◆
何だか良く分からないが面倒な事になって来た。
士郎、風、みかげ三人共通の認識である。
予期せぬ乱入者達が原因で戦闘は一時中断、仕切り直しを余儀なくされた。
誰が来ようと獲物が増えただけ、構わず殺す。
脳筋気味に勇むのは簡単でも、警戒を強めねばならない存在が二人程いる。
士郎、風、みかげ三人共通の認識である。
予期せぬ乱入者達が原因で戦闘は一時中断、仕切り直しを余儀なくされた。
誰が来ようと獲物が増えただけ、構わず殺す。
脳筋気味に勇むのは簡単でも、警戒を強めねばならない存在が二人程いる。
「ひっ……」
怯えを声に出し後退るみかげを、やれ軟弱だとは言えまい。
偶然にも視線が合ったのは二人組の片割れ、六眼を浮かべた人ならざる男。
超常的な存在と縁のない日常を送って来た少女からすれば、おぞましき容貌の侍は恐怖の対象だ。
相手はみかげの様子に気付いても、欠片の興味も向けないが。
偶然にも視線が合ったのは二人組の片割れ、六眼を浮かべた人ならざる男。
超常的な存在と縁のない日常を送って来た少女からすれば、おぞましき容貌の侍は恐怖の対象だ。
相手はみかげの様子に気付いても、欠片の興味も向けないが。
「……もしかして、また日本人だけ殺したがるタイプ?なら私はイギリス人ですって言ってみようかしら」
「あの女みたいなのが他にもいるのは、流石に勘弁して欲しいんだけどな……」
「私だって嫌よ、一人いるだけでもうんざりだし」
「あの女みたいなのが他にもいるのは、流石に勘弁して欲しいんだけどな……」
「私だって嫌よ、一人いるだけでもうんざりだし」
軽口を叩く士郎と風も声色は硬い。
漂う血の臭いと纏う死の気配が、異様なまでに男は濃密。
バーテックスと違い等身大にも関わらず、対峙した際に抱く戦慄は圧倒的に上だった。
未だ剣を振るわれずとも分かる、これは相当骨の折れる相手だと。
漂う血の臭いと纏う死の気配が、異様なまでに男は濃密。
バーテックスと違い等身大にも関わらず、対峙した際に抱く戦慄は圧倒的に上だった。
未だ剣を振るわれずとも分かる、これは相当骨の折れる相手だと。
『まさか、こんなタイミングで会えるとはなァ。また一つ戦兎達への手土産が出来て喜ぶべきかね?』
士郎達が侍へ警戒を抱く一方で、エボルトの意識は桜色の髪の少女に向かう。
直接会うのは今が初めてだが、名前も顔も放送前から知っている。
今頃血眼になって探し回ってるだろう、苦手な声の女はどう思うやら。
直接会うのは今が初めてだが、名前も顔も放送前から知っている。
今頃血眼になって探し回ってるだろう、苦手な声の女はどう思うやら。
気さくに話しかけても良いがまずは邪魔な連中の対処が先決。
戦闘中の士郎達はもとより、憤怒のオーラを撒き散らす紺色の剣士も同様だ。
床に背を付け、痛い目に遭ったとは誰の目にも明らか。
こんな状態でも油断ならない存在感を発しており、侍同様の強敵に士郎達は身を強張らせる。
戦闘中の士郎達はもとより、憤怒のオーラを撒き散らす紺色の剣士も同様だ。
床に背を付け、痛い目に遭ったとは誰の目にも明らか。
こんな状態でも油断ならない存在感を発しており、侍同様の強敵に士郎達は身を強張らせる。
「な、なんであんたが陛下の剣を持ってるのよ!?陛下はどこに……」
「寝言を吐き散らすなアホ女…!やはり品性の無いコソ泥の仲間だな、恥という言葉すら知らないらしい。大体お前みたいな頭空っぽの能無しに説明してやった所で、理解出来る筈がないだろう」
「んなっ……!?」
「寝言を吐き散らすなアホ女…!やはり品性の無いコソ泥の仲間だな、恥という言葉すら知らないらしい。大体お前みたいな頭空っぽの能無しに説明してやった所で、理解出来る筈がないだろう」
「んなっ……!?」
見覚えのある姿と聞き覚えのある呻き声に、みかげも仮面越しに目を見開き問い質す。
すると予め台本を渡されたようにスラスラと罵詈雑言を捲し立てられ、怒りで顔に朱が宿る。
だがみかげ以上に怒りを覚えているのが紺色の剣士、クロスセイバーに変身中のマサツグ様だ。
雑魚と見下す二人組、いろはと黒死牟に反撃を受け無様に転がる羽目となった。
おまけに吹き飛ばされた先では、自分を苛立たせた連中が勢揃い。
中でも特に許し難い真紅の装甲へ歯を剥き、あらん限りの恨みをぶつける。
すると予め台本を渡されたようにスラスラと罵詈雑言を捲し立てられ、怒りで顔に朱が宿る。
だがみかげ以上に怒りを覚えているのが紺色の剣士、クロスセイバーに変身中のマサツグ様だ。
雑魚と見下す二人組、いろはと黒死牟に反撃を受け無様に転がる羽目となった。
おまけに吹き飛ばされた先では、自分を苛立たせた連中が勢揃い。
中でも特に許し難い真紅の装甲へ歯を剥き、あらん限りの恨みをぶつける。
「ふざけた小細工で騙すとは、やる事がセコいんだよ害虫。そこのピンク頭共々、雑魚の分際で誰に歯向かったかを理解させなきゃならないようだな」
いろはとは別にブラッドスタークがいて、しかも仕草や態度はオーエド町で自分をコケにした時と同じ。
こうなればマサツグ様と言えど、流石に察しは付く。
大方いろはの姿だけを模倣し、自身の正体発覚を防いだといったところか。
何とも浅い三流以下の猿知恵だと内心でこき下ろす。
こうなればマサツグ様と言えど、流石に察しは付く。
大方いろはの姿だけを模倣し、自身の正体発覚を防いだといったところか。
何とも浅い三流以下の猿知恵だと内心でこき下ろす。
『おいおい、初対面で随分な口の利き方するじゃねぇか。どこかで恨みでも買っちまったか?生憎覚えが無くてなァ』
「害虫の中でも特に不快だなお前は…!」
『怒るなって。本当に俺はお前さんと会うのは初めてなんだぜ?』
「害虫の中でも特に不快だなお前は…!」
『怒るなって。本当に俺はお前さんと会うのは初めてなんだぜ?』
小馬鹿にするようにわざとらしく惚け、マサツグ様の額に青筋が浮かんでもお構いなし。
のらりくらりと怒気を躱し、しょうがねぇなとボヤきトランスチームガンを操作。
攻撃の為ではない、纏った装甲が真紅の光を発し消失。
変身解除しマサツグ様のみならず全員に姿を晒すが、みかが達の知る長身の男はそこにいない。
のらりくらりと怒気を躱し、しょうがねぇなとボヤきトランスチームガンを操作。
攻撃の為ではない、纏った装甲が真紅の光を発し消失。
変身解除しマサツグ様のみならず全員に姿を晒すが、みかが達の知る長身の男はそこにいない。
ブラッドスタークの腰まであるかも微妙な、子供特有の低身長。
肉付きの薄い肢体を覆う黒のドレスは、真っ白い肌と相俟って幼いながらに妖艶さを醸し出す。
艶のある黒髪を揺らし、可愛らしさと美しさの両方を兼ね備えた容姿が笑みを浮かべた。
人を人とも思わない、滑稽な玩具のピエロを見つめる嫌な笑みを。
肉付きの薄い肢体を覆う黒のドレスは、真っ白い肌と相俟って幼いながらに妖艶さを醸し出す。
艶のある黒髪を揺らし、可愛らしさと美しさの両方を兼ね備えた容姿が笑みを浮かべた。
人を人とも思わない、滑稽な玩具のピエロを見つめる嫌な笑みを。
「な?直接会うのは初めてだろ?お前の記憶力がイカレてなけりゃ、俺の冤罪も晴れると思うがね」
散々翻弄した少年にいけしゃあしゃあと言ってのけ、美遊・エーデルフェルトの姿でエボルトはけらけらと笑った。
写真で見ただけのいろはへ擬態可能だったように、映像で見た人質の少女の擬態も容易い。
