概要
職業の一つ。
実際に職業として登場する本編はⅢ、Ⅵ、Ⅶ、Ⅸ。
Ⅳでは
【クリフト】、また実際の職業ではないが能力的には
【ミネア】も該当する他、Ⅷでは
【ククール】が該当する。
回復、補助が得意で、初心者なら1パーティーに1人は必須と言っても過言ではない職業。
その一方で攻撃面では装備品にあまり恵まれず、攻撃呪文もバギ系など限られたものしか覚えられない。
攻撃重視のパーティでは敬遠されがちな職である。
DQⅢ
解説
ホイミからザオリクまで回復・蘇生系呪文を一通り習得できる(ベホマズンを除く)。
意外にもスカラ系は覚えず、その代わりに現在では魔法使いの呪文のイメージが強いルカニ系やラリホーを覚える。
また、バギ系やザキ系による攻撃もこなせるので、戦術を考えて使いこなそう。
【魔法使い】より強力な装備を身に付けられるので、肉弾戦もいけない事もないが、
装備出来る武器はあまり強くない(攻撃力+67の
【ゾンビキラー】が最高)。
そのため、勇者など他の職業のキャラが弱らせた
モンスターに止めを刺す機会のほうが多い。
「聖職者は刃物を持てない」という概念に則ってか、強力な剣は装備できなくなっている。
扱える刃物はどちらかというと鈍器に近い銅の剣と、純銀で作られた聖なるナイフ、
そして前述通り聖なる力を秘めた聖剣であるゾンビキラーくらいのもの。
モーニングスターやホーリーランスは聖職者用の武器だ。(くさり鎌と鉄の槍も装備できるのはこれらに似るからか)
Ⅲの公式イラストでも、打撃用の武器(メイス)を携えた姿で描かれている。
(GBC版では最強武器が
【ルビスのけん】となっているが、誰でも装備可能な一品物のため回ってこない可能性が高い)
FC版では最強鎧が魔法の鎧(リメイクではドラゴンローブや、女なら魔法・神秘のビキニがある)なので、
水の羽衣を装備できる魔法使いに転職させるかは意見の分かれるところ。まあリメイクでは関係ないが。
勇者以外では唯一公式イラストで男女が全く同じ服装をしている職業。
服装は「全身タイツに貫頭衣式の上着を重ねる」という一風変わったものになっている。
男は口髭を蓄えたオッサン、女はロングヘアの清楚な容姿である。
女僧侶はその清楚な印象と、妙にセクシーな格好のギャップで人気が高い。
また、2chでは「僧侶萌えスレ」があり、現行の萌え関係のスレでは実質、最も伸びているスレと思われる。
ちなみに内容は非常に過激なので、素人や18歳未満にはお勧めできない。
習得呪文
DQⅥ
解説
DQに置ける職業として僧侶のイメージそのものといった感じの職業。
スクルト、ベホマ、キアリク、ザオラルといった必須呪文を数多く覚えるので絶対1人は欲しい職業。2人いてもいい。
ステ-タスは下がるが、魔法使いほどエグい変動ではないので大丈夫。
★1でホイミを覚えられるので、全員が僧侶に転職→1回戦ってホイミ習得、といったことが可能。
これにより移動中の薬草使用がほとんど不要になり、しばらく移動中の回復手段には困らなくなる。
ただし、戦闘メンバーにホイミ以上の回復呪文を覚えさせないままにしておくとAIの妨げになったりするので注意。
何に就かせるか迷ったら、取りあえずこれにしておくのも悪くない。
これと
【魔法使い】をマスターすることで転職できる賢者も、パーティに1人以上は絶対に欲しい職業だ。
職補正
ステ-タス |
補正 |
力 |
-20% |
素早さ |
-10% |
身の守り |
-30% |
賢さ |
+10% |
かっこよさ |
±0 |
最大HP |
-20% |
最大MP |
±0 |
習得特技と必要戦闘回数
上級職
DQⅦ
解説
基本はⅥと同じだが、ザラキ・スクルトを覚えなくなり、やや弱体化した。
ザラキは賢者での習得にお預け、スクルトは
【職歴技】もしくは
【モンスター職】での習得に左遷された。
さらに、これまで専売特許であったはずのキアリー、キアリクも新たに登場した船乗り、羊飼い、海賊に持っていかれてしまっている。
僧侶はキアリ-を覚えるという固定観念があると、いざ毒を喰らってから困ることになりかねないので気をつけよう。
ちなみにスクルトお預けについては、そこまで痛手ではないと言う見方もある。
最初に僧侶を経験させる
