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  • 決闘バトルロイヤル @ ウィキ
  • 地獄絵巻・序

決闘バトルロイヤル @ ウィキ

地獄絵巻・序

最終更新:2025年05月22日 13:37

zombi2baisoku

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空気が一変したと、闘争へ臨まんとする全員が肌で感じ取った。
昂る心に冷水を浴びせた、という陳腐な喩えは当て嵌まらない。
毒だ。
戦意を鎮火するのみでは飽き足らず、蝕み骨の欠片一つ残さず腐らせる猛毒。
言葉一つで舞台の主導権を我が物へ変えた存在を、誰もが無視できない。

男、である。
およそ日本人離れした長躯に相応しい顔付き。
猫のように細めた瞳で見下ろし、唇が弧を描く様は妖艶の二文字に尽きる。
開けた胸元から覗く肉体もまた、男の魅力を引き立てる役割を持つ。
ボディビルダー等の観賞用の筋肉ではない、鍛え上げ尚且つ余分な脂肪を削ぎ落とし完成させた言うなれば『実戦向き』の体。
獣を思わせるしなやかさは俗に美形と評される顔付きと相俟って、いつの世でも女達が放っては置かない。

誰もが注目せざるを得ない男の登場に、6人が抱いたのは何か。
天に二物どころかそれ以上の物を与えられた嫉妬か。
同性としての格の違いに敗北感を覚えたか。
異性の放つ妖しくも心揺さぶる魅力に胸の高まりを感じたか。

どれも違う。
全員が共通し男へ抱いたものとは、これまでの人生でただの一度も感じた事のないおぞましさ。
見てはならない、なのに目を逸らすなかれと視界を掌握される。
声を聴いてはならない、なのに耳を塞ぐなかれと抵抗を封じられる。
何一つ考えてはならない、なのに無駄な足掻きと魂の奥底までへばり付き離れなかった。

やけに喉が渇く。
またしても厄介な者が顔を出し、本当なら悪態の一つでも言ってやるところ。
しかし口を開くのはおろか、呼吸一つするだけでも吐き気が込み上げ眩暈がする。
人の形を取った形容し難き怪物に、真嗣は冷や汗を抑えられない。

「申し訳ありませぬ。無粋と承知の上で顔を出させて頂きました。ですが此度の舞台は悪鬼羅刹も手を叩いて踊り狂う、神仏無き殺戮遊戯。
 故に多少の茶々入れはどうか広き心でお許し願いまする」

己が恐怖の対象に見られているとは理解の上で、気にもしていない素振りの一礼。
やけに様になった優雅な仕草でも、怖気の走る存在感は隠し切れなかった。

「死合い、蹂躙、乱痴気騒ぎ。大いに結構!しかし折角の宴には少々華が足りないご様子。故に、僭越ながら拙僧らが一つ場を盛り上げて差し上げようと思った次第。
 準備は宜しいですかな?良子殿」

長ったらしい言葉の終わりを待っていたのか、見上げる体躯の背後よりピョコリと顔を出す者が一人。
男の腰にも届かない小柄な少女であった。
四肢も胴も細く、ランドセルを背負う齢特有の肉付きの薄い体。
好奇心旺盛さを感じさせる、パッチリと開いた両の瞳。
故にこそ、右手に下げた抜き身の刀が異様さを放っている。

「いつでもいけるよ。っていうより、リンボさんの前振り長過ぎじゃない?」
「これは失敬、拙僧一度話すとどうにも止まらぬ性分ですので。…ンン、骸の操作も支障ないようで」
「とりあえず一人だけならそんなに難しくないかな。後は刀にもっと慣れて、お姉をしっかり守れるようにならなきゃね!」
「ええ、ええ!良子殿がそうおっしゃるなら、このリンボめも助力は惜しみませぬ」

異次元の光景が広がっている。
病に侵され死の淵を彷徨った時に迷い込む、荒唐無稽な悪夢の世界のよう。
美しくもおぞましき男と、可憐な少女が旧来の友のように会話を弾ませ微笑み合う。
何の冗談かと目を疑う談笑を傍らで見守るは、伽藍洞の瞳を浮かべた肉袋。
左胸部分を彩る赤はとうに渇き変色、失った手首より滴り落ちるモノは最早彼女の中に残っていない。

桜ノ宮苺香という名の屍を控えさせ、吉田良子が内より殺意を垂れ流す。
最愛の姉は自分達の手元に確保済みとはいえ、これで全てが万事解決とはいかない。
姉の命を脅かす脅威は未だ健在、守る為にはもっと力を使いこなし強くなる必要がある。
狩り場は姉と同じくらい信頼を向ける術師が整えてくれた。

「さてそれでは、拙僧は向こうで踊りますので良子殿も存分に」
「うん!お姉みたいな強くてかっこいいまぞくにはまだなれないけど、頑張らなきゃ!」

ぎゅっと刀を握り締め決意を直接言葉に出し、それを合図に男が動く。
キャスター・リンボ、或いはアルターエゴ・リンボ。
辺獄を名乗る陰陽師が肉食獣の如き獰猛な笑みと共に接近、瞬く間に子羊共の群れへ到達。
目の前に敵が来たと頭が理解するまでが遅い。
走る為に一歩踏み出した瞬間を誰も目で捉えられない、人の枠を鼻で笑う領域の速さだった。

「ひんっ!?」
「ぎゃひぃっ!?」

リンボの急接近に気付かないなら、次に我が身へ起きたのもまた理解が及ばず。
何が何やら分からぬ内へ胴体へ衝撃と痛みが遅い、足が地を離れ宙を全身を投げ出していた。
蹴り飛ばされたと脳が状況を把握するより暇も無く、地面へ転がるクウカと龍玄へ迫る影。
見上げた先の刃へ思考を追い抜き体が反応、跳ね上がった右手の短剣と弾き合う。

「こ、今度は何なんですか~!?」

涙交じりの抗議に聞く耳貸さず、再び刀が振り下ろす。
悲鳴を上げて横へ転がり回避、起き上がったクウカに休む暇無く良子が斬り掛かった。
近くでは骸人形と化した苺香が放つ光弾を、これまた悲鳴と共に避ける龍玄の姿。
幼児の悲鳴に揺さぶられる心はとうに消え去り、残ったのは帝具で操られるだけの屍なのだから。

「ではでは、そろそろ拙僧らも始め――おっと」

『練習台』二人相手に張り切る良子を眺めつつ、自身の遊び相手へ振り返る。
直後、視界に広がるは肥大化させた鉄塊の如き拳。
リンボ同様人であって厳密には人でない参加者だからか、いち早く我に返った肉体派おじゃる丸だ。
突然現れた乱入者達の正体が何であれ、害にしかならないのは気配で分かる。
憎き一軍のホモ達とはまた別の理由で生かしてはおけない、放置するには余りに危険。
警鐘を鳴らす本能に逆らわず、いらない行動に出る前に仕留めに掛かった。

「ふぅむ?貴殿は…ああ成程」

だが当たらない。
鉄拳が顔面を打ち抜き、見るも無残に変えるまで1秒も要しない筈なのに。
動揺を一つも表情には出さず、漂う綿毛を避けるかの仕草で避ける。
大振りな動作はいらない、ほんの少し位置をズラすだけで掠らせもしない。
一発外れたなら当たるまで殴り続けるのみと、連続し拳を放つ。
BB先輩シリーズが力を付与、片手打ちのラッシュが炸裂。