この姿を選んだ深い理由はなく、何と無しに思い出しただけ。
写真で見ただけのいろはへ擬態可能だったように、映像で見た人質の少女の擬態も容易い。
この姿を選んだ深い理由はなく、何と無しに思い出しただけ。
戦兎や万丈達ならともかく、フェントホープに集まった参加者がブラッド族の擬態能力を見るのはこれが初。
思いもよらない姿に目を見開く者、驚きはあれど変身能力自体は知っている為あっさりと受け入れる者。
そして、
思いもよらない姿に目を見開く者、驚きはあれど変身能力自体は知っている為あっさりと受け入れる者。
そして、
「うん?」
自身に集まる視線の中で、意外な感情を察知しそちらを見やる。
ついさきまでは警戒くらいだった筈が、この姿になった途端に膨れ上がる新たな気配。
その理由を考えようとするも、別の機会へ回す他ないらしい。
これまで蚊帳の外だった役者二名の参戦を、ブラッド族の鋭敏な感覚がしかと捉えた。
ついさきまでは警戒くらいだった筈が、この姿になった途端に膨れ上がる新たな気配。
その理由を考えようとするも、別の機会へ回す他ないらしい。
これまで蚊帳の外だった役者二名の参戦を、ブラッド族の鋭敏な感覚がしかと捉えた。
「揃いも揃って随分はしゃいでるわね。ここはいつから動物園になったのかしら」
大声でない、だというのにその冷笑はいやにハッキリと鼓膜へ届いた。
次から次へ現れる参加者へ意識を払うより早く、風は自身へ迫る気配を察知。
飛び退き、一手遅れて立っていた場所に巨大な爪が突き立てられる。
獰猛な魔物を従えた少女が、みかげを庇うように一歩前へ出た。
次から次へ現れる参加者へ意識を払うより早く、風は自身へ迫る気配を察知。
飛び退き、一手遅れて立っていた場所に巨大な爪が突き立てられる。
獰猛な魔物を従えた少女が、みかげを庇うように一歩前へ出た。
「あ、ありがと……」
「礼は不要です。私は陛下の命令通りに動いただけなので」
「……あっそ」
「礼は不要です。私は陛下の命令通りに動いただけなので」
「……あっそ」
愛想の欠片もないココアに眉を顰めるも、心には安堵が広まりつつある。
参加者の中で唯一、自分が信頼を置ける大人。
ホテル内の探索に出ていた『彼女』が戻って来たのだから。
参加者の中で唯一、自分が信頼を置ける大人。
ホテル内の探索に出ていた『彼女』が戻って来たのだから。
「ちょっと目を離した間にどんちゃん騒ぎだなんて、マナーの三文字が頭から抜け落ちてるの?」
「再会早々酷ぇ言い草だな。先に仕掛けて来たのはこいつらで、俺はむしろ巻き込まれた被害者なんだがねぇ」
「再会早々酷ぇ言い草だな。先に仕掛けて来たのはこいつらで、俺はむしろ巻き込まれた被害者なんだがねぇ」
おどけた仕草で答えたエボルトを、彼の協力者のカイザーインサイトは冷めた目で見つめる。
地下の探索を一旦打ち切り、みかげの待つ部屋に戻って来た。
ところがみかげ以外に複数人見ない顔がおり、しかも一人は2回目の放送後に合流を決めた地球外生命体。
何故か人質として紹介を受けた少女の見た目になっているも、手にした銃は真紅の装甲服姿の時と同じ装備。
加えて一度は刃と殺意をぶつけ合った関係だ、独自の気配とでも言うべき部分でエボルトだと気付けた。
既に相手が人間じゃないのを知った為、他者の外見を偽るくらいでは驚かない。
地下の探索を一旦打ち切り、みかげの待つ部屋に戻って来た。
ところがみかげ以外に複数人見ない顔がおり、しかも一人は2回目の放送後に合流を決めた地球外生命体。
何故か人質として紹介を受けた少女の見た目になっているも、手にした銃は真紅の装甲服姿の時と同じ装備。
加えて一度は刃と殺意をぶつけ合った関係だ、独自の気配とでも言うべき部分でエボルトだと気付けた。
既に相手が人間じゃないのを知った為、他者の外見を偽るくらいでは驚かない。
何故、放送を待たずエボルトが顔を見せたのか気になるが後回し。
番犬の役目一つ果たせない、糸を断ち切った元操り人形の対処が先。
どういう訳か自分が奪った筈の聖剣を持ち、夜空色の甲冑を纏ってるではないか。
番犬の役目一つ果たせない、糸を断ち切った元操り人形の対処が先。
どういう訳か自分が奪った筈の聖剣を持ち、夜空色の甲冑を纏ってるではないか。
「ふん、ノコノコ顔を出して来たかコソ泥め。親玉を気取ろうとゴミはゴミなんだよ。人の物を盗むなと幼稚園で教わらなかったのか?おっと、お前みたいなのを受け入れる施設なんてある訳なかったか」
「頭の悪い男程、無駄に話を長引かせるのよねぇ」
「頭の悪い男程、無駄に話を長引かせるのよねぇ」
聖剣を奪った憎い相手をここぞとばかりに罵り煽るも、返って来たのは欠伸交じりの退屈さを隠そうともしない態度。
相も変らぬ舐め腐ったカイザーインサイトへ、マサツグ様の不快感が一気に上昇。
ストレスの元を痛め付け消し去るべく、十聖刃のエンブレムをスライド操作。
三本の聖剣の力を引き出す工程を終えるのを見届けず、カイザーインサイトもバックルから十聖刃を引き抜く。
オリジナルと複製品の違いはあれど、スペックに差はないクロスセイバー二人が睨み合う。
相も変らぬ舐め腐ったカイザーインサイトへ、マサツグ様の不快感が一気に上昇。
ストレスの元を痛め付け消し去るべく、十聖刃のエンブレムをスライド操作。
三本の聖剣の力を引き出す工程を終えるのを見届けず、カイザーインサイトもバックルから十聖刃を引き抜く。
オリジナルと複製品の違いはあれど、スペックに差はないクロスセイバー二人が睨み合う。
「嘆かわしいな、お前のようなコソ泥に使われては剣も泣いてるだろ。ふう、力の差を直々に叩き込んでやらねばならんとは」
変身してももう遅い、聖剣の力はとっくに発動された。
火炎剣烈火のエネルギー体がマサツグ様の意志に応じ振るわれ、炎を纏った斬撃を放つ。
自分から奪った十聖刃で調子に乗るゴミが、焼かれて悶える様を想像し口の端を吊り上げる。
しかし陰惨な光景は現実にならず、火炎の刃はカイザーインサイトの一閃で霧散。
火炎剣烈火のエネルギー体がマサツグ様の意志に応じ振るわれ、炎を纏った斬撃を放つ。
自分から奪った十聖刃で調子に乗るゴミが、焼かれて悶える様を想像し口の端を吊り上げる。
しかし陰惨な光景は現実にならず、火炎の刃はカイザーインサイトの一閃で霧散。
「なっ!?」
驚くのはここからだ、儚く消える筈だった火の粉が再び集まり竜を形作った。
牙を剥き威圧する対象はマサツグ様、飲み込み骨まで溶かそうと大口を開け突進。
自分が放った烈火の斬撃以上に脅威を感じ、「守る」スキルが発動。
突如暴風が吹き、炎の竜を掻き消す。
なればと続けて流水を出現、炎とは打って変わって激流がカイザーインサイトを襲う。
牙を剥き威圧する対象はマサツグ様、飲み込み骨まで溶かそうと大口を開け突進。
自分が放った烈火の斬撃以上に脅威を感じ、「守る」スキルが発動。
突如暴風が吹き、炎の竜を掻き消す。
なればと続けて流水を出現、炎とは打って変わって激流がカイザーインサイトを襲う。
だが届かない、水滴一つカイザーインサイトは浴びない。
激流が凍結し騎士を思わせる氷像三体に変化、槍を構えマサツグ様に突き刺す。
予想だにしない光景が二度続き、訳が分からぬままに十聖刃を振り回し迎撃。
砕け散った氷の破片が散らばるも、三本目の聖剣が発す音に掻き消された。
