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  • You say…絆 ―ギルド・ヴァイスフリューゲルの復活か!?―

決闘バトルロイヤル @ ウィキ

You say…絆 ―ギルド・ヴァイスフリューゲルの復活か!?―

最終更新:2025年05月30日 19:01

zombi2baisoku

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――ニノンとマサツグ様の戦闘は、勝負にすらならなかった。
仮面ライダー剣斬とニノン自体の相性は良い方だ。もしも相手がマサツグ様じゃなく、普通の強さの敵ならばいい勝負が出来たことだろう。

だが今回は相手が悪過ぎた。
変身したニノンを見てマサツグ様も変身。クロスセイバーと剣斬は同一世界の仮面ライダーであり、前者は仮面ライダーセイバーの最強フォーム――要するにその世界で最も強いであろう仮面ライダーだ。

クロスセイバーは制限もある上にマサツグ様とはあまり相性が良いとは言い難く――本来の使い手である神山飛羽真が変身した時ほどの強さは発揮出来ない。
そもそもセイバーの世界で剣士達は聖剣にそれぞれの想いを乗せて戦っている。だがマサツグ様にはそれが無く、相性的には最悪だ。

創造性という点でもマサツグ様は大した創造性なんて持ち合わせていない。
このような要因によりクロスセイバーは何ら能力を使えない状態にあるが――それでもスペックの差は圧倒的。

なによりニノンは戦闘が本格的に始まる前にマサツグ様のチートスキルで不意打ちを受けている。当然、その傷が響かないわけがない。

ゆえにマサツグ様の勝利は必然であり、圧倒的な力のみでマサツグ様はニノンを追い詰めてゆく。もはや約束された勝利といっても過言ではないだろう。

――正直、並の人間ならば精神がとっくにへし折れていそうな戦況だ。
この状況に対する打開策は――残念ながら特に思い浮かばない。
それでも未だに立ち上がり、マサツグ様を倒そうとするのはニノンが心優しい少女だからだ。

「――まだ、デス!まだワタシは負けてまセン!!」
「ふん。往生際の悪い羽虫だな」
「みんなが笑顔でいられる泰平の世を築くために――ワタシは諦めないデス!」

ニノンは本当に優しい少女だ。
本当はみかげのことも笑顔にしたかったが――何も出来なかった。彼女の気持ちに寄り添えず、それどころか彼女を怒らせてしまい、結果的に離れ離れになってしまった。

それでもみかげにマサツグ様の魔の手が伸びないように、戦うことなら出来る。……今のニノンにはそれしか出来ない。
みかげの心を救うのは、目の前の男をなんとかした後だ。なんとも出来ないような圧倒的に不利な状況だが――それでもニノンの闘志は未だに衰えていない。

心優しい少女はその身に痛ましいほどの傷を負い、それでもなお泰平の世を目指して邁進する。

ニノンの瞳は未だに光を失わず、前を見ている。
マサツグ様は往生際の悪い羽虫に若干の苛立ちを感じ、それが僅かに顔に表れている。
両者共に仮面に隠れてその表情は見えないのだが――――。

「笑顔だと?笑わせるな、薄っぺらい偽善者が」
「偽善者じゃありまセン。ワタシは事件を解決するだけじゃなくて、人の心も救えるような――そんな優しい家来になりたいだけデス!」

仮面越しでもその表情は容易に想像出来る。
マサツグ様はニノンのことを心底気持ち悪い羽虫だと思った。
二人の在り方は正反対だ。だからマサツグ様にはニノンが気持ち悪くて仕方がない。

理解不能なことをペラペラと喋る薄っぺらい偽善者だ。どうせこいつもロクなやつじゃないくせに――。

何が泰平の世だ。何が笑顔だ。
お前のような偽善者は、己が無力さを徹底的に叩き込む必要がある。

――マサツグ様はニノンという羽虫が気に入らない。
薄っぺらい正義感も、これだけ絶望的な状況なのに諦めようとしないその姿も。

こいつはいったい、なんなんだ。
何が笑顔だ。クラスメイトのミヤモトやトリタの嫌がらせで笑い者にされたことならあるが、アレは最悪だった。
あのゴミ虫共を蹂躙した時は、あまりにも面白すぎて笑えたが……。

――その時、不思議なことが起こった。

(――――ッ!?
どういうことデスか!?いきなり技術が上がりまシタ……!)

