだって、手が届く。そう確信できた。




「────クラッキング、完了……!」



内部構造、爆破システム、それに対抗するウイルスプログラムの生成。
文字通り丸裸にしてやった。後はこれを近場のコンピューターに転送(ダウンロード)するだけ。
候補は、海馬CPと、図書館。ええい面倒だ、両方やってやる。
勿論直ぐに乃亜に消去されない様、私のジャミングのオマケ付きで。



────禁則事項に接触しました。残り五秒で首輪を爆破します。



「遅いのよ、ノロマ……!」


私のジャミングを破って、乃亜が爆破のコマンドを命令したらしい。
相当焦っているのか、爆破までの間隔は数秒。でも、もうそれだけあれば十分すぎる!
数百倍に引き延ばされた時間の中で、何となく。
これが終われば、私のエンジェロイドとしての仕事も終わりか、と思う。
…それから、さっきはトモキも世界も、もう終わりだって投げやりになっちゃってたけど。
本当は、どうなったのかな。
もしかしたら、全部上手く行ってないかな、なんて。
そんな淡い夢を見る───エンジェロイドは、夢を見ないのに。



────俺は、普通で、平和な毎日を送りたいのである。
────みんなを、元通りに。



「は……?」



その時、首輪のデータから流れ込んできたのは。
私が最も知りたかった、夢の結末。
あぁ……そっか。そうなんだ。
乃亜にしてやられた。きっと、私からあと数秒の時間を奪い取るための、防衛措置。
私はそれに見事に引っかかった。
乃亜が首輪を介して送って来たそのデータは、私にとって致命傷だった。
だって…私の心残りが消えちゃったから。



「トモキ……良かった………」



その情報に気を取られたコンマ数秒が、勝負の分かれ目で。
解析したデータ全てを焼き付ける事はもうできない。
だから、せめてそれまで転送した情報を守るためにジャミングシステムをかけて。
それが、限界だった。



────命令って言うか、お願いになるけど……「死なないで」ぐらいかな?あはは。



のび太、ごめんね。
命令、破っちゃうわ。
でも、その代わり、私が遺せるものは遺していくから───、
後は、頑張んなさい。
……負けないでね。





─────ボン。


【美遊・エーデルフェルト@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 死亡】
【リップ=トリスタン@アンデッドアンラック 死亡】
【ニンフ@そらのおとしもの 死亡】




【一日目/早朝/E-8】

【イリヤスフィール・フォン・アインツベルン@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ】
[状態]:気絶、全身にダメージ(大)、疲労(大)、精神疲労(大)、雪華綺晶と契約
[装備]:カレイドステッキ・サファイア@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3、クラスカード『アサシン』Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ、クラスカード『バーサーカー』Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
[思考・状況]
基本方針:殺し合いから脱出して───
0:────。
1:美遊、クロ…一体どうなってるの……ワケ分かんないよぉ……
2:殺し合いを止める。シャルティアからのび太さんたちを守る
3:雪華綺晶ちゃんとサファイアを守る。
4:リップ君は止めたい。
5:みんなと協力する
[備考]
※ドライ!!!四巻以降から参戦です。
※雪華綺晶と媒介(ミーディアム)としての契約を交わしました。

※クラスカードは一度使用すると二時間使用不能となります。
のび太、ニンフ、雪華綺晶との情報交換で、【そらのおとしもの、Fate/Kaleid liner プリズマ☆イリヤ、ローゼンメイデン、ドラえもん】の世界観について大まかな情報を共有しました