天上高くから雷が降り注ぎ、神罰と見紛う地獄を創り出す。
激流が凍結し騎士を思わせる氷像三体に変化、槍を構えマサツグ様に突き刺す。
予想だにしない光景が二度続き、訳が分からぬままに十聖刃を振り回し迎撃。
砕け散った氷の破片が散らばるも、三本目の聖剣が発す音に掻き消された。
天上高くから雷が降り注ぎ、神罰と見紛う地獄を創り出す。
「学習能力がないの?」
オーエド町での戦闘で、戦士達を慄かせた光景も覇瞳皇帝には茶番以下。
頭上からの輝きは複数の頭部を持つ大蛇に生まれ変わり、標的をカイザーインサイトから変更。
意味が分からないという内心を隠さず、頭上を見上げるマサツグ様に食らい付く。
「守る」スキルの恩恵を受け不可視の結界が出現、雷の牙は掠りもしない。
と僅かに気を抜いた瞬間、大蛇は己が身を矢に変え射出。
頭上からの輝きは複数の頭部を持つ大蛇に生まれ変わり、標的をカイザーインサイトから変更。
意味が分からないという内心を隠さず、頭上を見上げるマサツグ様に食らい付く。
「守る」スキルの恩恵を受け不可視の結界が出現、雷の牙は掠りもしない。
と僅かに気を抜いた瞬間、大蛇は己が身を矢に変え射出。
「ぐうううう…!?」
脅威の度合いを下げ油断した為か、「守る」スキルは発動せず。
ただでさえ軽くないダメージの残る体を、猛烈な痺れが走った。
生身であったら、元の容姿が判別不可能な黒焦げ死体へ早変わりだ。
ただでさえ軽くないダメージの残る体を、猛烈な痺れが走った。
生身であったら、元の容姿が判別不可能な黒焦げ死体へ早変わりだ。
「何だこれは…どんなインチキを使った…!?腐り切った性根の虫けらが……っ!」
「はぁ?急に何を言って……ああ、そういうこと」
「はぁ?急に何を言って……ああ、そういうこと」
同じクロスセイバーであるのに、カイザーインサイトが使ったのはマサツグ様にとって未知の能力。
自分から奪った後で勝手に細工でも加えたのか。
卑劣な手を疑い憤る少年へ、相手は訝し気に見やるもすぐに納得。
呆れと侮蔑、ついでにほんの少しの憐憫を視線に宿す。
同じ仮面を被ってはいても片や激怒が吹き荒れ、片や至って冷静と正反対だった。
自分から奪った後で勝手に細工でも加えたのか。
卑劣な手を疑い憤る少年へ、相手は訝し気に見やるもすぐに納得。
呆れと侮蔑、ついでにほんの少しの憐憫を視線に宿す。
同じ仮面を被ってはいても片や激怒が吹き荒れ、片や至って冷静と正反対だった。
前提の話として、マサツグ様と十聖刃の相性は良いとは言えない。
「聖剣の担い手」スキルによる剣術の上昇と、クロスセイバーの高機能は確かに脅威だ。
されどクロスセイバーの本質とも言える、創造力の強さを活かした力はロクに使えていない。
反対にカイザーインサイト…千里真那がどうかと言うなら、今しがたマサツグ様を痛め付けた光景が答え。
VRゲーム「レジェンド・オブ・アストルム」を開発した天才達、七冠(セブンクラウンズ)の一人。
神山飛羽真とは相容れぬ在り方なれど、物語を紡ぐ創造力では引けを取らない。
世界規模の能力こそ厳重な制限を受けたが、参加者同士の戦闘における小規模な改変や再創造なら問題無しと主催者も設定。
相手の放った攻撃を、自らの望む形に変える。
創造力の高さがそういった戦法を可能にするなら、飛羽真以外にカイザーインサイトが使えたとて不思議は無かった。
「聖剣の担い手」スキルによる剣術の上昇と、クロスセイバーの高機能は確かに脅威だ。
されどクロスセイバーの本質とも言える、創造力の強さを活かした力はロクに使えていない。
反対にカイザーインサイト…千里真那がどうかと言うなら、今しがたマサツグ様を痛め付けた光景が答え。
VRゲーム「レジェンド・オブ・アストルム」を開発した天才達、七冠(セブンクラウンズ)の一人。
神山飛羽真とは相容れぬ在り方なれど、物語を紡ぐ創造力では引けを取らない。
世界規模の能力こそ厳重な制限を受けたが、参加者同士の戦闘における小規模な改変や再創造なら問題無しと主催者も設定。
相手の放った攻撃を、自らの望む形に変える。
創造力の高さがそういった戦法を可能にするなら、飛羽真以外にカイザーインサイトが使えたとて不思議は無かった。
「だから言ったじゃないの。豚に真珠だって」
「お、前ぇぇ……!!」
「お、前ぇぇ……!!」
わざとらしいくらいに大きくため息を吐かれ、マサツグ様の怒りに更なる油を注ぐ。
自身の精神性が原因でクロスセイバーの本領発揮が不可能とは気付けず、敵が卑怯な手を使ったと決めつけ激昂。
叩き込む勢いで十聖刃を納刀、トリガーを操作し引き抜く。
マサツグ様の動きに何をするのか分かり、カイザーインサイトも同様に剣を納め抜刀。
自身の精神性が原因でクロスセイバーの本領発揮が不可能とは気付けず、敵が卑怯な手を使ったと決めつけ激昂。
叩き込む勢いで十聖刃を納刀、トリガーを操作し引き抜く。
マサツグ様の動きに何をするのか分かり、カイザーインサイトも同様に剣を納め抜刀。
『刃王!必殺読破!』
『聖刃抜刀!刃王一冊斬り!』
真紅に染め上げた刀身へ星雲を纏わせ斬る大技。
上弦の壱相手には不発に終わり、忌々しい傷を受ける羽目になったが今回は違う。
メーターを振り切れて尚も止まらない憎悪の上昇が、剣術の冴えを一層の脅威へ変える。
度重なる屈辱をここで断ち切るべく、獣の如き絶叫を上げ刃を放つ。
許し難い虫けらを完全に消し去る斬撃波が、常人はおろか名のある剣士ですら視認不可能な速さで振るわれ、
上弦の壱相手には不発に終わり、忌々しい傷を受ける羽目になったが今回は違う。
メーターを振り切れて尚も止まらない憎悪の上昇が、剣術の冴えを一層の脅威へ変える。
度重なる屈辱をここで断ち切るべく、獣の如き絶叫を上げ刃を放つ。
許し難い虫けらを完全に消し去る斬撃波が、常人はおろか名のある剣士ですら視認不可能な速さで振るわれ、
「は?」
十聖刃に纏わせた星雲が、引き千切った綿あめのように飛び散る。
必殺の剣が急激に威力を削がれ、マサツグ様は間の抜けた声を一つ漏らす。
星雲は眩い星空から一転、妖しく輝く紅い空となり十聖刃を覆う。
但し、マサツグ様のではなくカイザーインサイトが持つ本物の、だ。
模造品の十聖刃のエネルギーを、自分が操る力として再創造。
星雲と紅雲を纏め上げ、本来の斬撃技を凌駕する威力を叩き出す。
必殺の剣が急激に威力を削がれ、マサツグ様は間の抜けた声を一つ漏らす。
星雲は眩い星空から一転、妖しく輝く紅い空となり十聖刃を覆う。
但し、マサツグ様のではなくカイザーインサイトが持つ本物の、だ。
模造品の十聖刃のエネルギーを、自分が操る力として再創造。
星雲と紅雲を纏め上げ、本来の斬撃技を凌駕する威力を叩き出す。
「わざわざ私を有利にしてくれてありがとう、お馬鹿さん」
自分が最後まで踊らされたと、理解出来たのかどうか。
カイザーインサイトは興味を抱かず、己へ逆らった愚者へ裁きを下す。
フェントホープの一室は、この世の終わりに等しい絶望的な輝きに包まれた。
カイザーインサイトは興味を抱かず、己へ逆らった愚者へ裁きを下す。
フェントホープの一室は、この世の終わりに等しい絶望的な輝きに包まれた。
◆
「あれ…?」
何が起こったかを理解するのに、少しの時間を要した。
いろはの記憶が正しければ、フェントホープ内で紺色の剣士同士の戦闘が勃発。