マサツグ様が負の感情を募らせれば募らせる程に剣技が冴え渡り、ニノンを苛烈に攻める。
――と言えば聞こえは良いが、唐突にマサツグ様の技量が上がり、素人とは思えないような身のこなしになった。
まるでいきなり誰かに力を与えられたかのように、剣の技術が上がった。

これはマサツグ様の逸話に由来した隠し能力(チートスキル)だ。
マサツグ様は本来なら大した技術もないはずなのにいじめっ子だったミヤモトから聖剣を奪った時、剣技の腕が唐突に上がった。

そこに目をつけ、面白がった檀黎斗はマサツグ様という歪な存在を創り出す際に条件付きで隠し能力として与えたのだ。

――ある世界には心意というシステムが存在する。キリトやPoHの世界だ。
その名の通り、心の在り方や意志で様々な事象を引き起こすシステムである。わかりやすく言えば、想いの力というやつだ。

仮面ライダーセイバーの世界の剣士達はそれぞれの想いを剣に乗せ、だからこそマサツグ様はクロスセイバーという仮面ライダーを使いこなせない。
だがそれは仮面ライダーセイバーの世界の剣士達が善良な剣士達が多かったことが大きな原因だ。要するに信念だとか、そういうものがマサツグ様にはないのである。

だが心意システムは強い負の感情でも使用出来る。強烈な想いがあれば、そこに正も負も関係ない。

――もっともそれによって陰我も蓄積されるのだが、マサツグ様は知る由もない。陰我という言葉自体、彼の存在していたはずの世界には無いのだから。

そしてマサツグ様は心意システムに似た方法でチートスキルを授けられた。
強い感情が引き起こされた時――彼は剣の技術が上がる。

――この隠し能力はパッシブスキルだが、その代わり聖剣が必要だ。スキル名を付けるならば『聖剣の担い手』だろうか。

そして今――ニノンを追い詰め、窮地に追いやったはずなのに、彼女の態度を見て負の感情がどんどんと加速することでこのスキルが解放されるに至った。
もっともこれは説明書などで個別の説明もされていない、本当に隠された能力だ。その存在はマサツグ様すら知らない。

だがご都合主義的にいきなり自分の剣技の腕が上がったことに違和感を覚えることもなく、むしろ天が自分に微笑んだのだとマサツグ様は考えた。

「おいゴミ虫。薄っぺらい正義を掲げてるくせに恥ずかしくないのか。っていうか見てる俺が恥ずかしくなってくるな」

彼の言うゴミ虫――それは当然、ニノンのことを指す。
元から自分の勝利は確信していたし、負ける気は微塵もない。

だが聖剣を上手く使いこなせなかった上に相手が思いのほかしぶとくなかなか仕留めきれなかったこと、なによりニノンの言動はマサツグ様の心に憎悪の火を灯していた。
しかしご都合主義的な力にマサツグ様は満足し、多少は余裕が出てきた。ゆえに相手を見下し、煽る。ムカつく相手だから罵る。

――この気質は元々のマサツグも同じだった。別世界のナオミ・マサツグと姿形は同じだが、その中身は全くの別物だ。

別世界のマサツグはひねくれ者だが、善性もある。なによりここまで歪んでいない。
だがマサツグ様は、はっきり言えば元々かなり性格が悪い人物だ。
クラスメイトから受けたイジメなども原因なのだろうが、それにしてもクラスメイト達に対する言動の数々は性格が悪いとしか言いようがない。

孤児達も性格が大きく異なり、別世界の孤児たちは初対面の相手に向かって蛆虫だのなんだの罵詈雑言を投げ掛けることはないだろう。

「薄っぺらい正義を掲げても、力が無ければ何も出来ない。――お前に厳然な実力差というものを教えてやろう」

――何者にも負けない圧倒的な力。
それは昔のマサツグ様にはなくて、今のマサツグ様にはあるもの。

直見真嗣という男を増長させ、その精神性に多大な影響を与えたのもソレだ。
まるで物語の主人公を褒めちぎるために存在するような孤児達の存在も大きいが、なによりの元凶は力である。

