情報量が多過ぎる。
巨大モニターがあっという間に消え去り、再度静寂に包まれた会場。
七海やちよが真っ先に思ったのがそれだった。
巨大モニターがあっという間に消え去り、再度静寂に包まれた会場。
七海やちよが真っ先に思ったのがそれだった。
殺し合いを止める為にも、敵に関する情報が一つでも多く得られるのは良い。
正体、目的、能力、人数。判明している情報が多い程対策を立てやすくなるとうもの。
だが今しがたモニターに映し出された光景にはベテラン魔法少女のやちよであっても、そうすぐには処理し切れないでいる。
正体、目的、能力、人数。判明している情報が多い程対策を立てやすくなるとうもの。
だが今しがたモニターに映し出された光景にはベテラン魔法少女のやちよであっても、そうすぐには処理し切れないでいる。
当初は黒幕だと思っていたハ・デスもまた、実際は駒に過ぎない。
ハ・デスから「黎斗様」と呼ばれていた男こそが真の黒幕らしい。
いきなり判明した事実だけでも衝撃だというのに、銀の甲冑を纏った青年の乱入と死亡、本田と同じ方法で殺されたアユミなる少女、敵キャラとして紹介された男、トドメに囚われた幼い娘。
次から次へと飛び込んでくる数々に、少しばかり混乱しかけたくらいだ。
ハ・デスから「黎斗様」と呼ばれていた男こそが真の黒幕らしい。
いきなり判明した事実だけでも衝撃だというのに、銀の甲冑を纏った青年の乱入と死亡、本田と同じ方法で殺されたアユミなる少女、敵キャラとして紹介された男、トドメに囚われた幼い娘。
次から次へと飛び込んでくる数々に、少しばかり混乱しかけたくらいだ。
「……ふぅ」
一度ゆっくり深呼吸をして、絡まりかけた思考をリセット。
分からない事が多い中で唯一確かな事、それは今の放送を切っ掛けに殺し合いが本格的に始まりを告げた。
先程倒した青い悪魔の集団よりもずっと危険な参加者や、その上をいく主催者が待ち受けている。
そんな戦いに臨むのならば、最初の一歩で躓く訳にはいかない。
改めて、得られた情報一つ一つをゆっくり噛み砕いていく。
分からない事が多い中で唯一確かな事、それは今の放送を切っ掛けに殺し合いが本格的に始まりを告げた。
先程倒した青い悪魔の集団よりもずっと危険な参加者や、その上をいく主催者が待ち受けている。
そんな戦いに臨むのならば、最初の一歩で躓く訳にはいかない。
改めて、得られた情報一つ一つをゆっくり噛み砕いていく。
あの放送では複数の人物が姿を見せたが、その中にやちよの知る者は一人も現れなかった。
当然マギウスの翼の魔法少女もだ。
とはいえこれだけでマギウスが無関係だとは断定できない。
姿を見せなかっただけで、実際は黎斗の言う究極のゲームに一枚噛んでいる可能性も有り得るのだから。
主催者の手で始末された者や、主催陣営の一員である者。
彼らのプロフィールをやちよは知らないが、参加者の中には知っている者がいるはず。
現に最初に殺された本田と殺した磯野、あの二人を知っているだろう遊戯という少年は参加者として会場にいる。
そういった者達と接触し情報を集めれば、殺し合いを止める取っ掛かりが掴めるかもしれない。
情報収集以外にも、親しい者を惨たらしく殺されただろう人々を放って置けない理由もある。
尤も今のやちよも他人を深く気遣える程精神的に余裕がある訳では無いが。
当然マギウスの翼の魔法少女もだ。
とはいえこれだけでマギウスが無関係だとは断定できない。
姿を見せなかっただけで、実際は黎斗の言う究極のゲームに一枚噛んでいる可能性も有り得るのだから。
主催者の手で始末された者や、主催陣営の一員である者。
彼らのプロフィールをやちよは知らないが、参加者の中には知っている者がいるはず。
現に最初に殺された本田と殺した磯野、あの二人を知っているだろう遊戯という少年は参加者として会場にいる。
そういった者達と接触し情報を集めれば、殺し合いを止める取っ掛かりが掴めるかもしれない。
情報収集以外にも、親しい者を惨たらしく殺されただろう人々を放って置けない理由もある。
尤も今のやちよも他人を深く気遣える程精神的に余裕がある訳では無いが。
「後は…名簿って言ってたかしら」
支給されたタブレットを操作しても名簿は表示されなかったが、今なら見れるらしい。
予選通過、という言葉から恐らく何人かを振るい落としてから参加者を発表するつもりだったのか。
悪趣味極まりない黎斗の言動に嫌悪感を抱きつつ、名簿のアプリを起動。
表示された名前に目を通し、
予選通過、という言葉から恐らく何人かを振るい落としてから参加者を発表するつもりだったのか。
悪趣味極まりない黎斗の言動に嫌悪感を抱きつつ、名簿のアプリを起動。
表示された名前に目を通し、
「――――――え」
頭の中が真っ白になった。
知っている名はあった。それも複数。
記憶ミュージアムに行って以降姿を眩し、恐らくはマギウスの翼の一員となったフェリシア。
彼女がいるのに鶴乃とさながいないのは何故だろうか。
マギウスの里見灯花、名前だけしか知らないが同じくマギウスの柊ねむ。そして親友であり今は敵となったみふゆ。
彼女達が主催者ではなく参加者として殺し合いに関わっている。
と言う事は、マギウスの翼は今回の件には無関係。むしろ黎斗のゲームに巻き込まれたという点ではやちよと同じ被害者である。
考えねばならない事は幾つもあるのに、たった一つの名の前にはそれら全てが吹き飛んでしまう。
記憶ミュージアムに行って以降姿を眩し、恐らくはマギウスの翼の一員となったフェリシア。
彼女がいるのに鶴乃とさながいないのは何故だろうか。
マギウスの里見灯花、名前だけしか知らないが同じくマギウスの柊ねむ。そして親友であり今は敵となったみふゆ。
彼女達が主催者ではなく参加者として殺し合いに関わっている。
と言う事は、マギウスの翼は今回の件には無関係。むしろ黎斗のゲームに巻き込まれたという点ではやちよと同じ被害者である。
考えねばならない事は幾つもあるのに、たった一つの名の前にはそれら全てが吹き飛んでしまう。
「い…ろは……」
振るえる声が紡ぎ出す三文字。
見間違いではない、見間違えるはずが無いあの娘の名前。
環いろは、そう名簿にはあった。
同姓同名の別人は有り得ない。
自分を含めて神浜市の魔法少女が複数人参加しているのだ、いろは本人が参加していると考える方が自然だろう。
見間違いではない、見間違えるはずが無いあの娘の名前。
環いろは、そう名簿にはあった。
同姓同名の別人は有り得ない。
自分を含めて神浜市の魔法少女が複数人参加しているのだ、いろは本人が参加していると考える方が自然だろう。
そう、いろはがここにいる。
「あ……あぁ……!!」
安堵か、喜びか。
殺し合いに巻き込まれたのは全く喜ぶべきでないと分かっているのに、やちよの全身が歓喜で熱を帯びていく。
死んだりなんかしていないと、自分に何度も言い聞かせた。
それでも心のどこかでは思った、また自分の願いが犠牲者を生み出してしまったと。
だけど違う。いろはは生きていてくれたのだ。
死なないと、ずっと一緒にいるという約束を破らなかったのだ。
殺し合いに巻き込まれたのは全く喜ぶべきでないと分かっているのに、やちよの全身が歓喜で熱を帯びていく。
死んだりなんかしていないと、自分に何度も言い聞かせた。
それでも心のどこかでは思った、また自分の願いが犠牲者を生み出してしまったと。
だけど違う。いろはは生きていてくれたのだ。
死なないと、ずっと一緒にいるという約束を破らなかったのだ。
何て事だろう、さっき頭を冷やしたばかりなのにもう熱くなっている。
だってしょうがないじゃないか、一番会いたかった少女の生存を知って落ち着いてなどいられない。
今すぐにでもいろはに会いたい。
会って無事な姿を見たい、声を聞きたい、抱きしめて生きてる事を確かめたい。
だってしょうがないじゃないか、一番会いたかった少女の生存を知って落ち着いてなどいられない。
今すぐにでもいろはに会いたい。
会って無事な姿を見たい、声を聞きたい、抱きしめて生きてる事を確かめたい。
(待ってて、いろは……!)