二人の内の一人、獣の耳を生やした女性が剣を振るった直後の記憶が曖昧だ。
コネクトでも滅多に見ない、膨大な魔力を秘めた技の予兆へ肌が粟立ち。
このまま放たれては非常にマズいと思った瞬間、衝撃と轟音に襲われ軽く意識が飛び。
いろはの記憶が正しければ、フェントホープ内で紺色の剣士同士の戦闘が勃発。
二人の内の一人、獣の耳を生やした女性が剣を振るった直後の記憶が曖昧だ。
コネクトでも滅多に見ない、膨大な魔力を秘めた技の予兆へ肌が粟立ち。
このまま放たれては非常にマズいと思った瞬間、衝撃と轟音に襲われ軽く意識が飛び。
気が付けば何故か、地上を離れ空にいたのである。
「わたしどうして…。っ!黒死牟さんは……!」
「一々狼狽えるな……」
「ひゃうっ!?」
「一々狼狽えるな……」
「ひゃうっ!?」
間近で聞こえた低い声に驚き顔を動かし、見知った顔があった。
と言っても六眼ではなく、青いレンズに王冠状の頭部パーツ。
更に視線を移すとステンドグラスに似た胸部や、白い装甲が映り込む。
ファンガイアの王を守る鎧、といった事情には興味を持たず使用目的は日除けの道具。
サガの鎧を纏った黒死牟がそこにおり、無事が分かりホッと胸を撫で下ろす。
と言っても六眼ではなく、青いレンズに王冠状の頭部パーツ。
更に視線を移すとステンドグラスに似た胸部や、白い装甲が映り込む。
ファンガイアの王を守る鎧、といった事情には興味を持たず使用目的は日除けの道具。
サガの鎧を纏った黒死牟がそこにおり、無事が分かりホッと胸を撫で下ろす。
幾分落ち着き今どうなってるかを目で確認し、間を置かずに二度目の驚愕。
鳥でもないのにどうして空を移動出来るか、長大な胴をうねらせ自分達を運ぶ存在がその答え。
コブラに似た外見を持ちながらも、自然界に生息する蛇では有り得ない巨体。
六枚の翼を揺らし飛行を繰り返す様は、アステカ神話の神ケツアルカトルを彷彿とさせる。
この大蛇、名をククルカンと言い仮面ライダーサガの眷属として召喚可能なモンスターだ。
キャッスルドラゴン程の大きさは無いが、参加者数人を運ぶくらいは造作もない。
鳥でもないのにどうして空を移動出来るか、長大な胴をうねらせ自分達を運ぶ存在がその答え。
コブラに似た外見を持ちながらも、自然界に生息する蛇では有り得ない巨体。
六枚の翼を揺らし飛行を繰り返す様は、アステカ神話の神ケツアルカトルを彷彿とさせる。
この大蛇、名をククルカンと言い仮面ライダーサガの眷属として召喚可能なモンスターだ。
キャッスルドラゴン程の大きさは無いが、参加者数人を運ぶくらいは造作もない。
カイザーインサイトの光剣が齎した破壊により、日を遮る壁や天井も消し飛んだ。
余波だけで焼失し兼ねない中、いろはを引っ掴んで退避に急いだ時。
デイパックを飛び出しサガークが自ら装着、即座に意図を読み取り黒死牟は鎧を纏った。
日の光を遮断し、すかさず現れたククルカンに飛び乗りフェントホープを離脱。
資格者の脱落を防ぐようインプットされたのか、或いは紛れもない自分の意志か。
サガークがククルカンを呼び出した理由が何であれ、鬼も魔法少女も生きて今に至る。
本来ククルカンが仕えるのはサガーク同様、登大我以外にいない。
だがゲームにおいてはサガの変身者に従うよう細工を受け、ファンガイアと無関係の者にも反抗的な様子は見られなかった。
余波だけで焼失し兼ねない中、いろはを引っ掴んで退避に急いだ時。
デイパックを飛び出しサガークが自ら装着、即座に意図を読み取り黒死牟は鎧を纏った。
日の光を遮断し、すかさず現れたククルカンに飛び乗りフェントホープを離脱。
資格者の脱落を防ぐようインプットされたのか、或いは紛れもない自分の意志か。
サガークがククルカンを呼び出した理由が何であれ、鬼も魔法少女も生きて今に至る。
本来ククルカンが仕えるのはサガーク同様、登大我以外にいない。
だがゲームにおいてはサガの変身者に従うよう細工を受け、ファンガイアと無関係の者にも反抗的な様子は見られなかった。
「おーいお二人さん、そろそろ俺を無視するのは終わりにしてくれねぇか?」
「えっ?あ、あなたは……」
「えっ?あ、あなたは……」
振り落とされないよう、黒死牟に掴まれたままなのへいろはが気付いた直後。
後方から聞こえた声にギョッと振り向くと、予想してなかった者が手をヒラヒラ振るのが見えた。
だらしなく胡坐をかきククルカンの背に腰を下ろす、黒いドレスに黒髪という黒尽くしの少女。
今現在も檀黎斗に囚われている筈であり、会場で呑気に参加者と話すのは有り得ない。
それもその筈、ここにいるのは美遊本人に非ず。
聖杯の少女の姿を真似た星狩り、エボルトも黒死牟達の脱出に相乗りしていた。
後方から聞こえた声にギョッと振り向くと、予想してなかった者が手をヒラヒラ振るのが見えた。
だらしなく胡坐をかきククルカンの背に腰を下ろす、黒いドレスに黒髪という黒尽くしの少女。
今現在も檀黎斗に囚われている筈であり、会場で呑気に参加者と話すのは有り得ない。
それもその筈、ここにいるのは美遊本人に非ず。
聖杯の少女の姿を真似た星狩り、エボルトも黒死牟達の脱出に相乗りしていた。
「仲が良いのは結構だが、俺を除け者にするなんざ寂しいじゃねぇかよ。心は硝子みたいに繊細なんだ、もうちっと優しく頼むぜ?」
「えっと……ごめんなさい…?」
「……」
「えっと……ごめんなさい…?」
「……」
何を言ってるんだろうかと思いつつ、つい素直に謝ってしまうのはお人好しな性格故か。
少々ズレた反応のいろはを尻目に、黒死牟は無言を貫く。
鎧越しの背中が「鬱陶しい」と告げ、エボルトの無駄口を完全に拒否。
図々しく乗り込んだ挙句馴れ馴れしいこの者を、突き落としてやろうかと思わないでもない。
いろはに反対され余計面倒になるのは目に見えてるが。
神経を逆撫でる以外に効果の無い軽口を無視し、淡々と同乗者達へ告げる。
少々ズレた反応のいろはを尻目に、黒死牟は無言を貫く。
鎧越しの背中が「鬱陶しい」と告げ、エボルトの無駄口を完全に拒否。
図々しく乗り込んだ挙句馴れ馴れしいこの者を、突き落としてやろうかと思わないでもない。
いろはに反対され余計面倒になるのは目に見えてるが。
神経を逆撫でる以外に効果の無い軽口を無視し、淡々と同乗者達へ告げる。
「降りるぞ……的になり兼ねん……」
ククルカンは移動速度にも優れており、地上から狙い撃たれても回避は難しくない。
とはいえ火球や氷柱を大量に連射するデェムシュの例を考えると、絶対大丈夫とも言い難い。
万が一身動きの取れない宙で鎧を剥ぎ取られては、黒死牟はほぼ確実に詰みだ。
仮に日が沈んだ時間帯であれば十全の対処が可能だったが、現在時刻は昼にも到達していない。
サガでどこまでの戦闘が可能か未だ把握できてないのもあって、頃合いを見て飛行の中断を決めた。
とはいえ火球や氷柱を大量に連射するデェムシュの例を考えると、絶対大丈夫とも言い難い。
万が一身動きの取れない宙で鎧を剥ぎ取られては、黒死牟はほぼ確実に詰みだ。
仮に日が沈んだ時間帯であれば十全の対処が可能だったが、現在時刻は昼にも到達していない。
サガでどこまでの戦闘が可能か未だ把握できてないのもあって、頃合いを見て飛行の中断を決めた。
いろは達からも反対は飛ばず、ククルカンへ指示を出す。
降りろと簡潔な三文字にも逆らう意思はなく、言われた通り行き先を変更。