昔は弱かったから、ただのいじめられっ子だった。
死にたいと思ったことだって何度もある。――弱い奴はトリタやミヤモトのようないじめっ子にしつこく嫌がらせされる運命なのだから。

だが力を持ったマサツグはいじめっ子だった奴らを徹底的に見下し、ボロボロになった姿を見て笑った。化け物だのゴミだの罵り、まるでいじめっ子のようだ。

力が無ければ何も出来ない。
逆を言えば、力があれば成し遂げられることも多い。
想いだの信念だの正義だの――そんなものだけでは何も出来ないのだ。

それを証明するかのように、マサツグ様が圧倒的な力と剣技でニノンに猛攻を仕掛けると――ニノンは為す術なく敗れ、変身が解除される。
仮面ライダーの装甲で肉体の欠損は免れたが、それでもダメージは大きい。全身ボロボロで、身体中が傷まみれだ。

「くくく……ははは!情けないなあ、お前。これが正義の味方(笑)の姿か?」

無様に倒れた少女をクロスセイバーが見下す。
仮面に隠れて表情こそ見えないが――嘲笑する声は仮面に隠されることなく、自然とマサツグの口から漏れていた。なんとも呆気ない幕引きだ。

「……まだ、デス!」

ニノンがよろめきながらも、必死に立ち上がろうとする。――その瞳の灯火は未だ消えることなく、その意志を糧に彼女は前を向く。

まだみかげの心を救えていない。……それにもうあの時のような精神状態にはならないと思いたいが、自分達のリーダーであるモニカがまた一人で抱え込まないかも心配だ。

「ワタシはヴァイスフリューゲルの団員で、ショーグンの家来――ニノンデス!まだ諦めまセン……!!」

マサツグはあえてそれを止めることはなく笑っていた。流石にトリタの時ほどではないが、笑いをこらえきれない。
あまりにも面白過ぎるから、立ち上がろうとするニノンを蹴飛ばしてやった。

「ぐぇ……!」

ゴミ虫の呻き声が心地好い。
必死に立ち上がろうとしていた少女は、たった一撃の蹴りで体勢を崩されてまた1からやり直しだ。無様で滑稽で、笑うしかない。

「まだ……ワタシは……」

『何なの!? あんたまで私を悪者扱いしたいわけ!?』

――負けられない。
マサツグを倒して、みかげを探さなければいけない。誤解をといて、いつか彼女の心を救いたいから。

モニカがまた自分一人で突っ走ろうとしてるなら、止めなければならない。あの小さな軍人は過去に自分だけで背追い込もうとしたことがあるから。
アユミの死で色々と責任を感じてしまわないかも不安だ。

「こんなところで……負けられまセン……」
「ははは!本当に惨めだなぁ、お前」

ニノンを嘲笑い、腹を蹴り上げる。
ただでさえ甚大なダメージを受けているニノンの意識が飛びそうになるが――気力だけでなんとか繋ぎ止めた。

肉体的にはかなり限界に近く、気を抜けばすぐにでも気絶してしまいそうだ。それでも諦めず、立ち上がろうとしては蹴り飛ばされる。

それを何度も繰り返した。
何度も、何度も。
脳裏にはみかげやヴァイスフリューゲルの仲間たち――そしてショーグンの姿を思い出して。

「ふう。いい加減に飽きてきたな。そろそろ死ね」

だがそんなループも唐突に終わりが訪れる。
マサツグはあえて聖剣を使わず、嬲り続けて遊んだが――いい加減に飽きてきた。
仮面に隠れたマサツグの顔は誰にも見えない。だがその瞳は冷めきったもので、本当に彼がこの茶番に飽きたのだと物語っている。

クロスセイバーが無慈悲に刃王剣十聖刃を振り下ろす。
ニノンにこれを防ぐ術はない。風双剣翠風は変身解除された際に手放してしまっている。損傷も酷く、再変身は難しいだろう。

デイパックとも多少距離があり、新たな武装をすぐに取り出せるような状態でもない。
これまで気力を振り絞り戦おうとしてきた流石のニノンも、この瞬間だけは心底死ぬのが怖くて――ついギュッと目を瞑ってしまう。
死を恐れるのは、生き物として当然のことだ。