キャラクターは後衛サポート役である場合が多い。攻撃力に依存しない強力特技・
【どとうのひつじ】を持ち、先述のキアリーの移動先でもある羊飼いは僧侶の次の職としても適任と言え、そこまで苦も無くスクルトは習得可能。
なおスクルトには消費MP0でマホトーンが効かなくて効果は同じと言う上位互換の
【たたかいの歌】があるが、こちらは戦士・吟遊詩人と言う関係ない職同士の職歴なので僧侶キャラには習得が非常に面倒。
ベホマは依然として覚えるので、回復役としてパーティに最低でも一人は経験者が欲しいのは依然として変わらない重要職。
覚える特技の減少で職単体としての価値はわずかに下がったと言えなくも無いが、Ⅶにおいては
【ゴッドハンド】の登場により、前衛打撃キャラにも経験させるべき職となっており、総合的な重要度はむしろ上がっている。
職補正
ステ-タス |
補正 |
力 |
-20% |
素早さ |
-10% |
身の守り |
-30% |
賢さ |
+10% |
かっこよさ |
±0 |
最大HP |
-20% |
最大MP |
±0 |
習得特技と必要戦闘回数
職歴技
上級職
DQⅦ(3DS版)
習得特技と必要戦闘回数
※職補正はPS版と同一
解説
職歴技の廃止に伴い多くの下級職の習得技が変わる中、元々職歴技の少なかった僧侶は全くラインナップに変化がない。
せめてスクルトは欲しかったところだが、残念ながら上級職までお預けととなった。
習得戦闘回数が激減しているが、これは3DS版の下級職に共通の変更である。
職業コスプレは男女ともに緑色の僧服。ドラクエ10に似た装備があるので流用したのだろう。
しかしあっちにも青いおなじみの装備はあるのにドラクエ7では採用されなかった。
男性陣は僧服の下に白いインナーを着ているためまるっきりクリフトだが、女性陣は黒い全身タイツをまとっており、Ⅲの女僧侶の面影もやや感じる。
DQⅨ
能力値
ステータス |
Lv99能力値 |
12職中順位 |
最大HP |
420 |
11 |
最大MP |
315 |
3 |
力 |
201 |
10 |
素早さ |
312 |
6 |
身の守り |
204 |
10 |
器用さ |
206 |
8 |
魅力 |
146 |
6 |
回復魔力 |
400 |
1 |
攻撃魔力 |
0 |
12 |
解説
他職業との比較
ステータス |
最大HP |
最大MP |
ちから |
すばやさ |
身の守り |
きようさ |
みりょく |
回復魔力 |
攻撃魔力 |
ランク |
E+ |
B |
D |
B |
D |
C |
C |
S |
- |
(E:最低値 D:低い C:普通 B:平均より上 A:高い S:非常に高い +:そのランク内で上位 -:0)
回復呪文に最も長けた職業
回復以外にもザキ系の呪文やスカラやフバーハなど強力な補助呪文をいくつか覚える。
今作では勇者が存在しないためか、ベホマズンの唯一の使い手でもある。また、ベホマもこの職業しか覚えない。
高レベル魔王戦ではベホイム以下の回復量では間に合わないので、やり込む場合最終的にはパーティに必須の職業となっている。
回復の専門家という立場のためか、バギ系は旅芸人とスーパースターに譲った。
ベホマ系の習得時期が遅いが、回復魔力で回復呪文の効果量が上がる仕様なのでベホイムでも十分な回復量がある。
クリアまでならベホイムやベホマラーで事足りるため、回復呪文がそれなりに使える職業なら無理に僧侶を入れる必要は無い。
Ⅸでは僧侶がザオリクを覚えなくなり、賢者に譲ることになった。死人が出るとジリ貧になりやすいため早めの回復が重要となる。
いわゆる回復系の職業のテンプレで自身はあまり攻撃能力を持たない。
ステータスでは、回復魔力は当然のように全職業中で1位のSランク。MPも賢者、魔法使いに続く3番目の高さで素早さもそれなりに高い。
が、それ以外の能力は全体的に低く、HPは魔法使いに次いで下から2番目のE+ランク、身の守りもかなり低く死にやすい。
力も魔法使いよりは高いものの、平均より低いため打撃攻撃は苦手。
しかし装備は充実しているため序盤に限れば戦闘力はそれなり、HPも低めだが防具も優秀なので魔法使いに比べれば死ににくい。