大正時代ではお目に掛かれない、だが現代ではありふれた学び舎の前で大蛇のタクシーは終了。
地へ足を着けるのを見届け、何処かへ去って行った。
降りろと簡潔な三文字にも逆らう意思はなく、言われた通り行き先を変更。
大正時代ではお目に掛かれない、だが現代ではありふれた学び舎の前で大蛇のタクシーは終了。
地へ足を着けるのを見届け、何処かへ去って行った。
結局フェントホープでやちよ達とは会えなかった。
複数人の参加者はいたけど、大半が言葉を交わす事無く離れ離れ。
自分達はこうして助かったが、あの場に集まった他の者達はどうなったのだろうか。
複数人の参加者はいたけど、大半が言葉を交わす事無く離れ離れ。
自分達はこうして助かったが、あの場に集まった他の者達はどうなったのだろうか。
「あそこにいた人達は……」
「少なくとも、陛下殿に従ってる二人は無事だろうよ。あれでも、お嬢ちゃん達には当たらないようしてたしなァ」
「少なくとも、陛下殿に従ってる二人は無事だろうよ。あれでも、お嬢ちゃん達には当たらないようしてたしなァ」
顔色を曇らせ呟くいろはと対照的に、エボルトはあっけらかんと答える。
加減の「か」の字も知らないカイザーインサイトだったが、流石にまだ利用価値のある駒を巻き込む真似はしなかった。
その割に一応協力者の自分へは気遣いが見当たらず、高火力の斬撃に巻き込まれた可能性もあったが。
エボルトの力の一端を知り、あれくらいなら凌げると確信を持っていた故かもしれない。
加減の「か」の字も知らないカイザーインサイトだったが、流石にまだ利用価値のある駒を巻き込む真似はしなかった。
その割に一応協力者の自分へは気遣いが見当たらず、高火力の斬撃に巻き込まれた可能性もあったが。
エボルトの力の一端を知り、あれくらいなら凌げると確信を持っていた故かもしれない。
(ま、実際その通りだから良いけどな)
ブラッド族としての本来の姿やパンドラパネルを使えば、ノーダメージで生き延びるのも容易い。
ただ今回はいろは達を見付けたから、ククルカンを使った脱出へ便乗。
やちよの探し人の情報を得たとあっては、戦兎も大遅刻への怒りを多少は引っ込めるだろう。
ただ今回はいろは達を見付けたから、ククルカンを使った脱出へ便乗。
やちよの探し人の情報を得たとあっては、戦兎も大遅刻への怒りを多少は引っ込めるだろう。
(にしてもあの赤毛の坊主、人質のお姫様を前から知ってるのか?)
白く細い、折れてしまいそうな自身の腕を見つめ思い出す。
美遊に擬態した時、部屋に集まった連中の中で士郎だけは他と違う感情を自分に向けた。
驚きは分かるとして、明確な怒りまでもを視線に宿し矢のように射抜いたのだ。
マサツグ様の昏い恨みとは違う純粋且つ苛烈な怒りは、エボルトにも覚えがないとは言わない。
旧世界で戦争を引き起こし、三都を翻弄し、人間どもの命を駄菓子のように噛み砕いてやった時。
地球の仮面ライダー達がぶつけて来たのと似ているが、士郎の怒りはもっと限定される。
大層大事に想う個人に手を出された時の憤怒に近い。
美遊に擬態した時、部屋に集まった連中の中で士郎だけは他と違う感情を自分に向けた。
驚きは分かるとして、明確な怒りまでもを視線に宿し矢のように射抜いたのだ。
マサツグ様の昏い恨みとは違う純粋且つ苛烈な怒りは、エボルトにも覚えがないとは言わない。
旧世界で戦争を引き起こし、三都を翻弄し、人間どもの命を駄菓子のように噛み砕いてやった時。
地球の仮面ライダー達がぶつけて来たのと似ているが、士郎の怒りはもっと限定される。
大層大事に想う個人に手を出された時の憤怒に近い。
一度気付けば答えに辿り着くのは難しくない。
恐らく美遊と士郎は前々からの関係者、それも相当に親しい。
そのような相手の姿をおふざけで擬態されては、怒りを覚えて当然だ。
恐らく美遊と士郎は前々からの関係者、それも相当に親しい。
そのような相手の姿をおふざけで擬態されては、怒りを覚えて当然だ。
(あの坊主をゲームに乗らせる為の人質、って言われてもな……)
自分で考えて何だが、どうもしっくり来ない。
士郎を実際に相手取った感触としては、弱いと言う気は無い。
だが人質をチラ付かせてまで、殺し合いのやる気を引き出す価値のある強さかと言うと首を捻るのが正直なところ。
手の内全てを見せてはいないだろうとはいえ、わざわざ美遊を捕えてまで優勝を促す程なのだろうか。
士郎を実際に相手取った感触としては、弱いと言う気は無い。
だが人質をチラ付かせてまで、殺し合いのやる気を引き出す価値のある強さかと言うと首を捻るのが正直なところ。
手の内全てを見せてはいないだろうとはいえ、わざわざ美遊を捕えてまで優勝を促す程なのだろうか。
(それか人質扱いはあくまでおまけで、お姫様には別の役割があるってか?)
美遊の明確な立ち位置は、プレイヤーを焚き付ける囚われの姫。
と言うにはやはり疑問を抱かざるを得ない。
人質などいなくても、戦兎達なら必ずや黎斗を倒そうとする。
優勝狙いの参加者を増やしたいなら、最初から乗り気な奴を大勢集めれば良い。
と言うにはやはり疑問を抱かざるを得ない。
人質などいなくても、戦兎達なら必ずや黎斗を倒そうとする。
優勝狙いの参加者を増やしたいなら、最初から乗り気な奴を大勢集めれば良い。
人質というフィルターを外し、主催者が美遊を何故確保したのか考えてみる。
自分達の元へ捕えているのは何故か、殺し合いの運営に必要不可欠だから。
ではどういった理由で必要にしてるのか、殺し合いに無くてはならないものとはなにか。
会場、支給品、首輪、強過ぎる力の制限。
確かに必要だが違う、もっと大きな役割があるだろう。
自分達の元へ捕えているのは何故か、殺し合いの運営に必要不可欠だから。
ではどういった理由で必要にしてるのか、殺し合いに無くてはならないものとはなにか。
会場、支給品、首輪、強過ぎる力の制限。
確かに必要だが違う、もっと大きな役割があるだろう。
仮説だが、美遊・エーデルフェルトとはつまり――
「ま、それは追々考えるとしてだ」
思考の沼に沈んだ意識を引き上げ、あっさりと切り替える。
美遊については一旦置いて、まずは目先の問題から話を進めよう。
急に黙りこくって髪を弄り始めた自分を、訝しく見やる二人組。
魔法少女と鬼を相手に、楽しいお喋りといこうじゃないか。
美遊については一旦置いて、まずは目先の問題から話を進めよう。
急に黙りこくって髪を弄り始めた自分を、訝しく見やる二人組。
魔法少女と鬼を相手に、楽しいお喋りといこうじゃないか。
「呑気に男とデートなんざ、思ったよりも余裕そうだなァ?環いろは。やちよに知られた時の言い訳を、今から一緒に考えてみるか?」
【D-2 桜ノ館中学校前/一日目/午前】
【環いろは@マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝(アニメ版)】
[状態]:疲労(大)、ダメージ(中)、魔力消費(大)、悲しみと怒り
[装備]:ストライクマーク@テイルズオブアライズ
[道具]:基本支給品一式、グリーフシード@マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝(アニメ版)、ランダム支給品×0~1
[思考・状況]
基本方針:殺し合いを止める。
0:何でやちよさんのことを…!?