突き動かされるままにやちよは駆け出す。
感情のみで行動するのは悪手と理解しているが、今の自分を止められそうには無かった。
ただいろはに会いたい一心で、脇目も振らずに足を動かし続ける。
感情のみで行動するのは悪手と理解しているが、今の自分を止められそうには無かった。
ただいろはに会いたい一心で、脇目も振らずに足を動かし続ける。
そんなやちよを妨害するかの如く、或いは落ち着けとでも言うように現れるモンスター。
予選が終わっても会場に放たれたNPCは健在らしく、機械仕掛けの狼が複数体襲い掛かった。
予選が終わっても会場に放たれたNPCは健在らしく、機械仕掛けの狼が複数体襲い掛かった。
「邪魔よ!」
短く吐き捨て魔法少女に変身。
グリーフシード確保の当ても無い状況では余計な戦闘を避けるべきだが、生憎素通りさせてもらえる状況ではない。
真正面から突っ込んで来るロボットの頭上へ跳躍、脳天目掛けて槍を突き刺す。
血かオイルか判断は付かないが液体を撒き散らし動かなくなる。
仲間の死への動揺はプログラムされていないようで、続く二匹目がやちよへ牙を剥く。
黎斗の説明通りNPCは出来る限り参加者を殺そうとはしない、急所は外して噛みつこうとする。
と言っても外面のみならず口の中まで機械化されている鋼鉄製の牙だ。ダメージは決して軽くない。
グリーフシード確保の当ても無い状況では余計な戦闘を避けるべきだが、生憎素通りさせてもらえる状況ではない。
真正面から突っ込んで来るロボットの頭上へ跳躍、脳天目掛けて槍を突き刺す。
血かオイルか判断は付かないが液体を撒き散らし動かなくなる。
仲間の死への動揺はプログラムされていないようで、続く二匹目がやちよへ牙を剥く。
黎斗の説明通りNPCは出来る限り参加者を殺そうとはしない、急所は外して噛みつこうとする。
と言っても外面のみならず口の中まで機械化されている鋼鉄製の牙だ。ダメージは決して軽くない。
「フッ!」
だが向こうからわざわざ口を開けて来たなら好都合。
自分の柔肌を噛み千切られる前に、狼の口へと槍を突っ込む。
喉奥まで突き刺さった槍を横薙ぎに振るってやれば、勢い良く首がもげた。
このまま残りも一気に片付けるべく飛び掛かろうとし、しかし攻撃から回避へと転じざるを得なくなる。
自分の柔肌を噛み千切られる前に、狼の口へと槍を突っ込む。
喉奥まで突き刺さった槍を横薙ぎに振るってやれば、勢い良く首がもげた。
このまま残りも一気に片付けるべく飛び掛かろうとし、しかし攻撃から回避へと転じざるを得なくなる。
「チッ!」
軽く舌打ちして飛び退くと、光弾が直前までいた場所へ殺到。
何時の間にやら新たなモンスターの集団がやちよを狙い、一斉に攻撃をしたのだ。
コンテナを背負った装甲服の男達。
紫の悪魔や機械の狼と違い人間のようだが、やはり首輪は着けていない。
一様に無言を貫き、構えた銃を向けて来る。
何時の間にやら新たなモンスターの集団がやちよを狙い、一斉に攻撃をしたのだ。
コンテナを背負った装甲服の男達。
紫の悪魔や機械の狼と違い人間のようだが、やはり首輪は着けていない。
一様に無言を貫き、構えた銃を向けて来る。
「次から次へと…!」
いろはとの再会を邪魔するNPC達への苛立ちを抑えられない。
やちよの怒りなど知ったことではなく、ただ与えられた役目を全うすべく背後から狼が襲い掛かった。
今度は牙だけでない、先端が杭のように鋭利な二本の尾で刺し殺す気だ。
青い衣装に覆われたしなやかな肢体が赤く染まる、とはならなかった。
やちよの反撃を受けたからではなく、モンスター達にとって想定外の方向からの銃撃を食らった為である。
やちよの怒りなど知ったことではなく、ただ与えられた役目を全うすべく背後から狼が襲い掛かった。
今度は牙だけでない、先端が杭のように鋭利な二本の尾で刺し殺す気だ。
青い衣装に覆われたしなやかな肢体が赤く染まる、とはならなかった。
やちよの反撃を受けたからではなく、モンスター達にとって想定外の方向からの銃撃を食らった為である。
「っ…!」
またもや新手のモンスターかと、光弾を警戒しながら振り返る。
しかし視界に飛び込んで来たのは、彼女の予想とは違った存在。
しかし視界に飛び込んで来たのは、彼女の予想とは違った存在。
『俺に任せて休んでても良いって言っただろォ?年上の言う事は素直に聞いとくもんだぜ?』
「お前だけに任せて安心できる要素が一つも無ぇんだよ。…こいつら、参加者じゃないよな?」
『難波の作った玩具よりは可愛気があるじゃねぇか。今度内海に会ったらこういうの作ってみるよう勧めてみるか?』
「…お前と会いたい奴なんて一人もいねぇから本気でやめろ」
「お前だけに任せて安心できる要素が一つも無ぇんだよ。…こいつら、参加者じゃないよな?」
『難波の作った玩具よりは可愛気があるじゃねぇか。今度内海に会ったらこういうの作ってみるよう勧めてみるか?』
「…お前と会いたい奴なんて一人もいねぇから本気でやめろ」
男が二人いた。
と言っても外見からでは性別が判明しない為、声で判断したが。
赤と青による二色のと、宇宙服にも似た装甲服で全身を覆った二人組。
やけに馴れ馴れしい態度で接する片方を、もう片方が心底鬱陶しそうにあしらっている。
殺し合いとは不釣り合いの空気、つい呆気に取られるやちよに気付いたのかいないのか赤青の方が話を強引に切り替えた。
と言っても外見からでは性別が判明しない為、声で判断したが。
赤と青による二色のと、宇宙服にも似た装甲服で全身を覆った二人組。
やけに馴れ馴れしい態度で接する片方を、もう片方が心底鬱陶しそうにあしらっている。
殺し合いとは不釣り合いの空気、つい呆気に取られるやちよに気付いたのかいないのか赤青の方が話を強引に切り替えた。
「とにかくこいつらを片付けるぞ」
『ハイハイ、相棒としてご期待に沿えるよう努力するぜ、っと』
『ハイハイ、相棒としてご期待に沿えるよう努力するぜ、っと』
片やドリルを片手に狼へ斬り掛かり、片やコンテナを背負った集団を撃ち殺していく。
正体不明の男達だが自分を狙う攻撃は一つも無いと理解したやちよもまた、近付いた狼の首を刎ねた。
正体不明の男達だが自分を狙う攻撃は一つも無いと理解したやちよもまた、近付いた狼の首を刎ねた。
○
「大丈b「ごめんなさい、急いでるからこれだけを聞かせて」」
NPCの群れを倒し変身を解除した戦兎は思わず鼻白む。
こちらの言葉を遮り一方的に質問をしてくるのは、自分よりも年下の女。
少女と言うには大人びていて、大人と言うには少しだけ幼さも残している、そんな容姿。
戦兎の承諾を待たずして、彼女は焦るように言う。
こちらの言葉を遮り一方的に質問をしてくるのは、自分よりも年下の女。
少女と言うには大人びていて、大人と言うには少しだけ幼さも残している、そんな容姿。
戦兎の承諾を待たずして、彼女は焦るように言う。