「ごがぁっ!?」

悲鳴はリンボではない、拳を放った肉体派おじゃる丸からだ。
野獣先輩程の勢いはなくとも手数と速さは超人の域に入る殴打の嵐も、リンボにしてみれば遅過ぎる。
拳の合間を欠伸交じりにすり抜け、肉体派の名に相応しい胸筋を叩く。
それで終わりだ、血を吐き呆気なく吹き飛ばされた。

筋肉達磨から視線を外し、背後へ向けて腕を振るう。
爪が弾くは果実を模した槍、バナスピアー。
肉体派おじゃる丸に遅れてブラックバロンも戦意を取り戻し、リンボを仕留めに出た。
別方向より迫るは炎型の鍔が特徴的な刀、真嗣が振るう日輪刀の一閃。

基本的に面倒事は避ける真嗣、心の闇に侵されてはいても本来不要な争いは好まないコッコロ。
そんな二人でさえリンボへの強い警戒心は一致。
コレを危険、ここで倒さねばマズい事態にしかならない。

早急な排除を訴える脳に急かされ得物を振るうも、簡単に死ぬ相手ならこうも焦りを覚えてはいない。
二人掛かりに加え、アーマードライダーの機能と「守る」スキルによる強化。
以上が揃ってもリンボは涼しい顔で捌き、躱す。
インベスを貫く槍と鬼の頸を落とす刀が、爪に弾かれ砕き割る事も出来なかった。

『ギロットミロー!ギロットミロー!』

「へ、変身…!」

『ゲンカイガン!ディープスペクター!ゲットゴー!覚悟!ギ・ザ・ギ・ザ!ゴースト!』

ようやっと凍り付く全身を無理やり動かし、メグも戦闘へ参加を果たす。
乱入者達、特にリンボの放つプレッシャーを受けて尚も戦いを投げ出さない。
オレイカルコスの結界により増幅した心の闇が、皮肉にもメグの精神を幾分安定させたのだろう。
ベルトを取り出し眼魂を起動、軽快な音楽を響かせパーカーゴーストを纏った。
銀色のボディに各部へ備わった火の玉モチーフの装飾。
仮面ライダーディープスペクターの変身を終え、ブラックバロン達の支援を開始。

「や、やああああっ!」

制限されてか本来の武器、ディープスラッシャーの召喚は叶わず。
だが通常形態のスペクターを上回るスペックに頼れば、得物を持たずとも問題無し。
ガンマイザーをも怯ませた打撃で沈めるべく、リンボへと拳を突き出した。

「あぐっ!?」

指一本すらリンボに触れられず、反対に顔面を掴まれた。
容易く破壊はされない筈なのに軋みを上げ、仮面の下で苦悶に顔を歪める。
熟れた果実を握り潰すのと同じく、自分の顔も惨たらしい末路を迎えるのか。

無論、真嗣達がメグの死を跳ね退けるまで。
「守る」スキルが一段階上の力を齎すのを感じ、掌を翳す。
横ではブラックバロンがドライバーを操作、カッティングブレードが果実を切る。

『バナナスカッシュ!』

バナスピアーにエネルギーを充填、バナナ型の光刃を纏う。
このまま斬り付けてはメグまで巻き添えを食らう、解決するのはもう一人の力。
真嗣の手から衝撃波が放たれリンボを吹き飛ばす。
尻餅を付くディープスペクターの横を通り抜け、地面への激突を待たず槍を豪快に振るう。

仕留めた、そう確信を抱き、

「おや、その絡繰りは見覚えがありますな。確か…鎧武なる若造と同じもの」
「っ!?」

ヌッと至近距離で覗き込まれた。

「とはいえ鎧武程の力は感じませぬ。精々が童の玩具、このように容易く止められ当然でありましょうや」

光刃は確かにリンボを捉えたが、殺すにはまるで至らない。
バナスピアーの直撃が迫る最中、取り乱さずに五芒星を描き簡易の障壁を展開。
指先を起点に僅かな範囲のちっぽけなソレが、光刃を防ぎ血の一滴も流させない。
小賢しい抵抗などすぐに破れると両腕に力を籠めても、それ以上進まなかった。
戦極ドライバーの観察を終えるまでの猶予は過ぎ、再びリンボのターンへ。
ブラックバロンを蹴り飛ばし悠々と近付く。

「コッコロちゃん!」
「おい待てメグ!考え無しに飛び出すな…!」

背に届く声を無視してディープスペクターが駆け出す。
余裕たっぷりのリンボを標的に、ギラリと光る両腕の刃。
クァンタムレイザーと呼ばれる箇所は飾りに非ず、眼魔の肉体も切り裂く立派な武器。
奇怪な力を持っていようとリンボは生身、斬られれば血が出るし殺せる。
協力者を助けて参加者を一人減らす、一石二鳥だ。

「忠告には耳を傾けるべきでしたなァ」

聞こえた声は真正面ではなく背後から。
ブラックバロン以上の走力で距離を詰めた筈、なのに何故だ。
疑問の答えを出す余裕は無い、急ぎ動かねばとは分かるが動揺が枷となり反応を遅らせる。
襲い来る痛みへの覚悟もままならない状況へ、しかし装甲には衝撃がやって来ない。

スキルの効果で日輪刀が突風を放ち、リンボを妨害。
敵対中とはいえ守ると決めた少女の死を遠ざけた。
尤も有効打を与えた形跡は見当たらず、依然として自分達だけが無駄に体力を減らされている。
唯一の救いと言って良いのか、リンボの方から目立った攻撃はされていない。
こちらが刃を向ければ対処するだけで、向こうから牙を剥く様子は無かった。
悪趣味に付き合うのは御免だ、クウカの方にも駆け付けたいが許してはくれないだろう。

「ひぃ~!お、落ち着いてください~…!」

怯えを声色に乗せて懇願するも、肝心の相手は問答無用で刀を振るう。
モニカのように小さく可愛らしい(年齢はあっちが上だが)女の子なのに、容赦というものをまるで知らない。
快活な笑みの似合うだろう顔は恐ろしいまでに無表情。
作業感覚で殺しに来ているようで、それがまたクウカに戦慄を抱かせた。

短剣と刀が奏でる無骨な演奏を終わらせる方法は二つに一つ。
クウカが死ぬか良子が無力化されるかだ。

(ど、どうしましょう…これじゃあメグちゃんを止めるどころじゃありません…!)