1:黒死牟さんを放って置けない、助けになりたい。
2:やちよさん達と病院で会った皆を探す。
3:もし灯花ちゃんとねむちゃんがまた間違いを起こすのなら、絶対に止める。
4:フェリシアちゃんを殺した男の人(滅)には怒ってる。でも、我を忘れたりはしない。
5:真紅の騎士(デェムシュ)を警戒。
6:どうしてドッペルが使えたんだろう?
7:縁壱さんは、黒死牟さんの弟さん……。
8:キャルちゃんに渡したメダル、本当に良かったのかな…?
[備考]
※参戦時期はファイナルシーズン終了後。
※ドッペルは使用可能なようです。
[状態]:疲労(大)、ダメージ(中)、魔力消費(大)、悲しみと怒り
[装備]:ストライクマーク@テイルズオブアライズ
[道具]:基本支給品一式、グリーフシード@マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝(アニメ版)、ランダム支給品×0~1
[思考・状況]
基本方針:殺し合いを止める。
0:何でやちよさんのことを…!?
1:黒死牟さんを放って置けない、助けになりたい。
2:やちよさん達と病院で会った皆を探す。
3:もし灯花ちゃんとねむちゃんがまた間違いを起こすのなら、絶対に止める。
4:フェリシアちゃんを殺した男の人(滅)には怒ってる。でも、我を忘れたりはしない。
5:真紅の騎士(デェムシュ)を警戒。
6:どうしてドッペルが使えたんだろう?
7:縁壱さんは、黒死牟さんの弟さん……。
8:キャルちゃんに渡したメダル、本当に良かったのかな…?
[備考]
※参戦時期はファイナルシーズン終了後。
※ドッペルは使用可能なようです。
【黒死牟@鬼滅の刃】
[状態]:魔皇力継承、精神的疲労、縁壱への形容し難い感情(大)、黎斗への怒り、いろはへの…?、サガに変身中
[装備]:虚哭神去@鬼滅の刃、木彫りの笛@鬼滅の刃、ザンバットソード@仮面ライダーキバ、サガーク&ジャコーダー@仮面ライダーキバ
[道具]:基本支給品一式、闇(2時間使用不可)@遊戯王OCG、ランダム支給品×0~1
【思考・状況】
基本方針:分からない。……が、少なくとも縁壱以外の者に殺される気は失せた。
0:小娘の皮を被った者(エボルト)へ対応。
1:この娘は本当に何なのだろうか……。
2:縁壱……お前は…………。
3:無惨様もおられるようだが……。
4:日を避ける道具は手に入ったか……。
[備考]
※参戦時期は死亡後。
※無惨の呪いが切れていると考えています。
※魔皇力が使用可能になりました。キバット族のサポート無しで活性化出来るようです。
※サガークの資格者に認められました。ククルカンの召喚も可能なようです。
[状態]:魔皇力継承、精神的疲労、縁壱への形容し難い感情(大)、黎斗への怒り、いろはへの…?、サガに変身中
[装備]:虚哭神去@鬼滅の刃、木彫りの笛@鬼滅の刃、ザンバットソード@仮面ライダーキバ、サガーク&ジャコーダー@仮面ライダーキバ
[道具]:基本支給品一式、闇(2時間使用不可)@遊戯王OCG、ランダム支給品×0~1
【思考・状況】
基本方針:分からない。……が、少なくとも縁壱以外の者に殺される気は失せた。
0:小娘の皮を被った者(エボルト)へ対応。
1:この娘は本当に何なのだろうか……。
2:縁壱……お前は…………。
3:無惨様もおられるようだが……。
4:日を避ける道具は手に入ったか……。
[備考]
※参戦時期は死亡後。
※無惨の呪いが切れていると考えています。
※魔皇力が使用可能になりました。キバット族のサポート無しで活性化出来るようです。
※サガークの資格者に認められました。ククルカンの召喚も可能なようです。
【エボルト@仮面ライダービルド】
[状態]:疲労(大)、ダメージ(小)、美遊に擬態中
[装備]:トランスチームガン(ワープ機能4時間使用不可)+ブラックコブラロストフルボトル@仮面ライダービルド、ラストパンドラパネルブラック+ブラックロストフルボトル×6@仮面ライダービルド、パーフェクトゼクター@仮面ライダーカブト
[道具]:基本支給品一式×3、じわじわキノコカン@スーパーペーパーマリオ、ブレイクスルー・スキル@遊戯王OCG((1)の効果4時間使用不可能)、ドレイクグリップ@仮面ライダーカブト、呪い移し(現在使用不可)@遊戯王デュエルモンスターズ、ルナの首輪、ランダム支給品×0~1
[思考・状況]
基本方針:生存優先。あわよくば未知の技術や檀黎斗の持つ力を手に入れる。
0:取り敢えず、こいつらとのお喋りと洒落込みますかね。
1:戦兎達の元へ戻る。遅刻確定ならもうちょい寄り道して手土産を増やすか。
2:戦兎と共闘しつつどこまで足掻くのか楽しむ。仲良くやろうぜ?
3:エボルドライバーを取り戻す。元は内海の?知らねぇなァ。
4:ロストボトルを回収しパンドラパネルを完成させる。手間を掛けさせないで欲しいんだがな。
5:正攻法じゃあ檀黎斗を倒すのは難しいか。
6:カイザーインサイトを利用。2回目の放送後に桜ノ館中学校で合流。戦兎には何て言おうかねぇ。
7:やちよの声はどうにも苦手。まぁ次に会えたら仲良くしてやるさ。
8:猿渡死んじまったか。戦兎の奴どうなるかな。
9:美遊、ねぇ。
[備考]
※参戦時期は『ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ』で地球を去った後。
※環いろはの姿を写真で確認した為、いろはに擬態可能となりました。
※トランスチームガンのワープ機能は一度の使用後、6時間経過しなければ再使用不可能になっています。
[状態]:疲労(大)、ダメージ(小)、美遊に擬態中
[装備]:トランスチームガン(ワープ機能4時間使用不可)+ブラックコブラロストフルボトル@仮面ライダービルド、ラストパンドラパネルブラック+ブラックロストフルボトル×6@仮面ライダービルド、パーフェクトゼクター@仮面ライダーカブト
[道具]:基本支給品一式×3、じわじわキノコカン@スーパーペーパーマリオ、ブレイクスルー・スキル@遊戯王OCG((1)の効果4時間使用不可能)、ドレイクグリップ@仮面ライダーカブト、呪い移し(現在使用不可)@遊戯王デュエルモンスターズ、ルナの首輪、ランダム支給品×0~1
[思考・状況]
基本方針:生存優先。あわよくば未知の技術や檀黎斗の持つ力を手に入れる。
0:取り敢えず、こいつらとのお喋りと洒落込みますかね。
1:戦兎達の元へ戻る。遅刻確定ならもうちょい寄り道して手土産を増やすか。
2:戦兎と共闘しつつどこまで足掻くのか楽しむ。仲良くやろうぜ?