回復の要であるので死なせてしまえばそれだけでピンチとなる。位置は後列で固定し、なるべく死なせないようにしたい。
最終的には魔法使いのように属性攻撃呪文も持たないため、実質的な攻撃能力は全職業で最も低い。
装備・スキル考察
装備できる武器は槍、棍、杖。
僧侶の力は全職業中10位と頼りないため、打撃を捨てて回復・補助に徹するのであれば、
MPの自動回復が付き、さらにスキルを極めれば最大MPが100増える杖を使わせると安定感抜群。
が、槍スキルを伸ばせば序盤から「けものづき」や、メタル狩りに重宝する
【一閃突き】も習得できるため、そこそこ活躍できる。
棍スキルを伸ばしてみかわし率を上昇させるのも防御策として有効で、「なぎはらい」のような強力な特技もある。
- 槍
僧侶が初めから装備できる武器の中では最も攻撃力が高い。
序盤から使える「けものづき」や「しっぷうづき」はMPを消費せずに扱えるため回復呪文の負担にならない。またメタル狩りにも貢献できるためオススメ。
- 棍
武器の攻撃力は平均的だが、みかわし率の上昇やMP消費無しでグループ攻撃を行う「なぎはらい」などの特技を持つ。
ボスなど単体で出現する敵には不向きだが、僧侶の役割を考えるなら防御主体の武器だろう。
- 杖
回復や補助をメインにしたいならこの武器。しかしこの武器を取ると僧侶の攻撃能力が皆無になり戦闘が長引く恐れもある。
習得する特技や僧侶とやや被ってるのも気になるところ。
- 盾
最も倒れてはいけない職業であることを考えると優先させるべき。出来ればマスターしておきたい。
- しんこう心
マスターすれば最大MPが30、回復魔力が180増える。
全体的に覚える特技は地味だが、僧侶の秘伝書は、入手すれば【ひかりのはどう】を使用できるようになる。
終盤以降はHPや身の守りの低さが足を引っ張ることが多いため、「はくあい」や「ゆうかん」などでHPの強化もオススメする。
「ゆうかん」に優先的に振っておけば、力も一緒に強化できるため武器での戦闘でも活躍できるようになる。
クリア後は「さとり」を出来るだけ早く取っておこう。回復呪文連発の負担が軽くなる。
呪文考察
- ホイミ系呪文(ホイミ・ベホイミ・ベホイム・ベホマ)
僧侶の十八番の呪文だが、ベホマ以外は割と他の職業でも使えるのが気になる。
僧侶は元々回復魔力は高いが、それでも性能を完全に引き出すなら回復魔力の強化が必須。が、ベホマだけは回復魔力に影響されない。
- ベホマラー・ベホマズン
全体回復呪文、ベホマラーはともかくベホマズンのMP消費量は尋常ではなく使いづらい。
ⅨのベホマラーはⅧ以前に比べて性能が高いため、そうそうベホマズンに頼ることは少ない。ベホマズンを使うのは高レベルの魔王戦くらいのものである。
- ラリホー
「攻撃魔力」依存なので僧侶は成功率が上がらない。何故魔法使いに使わせなかったのか、これが分からない。
- スカラ
守備強化呪文。Ⅸの僧侶はスクルトを使えないため割と不便だが「かばう」や「におうだち」と組み合わせると強力。
- バーハ・フバーハ
下位のバーハは使いどころが無い。Ⅸのフバーハは2回掛けしてようやくⅧ以前と同じ状態なのでやや勝手が悪い。
武器限定とはいえ、扇スキルの「といきがえし」はブレスを反射するという事実上バーハの上位互換なため、Ⅸでは使う機会が少なくなり空気。
- ザメハ
久しぶりに復活した眠り回復呪文。終盤は怪しい瞳があるため活躍の場があるように見えるが、やっぱり使わない。不遇。
- ザオラル
スクルトに続き賢者にザオリクを取られた僧侶。回復魔力次第では性能は高くなるが成功率は75%までしか上がらない。
- ザキ系呪文(ザキ・ザラキ・ザラキーマ)
僧侶の唯一攻撃系のスキル。ザラキーマは成功率も高く役に立つ。バギ系なんかよりよほど使える。僧侶は呪文取られてばっか。
パーティ評価
回復系の職業だが、魔法使いと違ってそこそこの戦闘力はある。
本編
この時点なら武器スキルを上げていけば僧侶の打撃も十分に通じる。
下手に杖スキルを選んでしまうと攻撃能力が不足しているため、出来る限り槍か棍を選ぼう。
ベホマラーやフバーハの習得はやや遅く、クリアまでに間に合うかは微妙なところ。
宝の地図
この辺りから普通の攻撃は通じにくくなるので、