「人を探してるの。いろはっていう女の子、会ってないかしら?」
切羽詰まった様子から、その少女を心配してるだろうことは戦兎にも分かった。
生憎こちらは彼女が望んでいる答えを持っていないのだが。
生憎こちらは彼女が望んでいる答えを持っていないのだが。
「いや、その娘には会ってない。俺達が会ったのは…」
「そう。なら行かせてもらうわ」
「ちょ、おい!」
「そう。なら行かせてもらうわ」
「ちょ、おい!」
自分の聞きたい情報以外に興味が無い、というよりは気を回す余裕が無いのだろうか。
会話を強引に打ち切り足早に去ろうとする女を、戦兎は慌てて制止する。
別にいろはという娘を探すのを妨害したいのではない。
ただ会場にはエボルに変身した者のように危険な参加者もいる。そういった危険人物の情報は共有しておくべきだろう。
加えて彼女自身についても気になる事があった。
さっきモンスターと戦っていた時の姿、仮面ライダーとは違う力を持つ彼女は何者なのか。
そもそも互いの名前すら教え合っていない。
会話を強引に打ち切り足早に去ろうとする女を、戦兎は慌てて制止する。
別にいろはという娘を探すのを妨害したいのではない。
ただ会場にはエボルに変身した者のように危険な参加者もいる。そういった危険人物の情報は共有しておくべきだろう。
加えて彼女自身についても気になる事があった。
さっきモンスターと戦っていた時の姿、仮面ライダーとは違う力を持つ彼女は何者なのか。
そもそも互いの名前すら教え合っていない。
「何かしら?急いでるんだけど」
ギロリという擬音が付きそうな瞳で睨まれる。
思わず小声で「恐っ」と漏らしながらも、怯まず言う。
思わず小声で「恐っ」と漏らしながらも、怯まず言う。
「その娘を探すのを邪魔するつもりは無いよ。ただこっちでも何か力になれるかもしれないだろ?だからもうちょっと話を…」
「そこまで答える必要はないわ」
「えー……」
「そこまで答える必要はないわ」
「えー……」
取り付く島もない様子に頭を抱える。
不機嫌と苛立ちのオーラは寝起きの美空といい勝負だ。
不機嫌と苛立ちのオーラは寝起きの美空といい勝負だ。
「いろはってのは、環いろはのことか?」
どうすしたら話をする気になるのか悩む戦兎の思考を遮るように、ここまで黙っていた男が口を開いた。
戦兎と同じく変身を解き、今は石動惣一の姿に擬態しているエボルトだ。
口を挟んだエボルトへ驚きの視線が集まる。
確か戦兎が聞いた限りでは、エボルトが出会った参加者は自分とエボルに変身していた者の二人だけ。
いろはという名前は一度も出さなかったが、何故知っている素振りを見せるのか。
もしや自分に隠している情報があるのか?
戦兎と同じく変身を解き、今は石動惣一の姿に擬態しているエボルトだ。
口を挟んだエボルトへ驚きの視線が集まる。
確か戦兎が聞いた限りでは、エボルトが出会った参加者は自分とエボルに変身していた者の二人だけ。
いろはという名前は一度も出さなかったが、何故知っている素振りを見せるのか。
もしや自分に隠している情報があるのか?
「エボルト、お前そのいろはって娘を知ってるのか?」
「直接会った事はねぇさ。ただ――」
「直接会った事はねぇさ。ただ――」
言葉の途中でエボルトに変化が起きた。
石動の姿が崩れ赤いスライムのようになったかと思えば、一瞬で別の人型を形作る。
桜色の頭髪に石動よりも低い身長、学校の制服らしきものを着た少女。
戦兎には知らない、だがもう一人には、やちよには忘れることなど出来ない姿がそこにあった。
石動の姿が崩れ赤いスライムのようになったかと思えば、一瞬で別の人型を形作る。
桜色の頭髪に石動よりも低い身長、学校の制服らしきものを着た少女。
戦兎には知らない、だがもう一人には、やちよには忘れることなど出来ない姿がそこにあった。
「この嬢ちゃんで合ってるかぁ?」
声すらも変えたエボルトへ、反射的にやちよは掴みかかる。
「あなた…どうしていろはを知ってるの!?」
変身の固有魔法を使う水波レナを知っているのもあってか、姿を変えたこと自体にそう驚きは無い。
何故魔法少女ではない男がこのような力を持っているかは疑問だが、今は後回しだ。
それよりもこの男はいろはの姿へ変身した。
制服こそ神浜付属校ではなく、最初に自分と会った時に着ていた宝崎のもの。しかしそれ以外は記憶にあるいろはと全く同じ。
直接会った事は無いと言うがだったらどうしていろはの姿になれるのか。
険しい表情で詰め寄るやちよを嘲笑うかのように、エボルトは飄々とした態度を崩さない。
何故魔法少女ではない男がこのような力を持っているかは疑問だが、今は後回しだ。
それよりもこの男はいろはの姿へ変身した。
制服こそ神浜付属校ではなく、最初に自分と会った時に着ていた宝崎のもの。しかしそれ以外は記憶にあるいろはと全く同じ。
直接会った事は無いと言うがだったらどうしていろはの姿になれるのか。
険しい表情で詰め寄るやちよを嘲笑うかのように、エボルトは飄々とした態度を崩さない。
「そう怒るなって。そんなおっかない顔してちゃあ、この嬢ちゃんも恐がるだろ?」
「ふざけないで!あなた、いろはに何を…!」
「やれやれ、恐い恐い」
「ふざけないで!あなた、いろはに何を…!」
「やれやれ、恐い恐い」
本物のいろはなら絶対に浮かべないだろう軽薄な笑み。
何時も自分達へ向けていた困ったような優しい顔とは違うソレが、余計にやちよの神経を逆撫でする。
掴みかかった手に籠る力が増していくのが自分でも分かり、抑える気も無く殺気立った瞳で睨みつけた。
何時も自分達へ向けていた困ったような優しい顔とは違うソレが、余計にやちよの神経を逆撫でする。
掴みかかった手に籠る力が増していくのが自分でも分かり、抑える気も無く殺気立った瞳で睨みつけた。
「いい加減にしろっての!」
一触即発の空気を霧散させたるべく、二人を無理矢理引き離す者がいた。
「エボルト!俺が話をするからお前は黙ってろ!」
「おいおい、話に参加させてももらえないってのか?流石にそれは傷つくぜぇ?相棒」
「五月蠅いよこの馬鹿!」
「おいおい、話に参加させてももらえないってのか?流石にそれは傷つくぜぇ?相棒」
「五月蠅いよこの馬鹿!」
無駄に話をややこしくする地球外生命体の軽口をピシャリと黙らせる。
しょうがねぇなと言わんばかりに肩を竦める様に苛立つが、構っていたらキリが無いため無視。
改めてやちよと真正面から向き合う。
エボルトのせいで余計に会話が難しくなっただろう彼女へ口を開く。
しょうがねぇなと言わんばかりに肩を竦める様に苛立つが、構っていたらキリが無いため無視。
改めてやちよと真正面から向き合う。
エボルトのせいで余計に会話が難しくなっただろう彼女へ口を開く。
「連れが馬鹿やったのは謝る。悪かった」
「……」
「……」
頭を下げてもやちよの険しい視線は変わらない。
