ラルフ・カールセン(宇宙暦?年頃 - )は自由惑星同盟の軍人。原作登場人物である。男性。

略歴

1 前世

 宇宙歴798年12月30日、「神々の黄昏(ラグナロック)作戦」においてフェザーン無血占領した事を受け、宇宙歴799年1月、中将に昇進し新編成された第一五艦隊司令官に就任。同年2月8日、第一次ランテマリオ星域会戦に参戦。その後、ライオネル・モートンと共に戦力を編成しヤン艦隊に合流しバーミリオン星域会戦に参戦。同年5月25日、「バーラトの和約」成立後エドウィン・フィッシャーエリック・ムライフョードル・パトリチェフらと共に自宅待機となる。宇宙歴800年1月マル・アデッタ星域会戦において、別働隊を率いて小惑星帯に潜み、伏兵となってフォン・ファーレンハイト艦隊を奇襲攻撃、更にはミュラー艦隊を中央突破し、ラインハルト・フォン・ローエングラムの本陣に肉薄するが、オスカー・フォン・ロイエンタールの策略に阻まれた上、黒色槍騎兵艦隊がやって来てすでに全力を使い果たしていた為耐えられず戦死した。

2 逆行後

 宇宙暦795年時点で第七方面軍即応部隊副司令官を務めている。階級は准将。彼が宇宙海賊「ガミ・ガミイ自由艦隊」と五日間にわたって戦ったが、勝負がつかなかったというニュースを見たエリヤは前世における同盟屈指の猛将と戦って引き分ける宇宙海賊に対し危機感を覚えていた。(35話)
 宇宙暦796年には第七〇〇任務部隊副司令官を務めている。エル・ファシル七月危機では3000隻程の援軍艦隊を率いてエル・ファシルへと向かった。この時点ではヤン・ウェンリー准将より格上と思われている。(44話)その後、同部隊司令官のホールマン地上軍少将と共にエル・ファシル革命政府軍に対し総攻撃を行い革命政府軍をエル・ファシルから追い出した。(46話)
 宇宙暦801年、民主政治再建会議のクーデターが鎮圧された時点で宇宙軍中将になっている。旧版では早い段階で反クーデターの姿勢を鮮明にしており、新版でも同様の行動を取ったと推測される。エリヤが自身の副司令官候補としてマルコム・ワイドボーン中将、ベニート・リサルディ中将、ラルフ・カールセン中将の三人を挙げており、それに応じてルグランジュ大将は「戦闘に強いが管理能力が無い」と評した。(88話)
 宇宙暦802年、トリューニヒト政権の同盟軍再編後の総軍体制では第九艦隊司令官に就任、この時の階級は大将。全ての人に歓迎される人事だったらしい。(97話)
最終更新:2024年05月24日 10:59