「――させるかっ!」

そして生き物は群れを作り――それを人は絆と呼ぶ。
集いし絆はいつしか眩い光となり、どんな絶望の未来すら照らし出す。

「私の仲間は誰にも殺させやしない!」

――クロスセイバーが振るった聖剣は、一人の少女の手にした剣によって受け止められていた。小さい体の癖にいっちょ前に軍服を着ている、謎の少女だ。

マサツグがマスクの下で忌々しげに舌打ちする。こんなにも弱そうな少女に自分の攻撃を止められるとは思っていなかった。

だが当然、スペックではクロスセイバーに変身中のマサツグの方が圧倒的に上だ。
力任せに何度も聖剣を振るえば、自然と勝てることだろう。

マサツグが次なる一撃を加えようとした――その瞬間、軍服少女がニノンの服の袖を掴み、後ろへ飛び退く。
必然的にニノンは引っ張られ、戦場から僅かに距離を開けた。

軍服少女は初撃を受け止めた時、クロスセイバーのパワーを思い知った。こちらには手負いのニノンも存在し、彼女を守りながらこの強者と戦うのは困難だと判断。
ならばまず迷わず選ぶべきはニノンを戦場から退避させること。少女の第一優先は仲間を守ることなのだから。

「モニカさん……。助かりまシタ……」
「大丈夫――ではなさそうだな」

大丈夫か?と聞くまでもない。
ニノンは見るからに満身創痍で非常に危うい状態だ。――軍服少女の心の中で仮面の男に対する怒りが湧き上がる。

だが今はニノンの治療が優先だ。こんな場所でどうにか出来る者がいるのかわからないが――とにかく、このまま戦闘続行というわけにはいかない。
軍服少女――モニカは仲間を守るために撤退を考える。

だがそんな簡単に撤退させてくれそうにないことも、薄々感じていた。
ニノンをこれほど追い詰めた相手だ。そう簡単に逃してくれるはずがない。

「馬鹿め。俺から逃げられると思ってるのか?」
「やはり撤退は不可能か……」

予想通り、クロスセイバーはすぐに距離を縮めて襲いかかってきた。剣を構え、刃王剣十聖刃を受け止める。
仮面ライダーと生身の人間だ。スペックが違いすぎる。いくらモニカが軍人とはいえ、この戦場から撤退することは困難を極めるだろう。

モニカは自分の握っている聖剣――戦雷の聖剣(スルーズ・ワルキューレ)を一瞥した。
相手のパワーは凄まじいが、こちらの聖剣もその名に恥じぬ頑丈さだ。余程のことがない限り、折れる心配はないだろう。
それに――。

「……其方たちなら来るだろうと思っていたぞ」

深海マコトと土部學が少しだけ遅れて、やってきた。
二人を置いて自分だけで駆け出したモニカだが――二人なら来るだろうと思っていた。こんな危険に巻き込みたくはないが、必ず来るだろうと信じていた。

マコトと土部は傷だらけのニノンとそれを庇うように剣を構えるモニカ、そしてクロスセイバーを見て大まかにだが状況を把握した。

特に土部はモニカから仲間の話を聞いている。マコトの方もクロスセイバーから感じるただならぬ邪悪な気配――そしてモニカの覚悟を宿した瞳を見て、ニノンがモニカの友だと察した。

「モニカ。俺にもお前の友を守らせてくれ」
『アーイ!』
「やっぱりこうして見ると怖いけど……僕も戦う」
『バッチリミロー!バッチリミロー!』

土部が緋々色金を構える。
まだ情熱が滾っているわけではないが――モニカを失いたくない。ゆきと再会したいという想いは即ち、力となる。

「――変身!」

『カイガン!スペクター!レディゴー!覚悟!ド・キ・ド・キ・ゴースト!』

そしてマコトが仮面ライダースペクターへと変身を遂げる。
まるで青い鬼のように二本の角が生えた仮面ライダー。しかしその蒼は、青空のようでもある。

「本当は巻き込みたくなかったが……こうなったら仕方ない」

ここは戦場だ。
おそらくだがそれを承知で二人はやってきた。自分についてきた。
一度覚悟を決めた者の意志を止めることは難しい。言葉では説得出来ず、眼前には未知の敵。こうなればもう――共に戦うしかない。