尤も戦兎の方もこれしきで引き下がるつもりは無かった。
尤も戦兎の方もこれしきで引き下がるつもりは無かった。
「あいつを信用できない気持ちは分かる。俺だって全然信用してねぇ。けどあんたの力になりたいのは本当だ」
「……」
「あいつには知ってること全部無理やりにでも吐かせる。だからもう少しだけ話してくれ。いろはって娘を探すのなら、こっちも何か手伝えるかもしれない」
「……」
「あいつには知ってること全部無理やりにでも吐かせる。だからもう少しだけ話してくれ。いろはって娘を探すのなら、こっちも何か手伝えるかもしれない」
射殺すようなやちよの視線と、それを真っ向から受け止める戦兎の瞳。
互いに目を逸らさずぶつけ合い、暫しの沈黙が訪れる。
今の言葉で相手が納得してくれたかは分からないが、戦兎には全て本心だ。
故に臆さず視線を返し、やちよの反応を待つ。
互いに目を逸らさずぶつけ合い、暫しの沈黙が訪れる。
今の言葉で相手が納得してくれたかは分からないが、戦兎には全て本心だ。
故に臆さず視線を返し、やちよの反応を待つ。
ややあって先に折れたのはやちよの方だった。
「……ごめんなさい。焦り過ぎていたわ」
俯きがちにか細い声で謝罪を口にする。
少々荒れたがどうにか分かって貰えたようで、ホッと安堵の息を吐く。
一歩下がった所では話をややこしくした元凶がヘラヘラと笑っていた。
少々荒れたがどうにか分かって貰えたようで、ホッと安堵の息を吐く。
一歩下がった所では話をややこしくした元凶がヘラヘラと笑っていた。
「そんじゃあ落ち着いた所で、早速お話しといこうじゃねぇか。無駄に拗れるんじゃないかとヒヤヒヤしたよ」
「……お前ほんっといい加減にしろよ」
「……取り敢えずいろはの姿で喋るのをやめて」
「……お前ほんっといい加減にしろよ」
「……取り敢えずいろはの姿で喋るのをやめて」
○
戦兎とやちよ、石動の姿へ戻ったエボルトの三人による情報交換は特に問題も無く行われた。
まず一番に知りたい内容、何故エボルトはいろはを知っていたのかだが、真実はそう複雑なものではない。
答え合わせのように戦兎とやちよへ一つの支給品を見せる。
それは写真。いろはが撮影された一枚の写真こそエボルトに支給された道具の一つ。
付属していた説明書にも「環いろはの写真」と書かれており、そこから名前と容姿を知ったのである。
いろはに何か危害を加えたのでないのには安堵したが、居場所を知る手掛かりにはならなかった。
まず一番に知りたい内容、何故エボルトはいろはを知っていたのかだが、真実はそう複雑なものではない。
答え合わせのように戦兎とやちよへ一つの支給品を見せる。
それは写真。いろはが撮影された一枚の写真こそエボルトに支給された道具の一つ。
付属していた説明書にも「環いろはの写真」と書かれており、そこから名前と容姿を知ったのである。
いろはに何か危害を加えたのでないのには安堵したが、居場所を知る手掛かりにはならなかった。
「魔法少女、か…」
次に出し合った情報は互いの素性。
戦兎とエボルトは仮面ライダー、やちよは魔法少女というどちらも人間以上の力を持った存在。
黎斗や鎧武と呼ばれていた武者も確か仮面ライダーと言うらしいが、彼らとは姿がまるで違う。
これに関しては魔法少女と同じく、変身後の姿は千差万別と考えればそうおかしい話でもない。
ついでにこの時の説明でエボルトが人間ではなく、ブラッド族と呼ばれる地球外の種族だとも明かした。
尤も旧世界での因縁を一から十まで説明すると話が長くなり過ぎる為、簡潔に纏めて伝える。
以前は敵対していたが、殺し合いにおいては共闘している。と言っても信用したのではなく、あくまで監視する為に行動を共にしていると。
わざとらしく「冷たいねぇ」と目元を拭ったエボルトは無視。一々構っていては話が進まない。
戦兎とエボルトは仮面ライダー、やちよは魔法少女というどちらも人間以上の力を持った存在。
黎斗や鎧武と呼ばれていた武者も確か仮面ライダーと言うらしいが、彼らとは姿がまるで違う。
これに関しては魔法少女と同じく、変身後の姿は千差万別と考えればそうおかしい話でもない。
ついでにこの時の説明でエボルトが人間ではなく、ブラッド族と呼ばれる地球外の種族だとも明かした。
尤も旧世界での因縁を一から十まで説明すると話が長くなり過ぎる為、簡潔に纏めて伝える。
以前は敵対していたが、殺し合いにおいては共闘している。と言っても信用したのではなく、あくまで監視する為に行動を共にしていると。
わざとらしく「冷たいねぇ」と目元を拭ったエボルトは無視。一々構っていては話が進まない。
「それで、桐生さん達の知り合いは全員信用して良いのね?」
「ああ。アイツらなら七海の力になってくれる筈だ」
「で、そっちはいろはって嬢ちゃん以外は警戒しておいた方が良い、ねぇ…」
「ああ。アイツらなら七海の力になってくれる筈だ」
「で、そっちはいろはって嬢ちゃん以外は警戒しておいた方が良い、ねぇ…」
万丈、一海、幻徳。
信頼できる仲間まで巻き込まれているのには良い気分とならないが、同じく心強さを覚えるのも事実。
きっと殺し合いを止める為に各々戦っているだろう。
それに仲間となってくれる仮面ライダーは万丈達だけではない。
宝生永夢。エニグマ事件の時に共闘した並行世界のライダー、エグゼイドもまた参加している。
黎斗が変身したライダーとエグゼイドは似通ったデザインをしていた。
もしかすると黎斗に関する情報を知っているのかもしれない。
万丈達と同じく、永夢ともなるべく早めに再会しておきたい所だ。
信頼できる仲間まで巻き込まれているのには良い気分とならないが、同じく心強さを覚えるのも事実。
きっと殺し合いを止める為に各々戦っているだろう。
それに仲間となってくれる仮面ライダーは万丈達だけではない。
宝生永夢。エニグマ事件の時に共闘した並行世界のライダー、エグゼイドもまた参加している。
黎斗が変身したライダーとエグゼイドは似通ったデザインをしていた。
もしかすると黎斗に関する情報を知っているのかもしれない。
万丈達と同じく、永夢ともなるべく早めに再会しておきたい所だ。
注意した方が良いのはエボルドライバーを持っている参加者。
変身前の姿は確認できていないので、エボルの容姿を伝えておいた。
変身前の姿は確認できていないので、エボルの容姿を伝えておいた。
一方でやちよの方は敵となる人物が多い。
マギウスである灯花は言わずもがな、面識は無いが同じマギウスのねむとも相容れない可能性が非常に高い。
彼女達の部下となり、ウワサによる被害を容認しているみふゆにも警戒が必要だ。
フェリシアはマギウスの翼に入ったとはいえ、誰彼構わず傷つけるような少女ではない。
魔女を誰よりも憎んでいる彼女が魔法少女の真実を知らされたのだ、きっとそこを突かれてマギウスの翼に入るよう誘導されたのだろう。