3:エボルドライバーを取り戻す。元は内海の?知らねぇなァ。
4:ロストボトルを回収しパンドラパネルを完成させる。手間を掛けさせないで欲しいんだがな。
5:正攻法じゃあ檀黎斗を倒すのは難しいか。
6:カイザーインサイトを利用。2回目の放送後に桜ノ館中学校で合流。戦兎には何て言おうかねぇ。
7:やちよの声はどうにも苦手。まぁ次に会えたら仲良くしてやるさ。
8:猿渡死んじまったか。戦兎の奴どうなるかな。
9:美遊、ねぇ。
[備考]
※参戦時期は『ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ』で地球を去った後。
※環いろはの姿を写真で確認した為、いろはに擬態可能となりました。
※トランスチームガンのワープ機能は一度の使用後、6時間経過しなければ再使用不可能になっています。
◆◆◆
(優勝賞品、願いを叶える生きた装置ってことかしらね……)
破壊の痕跡が真新しいフェントホープにて、カイザーインサイトは星狩りと同じ答えに辿り着いた。
ラスボスに囚われた少女を救う演出目的で手元に置くのも、理由に入ってはあるのだろう。
しかし人質という前提を取り外した場合、美遊が黎斗の元にいるのは違った形に見えて来る。
ラスボスに囚われた少女を救う演出目的で手元に置くのも、理由に入ってはあるのだろう。
しかし人質という前提を取り外した場合、美遊が黎斗の元にいるのは違った形に見えて来る。
(でも今のままじゃ単なる仮説でしかないのよねぇ)
優勝者の願いを叶えるナニカの正体は黎斗自身の異能や特殊な道具ではなく、少女の形をした願望器。
とはいえ確証を得られたのではない。
あくまで仮説に過ぎず、まるっきり違う可能性も有り得る。
念の為に美遊を前々から知る参加者と、接触を図るのも思考の片隅に留めておくか。
わざわざ名前と姿を大々的に知らせたのだ、関係者に向けた情報発信と考えた方が自然である。
とはいえ確証を得られたのではない。
あくまで仮説に過ぎず、まるっきり違う可能性も有り得る。
念の為に美遊を前々から知る参加者と、接触を図るのも思考の片隅に留めておくか。
わざわざ名前と姿を大々的に知らせたのだ、関係者に向けた情報発信と考えた方が自然である。
「……」
今後の方針に頭を働かせるカイザーインサイトの後ろで、口を噤み佇む少女が二人。
余計な会話を行わないココアはともかく、みかげもまた声に出さず悩み続ける。
襲撃やら何やらが重なり自分も危機に陥ったが、無事生き延びられた。
それ自体は良い、ただこの先どうするべきかまるで分からない。
本当に司を生き返らせるなんて可能なのか、完全には信じられていない。
かといって司が死んだ事実を受け入れ自分だけ生きて帰るのも、簡単には頷けない。
仮に司の蘇生に成功したって、向こうは一体どう思うんだろうか。
生き返って喜ぶ?みかげに苦労を強いて悲しむ?檀黎斗の持つ力なんかを使った事に怒る?
頭の中でころころ司が表情を変えて、そのどれもが虚しい妄想の産物として消え失せ、
余計な会話を行わないココアはともかく、みかげもまた声に出さず悩み続ける。
襲撃やら何やらが重なり自分も危機に陥ったが、無事生き延びられた。
それ自体は良い、ただこの先どうするべきかまるで分からない。
本当に司を生き返らせるなんて可能なのか、完全には信じられていない。
かといって司が死んだ事実を受け入れ自分だけ生きて帰るのも、簡単には頷けない。
仮に司の蘇生に成功したって、向こうは一体どう思うんだろうか。
生き返って喜ぶ?みかげに苦労を強いて悲しむ?檀黎斗の持つ力なんかを使った事に怒る?
頭の中でころころ司が表情を変えて、そのどれもが虚しい妄想の産物として消え失せ、
(…………ちょっと待って)
ふと、ある可能性に思い至った。
願いを叶える力が本当だという、大前提を踏まえての話だが。
死んだ人間の蘇生すら夢物語じゃないと言うのであれば、他にもみかげの望み通りになるんじゃあないか。
例えば、最悪の展開を迎えた雨の日の出来事。
自分達三人の間に決定的な亀裂が生まれた、公園での大喧嘩。
殺し合いに巻き込まれても薄れない傷となったあの瞬間を、無かった事にだって出来るのでは。
願いを叶える力が本当だという、大前提を踏まえての話だが。
死んだ人間の蘇生すら夢物語じゃないと言うのであれば、他にもみかげの望み通りになるんじゃあないか。
例えば、最悪の展開を迎えた雨の日の出来事。
自分達三人の間に決定的な亀裂が生まれた、公園での大喧嘩。
殺し合いに巻き込まれても薄れない傷となったあの瞬間を、無かった事にだって出来るのでは。
(それ、は……)
1年の時に付き合った男子が、まだ自分を好きなんて事実は消える。
結果、他校の生徒から公園で相談を持ち掛けられることも無くなる。
お泊り会での司の寝相や寝言に愚痴を言いながら、ドーナツ屋へ寄り道して他愛のないお喋りで笑い合う。
起こり得なかった普段通りの、自分と司と撫子の日常が本当になるかもしれない。
叶って欲しいか否かと問われたら当然前者。
三人仲良く『普通』のまま、楽しい時間が続いてくれる。
みかげの望みが叶わぬ妄想なんかじゃない、現実のものとなるのだ。
結果、他校の生徒から公園で相談を持ち掛けられることも無くなる。
お泊り会での司の寝相や寝言に愚痴を言いながら、ドーナツ屋へ寄り道して他愛のないお喋りで笑い合う。
起こり得なかった普段通りの、自分と司と撫子の日常が本当になるかもしれない。
叶って欲しいか否かと問われたら当然前者。
三人仲良く『普通』のまま、楽しい時間が続いてくれる。
みかげの望みが叶わぬ妄想なんかじゃない、現実のものとなるのだ。
なのにどうしてか、他ならぬ自分自身が完全に納得し切れない。
本当に良いのかと問い掛けてしまう。
襲って来た少女のように、願いを叶える覚悟を決めた言葉は到底言えそうもなかった。
本当に良いのかと問い掛けてしまう。
襲って来た少女のように、願いを叶える覚悟を決めた言葉は到底言えそうもなかった。
【C-1 ホテルフェントホープ/一日目/午前】
【カイザーインサイト@プリンセスコネクトRe:Dive!】
[状態]:疲労(小)
[装備]:聖剣ソードライバー&刃王剣十聖刃&ブレイブドラゴンワンダーライドブック@仮面ライダーセイバー
[道具]:基本支給品一式×2、シュークリームケーキ(少量消費)@ななしのアステリズム、キノコカンセット(キノコカン、スーパー、ウルトラ)@スーパーペーパーマリオ、ランダム支給品×0~3
[思考]
基本:あの神を名乗る男は気に入らない、出し抜く手段を考える
1:壊れたこの子(保登心愛)は使い物にならなくなるまで利用する。
2:みかげも駒として利用。どこまで使い物になるかしらね。
3:なるべく使える駒を集める。
4:あの子(キャル)も連れ戻すべきか。
5:この忌々しい首輪もなんとかしたい。エボルトの同行者には期待し過ぎず、こっちでも解除方法を調べる。
6:エボルトを利用。2回目の放送後に桜ノ館中学校で合流。
7:美遊・エーデルフェルトを知る参加者を探してみるか否か。
8:フェントホープの地下にあったモノの使い道も考えておく。
[備考]
※参戦時期は第一部第13章第三話以降
※覇瞳天星に関する制限は後続の書き手にお任せします
[状態]:疲労(小)
[装備]:聖剣ソードライバー&刃王剣十聖刃&ブレイブドラゴンワンダーライドブック@仮面ライダーセイバー