「マナブ、名も知らぬ貴公――」
「俺の名前は深海マコトだ」
「ま、マコト!我らが勝利を掴むために――共に戦い抜くぞ!」

集いし星が、新たな絆を紡ぎ出す。
アユミは失ってしまった。一度消えた命は、もう二度と戻らない。
だがこれ以上仲間を失わないために戦うことなら出来る。それにあの世のアユミは、きっとモニカがみんなのために戦うと信じているだろう。

「……フンッ。羽虫が何匹増えようが、結果は同じだ」

ニノンを守るように立ちはだかる三人を見たマサツグが忌々しげに吐き捨てる。
さっさとニノンを殺したいところだが、気持ち悪い存在が増えた。薄っぺらい正義感に駆られた愚かな奴らが。

「モニカさん、マナブさん、マコトさん……ありがとうデス!」

そしてニノンも――完全に気力を取り戻した。
みんなが――モニカが頑張ってるのに、自分だけ何もしないなんてつもりはない。

「またうるさくなったか。死に損ないの羽虫が」
「ノー。羽虫じゃありまセン!ワタシはヴァイスフリューゲル ランドソル支部のニノンなのデス!!
モニカさん――絆の力を見せてやりマショ~!」

ニノンは言うだけ言うと、デイパックに向かって走り出す。
当然マサツグ様はそれを追って殺したいとも考えるが――その前にスペクターが殴り掛かった。
しかしマサツグ様の「守る」スキルが発動し、ニノンが使っていた風双剣翠風が勝手に動くとスペクターを襲う。

だが流石は歴戦の仮面ライダー――不意打ちのようなこの攻撃に多少動揺こそしたが、難なく叩き落とした。
それと同時にモニカがクロスセイバーに斬り掛かる。
ほぼ同タイミングでマコトに対処したせいか自己防衛の守るスキルは発動せず、仕方なく己が聖剣で防ぐ。

――と、少し遅れて切り込んできた土部の剣がクロスセイバーに直撃。だが未だ渇望――想いの力が足りず、大したダメージは負わせられない。

「ちっ!」

イラついたマサツグが土部を蹴飛ばす。――モニカがクロスセイバーの腹を蹴り、後退することでなんとか蹴飛ばされた土部を受け止める。ダメージは最小限で済んだが、土部の体を痛みが襲う。

(戦うって、こんなに痛いのか……!)

怖い。
出来れば戦いたくなんてなかった。
それでも――――戦うしかないから。

「マナブ、大丈夫か?」
「うん。……痛いけど、大丈夫だよ」

心配してくれたモニカに痩せ我慢。
本当は怖い。でも――ゆきがもしこの殺し合いに巻き込まれていたら、いずれ彼を守るために戦う必要はあった。
何故なら土部はゆきのことが、好きだから。

――そしてニノンが帰還した。左腕に特徴的なブレスレットのようなツールを装着して。

『Standy……』

片手に握った眼魂(アイコン)を装着して、そのブレスレットへ嵌める。

『Yes Sir!loading……』
「――変身、デス!」
『テンガン!ネクロム!メガウルオウド!』

ニノンは友情の戦士――仮面ライダーネクロムに変身を遂げた。
モニカ、土部――そして仮面ライダースペクターと仮面ライダーネクロムが並び立つ。
――中身こそアランではないが、ネクロムの存在はマコトの心を更に鼓舞させた。