とはいえマギウスと敵対しているやちよの立場を考えると、やはりある程度の警戒は必要。
みふゆもフェリシアも、本当だったら戦兎の仲間達のように信頼できると伝えたいのに。
そう口に出せない現状へ苦い想いとなった。
マギウスである灯花は言わずもがな、面識は無いが同じマギウスのねむとも相容れない可能性が非常に高い。
彼女達の部下となり、ウワサによる被害を容認しているみふゆにも警戒が必要だ。
フェリシアはマギウスの翼に入ったとはいえ、誰彼構わず傷つけるような少女ではない。
魔女を誰よりも憎んでいる彼女が魔法少女の真実を知らされたのだ、きっとそこを突かれてマギウスの翼に入るよう誘導されたのだろう。
とはいえマギウスと敵対しているやちよの立場を考えると、やはりある程度の警戒は必要。
みふゆもフェリシアも、本当だったら戦兎の仲間達のように信頼できると伝えたいのに。
そう口に出せない現状へ苦い想いとなった。
内心の暗い感情は面に出さず、グリーフシードを持っていないかを尋ねる。
魔法少女が魔力を回復するのに必要、とだけ伝えそれ以上は話さない。
信用に欠けるエボルトがいるのも理由の一つではあるが、やはり出会ってそう時間も経っていない相手にこちらの深い事情を説明するのは憚れる。
残念ながらどちらもそれらしい物は支給されていなかったが。
代わりと言うのもおかしな表現だが、エボルトからいろはの写真を譲渡された。
自分が持っていても仕方ないとのことで、このような信用出来ない危険人物の元にいろはの写真を置いておく理由も無い為素直に受け取る。
魔法少女が魔力を回復するのに必要、とだけ伝えそれ以上は話さない。
信用に欠けるエボルトがいるのも理由の一つではあるが、やはり出会ってそう時間も経っていない相手にこちらの深い事情を説明するのは憚れる。
残念ながらどちらもそれらしい物は支給されていなかったが。
代わりと言うのもおかしな表現だが、エボルトからいろはの写真を譲渡された。
自分が持っていても仕方ないとのことで、このような信用出来ない危険人物の元にいろはの写真を置いておく理由も無い為素直に受け取る。
互いに粗方の情報を出し合い、そろそろ移動しようかとなる。
と言っても三人揃っての移動ではなく、二手に分かれてだ。
安全を優先するなら固まって行動するべき、しかしより多くの情報や参加者を効率的に集めるならバラけて動くべき。
今回彼らが取ったのは後者。エボルトの監視を投げ出す気が戦兎に無い以上、やちよは単独行動になる。
不安が無い訳ではないがやちよ本人が大丈夫だと言い切り、更にいろはを早く探しに行きたいだろう彼女をこれ以上足止めするのも気が引けた。
と言っても三人揃っての移動ではなく、二手に分かれてだ。
安全を優先するなら固まって行動するべき、しかしより多くの情報や参加者を効率的に集めるならバラけて動くべき。
今回彼らが取ったのは後者。エボルトの監視を投げ出す気が戦兎に無い以上、やちよは単独行動になる。
不安が無い訳ではないがやちよ本人が大丈夫だと言い切り、更にいろはを早く探しに行きたいだろう彼女をこれ以上足止めするのも気が引けた。
なので一度分かれて会場を探索、6時間後に再び集まる事を提案する。
「じゃあ俺達は西を探してみるから、そっちは頼んだ」
「ええ。…もしいろはとフェリシアを見つけたら、力になってあげて」
「ええ。…もしいろはとフェリシアを見つけたら、力になってあげて」
戦兎達に背を向け歩き出す。
一人になってからもやちよは考え続けていた。
一人になってからもやちよは考え続けていた。
(駄目ね…あんな風に焦ってばかりじゃ…)
主にエボルトのせいで心を乱されたものの、戦兎のおかげでどうにか頭を落ち着かせられた。
最初の一歩で躓く訳にはいかない。自分でそう思っておきながらあの醜態だ。
いろはに会いたい気持ちは健在だが、焦って取り返しの付かない失敗を犯すなど以ての外。
自分への呆れを大いに含んだため息を吐き、エボルトから譲渡された写真を見つめる。
最初の一歩で躓く訳にはいかない。自分でそう思っておきながらあの醜態だ。
いろはに会いたい気持ちは健在だが、焦って取り返しの付かない失敗を犯すなど以ての外。
自分への呆れを大いに含んだため息を吐き、エボルトから譲渡された写真を見つめる。
「いろは……」
写真の中でいろはは優しく微笑んでいる。
隣には不自然な空白、きっと本来ならばここにはいろはの妹が写っていたのだろう。
この写真のような笑みを現実でも、みかづき荘の皆や妹と一緒に浮かべられる日が来るのだろうか。
そう考えて、ふいに自分自身がどうしようもなく間抜けに思えた。
隣には不自然な空白、きっと本来ならばここにはいろはの妹が写っていたのだろう。
この写真のような笑みを現実でも、みかづき荘の皆や妹と一緒に浮かべられる日が来るのだろうか。
そう考えて、ふいに自分自身がどうしようもなく間抜けに思えた。
(どの口が言うのかしらね…)
自分の願いのせいでいろは達が死ぬのを防ぐ為に、もう誰にも死んで欲しくないから、突き放したような態度を取った。
そのせいでみかづき荘には重苦しい雰囲気が立ち込め、いろは達から笑顔が消えた。
記憶ミュージアムに行こうとするいろは達を止め、自分の口から魔法少女の真実を伝えていたら。
もっと早くに彼女達と自分の願いに向き合っていたら、バラバラになる事だって無かったかもしれない。
後悔したって後の祭りだ。だからもうこれ以上後悔しない為に、今度こそいろはの手を掴み、フェリシア達をマギウスの元から取り戻す。
そのせいでみかづき荘には重苦しい雰囲気が立ち込め、いろは達から笑顔が消えた。
記憶ミュージアムに行こうとするいろは達を止め、自分の口から魔法少女の真実を伝えていたら。
もっと早くに彼女達と自分の願いに向き合っていたら、バラバラになる事だって無かったかもしれない。
後悔したって後の祭りだ。だからもうこれ以上後悔しない為に、今度こそいろはの手を掴み、フェリシア達をマギウスの元から取り戻す。
そう決意したのに
《本当に諦めが悪いのね》
まただ。
またこの声が聞こえてくる。
またこの声が聞こえてくる。
《環いろはを死なせたくないなんて言っておいて、まだ関わろうとするの?》
聞く必要は無い。
こいつの言葉に耳を貸したって何にならない。
どれだけ自分に言い聞かせても、容赦なくやちよの心へ爪を立てる。
こいつの言葉に耳を貸したって何にならない。
どれだけ自分に言い聞かせても、容赦なくやちよの心へ爪を立てる。
《折角生き延びたのにまたあなたが関わろとしたせいで、今度こそ死ぬかもね?》
《本当にあの娘や皆を死なせたくないなら、あなた自身がさっさと死んじゃえば良いじゃない》
《自分で死ぬ覚悟も決められない臆病者。そのくせ自分だけは環いろはに救われたい最低の偽善者》
「うるさいっ!!!」