メグを何とかして落ち着かせる最初の目的を忘れてはいない。
だが彼女の協力者は勿論、次から次へと乱入者が現れ場の混乱は治まるどころか悪化の一途を辿っている。
これではメグを止める以前に自分と真嗣が命を落とす、なんて展開にならないとも限らない。
さしものクウカも普段の被虐趣味は鳴りを潜め、危機感の方が勝った。

焦りを隠せないのは龍玄に変身中のタラオとて変わらない。
趣味の悪い柄のパンツを履いた変質者がこちらに協力し、多少の余裕を取り戻すも束の間。
別の怪し気な連中に襲われ戦闘を強いられている。

「何で僕ばっかりこんな目に遭うですか~!?」

自らに降りかかる理不尽を嘆いた所で、殺到する光弾の勢いは低下せず。
根は腐り切った外道なれど3歳児のタラオの泣き声を聞けば、善人なら多少は罪悪感が生まれるかもしれない。
生憎と光弾を撃つのは単なる死体、帝具に操られているだけで苺香本人の意識はとうに消滅。
極めて機械的に攻撃を加えていた。

「い…いい加減にするですよメスブタどもォ!お前らアバズレは、甚六さんみたいな童貞相手にケツでも振ってりゃそれで良いんですよぉ!」

疲労が限界へと達し回避行動にも遅れが生じ、被弾する回数が増加。
一方で骸人形に疲れなどある筈もなく、文字通り壊れるまで戦える。
度重なるダメージへ遂にタラオの中で何かがキレた。
低能の女どもは自分を精一杯愛でるのが義務だろうに、あろうことか痛め付けるなんて言語道断許すまじ。
最早、多少の被弾は無視してでも殺さなくては気が済まない。

『ブドウスカッシュ!』

ロックシードから力を引き出し、紫色の粒状のエネルギーを放出。
右脚へ収束させ跳躍、散々自分を甚振った女目掛け急降下。
龍玄が技を放つ姿は良子にも確認出来た。
ここで骸人形を失うつもりはない、後退させ龍玄の足底は地面を砕くに終わる。
が、これで問題無い。

「…っ。どこに…」

砕けたアスファルトが煙と共に宙を舞い、一時的に視界を塞がれた。
疑似的な英霊剣豪化で強化された感覚が敵の急接近を察知、咄嗟に刀を翳しすぐ衝撃が襲う。
敵は自分より小さくとも、アーマードライダーの腕力は侮れない。
殴り飛ばされ、偶然骸人形の傍へ転がる。
短い悲鳴が横で聞こえ、目をやれば今の今まで殺そうとしていたクウカが倒れているではないか。
自分同様に殴られ吹き飛んだらしい。

『ブドウスパーキング!』

カッティングブレードを操作し再度エネルギーを充填。
粒状の光が今度は右脚ではなく銃口へ集まり、光弾の威力を最大まで引き上げる。
インベスを焼き払った弾を人間相手に撃てばどうなるか、考えるまでもない。

「三人纏めて仲良く死んでく~ださ~い!」

善人どころか聖人にさえドス黒い殺意を抱かせ兼ねない、非常に腹立たしい口調が死を告げる。
フグ田タラオという金輪際現れない一番星よりも尊い命を脅かす蛆虫共へ、裁きの鉄槌を下す時だ。
幼児とは思えぬ程に歪めた形相でトリガーを引き絞り、





腹部へ猛烈な熱さを感じた。


◆◆◆


「ん……あれ……?」

寝惚け眼を擦り、ゆっくりと体を起こす。
億劫気に周囲を見回すと徐々に思考は本来の調子を取り戻し、当然の疑問をシャミ子に与えた。
ここは一体どこなのか、住み慣れた多魔市では無い。
一つ疑問が浮かべば二つ三つと増え、残留中の眠気はどんどん小さくなる。

「私どうしてここに…それに苺香さん達は……っ」

眠りに落ちる前に何があったか、この目で見た光景が鮮明さを増してリピートされた。
そうだ、たしかばんだ荘に集まった所を侍っぽい人に襲われたんだったか。
皆で一緒に戦って、でも侍は強くて戒一人に任せきりになってしまって。
それから、それから――

「…っ!苺香さんは…良、が……」

殺した。
背後から心臓を刀で差して、もこもこの衣装を真っ赤に染めて。
ちょっと、本当にちょっとだけ恐い目をして自分以上にまぞくっぽかったけど、絶対に悪い人なんかじゃないのに。
妹が彼女を殺してしまった。

悪夢であって欲しかった。
ごせんぞが出て来て夢魔の力に不調が出たからとか何とか、解説を始めて欲しい。
現実には誰も死んでないし、殺されてないと言って欲しい。
だけど、望んだ展開はまるで起きる気配がない。

「随分遅いお目覚めだな」

代わりに現れたのは、これが現実であると告げる霊能者。

ばっと振り向くと、人形染みた無表情の少女が見えた。
名前は知らないが顔は覚えている、あの場に遅れて現れ良子と言葉を交わしていた者。
ああつまり、やはり苺香が殺されたのは夢なんかじゃないらしい。

「あ、あなたは…皆は…良はどこですか…?良に何をしたんですか…!?」

疑問は何一つとして解消されていない。
自分が意識を失い、それから一体どうなったのか。
戒は、ココアは、小鳩は、仲間達は無事なのか。
何故妹は苺香を手に掛けたのか、目の前の少女ともう一人いた怪し気な男が原因だというのか。
聞きたい事、知らなければならない事が山ほどある。
焦燥を露わに質問をぶつけるシャミ子へ、少女の反応はやけに冷めたもの。

「妹なら向こうにいるだろう」
「えっ……」

言われてようやく気付いた。
さっきからやけに騒がしいのに、どうしてそっちを気にしなかったのだろう。
指差した方へ従い視線を移動、少女の言葉に嘘は無いとすぐに判明。

妹と苺香が戦っている。
いや、これを果たして戦いと言って良いものなのか。
悲鳴を上げて必死に戦闘停止を求める相手へ、一切の言葉を返さずに斬り掛かる良子。
転げ回りぴーぴー泣く相手へ、機械のように淡々と光弾を放つ苺香。
目を凝らすと苺香には右手が無い、光のなんとかというカードを使おうとし斬り落とされたまま。
死んだ筈の彼女が動き回ってる理由にも見当が付かず、困惑は一層深まるばかり。

戦場へ変化は即座に表れた。
最も小さな装甲服の者が地面を蹴り付け、全員の視界を封じる。
隙を逃さず殴り飛ばし、一ヶ所に固まった所を纏めて葬る気だ。

「助けに行かなくて良いのか?」
「っ!」

少女に告げられ困惑に支配された頭が引き締まる。
疑問は多々あり未だ納得のいかない部分だらけ。
だがしかし、それで良子達や殺されそうになってる人の危機に何もしないなんてのは有り得ない。
良子が苺香を殺したのが覆せない事実であっても、シャミ子にとってはこの世でたった一人の妹なのだから。

「やっ、やめてくださーい!」

巨大フォークを構え突撃、よいやさーっと殺害を阻止に出る。
悪意も殺意も無い、善意と妹を想う姉としての行動。

それがどんな結果を生むか、シャミ子は知らなかった。


○


改めて、哀れな娘だと最上は冷め切った瞳で見送る。
妹を助けたいが為に飛び出し、それから何が起こるのか。
全て自身の協力者、呪いが人の形を取った陰陽師の思惑通りに進むのだろう。
シャミ子が目を覚ますまでにリンボが何もしなかった訳が無い。
ロクでもない事を思い付き顔を綻ばせ、嬉々として仕込みを行ったのは記憶に新しい。
と言っても然程大掛かりな術ではないが。