ハンマースキルなどの全体攻撃技を最低一つ無いと手持ち無沙汰になる。
基本的に回復要因だが、痛恨で即死が多くなるので盾スキルをマスターして盾の秘伝書を僧侶に優先的に持たせておこう。
回復魔力を出来るだけ上げてベホイムやベホマラーの効果量を上げておかないと回復が追いつかなくなる。
魔王戦
低レベルの魔王なら「やまびこのさとり」を併用したベホマラーでも十分回復は間にあう。
回復以外で出来ることはあまり無いのでフォースや「戦いの歌」などの強化系の特技を使えるようにすると無駄が無い。
この段階では攻撃も出来る賢者の方が使い勝手がいいかもしれない。
高レベルの魔王戦になると僧侶が居ないと回復が間に合わない。
ベホマズンを連発できるように杖スキルをマスターして装備させておこう。
さとりスキルやまほうスキルなどMPを底上げするスキルも可能な限りマスターしておかないとすぐに枯渇してしまう。
基本的に僧侶の役割はベホマズンを使うことが中心になるので、MP回復アイテムや世界樹の葉を常備しておこう。
習得呪文
DQMCH
解説
モンスターのサポート専門であるCHでは、僧侶の能力は「HPの回復」にほぼ限定された。
ランク1ではホイミ、ランク2ではベホイミを唱えて味方のHPを回復。
ランク3になると、ベホマとベホマラーをランダムに使い分けるようになる。
究極連携ではベホマズンを使用し、味方全員のHPを確実に満タンにしてくれる。
この他に移動時の特技として、ランク2ではなぜか道具屋を、そしてランク3では教会を呼び出す。
ただし、ダンジョン内では使用できず、屋外のみ。
呼び出された教会はセーブ以外の注文は全て受けてくれるので、これを利用すればCHでも「僧侶の力で状態異常を回復」できるわけだ。
……「教会が来い」というのもとんでもない力技だが。
また、どうぐやよびでは食料の補給もできるため、ランク2以上の僧侶が一人いれば屋外で食料に悩まされることは無い。
それ以外にも
【フィールドイベント】として、突然神の祝福を受けて味方のHPとMPが回復したり寄付と称して金をだまし取ろうとする偽僧侶を、正式な僧侶の視点から見破ったりといったイベントが発生。
なお、キャラバンのベースキャンプに最初から存在する教会は非戦闘員のシスターによって管理されているので、キャラバンから僧侶がいなくなっても潰れたりはしない。
ストーリー本編中で仲間にできるのは最初からキャラバンにいる
【デクソン】と、風の塔にいる
【ターシャ】。
ランク |
ランク名 |
戦闘特技 |
特殊効果 |
1 |
僧侶 |
いのり(ホイミ) |
- |
2 |
大僧侶 |
いやし(ベホイミ) |
道具屋呼び |
3 |
マスター僧侶 |
せいなるひかり(ベホマ/ベホマラー) |
道具屋呼び・教会呼び |
DQMBⅡ
解説
4章から登場。カードの左上に「僧」と書かれた杖を装備するとなれる。
魔法使いと比べると、能力のバランスが良く仲間の補助を得意とする。なので、チームメイトに攻撃を任せるのもアリ。
LV99になるのに必要な経験値は65535。
初期ステータス
HP:515
力:23
賢:38
守:25
速:32
回避率:★★☆☆☆
称号一覧
Lv |
称号 |
1 |
小坊主 |
10 |
見習い僧侶 |
20 |
神学者 |
30 |
神官 |
40 |
大神官 |
50 |
司祭 |
60 |
大司祭 |
70 |
僧正 |
80 |
大僧正 |
90 |
聖人 |
99 |
法王 |
いたストSP
スフィアバトルにおける職業として登場。株に関するスフィアを多く入手できる。
所持している株の枚数に応じてゴールドがもらえるポーション系、好きなエリアの株価を上昇さるエーテル系などで着実に戦える。
中盤以降になると誰かの一番高い株を1エリア分奪える
【マホトラ】、自分以外の株を全売却させる
【ふしぎなおどり】などで他プレイヤーの戦力を削げる。
そのスタイルゆえに、ぎんこう城にすぐたどり着けるなど株を購入しやすい環境だと強いが、そうでないと厳しい戦いとなる。
この職業についているのはDQ側ではクリフト、ククール、FF側ではエアリス、リノア、ユウナ(Ⅹ)。
最終更新:2013年09月12日 07:01