これ以上は何も言うなと拒絶するように叫び、周囲を睨み付ける。
それだけで声はもう聞こえてこない。
それでもやちよには、この静寂もまた自分を責め立てるように感じられた。
それだけで声はもう聞こえてこない。
それでもやちよには、この静寂もまた自分を責め立てるように感じられた。
【E-3/一日目/深夜】
【七海やちよ@マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝(アニメ版)】
[状態]:魔力消費(小)、精神疲労
[装備]:環いろはの写真@マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝(アニメ版)
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品×1~3(確認済み、グリーフシードは無い)
[思考・状況]
基本方針:殺し合いを止める。
1:東方面を探索。6時間後にE-4で桐生さん達と合流する。
2:いろはに会いたい。
3:マギウスの魔法少女達を警戒。一応フェリシアも。
4:グリーフシードを手に入れておきたい。
5:桐生さんはともかくエボルトは信用できない。
[備考]
※参戦時期はセカンドシーズン2話で黒江と遭遇する前。
※ドッペルが使用可能かどうかは後続の書き手に任せます。
[状態]:魔力消費(小)、精神疲労
[装備]:環いろはの写真@マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝(アニメ版)
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品×1~3(確認済み、グリーフシードは無い)
[思考・状況]
基本方針:殺し合いを止める。
1:東方面を探索。6時間後にE-4で桐生さん達と合流する。
2:いろはに会いたい。
3:マギウスの魔法少女達を警戒。一応フェリシアも。
4:グリーフシードを手に入れておきたい。
5:桐生さんはともかくエボルトは信用できない。
[備考]
※参戦時期はセカンドシーズン2話で黒江と遭遇する前。
※ドッペルが使用可能かどうかは後続の書き手に任せます。
◆◆◆
「何はともあれ情報が手に入って良かったなぁ、おい」
「お前がいらねぇちょっかい出さなきゃ、もっと穏便に話が出来たんだよ」
「悪かったよ。あいつが俺の嫌いな女とやけに声が似てるもんだからつい、な」
「お前がいらねぇちょっかい出さなきゃ、もっと穏便に話が出来たんだよ」
「悪かったよ。あいつが俺の嫌いな女とやけに声が似てるもんだからつい、な」
ついじゃねぇんだよついじゃ。
腹立たしいスマイルで言っているが、下手をしたら余計に話が拗れていたかもしれない。
それをこの男は分かっているのだろうか。どうせ分かった上でやってるんだろうな。
こいつはそういう奴だと改めて思い知らされ、深くため息を吐いた。
それはそれとして、一つだけエボルトの言葉に納得がいく部分もある。
腹立たしいスマイルで言っているが、下手をしたら余計に話が拗れていたかもしれない。
それをこの男は分かっているのだろうか。どうせ分かった上でやってるんだろうな。
こいつはそういう奴だと改めて思い知らされ、深くため息を吐いた。
それはそれとして、一つだけエボルトの言葉に納得がいく部分もある。
「ベルナージュにか?」
「その名前を出すなって。嫌~な事まで思い出しちまうだろォ」
「その名前を出すなって。嫌~な事まで思い出しちまうだろォ」
わざとらしく身体をさするエボルトへ冷めた視線をぶつける。
実際戦兎からしてもやちよの声はベルナージュに似ていると思う。
というかベルナージュ本人が憑依しているのを一瞬疑った程だ。
美空が付けていたバングルが無かったので、それは無いと思うが。
実際戦兎からしてもやちよの声はベルナージュに似ていると思う。
というかベルナージュ本人が憑依しているのを一瞬疑った程だ。
美空が付けていたバングルが無かったので、それは無いと思うが。
「所で、話は変わるが」
唐突に話題を変更するエボルトに、さして驚きもしない。
自分と相打ちに持ち込んだ火星の王妃の話を長々とはしたくないのだろう。
黙って続きを促す。
自分と相打ちに持ち込んだ火星の王妃の話を長々とはしたくないのだろう。
黙って続きを促す。
「あの黎斗って奴に正攻法で勝てると思うか?」
「……無理だろうな」
「……無理だろうな」
エボルトが何を言いたいのか察すると、答えを返す。
戦兎の出した結論と同意見らしく、特に反論する様子は無かった。
戦兎の出した結論と同意見らしく、特に反論する様子は無かった。
複数の重要な事実が明らかとなったが、殺し合いを潰す上で最も無視できないもの。
それは黎斗が参加者に装着された首輪の解除を、禁止する姿勢が見られなかったこと。
むしろあの男はこう言ったのだ、自分を倒すにはその時点で首輪を解除しなくてはならない。そして黎斗自身に挑む事を新ルールとして提示してみせた。
つまり黎斗にとっては参加者の首輪解除すらゲームの一環に過ぎない。
それは黎斗が参加者に装着された首輪の解除を、禁止する姿勢が見られなかったこと。
むしろあの男はこう言ったのだ、自分を倒すにはその時点で首輪を解除しなくてはならない。そして黎斗自身に挑む事を新ルールとして提示してみせた。
つまり黎斗にとっては参加者の首輪解除すらゲームの一環に過ぎない。
首輪の役目とは本田のように主催者への反抗を封じる為の装置と、最初は思っていた。
だが黎斗は参加者が自分達に、ゲームの運営へ逆らうのを良しとしている。むしろ歓迎すらしているではないか。
考えてみれば、首輪解除を恐れるなら戦兎のような機械に強い人物を参加させている時点でまずおかしい。
首輪を外されても黎斗には何の痛手にもならないからこそ、戦兎の参加を認めているのだろう。
だが黎斗は参加者が自分達に、ゲームの運営へ逆らうのを良しとしている。むしろ歓迎すらしているではないか。
考えてみれば、首輪解除を恐れるなら戦兎のような機械に強い人物を参加させている時点でまずおかしい。
首輪を外されても黎斗には何の痛手にもならないからこそ、戦兎の参加を認めているのだろう。
参加者の反抗を抑制する首輪が解除されても問題無い、首輪が無くとも参加者を返り討ちに出来る力を黎斗は手にしている。
実際、戦兎とエボルトから見ても黎斗が変身した仮面ライダーの強さ、というより異常さは映像越しでも理解できた。
そもそもエボルトを参加させ、手元に無いがエボルドライバーを支給品にしているくらいだ。
仮面ライダーエボルが相手だろうと敵では無いと見ている証拠。
ここにあるかは不明だがエボルトリガーを使ったとしても、実際に戦ってみなくてはどうなるか分からない。
いや、もしエボルトリガーまであったらそれこそ状況は最悪だ。