娘の背に貼られた紙切れを視界に収め、小さく鼻を鳴らす。
リンボお得意の呪符の効果は、範囲内の気配の隠蔽。
下総国でアサシン・パライソに渡した物のインスタント版。
清姫暗殺に向かった彼女の侵入を、カルデアのマスターや新免武蔵に直前まで気取らせなかった程。
但し今回は即席の為、以前のような効果は期待出来ないが問題無い。
一度だけシャミ子の妨害を成功させれれば良いのだから。

もう一つの仕込みはシャミ子が持つ魔王のぶき。
巨大フォークの見た目に変化は無い。
しかし魔術に心得のある者が見れば、皆一様に顔色を変えるに違いない。

やったのは単純明快、自身の魔力を魔王のぶきに付与した。
ゲーム用語で言うエンチャント、これだけ聞けば別段問題には思えないだろう。
但し、魔力を流し込んだのがリンボであれば話は大きく変わって来る。
人間時代よりハイレベルな術式を得意にし、更に三体の悪神を喰らい得た膨大な呪力。
最早単なる強化では済まない、呪いを掛けられたと言った方が正しい。

そのような力を手にすればどうなるか。
結末の分かり切った劇を眺めるかの如く、最上の乾いた瞳が全てを映し出す。

「ぐげっ…いぎゃ…あァああああ…!なん、でずがごれぇ…!」
「え……」

何一つ理解出来ない。
自分が見ているもの、聞いているもの、魔王のぶきから伝わる手応え。
全て現実に起きているのに、酷く現実味が薄い。
多魔市の騒動でただの一度も見なかった地獄が実現されている。

魔王のぶきは腹部に当たり、ロックシード諸共戦極ドライバーを破壊。
それだけなら良い、強制的に変身解除してしまえば良子達の殺害阻止は上手くいったも同然。
フォークの先端がドライバーの破壊に留まらず、ライドウェアをも突き破り、タラオの小さな体を串刺しにしていなければ。
リンボの魔力が、魔王のぶきの性能をこれ程に引き上げていなければ。
変身アイテムを失ったで済む話だった。

「なん…え?あ、なん、で…わた、し……」

自分がやったことなのに理解が追い付かず、されど現実逃避は許されない。
思わず後退ればフォークも引き抜かれ、あっという間に血の池を作る。
獣の鳴き声に似た絶叫がシャミ子の頭を掴み、眼前の惨劇へと目を合わさせた。
しっかり見ろ、これはお前がやった事だと聞こえない筈の声が耳元で囁く。

「ひっ…!あ、だ、だめです…!今治しますから…!」

最初から殺す気なんて無かった。
ただ武器を叩き落とそうとかそれくらいで、良子達を助けられれば良かった。
どうしてこんな結果になってしまったのか分からず、確かなのは自分のせいで子供が一人死にかけている。
妹を殺そうとした相手とはいえ、死んで欲しいとまでは生来の優しからどうしても思えない。
重傷の小鳩にやったのと同じ、回復魔法を使用。
すぐに血が止まる、傷が治る筈なんだと焦燥感に突き動かされた光がタラオを包み込む。

気付けと言うのも酷な話だが、大前提として今の魔王のぶきにはリンボの魔力が流し込まれている。
インド異聞帯で、医神が身を以て思い知ったのと同じだ。
強過ぎる力は薬にならず、猛毒と変わらない。

「おぶげええええええええええ!?」

此度は術を行使したシャミ子と、対象に選ばれたタラオの身に降りかかった。
傷口を包む光は出血を止め、失われた肉を元へ戻す。
それだけで終わらない、悪しき術者の呪いが終わらせはしない。
傷口を塞いで尚も効果が切れず、タラオの全身が膨れ上がった。
ボコボコと肉が浮き立ち、まるで体の内側をナニカが這いずり暴れ回っているかのよう。
肉玉の集合体とも呼ぶべき醜悪な姿に、磯野家で寵愛を受けた幼児の面影は微塵も無い。

「ど…じで…ぼきゅ、が…ごんなめ、にっ」

自分の体が全く別の形に変わる激痛。
これに比べたら今までのダメージなど比べものにならない。
瞼の肥大化で視界も徐々に狭まる中、唯一見えたのは青褪める少女の顔。

「お…まえ……」

こいつだ、こいつが自分を醜い化け物に変えた。
この女が自分を、可愛らしさの欠片も無い姿へ変えたのだ。
許さない、絶対に許さない。
こいつのせいで世界はフグ田タラオという至高の人材を失った。
こいつのせいで死ぬことなどあってはならない、フグ田タラオという唯一無二の宝が命を落とす。
全部全部、この女のせいだ。
最早どこに顔があったのかも分からない肉の塊が、ありったけの恨みを籠めて最後の言葉を紡ぐ。

「おまえ…の……せい……です……」

バチュンと、汚らしい音がお終いの合図。
真っ赤に塗りたくった肉片と、どこの部位か分からないモノが一面に散らばって。
唯一形を残す首輪が、乾いた音を立てて転がった。



【フグ田タラオ@サザエさん二次創作 死亡】


◆


「……あ、や、ひっ……」

瞬きを繰り返しても、地面を彩る赤とピンクとその他諸々の花は消えない。
自分がどんな顔なのか、何を言おうとしたのかまぞくの少女には分からない。
目を覆いたくなる惨たらしい光景には、真嗣達でさえ思わず凍り付く。
ヒューヒューと呼吸の音が全員の耳へ届けられる中、

「ンン……」

笑う

「ンンンン……!」

嗤う。

「ンンンンンンンンン~~~~~~~~~~~~!!!くくくくくくクククククククハハハハハハハハハハハハハハッ!!!!!
 お見事!お見事に御座りまする優子殿!血を分けた妹を助ける為に、我が身を汚すことも厭わぬ姿勢!何と美しき姉妹愛でございましょうや!
 このリンボ、実に…実に実に実にィ感服いたしましたぞ!いやはやこれ程の覚悟を見せられて…ンンン!笑いが止まりませぬなァ!」

ただ一人、全てを引き起こした男だけが腹を抱えて呵う。
敬意も感動もそこにない、あるのは人の世を遊戯盤と見なし思いのままに弄ぶ悪意。
耳の奥へ流れ込む汚泥に誰しも嫌悪と戦慄を抱き、優勝を目指すコッコロとメグですら吐き気が止まらない。

「そっか…そっかぁ…!お姉、良のこと助けてくれたんだね」

唯一歓喜に身を震わせるのは、正気を失った良子。
大好きな姉が自分を守る為に駆け付け、悪童を華麗に成敗してくれたのだ。
喜ぶなと言う方が無理だ。
満面の笑みで抱きつき頬擦りする妹を、撫でるも抱き返しもできずシャミ子は震えるばかり。

「かくも美しきかな姉妹の愛。貴殿もそうは思いませぬか?」
「気持ち悪いっすね…!あんたもあのガキも…!」

にこやかにリンボが話しかけた相手は、息も絶え絶えで吐き捨てた。
真っ先にダウンし状況へ置いてけぼりになりつつあった巨漢、肉体派おじゃる丸が片手を掲げる。
剣聖に付けられた傷へ追い打ちを掛けられ痛む、だが苦痛すらも燃料に変え我が身を動かす。
奪った支給品から使えそうな物を選択、手に馴染みつつあるカードの効果を発動。