【雪華綺晶@ローゼンメイデン】
[状態]:全身に叩き付けられた鈍い痛み、悲しみ、イリヤと契約。
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品0~1
[思考・状況]
基本方針:真紅お姉様の意志を継ぎ。殺し合いに反抗する。
1:マスター、お気を確かに……
2:殺し合いに反抗する。
3:イリヤを守る。
4:この方々は、マスターのご友人の…?
5:彼(乃亜)は、皆人と同じ……?
[備考]
※YJ版原作最終話にて、目覚める直前から参戦です。
※イリヤと媒介(ミーディアム)としての契約を交わしました。
※Nのフィールドへの立ち入りは制限されています。
※真紅のボディを使用しており、既にアストラル体でないため、原作よりもパワーダウンしています。
※乃亜の正体が鳥海皆人のように、誰かに産み落とされた幻像であるかもしれないと予想しています。
※この会場は乃亜の精神世界であると考察しています。
のび太、ニンフ、イリヤとの情報交換で、【そらのおとしもの、Fate/Kaleid liner プリズマ☆イリヤ、ローゼンメイデン、ドラえもん】
の世界観について大まかな情報を共有しました。

【孫悟飯(少年期)@ドラゴンボールZ】
[状態]:疲労(大)、ダメージ(小)、激しい後悔(極大)、SS(スーパーサイヤ人)、SS2使用不可、雛見沢症候群“???”、普段より若干好戦的、悟空に対する依存と引け目
[装備]:無し
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2(確認済み、「火」「地」のカードなし)
[思考・状況]基本方針:殺し合いを止める。
0:………僕の、せいなのか?
1:眼鏡の子や魔法少女の子を美柑さんの所に連れて行って、それから。
2:海馬コーポレーションに向かってみる。それからホグワーツも行ってみる。
3:お父さんを探したい。出会えたら、美柑さんを任せてそれから……。
4:美柑さんを守る。
5:スネ夫、ユーインの知り合いが居れば探す。ルサルカも探すが、少し警戒。
6:シュライバーは次に会ったら、殺す
[備考]
※セル撃破以降、ブウ編開始前からの参戦です。
※殺し合いが破綻しないよう力を制限されています。
※SSは一度の変身で12時間使用不可、SS2は24時間使用不可
※舞空術、気の探知が著しく制限されています。戦闘時を除くと基本使用不能です。
※雛見沢症候群を発症しました。発症レベルはステージ1です。
※原因は不明ですが、若干好戦的になっています。
※悟空はドラゴンボールで復活し、子供の姿になって自分から離れたくて、隠れているのではと推測しています。

【結城美柑@To LOVEる -とらぶる- ダークネス】
[状態]:疲労(小)、強い恐怖、精神的疲労(極大)、リーゼロッテに対する恐怖と嫌悪感(大)
[装備]:ケルベロス@カードキャプターさくら
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3(確認済み、「火」「地」のカードなし)
[思考・状況]基本方針:殺し合いはしたくない。
0:海馬コーポレーションに向かってみる。それからホグワーツも行ってみる。
1:ヤミさんや知り合いを探す。
2:沙都子さん、大丈夫かな……
3:正直、気まずい。
4:リト……。
[備考]
※本編終了以降から参戦です。
※ケルベロスは「火」「地」のカードがないので真の姿になれません。


【備考】
※ニンフ、美遊の遺体がF-8に放置されています。
※ニンフが首輪に対してハッキングを行いました。そのデータがB-5の図書館と海馬コーポ―レーションのコンピューターに転送されています。
どの程度データの転送に成功しているかは後続の書き手にお任せします。





055:愛を示す術を失いかけても 投下順に読む 057:くじけないこころ
時系列順に読む
041:勝ち負けは一瞬で決まる シャルティア・ブラッドフォールン 090:嘘吐き
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン 078:聖少女領域
039:注意一秒死は一瞬 雪華綺晶
美遊・エーデルフェルト GAME OVER
グレーテル 059:ピンポンダッシュ
036:かけ違えた世界で クロエ・フォン・アインツベルン
リップ=トリスタン GAME OVER
ニンフ GAME OVER
野比のび太 060:Escape~楽園の扉~
040:不安の種 孫悟飯 078:聖少女領域
結城美柑

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
ウィキ募集バナー