何せそれはブラックホールフォームのエボルが相手だろうと、黎斗には問題にならないという事なのだから。
実際、戦兎とエボルトから見ても黎斗が変身した仮面ライダーの強さ、というより異常さは映像越しでも理解できた。
そもそもエボルトを参加させ、手元に無いがエボルドライバーを支給品にしているくらいだ。
仮面ライダーエボルが相手だろうと敵では無いと見ている証拠。
ここにあるかは不明だがエボルトリガーを使ったとしても、実際に戦ってみなくてはどうなるか分からない。
いや、もしエボルトリガーまであったらそれこそ状況は最悪だ。
何せそれはブラックホールフォームのエボルが相手だろうと、黎斗には問題にならないという事なのだから。
ではそんな黎斗を攻略する為の手は果たしてあるのか。
一つだけ戦兎には思い当たる節がある。
一つだけ戦兎には思い当たる節がある。
「あいつを倒すにはデュエルってのが重要な鍵になると思う」
「確か…デモンストレーションをしてたカードゲームか?」
「確か…デモンストレーションをしてたカードゲームか?」
戦兎が注視したのはデュエルに関する新ルール。
デュエルディスクとデッキを所持している参加者の支給品は没収するというもの。
テストプレイで思った以上に強力な支給品だと分かった為、急遽パワーバランスを調整する為らしい。
だが本番前に慌ててこういったルールを付け加えるとは即ち、黎斗自身もデュエルに関しては未だ未知数な部分があるからではないのか。
もし黎斗を倒すなら仮面ライダーの力だけではない、奴にとっても全てを把握し切れていない可能性のあるデュエルで裏をかく事こそ勝利に繋がるのでは?
デュエルディスクとデッキを所持している参加者の支給品は没収するというもの。
テストプレイで思った以上に強力な支給品だと分かった為、急遽パワーバランスを調整する為らしい。
だが本番前に慌ててこういったルールを付け加えるとは即ち、黎斗自身もデュエルに関しては未だ未知数な部分があるからではないのか。
もし黎斗を倒すなら仮面ライダーの力だけではない、奴にとっても全てを把握し切れていない可能性のあるデュエルで裏をかく事こそ勝利に繋がるのでは?
「って言ってもな、俺にもお前にもそのディスクだのデッキだのは寄越されなかっただろ?」
「ああ、だからデュエルに詳しい知識を持つ参加者。決闘者(デュエリスト)とも協力が必要になる」
「ああ、だからデュエルに詳しい知識を持つ参加者。決闘者(デュエリスト)とも協力が必要になる」
ビルドドライバーやトランスチームガンは変わらず自分達の手元にある。
新ルールであるデッキとデュエルディスク以外の支給品が没収されてないのは、二人にはデッキが支給されていない証拠。
使い慣れた武装を奪われずに済んだのは良いが、これだけでは黎斗に勝てる見込みも薄い。
デュエリストと呼ばれる者達との協力は必要だろう。
同じく必要不可欠なものとしては、やはり首輪の解除。
これを着けている限り、主催者達とは同じ土俵に上がる事すらほぼ不可能と言っても過言ではない。
ゲームの一環として首輪解除が存在するのなら、解除不可能な設計にはなっていない筈だ。
新ルールであるデッキとデュエルディスク以外の支給品が没収されてないのは、二人にはデッキが支給されていない証拠。
使い慣れた武装を奪われずに済んだのは良いが、これだけでは黎斗に勝てる見込みも薄い。
デュエリストと呼ばれる者達との協力は必要だろう。
同じく必要不可欠なものとしては、やはり首輪の解除。
これを着けている限り、主催者達とは同じ土俵に上がる事すらほぼ不可能と言っても過言ではない。
ゲームの一環として首輪解除が存在するのなら、解除不可能な設計にはなっていない筈だ。
やるべき事は多いが、全て殺し合いを止める為には欠かせない。
まずは6時間後のやちよとの合流に向けて、西方面の探索だ。
まずは6時間後のやちよとの合流に向けて、西方面の探索だ。
「にしてもホッとしたぜ」
いざ出発の段階で急に出鼻を挫かれる。
何だと思い同行者を見てやれば、皮肉気な笑みを浮かべている。
またもやロクでも無い事を言う気なのは明らかだった。
何だと思い同行者を見てやれば、皮肉気な笑みを浮かべている。
またもやロクでも無い事を言う気なのは明らかだった。
「あの放送で取り乱すようなら、あんまし先には期待できそうも無いからなぁ?」
「……」
「……」
巨大モニターに映し出された数々を見せつけられ、それでも戦兎は冷静に情報を整理しようと努めた。
もし何も知らない人間がその時の様子を見たら、何て冷静沈着な男だろうと感心するかもしれない。
若しくは人が死んだのにそんな冷静でいられるのかと、軽蔑するかもしれない。
だがエボルトには分かっていた。
ある意味では誰よりも桐生戦兎という人間(ヒーロー)を理解しているからこそ、分かったのだ。
もし何も知らない人間がその時の様子を見たら、何て冷静沈着な男だろうと感心するかもしれない。
若しくは人が死んだのにそんな冷静でいられるのかと、軽蔑するかもしれない。
だがエボルトには分かっていた。
ある意味では誰よりも桐生戦兎という人間(ヒーロー)を理解しているからこそ、分かったのだ。
あんなものを見せつけられて、何も想わない筈が無いだろう。
怒りを、後悔を、悲しみを抱かないなんて、そんな馬鹿な話があるものか。
人の死を単なるゲームとして片付けられた。
条河麻耶が必死の抵抗を踏み躙られ、命を散らした。
アユミが余りにも理不尽なルールの代償を肩代わりさせられた。
運試しという名目で名も知らぬ参加者が呆気なく殺された。
囚われた少女が幼い肉体を鎖で繋がれていた。
怒りを、後悔を、悲しみを抱かないなんて、そんな馬鹿な話があるものか。
人の死を単なるゲームとして片付けられた。
条河麻耶が必死の抵抗を踏み躙られ、命を散らした。
アユミが余りにも理不尽なルールの代償を肩代わりさせられた。
運試しという名目で名も知らぬ参加者が呆気なく殺された。
囚われた少女が幼い肉体を鎖で繋がれていた。
その全てを戦兎は見ている事以外、何も出来なかった。
何も、何一つとして。
何も、何一つとして。
それでも、諦める理由にはならない。
諦めだけは許されないと、そう教えてくれた男がいたのだから。
諦めだけは許されないと、そう教えてくれた男がいたのだから。
葛葉紘汰。仮面ライダー鎧武。
共に最上の野望を阻止した戦士。
彼の存在は、例え強力な仮面ライダーであっても檀黎斗には手も足も出ない事実を知らしめる絶望という役割を果たしたのか。
違うと、戦兎はそんなことは絶対にないと断言する。
確かに紘汰の死は堪えた。戦友である男が余りにも呆気なく殺され、ショックを受けなかったと言えば嘘になる。
共に最上の野望を阻止した戦士。
彼の存在は、例え強力な仮面ライダーであっても檀黎斗には手も足も出ない事実を知らしめる絶望という役割を果たしたのか。