「(あんたもすぐにあのガキの後を追う可能性が)濃いすか?」

デュエルモンスターズのカードがTDN玩具でないのは実証済み。
描かれたイラストは現実の存在と化し、人間複数人を飲み込むサイズの火の玉が出現。
発動者の肉体派おじゃる丸ですら顔を顰める高熱の塊が、一瞬でリンボを閉じ込めた。

「クキキキキ…!キ…?」

余裕は一瞬で崩れた。
何故だ、自分が出した火の玉であの憎たらしいニヤけ面はあっという間に消し炭となる筈。
蝋燭責めを受けるホモのように、クッソ汚い喘ぎ声を出すしかできない。
なのにどうして、あいつは火傷どころか、服の焦げ目すら無いんだ。
猛烈な悪寒が駆け巡る中、一つの言葉が脳裏に浮かぶ。
『喧嘩を売る相手を間違えた』、と。

「火遊びがご所望であられますか。結構結構、では期待に応えると致しましょう」

五芒星を描いた指先に火の玉が吸い寄せられ、リンボの術へと組み込まれる。
腕を振るい現れるは炎の大蛇。
カード効果で自身に迫ったものよりも巨大な怪物が、相対中の4人へ牙を剥く。
毒で長々と溶かしはしない、灰も残さず焼き殺す。

「くっ…!」

自分と、何よりメグも狙われているとあっては真嗣も無視できない。
「守る」スキルの恩恵を受け日輪刀を振るう。
斬撃の渦が大蛇を掻き消し、スキルの名に恥じぬ守護を果たす。

「ぐううっ!?」
「きゃあああああ!?」
「アツゥイ!」

思い描いた光景を裏切り、熱が真嗣達を襲う。
「守る」スキルは機能し大蛇の勢いを削いだ、しかし完全に打ち消すには至らない。
制限の影響でスキルが弱体化しているから、それも理由の一つ。
だが何よりも、リンボの術が強過ぎるのである。
異星の神との接続は断たれ、術全般の出力も低下。
特異点や異聞帯で暗躍を続け、カルデアを相手取った時程の自由は効かない。
それでも尚、リンボは間違いなく参加者の中でも上位の力を持つハイ・サーヴァント。
容易く打ち破れると高を括るのは大間違いだ。

「うぅ…まだ、まだぁ…!」

変身してるにも関わらず、体中が熱くて堪らない。
これが戦い、真嗣を襲った時は彼がどれだけ加減してくれたのか今更思い知る。
でもマヤの為にも負けられない、負けてしまったら夢で見たようにマヤが皆から忘れ去られてしまう。
高めた戦意がディープスペクターの力を増加。
頭部のアンテナブレードへエネルギーが迸り、放つタイミングを今か今かと待つ。

「痺れちゃえー!」

リンボ目掛けてプラズマを放射。
破壊力はオメガドライブにも引けを取らず、ガンマイザーにも有効なダメージを与えた程だ。
これで倒せる、一撃で倒せなくても怯ませるくらいは可能。

尤も、リンボ相手には甘過ぎると言っても過言に非ず。

呪符を二枚取り出し頭上へ投げ放つ。
羽も、胴体も、嘴も、全てが紙で構成された鳥が二匹。
リンボお得意の式神召喚により、白鷲が主を守護すべく我が身を盾に変える。
プラズマに焼かれ黒く焦げた紙へ逆戻り、とはならない。
呪力をたっぷりと溜め込んだ二羽が怪鳥の如き叫び声を上げ、電撃を吸収。
自身の糧へと変換、揃って上空を飛び回る。

「そ、そんな…!?」
「倍にしてお返ししますぞ、遠慮なく受け取りくだされ!」

天より降り注ぐ黒き雷は、地上の傲慢を許さぬ神の怒りか。
或いは猿の足掻きを鼻で笑う悪神の戯れか。
別エリアで世界の破壊者達へ落とした以上の規模と威力で、光が降り注ぐ。
慌てふためき逃げた所で回避不可能、ならば掻き消すしかあるまい。

「次から次へと…!」

スキル効果を受け自身の力の高まりを実感。
日輪刀の輝きが黒雷を打ち消す、だが勢いを削げたのは半分まで。
残りは地上の蟻を焼き払う役目を果たし、全員等しく痛みに襲われる。

「中々に興味深い力をお持ちのようで」
「っ!!」

飛び掛けた真嗣の意識を急速に引き戻す声。
近い、リンボの接近をここまで許してしまった。
危機感が次の動きを急かし、自身を対象にスキル発動。
瞬間的に速さを増し日輪刀を振るい、

グチュリと、嫌な音が聞こえた。

「がっ、あああああああああああああっ!!??!」

自分の内側に、本来ある筈の無い部位が入っている。
異物感への不快は一瞬で激痛へと変貌。
左目に突っ込まれた指を動かされれば、脳を直接掻き毟られるに等しい痛みとなった。

「しかし、貴殿が持つには不釣り合いなようですな。この程度も避けられぬとはたかが知れる。風魔の小童の方がまだマシな動きが出来た事でしょう」

好き勝手言われても皮肉一つ返せない。
異世界で荒事には慣れたが、これ程の痛みは今が初めて。
抵抗しなくては、どうにかしないと死ぬ。
そう頭では分かっているのに、激痛が集中力をあっさり奪い去って行く。

「マサツグさんから離れてください…!」

となると危機に駆け付けるのは絆を結んだ少女。
血相を変え近付く少女へチラとも視線をやらず、呪符を一枚投擲。
魔力を乗せた紙は妖刀同然の切れ味を発揮、少女の柔肌を切り裂き臓物の雨を降らすだろう。

「こ、これくらい…耐えてみせます!」

しかしクウカとて無策で突っ込んだつもりはない。
展開されたシールドに呪符が命中。
半端な力の結界程度は障子紙よりも簡単に突破可能だが、これはただの盾ではない。
敵の魔法を吸収する効果を持ち、呪符の力を著しく弱体化。
単なる紙切れと化す札には目もくれず、シールドを展開したままリンボへ突撃。

「おっといけません。拙僧、足柄の鬼子と違い猪や熊と戯れる趣味はありませぬ故」

軽口を叩く余裕を存分に見せ付け、木の葉のようにひらりと躱す。
別に当たらなくても良い、目的はリンボへの攻撃ではなく真嗣の救出。
潰された目と繰り返す荒い呼吸に息を吞むも、怯んでいる場合じゃない。
彼を助けられるのは自分だけだ、デイパックに手を突っ込み目当ての物を取り出す。
武器としては使いこなせないと思っていたが、もう一つの用途がコレにはあった。

(メグちゃん……)

身の丈程もあるバズーカ砲へ跨り、発射準備完了。
振り落とされないように、後ろから真嗣を抱きしめる体勢で固定。
後は飛び立つだけだが、本当にこのまま行って良いのかと自分自身の心が問い掛けた。
メグのことも連れて逃げるべきじゃないのか。
しかし今から抵抗するだろうメグをどうにか引っ張り、バズーカ砲に乗せるのは現実的じゃない。
リンボにあっさり阻止され、今度こそ全員殺されるんじゃないのか。
だから、選ぶしかない。
メグを放置し真嗣と共に急ぎこの場を去る事を。