「――命燃やして、みなさんを守るデス!」

命、燃やす。
それはタケルがよく口にしていた言葉であり、マスクの下でマコトは笑みを浮かべていた。
まだモニカのこともニノンのこともあまり知らないが――。

「良い友だな、モニカ」
「うむ。ニノンは我がヴァイスフリューゲル ランドソル支部の自慢の団員で――私の友だ!」

いつしかモニカの心も多少は晴れやかになっていた。
友や人々を守るために――彼女は戦う。
アユミは死んでしまったが――それでも白き翼は墜落しない。

「調子に乗るなよ。お前みたいな死にかけのゴミが雑魚共と群れて何をどうするってんだ」

その光景にマサツグ様は更なる怒りを募らせる。
――本当に気に食わない奴らだ。

そして第三ラウンドが、開始する――――。

【一日目/黎明/D-1】
【マサツグ様@コピペ】
[状態]:健康、疲労(小)
[装備]:聖剣ソードライバー&刃王剣十聖刃&ブレイブドラゴンワンダーライドブック@仮面ライダーセイバー
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~5
[思考・状況]基本方針:他の参加者を殺して優勝する
1:並行世界の自分は殺す
2:まずは目の前の邪魔な女と愉快な仲間たちを片付ける。イラつき度的にはゴミ虫(ニノン)が最優先だが……
[備考]
※ミヤモトやトリタ戦など主にコピペになっている部分が元となって生み出された歪な存在です。
※「守る」スキルは制限により弱体化しています
※聖剣を手にしている時、感情次第では剣の技術が強化されます。
※クロスセイバーの制限については後続の書き手にお任せしますが、複数人で掛かれば勝てる見込みがある程度には制限されています。
現段階の制限は以下の通り
  • クロスセイバーの固有能力は基本的に使用不可。ただし条件付きで一部解禁される可能性はあります

【ニノン・ジュベール@プリンセスコネクトRe:Dive】
[状態]:ダメージ(極大)、疲労(大)、仮面ライダーネクロムに変身中
[装備]:メガウルオウダー&ネクロムゴーストアイコン@仮面ライダーゴースト
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品0~1
[思考]
基本:ハ・デスとかいう見るからにワルモノ倒して、さっさと脱出するデース!
1:モニカさん達と一緒に眼の前のヘンなやつさっさと倒して、みかげサンを探したいデース
2:ショーグンやユキ、クウカは無事なのでしょうカ?
[備考]
※参戦時期は少なくとも第一部終了後

【深海マコト@仮面ライダーゴースト】
[状態]:健康
[装備]:ゴーストドライバー&スペクターゴースト眼魂@仮面ライダーゴースト
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]基本方針:ゲームマスター達は俺が倒す!!
1:モニカや學やモニカの友と一緒に目の前の男を倒す!
2:あの男は仮面ライダーなのか……?
[備考]
※参戦時期はゴースト RE:BIRTH 仮面ライダースペクター終了後
※シンスペクターゴーストアイコンを自分の意思で出すことは制限により不可能です。他の参加者に個別に支給されているか、何らかの条件によって出すことが可能になるかもしれません

【土部學@女装男子のつくりかたシリーズ】
[状態]:ダメージ(小)
[装備]:緋々色金@Dies irae
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]基本方針:モニカちゃんに一人で背負い込ませたくない。怖いけど一緒に戦う
1:モニカちゃん達と一緒に目の前の人と戦う
2:ゆきさんは本名で参加させられた可能性もある……?
[備考]
※参戦時期は女装男子のまなびかた終了後

【モニカ@プリンセスコネクトRe:Dive】
[状態]:健康、ちょい満足
[装備]:戦雷の聖剣@Dies irae
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]基本方針:決闘を終わらせる
1: みんなと共に目の前の男を倒す
2:目の前の男を倒した後、早急にニノンの治療がしたいな……
3:私はもう誰も失いたくない……
4:アユミ……私たちの勇姿、見ていてくれ……
[備考]


※ 風双剣翠風&猿飛忍者伝ワンダーライドブックが落ちています。変身にはもう使えないくらい損傷が激しいです

『支給品紹介』
【戦雷の聖剣@Dies irae】
モニカに支給。元聖槍十三騎士団黒円卓第五位、ベアトリス・ヴァルトルート・フォン・キルヒアイゼンが所持する聖遺物。
誰でも扱えるように細工されているが、創造に至るにはやはり相応の渇望が必要とされる。
バランスブレイカーにならないように様々な調整が施されている

021:タラちゃん、仮面ライダーになる 投下順 023:天命の聖剣
時系列順 032:疑惑のシステム
006:マラフトノカの行く末 ニノン・ジュベール 061:Chase the world
マサツグ様
36:ゆきを探して三千里 土部學
モニカ
50:いきなり生えてくるマコト兄ちゃん 深海マコト
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