違うと、戦兎はそんなことは絶対にないと断言する。
確かに紘汰の死は堪えた。戦友である男が余りにも呆気なく殺され、ショックを受けなかったと言えば嘘になる。
だけど紘汰は自分の死に悲観するのでも、後悔を口にしたのでもない。
託したのだ。彼にとっての戦友に、同じく殺し合いを止めるべく奔走する者達に。
仮面ライダーである戦兎達に。
託したのだ。彼にとっての戦友に、同じく殺し合いを止めるべく奔走する者達に。
仮面ライダーである戦兎達に。
「させねぇよ」
紘汰の死を、あくまでルール違反の一環としか見ていない運営陣へ。
無駄死にと嘲笑うだろう者達へ、告げる。
無駄死にと嘲笑うだろう者達へ、告げる。
「無駄だなんて、俺達が言わせない」
紘汰は命を落とした。それは覆せない。
だが紘汰の言葉は、意思は消えていない。消させない。
だが紘汰の言葉は、意思は消えていない。消させない。
ここからは彼らのステージだ。
仮面ライダービルド、桐生戦兎の戦いを始めよう。
仮面ライダービルド、桐生戦兎の戦いを始めよう。
【E-3/一日目/深夜】
【桐生戦兎@仮面ライダービルド】
[状態]:疲労(中)、ダメージ(中)
[装備]:ビルドドライバー+フルボトル(ラビット、タンク)@仮面ライダービルド、ドリルクラッシャー@仮面ライダービルド
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品×0~1(確認済み、フルボトルは無い)
[思考・状況]
基本方針:檀黎斗を倒し殺し合いを終わらせる。
1:西方面を探索。6時間後にE-4で七海と合流する。
2:監視も兼ねてエボルトと共闘する。信用した訳じゃねぇからな
3:首輪を解除する為に工具を探す。
4:万丈達やエグゼイドを探す。エグゼイドは檀黎斗を知っているのかもしれない。
5:環いろはをこっちでも探してみる。
6:デュエリストにも接触しておきたい。
[備考]
※参戦時期は『ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ』以降。
[状態]:疲労(中)、ダメージ(中)
[装備]:ビルドドライバー+フルボトル(ラビット、タンク)@仮面ライダービルド、ドリルクラッシャー@仮面ライダービルド
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品×0~1(確認済み、フルボトルは無い)
[思考・状況]
基本方針:檀黎斗を倒し殺し合いを終わらせる。
1:西方面を探索。6時間後にE-4で七海と合流する。
2:監視も兼ねてエボルトと共闘する。信用した訳じゃねぇからな
3:首輪を解除する為に工具を探す。
4:万丈達やエグゼイドを探す。エグゼイドは檀黎斗を知っているのかもしれない。
5:環いろはをこっちでも探してみる。
6:デュエリストにも接触しておきたい。
[備考]
※参戦時期は『ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ』以降。
【エボルト@仮面ライダービルド】
[状態]:健康、石動惣一に擬態中
[装備]:トランスチームガン+コブラロストフルボトル@仮面ライダービルド
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品×0~1
[思考・状況]
基本方針:生存優先。あわよくば未知の技術や檀黎斗の持つ力を手に入れる。
1:西方面を探索。6時間後にE-4でやちよと合流する。
2:戦兎と共闘しつつどこまで足掻くのか楽しむ。仲良くやろうぜ?
3:エボルドライバーを取り戻す。元は内海の?知らねぇなァ。
4:正攻法じゃあ檀黎斗を倒すのは難しいか。
5:やちよの声はどうにも苦手。まぁ次に会えたら仲良くしてやるさ。
[備考]
※参戦時期は『ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ』で地球を去った後。
※環いろはの姿を写真で確認した為、いろはに擬態可能となりました。
[状態]:健康、石動惣一に擬態中
[装備]:トランスチームガン+コブラロストフルボトル@仮面ライダービルド
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品×0~1
[思考・状況]
基本方針:生存優先。あわよくば未知の技術や檀黎斗の持つ力を手に入れる。
1:西方面を探索。6時間後にE-4でやちよと合流する。
2:戦兎と共闘しつつどこまで足掻くのか楽しむ。仲良くやろうぜ?
3:エボルドライバーを取り戻す。元は内海の?知らねぇなァ。
4:正攻法じゃあ檀黎斗を倒すのは難しいか。
5:やちよの声はどうにも苦手。まぁ次に会えたら仲良くしてやるさ。
[備考]
※参戦時期は『ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ』で地球を去った後。
※環いろはの姿を写真で確認した為、いろはに擬態可能となりました。
【環いろはの写真@マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝(アニメ版)】
環いろはが妹の環ういと一緒に写った写真。
ういの存在が柊ねむの記憶以外から切り離された影響で、本来ういが写っていた部分に不自然な空白が生まれている。
環いろはが妹の環ういと一緒に写った写真。
ういの存在が柊ねむの記憶以外から切り離された影響で、本来ういが写っていた部分に不自然な空白が生まれている。
『NPC紹介』
【ギガテックウルフ@遊戯王OCG】
通常モンスター
星4/炎属性/機械族/攻1200/守1400
全身が鋼鉄でできたオオカミ。
鋭くとがったキバでかみついてくる。
通常モンスター
星4/炎属性/機械族/攻1200/守1400
全身が鋼鉄でできたオオカミ。
鋭くとがったキバでかみついてくる。
【科学特殊兵】
通常モンスター
星3/闇属性/戦士族/攻 800/守 800
未知の生物に対抗するため、最新の科学兵器を装備した兵士。
背中のコンテナにはさまざまな兵器が収納されている。
通常モンスター
星3/闇属性/戦士族/攻 800/守 800
未知の生物に対抗するため、最新の科学兵器を装備した兵士。
背中のコンテナにはさまざまな兵器が収納されている。
001:うるさくてキングなやつたちとなんか名前がなくてファラオなやつたち | 投下順 | 003:妖星絢爛 |
時系列順 | ||
14:予測不能のベストマッチ | 桐生戦兎 | 032:疑惑のシステム |
エボルト | ||
07:ただ一つの「ホント」を手に入れるために | 七海やちよ | 043:呼び水となりて綻び |