「……っ」

自分がやらねば真嗣を助けられない。
後ろ髪を引かれる思いを必死に振り払い、火を噴き飛び立つ。
制御に集中しないと激突し、地面へ真っ逆様だ。
分かっているがメグを置いて行った罪悪感の重さは、きっと自分一人なら耐えられなかった。
けど今は傷を負った仲間の存在が、泣き言を一切許さない。

「クウカ……」

背後から悔しさがひしひしと伝わるも、何を言うべきかが分からない。
メグを助けられないばかりか、クウカの精神に負担を強いてしまった。
不甲斐ない自分を嘲笑おうにも、痛みに思考がままならない。
片目を失い、何かを思う頭はぼんやりしたまま。

仲間も自分自身も守れず、逆に守ってもらう自分へ苛立つ事すら、今の真嗣には許されなかった。


【D-4 上空/一日目/早朝】

【直見真嗣@異世界で孤児院を開いたけど、なぜか誰一人巣立とうとしない件(漫画版)】
[状態]:ダメージ(大)、疲労(大)、左目失明、無力感、飛行中
[装備]:竈門炭治郎の日輪刀@鬼滅の刃
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~2
[思考・状況]基本方針:ラスボスを倒す。殺し合いを脱出するには、これしか手段がないようだな
1:エリン、クウカ、メグとその友人を守る。
2:メグを取り戻す、つもりだったんだが…。
3:もう失うことは御免だな。
[備考]
※「守る」スキルは想いの力で変動しますが、制限によりバランスブレイカーになるような化け物染みた力は発揮出来ません
※参戦時期はリュシア達が里親に行ってから。アルノンとも面識があります

【クウカ@プリンセスコネクトRe:Dive】
[状態]:ダメージ(小)、疲労(大)、魔力消費(中)、罪悪感と後ろめたさ、飛行中
[装備]:ガーディアン・エルマの短剣@遊戯王OCG、フライングランチャー@遊☆戯☆王ZEXAL
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~1
[思考・状況]基本方針:こ、困ってる人を助けます……
1:マサツグさんを連れて逃げます…でも、メグちゃんは……。
2:モニカさん達と合流したいです
3:クウカ、マサツグさんのことが気になりますが……今はそれどころじゃないですね
[備考]
※頑丈です。各種スキルも使えますが魔力を消費します。魔力は時間経過で回復していきます


◆◆◆


(これはいけません…!)

真嗣達が離脱し、残るリンボの標的は自分とメグ。
ついでにパンツ一丁の不審者。
大して役に立たなかったがタラオが死にこちらの戦力は減少、一方リンボの力は未だ未知数。
おまけに良子達も加勢するとなれば、自分達の勝ち目はゼロ。
絶体絶命の状況に、コッコロも撤退を選択。
あっさり見逃してくれるとは思ってない、何とか隙を作る他なかった。

タラオからデイパックを奪っておいて正解だ。
馬鹿正直に持たせたままでは、今頃良子に確保されていたろうから。
望みの道具を一つ取り出し、指で一回転させ起動。

『マンゴー!』

「変身…!」

『ロックオン!ソイヤッ!マンゴーアームズ!ファイト・オブ・ハンマー!』

バナナロックシードを取り外し、変身が解かれる前に素早く交換。
頭上のクラックが開き、落下したのは巨大なマンゴー。
展開し山吹色の甲冑を纏い、同色のマントを靡かせた騎士へと変身を遂げる。
アーマードライダーブラックバロン・マンゴーアームズ。
安定性を重視するバナナアームズと違い、パワーと防御力を特化させた形態。
ライドウェアが黒一色なこと以外は、駆紋戒斗のバロンと同じだった。

強固な外骨格のインベスならば撃破可能だが、リンボ相手にこれではまだまだ足りない。
アーマードライダーで倒すのなら、鎧武同様に黄金の果実の力を味方に付けねば勝機は薄い。
コッコロもこれだけで勝てるとは思っていない、逃げの一手を取るまで。

『マンゴースカッシュ!』

「う…中々の重さ…!」

重量級メイス、マンゴパニッシャーにロックシードのエネルギーを纏わせる。
バナスピアー以上の破壊力を誇る分、重さも倍。
少々苦戦しつつも持ち上げ、地面に叩きつけた。
本来は敵に直接ぶつける技だがこれで良い、破壊された地面とブロック状のエネルギーが周囲に拡散。
虫の大群の如く、殺到する山吹色と灰色がリンボの視界を塞ぐ。
ほんの少しでも足止めが叶ったのであれば、すぐに次へ移らねば。
ブラックバロンの変身を解き、別のベルトを装着。
どこからかやって来たバッタを掴みバックル中央にセット、瞬時に全身が超金属ヒヒイロカネで覆われる。

「変身、でございます…!」

『HENSIN』

『CHANGE KICK HOPPER』

バッタモチーフのマスクドライダーシステムにして、メグを攫った姿。
キックホッパーに変身し、ベルト横のスイッチへ手を置く。

『CLOCK UP』

タキオン粒子が余すところなく全身へ流れ、加速の世界へ侵入。
マスクドライダーシステムの資格者やワーム、時を支配下に置く者がいない場においてコッコロを止められない。
得られた猶予は僅か、本来のクロックアップより短く設定された制限が恨めしい。
動作一つ分も無駄には出来ず、メグと肉体派おじゃる丸の腕を掴み疾走。
時間切れとなるまでに少しでも距離を稼ぎ、ある程度離れた場所で肉体派おじゃる丸を宙に放り投げた。

『CLOCK OVER』

加速の世界から弾き出されるも、気を抜く事は許されない。
タンポポロックシードを起動しエアバイクにメグ共々乗り込んだ。
急浮上させ、混乱中の肉体派おじゃる丸を掴む。
生憎座席は小柄な少女二人で満席である。

「あ、あれ?コッコロちゃん?私いつの間に…」
「申し訳ありませんメグさま、少々強引に運ばせて頂きました。それから大変心苦しく思いますが、あなたは振り落とされないようしがみついてくださいませんでしょうか」
「(扱いが雑過ぎて)笑っちゃうんすよね」

軽くない傷を負ったのにこの扱いには、流石に肉体派おじゃる丸も苦笑いを返す。
とはいえ一応まだ自分と敵対する気は無いらしく、逃走へ手を貸すのだから文句も言えない。
乱入者達に好き勝手され、挙句の果てに逃げるで精一杯。
良い結果とは口が裂けても言えないが、命があるだけ今は良しとする。
今後もこのメスガキ二人と協力するか否か、まずは無事に逃げ延びてから考えよう。

夜明け間近の上空、太陽が顔を出し輝き照らされるにも関わらず。
未だ心の闇に囚われた彼女達の進む先には、光なんて微塵も見当たらなかった。


【D-4 上空(真嗣達とは別方向)/一日目/早朝】

【奈津恵@ご注文はうさぎですか?】
[状態]:疲労(大)、ダメージ(中)、オレイカルコスの結界による心の闇の増幅、搭乗中
[装備]:メグ専用ロッド@きららファンタジア、ゴーストドライバー&ディープスペクターゴースト眼魂@仮面ライダーゴースト
[道具]:基本支給品×2、巨大化(数十分使用不可)@遊戯王OCG、ランダム支給品0~2(ボーちゃんの分)
[思考・状況]基本方針:優勝しゲームに関する記憶を全部消した上でマヤちゃん達を生き返らせる。
1:チマメ隊の絆は永遠、だから私が取り戻すよ~!
2:コッコロちゃんと協力して頑張る。
3:タラちゃん死んじゃったんだね…でも最後に生き返らせてあげる。
4:マサツグさんとクウカさんも、最後に生き返らせてあげるね!だから次はちゃんと殺さなきゃ
[備考]
※ディープスペクターの武器であるディープスラッシャーについては、変身しても出現しません。他の参加者に武器として支給されている可能性があります。
※ディープスペクターへの変身は他の仮面ライダーと同じく魔力を消耗しません。
※オレイカルコスの結界の効果には気付いていません。

【コッコロ@プリンセスコネクトRe:Dive】
[状態]:疲労(大)、ダメージ(中)、オレイカルコスの結界による心の闇の増幅 、キャルへの罪悪感(大)、運転中
[装備]:ホッパーゼクター&ZECTバックル@仮面ライダーカブト、量産型戦極ドライバー+バナナロックシード(ナンバー無し)+マンゴーロックシード@仮面ライダー鎧武、タンポポロックシード@仮面ライダー鎧武
[道具]:基本支給品一式×2、オレイカルコスの結界@遊戯王デュエルモンスターズ(アニメ版)、盗人の煙玉@遊戯王OCG(1時間使用不可)、スイカロックシード@仮面ライダー鎧武(2時間使用不可)、デスノート(複製品)@DEATH NOTE
[思考]
基本:主さまたちの所へ戻る、たとえどんな手段を使ってでも
1:逃走に集中、こちらの方(肉体派おじゃる丸)に関しては逃げてから考えましょう
1:コッコロは、悪い子になってしまいました
2:キャルさま……それでもわたくしは…………
3:メグさまと協力。ですがいずれは…
4:タラオさまはお亡くなりになられましたか…
5:カイザーインサイトを要警戒
[備考]
※参戦時期は『絆、つないで。こころ、結んで』前編3話、騎士くんに別れを告げて出ていった後

【肉体派おじゃる丸@真夏の夜の淫夢】
[状態]:疲労(極大)、ダメージ(大)、右胸から左脇腹までの切創、淫夢ファミリーへの憎悪(極大)、虐待おじさんを殺せた喜び、ダンデライナーにしがみ付いてる
[装備]:
[道具]:基本支給品(タブレット破壊)、ゴッド・ハンド・クラッシャー@遊戯王OCG(発動不可)、攻撃誘導アーマー@遊戯王OCG(発動不可)、デス・メテオ@遊☆戯☆王(発動不可)、虐待おじさんのデイパック(基本支給品、ランダム支給品0~2)
[思考・状況]基本方針:優勝して淫夢の歴史から自分の存在を抹消する
1:今は振り落とされないようにする
2:淫夢ファミリーだけは絶対にこの手で殺す。特に野獣先輩、野獣死すべし
3:黒の剣士とI♥人類の男は次に出会ったら絶対殺してやるっすからね……
4:遊戯王カードはこの決闘で大事すね……
5:できれば他の優勝狙いの参加者と組みたいすね。このメスガキどもと組めるすか?
[備考]
※遊戯王カードの存在を知っていますが決闘者じゃないのでルールなどは詳しくありません
※本来の名前を思い出せません


◆◆◆


「とんだ茶番だったな」

自分の協力者と、哀れな少女達だけが残った戦場跡。
誰に向けるでもなく、呆れを籠めた呟きが寒風に溶けて消える。
何度思い返しても時間の無駄だと、最上は辟易したように顔を顰めた。

そもそもだ、リンボがその気になれば先程の6人を全滅に追いやるのは容易い。
良子の練習台が欲しいなら、一人を除いて殺せば良い。
骸人形のストックがいるのなら、目当ての人物を拘束し良子の前に引き摺り出すだけで良かった。
リンボの能力自体は最上も評価しているだけに、先の結果は無駄としか言いようがない。
体力、魔力、時間。
それらを削って得られたのはガキ一人の脱落と、そいつの首輪のみ。
支給品は既に同行者に取られていたらしく、殺害も八房によるものでない為骸人形には変えられない。
本当に何の意味があったのやら。

リンボがどんな悪趣味に走ろうと構わないが、遊びも度が過ぎればこちらの害となり兼ねない。
釘を刺しておくべきかと口を開きかけ、

「逸りなさるな最上殿。此度の優子殿の件は、最上殿にも益のある話ですので」
「何…?お前のくだらん趣味じゃないのか?」
「まあそれもありますが」

あっけらかんと肯定され、頭を抱えたくなった。
案の定個人的な露悪趣味のようだが、こほんと咳払いを一つ返される。
適当に煙に巻くのでないとすれば、シャミ子に手を汚させたのには意味があるらしい。
黙って続きを促す。

リンボ曰く、シャミ子もまた妹と同じく魔族の血筋の者。
より深く観察し分かったが、どうやら夢魔に類する一族の血を引いている。
良子よりは素質があれど、持ち得る力を十全に使いこなしてるとは言い難い。
本人の魔力の低さ、何よりシャミ子自身の強い善性がストッパーの役割を果たしてるせいで、魔族の力を中途半端どころか最低値程度しか発揮出来ていない。
シャミ子自身の意思で魔族の能力を最大限に開花するのは難しい。
ならばどうするか。

「難しく考える必要もありますまい。拙僧らの方で水を与え養分を与えてやれば宜しい。優子殿が善性により己が種を腐らせるなら、ソレを取り除いた時こそ――」
「大きく化けるかもしれない、か?」

然り、そう頷くリンボから視線を件のまぞくの少女へ移す。
妹に抱きつかれている彼女は、自分のやった事を未だ受け入れられてない様子。

「どうしたのお姉?あっ、もしかして疲れちゃったのかな?それじゃあリンボさんにお願いして、休ませてもらおっか」
「良…ほんとに、どうしちゃったんですか…?わっ、わたし、あの子を、こ、ころ…!」

不思議そうに小首を傾げる良子に対し、錯乱状態のシャミ子。
温度差の激しい姉妹を見つめ、最上は考える。
今のままでは単なるリンボの被害者だが、こちらの動き次第では利用価値の高い道具へ変えられる。
無論リスクはあるだろう、しかし成功した場合のリターンも無視できない。
本当に上手くいくかは今後慎重に見極めるとして、世直しに利用出来るカードが手に入るのならば。
リンボの策に一枚噛むのも、選択肢として頭に留めておく。

「あの娘に関しては一応納得してやる。逃げた連中は追わなくて良いのか?」
「構いませぬ。娘二人とあの被造物がどう転ぶか…ンンン!明るい未来は無いでしょう」

言わんとする内容は最上にも分かった。
殺し合いに乗っているらしい少女達、アレは間違いなく呪われている。
本人達は正気のつもりだろうが、リンボと最上の目は誤魔化せない。
何者かに術を掛けられたか、若しくは良子に使ったのと同じようなカード効果によるものか。
どちらにしても、一度呪いを受けた者の末路は決まっている。
祓わなければ破滅あるのみ、しかし祓ってやる義理も無い。
精々他の面倒な参加者とぶつかり、果てに身を滅ぼせばこちらにとっては好都合。
もう一組の男女、特に少年の方は持つ奇怪な力を持つ。
とはいえ戦闘を見る限りではリンボに遊ばれており、少なくとも継国縁壱程の要警戒対象とは思えなかった。
油断はしないが、現状そこまで強く気に掛ける必要も無いだろう。

「それと、どうせ気付いているんだろうが聞いておく。追跡して来る奴はどうする?」
「無論、こちらとの接触を望むのなら応じてやりましょう。そろそろ追い付いても良い頃合いです」

魔法のじゅうたんで移動中、自分達を追って来る気配には気付いていた。
降りて待ち構えるか振り切るかを最上が思考する傍で、此度の戦闘をリンボが発見。
反対意見を言う暇もなくあれよあれよと乱入し後回しとなったが、結局会うつもりらしい。
使える者か、害になる者か。
灯花の時のように式神を使って様子を見るのが最善、しかし召喚可能なのは一体のみとのこと。
であれば自分達が直接会わねばなるまい。

追跡者の事は気になるがもうそろそろゲーム開始から6時間が経つ。
ルールブックにも載っていた放送が始まるまで、残り僅か。

「良子殿。姉妹水入らずへ邪魔をするのは不本意ですが、そろそろ宜しいですかな?今後について話したい事があります故」
「…っ!あ、あなた…あなたなんですか…!?あなたが良に……苺香さんも…!」
「これはこれは…おかしなことを仰りまするなァ。そこな娘を手に掛けたのは良子殿ですぞ?そして優子殿も、あの小童を死へ誘った。
 共に互いを守護すべく手を汚すとは、かくも美しき姉妹愛には胸を打たれるばかり!」
「うん、そうだよね。良とお姉、どっちも大好きだから殺したんだよね。えへへ…お揃いだ」
「…っ。良……なんで……」

打ちひしがれるまぞくに憐れみこそ抱くも、手を差し伸べはしない。
放送後はまた大きくゲームの盤面が動き、自分もより直接的に動く必要が出るかもしれない。
だがどのような過程を経たとしても、辿り着く結末は一つ。
世直し実現、変わらぬ決意を宿し天を睨んだ。


【D-4/一日目/早朝】

【キャスター・リンボ@Fate/Grand order】
[状態]:疲労(小)、魔力消費(中)、上機嫌
[装備]:
[道具]:基本支給品一式×2、ランダム支給品0~3(シャミ子の分含む)、RUM-バリアンズ・フォース@遊戯王ZEXALシリーズ、光の護封剣(ゴールドシリーズ)@遊戯王OCG、空飛ぶじゅうたん@ドラえもん、小倉しおんの首輪、フグ田タラオの首輪
[思考]
基本:ただ、己の衝動と欲望の赴くままに
1:最上啓示、悪霊の集合体であろうかの御方の行く末、見届けて差し上げましょう
2:吉田良子、どう利用してやりましょうか……ンンンンン
3:里見灯花、まあそちらは式神の方に任せておきましょう
4:吉田優子、こちらで目覚めを促してやるのもまた一興
[備考]
※参戦時期は地獄界曼荼羅、退場後

【吉田良子@まちカドまぞく】
[状態]:疑似英霊剣豪化?、疲労(中)
[装備]:死者行軍八房@アカメが斬る!
[道具]:基本支給品一式、スパイセット@ドラえもん、ランダム支給品0~1
[思考]
基本:姉とこのひと(リンボ)のためにみんなころす
1:お姉は見つかった。お母さんや桃さん、ミカンさんも探したい。その後は――?
2:灯花ちゃん、ちゃんとねむちゃんやいろはちゃんと会えるといいね
[備考]
※リンボの術式とバリアンズ・フォースの影響で、擬似的な英霊剣豪の様なものとなっております。
 英霊剣豪特有の不死性は存在しませんが、バリアンズ・フォースの影響もあって身体能力その他が強化されております。もしかしたら魔術等を使用できるかも知れません。

【最上啓示@モブサイコ100】
[状態]:疲労(小)
[装備]:
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考]
基本:世界の『世直し』を為す。
1:リンボはいい具合に手綱を握って利用する。裏切るなら殺す。
2:あの娘(良子)は哀れであるが、別にどうでもいい。
3:里見灯花、同じくあの女も哀れだ。
4:吉田優子に利用価値があるなら、リンボの案に乗るのも手か?
[備考]
※参戦時期はモブ達と出会う前。
※ボディは浅桐美乃莉のものです。ボディの入れ替えは不可能となっております。

【吉田優子@まちカドまぞく】
[状態]:疲労(大)、精神的疲労(極大)、タラオを殺した事への激しいショック
[装備]:魔王のぶき(リンボの魔力で汚染)@きららファンタジア
[道具]:
[思考・状況]
基本方針:みんなが仲良くなりますように
1:良が苺香さんを…どうして……
2:私人を殺して……
3:桃やミカンさんだけじゃなくて、なんでお母さんと良まで……
4:なんか強くなりました!まぞくは進化した!
5:小鳩さんの知り合いと皆を捜します!
[備考]
※参戦時期は夏休み(アニメ2期7話、原作43丁目)以降です。
※魔王シャドウミストレスに変身していますが、特殊な出来事が無い限り精神に異常をきたすことはありません。

【桜ノ宮苺香@ブレンド・S】
[状態]:骸人形、、右手首欠損、空飛ぶじゅうたんで移動中
[装備]:桜ノ宮苺香専用ㅤクリスタル@きららファンタジア
[道具]:基本支給品一式、ハーブティー@かぐや様は告らせたいㅤ天才たちの恋愛頭脳戦
[思考・状況]
基本方針:……
[備考]
※良子に八房で刺殺された為、骸人形になりました。

【ガーディアン・エルマの短剣@遊戯王OCG】
ガーディアン・エルマが装備している短剣。
装備カード『蝶の短剣―エルマ』と同様の効果を持ち、装備した者の攻撃力をアップする。

【フライングランチャー@遊☆戯☆王ZEXAL】
神月アンナが持ち歩いている巨大なバズーカ砲。
人に向けて撃つ以外に、空を飛ぶ事も可能。

【マンゴーロックシード@仮面ライダー鎧武】
ロックシードの一種でランクA。
戦極ドライバーに装填すると対応したアーマードライダーのマンゴーアームズに変身する。

【デス・メテオ@遊☆戯☆王】
マリクに洗脳された城之内がデッキに投入した魔法カード。
相手プレイヤーに直接1000ダメージを与える。
原作版の為LP3000以下の相手には使えない効果は無し。
一度使うと6時間使用不可能。


069:託されし意志 投下順 071:物々交換録アルト
068:マジックテンペスター 時系列順
046:マスターピース 直見真嗣 085:kaleidoscope
クウカ
060:Stronger ─負け犬たちの後夜祭─ コッコロ 092:切なさも、胸の痛みも全て秘めた勇気に変え
奈津恵
フグ田タラオ GAME OVER
058:これはバトル淫夢でもBB劇場でもない 肉体派おじゃる丸 092:切なさも、胸の痛みも全て秘めた勇気に変え
052:■滅の刃(前編) キャスター・リンボ 084:醒めない悪夢
吉田良子
吉田優子
最上啓示
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