[道具]:基本支給品一式×2、シュークリームケーキ(少量消費)@ななしのアステリズム、キノコカンセット(キノコカン、スーパー、ウルトラ)@スーパーペーパーマリオ、ランダム支給品×0~3
[思考]
基本:あの神を名乗る男は気に入らない、出し抜く手段を考える
1:壊れたこの子(保登心愛)は使い物にならなくなるまで利用する。
2:みかげも駒として利用。どこまで使い物になるかしらね。
3:なるべく使える駒を集める。
4:あの子(キャル)も連れ戻すべきか。
5:この忌々しい首輪もなんとかしたい。エボルトの同行者には期待し過ぎず、こっちでも解除方法を調べる。
6:エボルトを利用。2回目の放送後に桜ノ館中学校で合流。
7:美遊・エーデルフェルトを知る参加者を探してみるか否か。
8:フェントホープの地下にあったモノの使い道も考えておく。
[備考]
※参戦時期は第一部第13章第三話以降
※覇瞳天星に関する制限は後続の書き手にお任せします
【保登心愛@きららファンタジア】
[状態]:操り人形、忠誠(カイザーインサイト)、プリンセスナイト(カイザーインサイト)
[装備]:
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品×0~1、ラーの翼神竜@遊戯王デュエルモンスターズ
[思考]
基本:陛下に従う
1:―――
[備考]
※参戦時期は第二部五章第20節から
※カイザーインサイトによりプリンセスナイトとなりました。魔物の操作能力も使用可能です。
[状態]:操り人形、忠誠(カイザーインサイト)、プリンセスナイト(カイザーインサイト)
[装備]:
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品×0~1、ラーの翼神竜@遊戯王デュエルモンスターズ
[思考]
基本:陛下に従う
1:―――
[備考]
※参戦時期は第二部五章第20節から
※カイザーインサイトによりプリンセスナイトとなりました。魔物の操作能力も使用可能です。
【琴岡みかげ@ななしのアステリズム】
[状態]:疲労(中)、精神的疲労(大・暗示の効果である程度緩和)、焦燥、暗示の効果継続中、ニノンの死へ動揺
[装備]:聖剣ソードライバー&雷鳴剣黄雷&ランブドアランジーナワンダーライドブック@仮面ライダーセイバー
[道具]:
[思考]
基本:早く帰りたかったけど、でも……
1:司を生き返らせる……?。
2:陛下を手伝う。陛下に付いて行けば大丈夫、だよね…?
3:ニノン、本当に死んじゃったんだ……
[備考]
※参戦時期は第五巻、鷲尾と喧嘩別れした後
[状態]:疲労(中)、精神的疲労(大・暗示の効果である程度緩和)、焦燥、暗示の効果継続中、ニノンの死へ動揺
[装備]:聖剣ソードライバー&雷鳴剣黄雷&ランブドアランジーナワンダーライドブック@仮面ライダーセイバー
[道具]:
[思考]
基本:早く帰りたかったけど、でも……
1:司を生き返らせる……?。
2:陛下を手伝う。陛下に付いて行けば大丈夫、だよね…?
3:ニノン、本当に死んじゃったんだ……
[備考]
※参戦時期は第五巻、鷲尾と喧嘩別れした後
◆◆◆
「衛宮さん無事……?」
「ああ…生きた心地がしなかったけどな……」
「ああ…生きた心地がしなかったけどな……」
心底疲れ切った顔で力無く返すも、文句を口に出せるなら無事の範囲内だろう。
苦笑いする士郎をジト目で見やりつつ、かく言う風自身も中々にスリルを味わった。
苦笑いする士郎をジト目で見やりつつ、かく言う風自身も中々にスリルを味わった。
カイザーインサイトが十聖刃を振り下ろす寸前、士郎達も巻き添えを食らう前に撤退を選択。
死に物狂いで突っ走っても到底間に合わないのは確実な状況で、風がやったのは風王結界の応用。
聖剣を不可視に変え真名発覚を防ぐ以外にも、この宝具の使い道は多い。
可能な限り大量の風を自身に纏わせ、士郎の腕を掴みながら一気に解放。
ジェット噴射もかくやの急加速で、自身を天高くへ打ち上げフェントホープから遠く離れた。
死に物狂いで突っ走っても到底間に合わないのは確実な状況で、風がやったのは風王結界の応用。
聖剣を不可視に変え真名発覚を防ぐ以外にも、この宝具の使い道は多い。
可能な限り大量の風を自身に纏わせ、士郎の腕を掴みながら一気に解放。
ジェット噴射もかくやの急加速で、自身を天高くへ打ち上げフェントホープから遠く離れた。
「文句言わないでよ、次はもっと上手く運んであげるから」
「二回目は無い方が良いと思うんだが…」
「二回目は無い方が良いと思うんだが…」
撤退に成功したは良いものの、永遠に空中へ留まれはしない。
遠く吹き飛ばされた先のエリアで、重力に従い落下。
パラシュートも何も無い状態の人間が、地面に赤い花を咲かせるには十分過ぎる高さだ。
尤も助かる望み無しと諦める二人じゃあない。
激突までの猶予で士郎が共通ディスクを回転、シンケンマルを桃色の鉄扇にチェンジ。
シンケンピンク専用武器を振るい風を巻き起こし、落下の勢いを弱め着地。
スプラッターな死体にはならず、こうして軽口を叩き合っていた。
遠く吹き飛ばされた先のエリアで、重力に従い落下。
パラシュートも何も無い状態の人間が、地面に赤い花を咲かせるには十分過ぎる高さだ。
尤も助かる望み無しと諦める二人じゃあない。
激突までの猶予で士郎が共通ディスクを回転、シンケンマルを桃色の鉄扇にチェンジ。
シンケンピンク専用武器を振るい風を巻き起こし、落下の勢いを弱め着地。
スプラッターな死体にはならず、こうして軽口を叩き合っていた。
(上手くいかないわね……)
生き延びた安堵もそこそこに、これまでの戦績へ不満気な顔を浮かべる。
放送を聞くに脱落者は順調に出ていて、優勝を目指す自分にとって悪い状況ではない。
かといってエーデルフェルト邸の時から、風自身は誰一人殺せていない。
好き好んで他者を殺したいと言うつもりは無くとも、こんな様で願いを叶える権利へ手が届くのかとつい考えてしまう。
放送を聞くに脱落者は順調に出ていて、優勝を目指す自分にとって悪い状況ではない。
かといってエーデルフェルト邸の時から、風自身は誰一人殺せていない。
好き好んで他者を殺したいと言うつもりは無くとも、こんな様で願いを叶える権利へ手が届くのかとつい考えてしまう。
モヤモヤとしたものを抱え、デイパックへ手を突っ込む。
左手で掴んだ金属の輪は、参加者全員の命を縛る枷。
フェントホープを見付ける少し前、地面へ転がる少女だったモノに装着された首輪だ。
屍の名前がエリンだとは二人共知らず、知る気も皆無。
衣服を汚す血はとっくに乾き赤黒く変色、支給品も持ち去られていた。
だが首輪は手付かずで填められており、回収しない手はない。
放送で伝えられた特殊個体のNPCに渡せば、使える道具や情報と交換出来る。
左手で掴んだ金属の輪は、参加者全員の命を縛る枷。
フェントホープを見付ける少し前、地面へ転がる少女だったモノに装着された首輪だ。
屍の名前がエリンだとは二人共知らず、知る気も皆無。
衣服を汚す血はとっくに乾き赤黒く変色、支給品も持ち去られていた。
だが首輪は手付かずで填められており、回収しない手はない。
放送で伝えられた特殊個体のNPCに渡せば、使える道具や情報と交換出来る。
(人を斬る感触、か……)
物言わぬ少女の細い首に刃を振り下ろし、一撃で終わらせた。
妹と二人で暮らすようになってから勉強した、料理で食材を切るのとは違う。
まして、バーテックスの巨体を滅多切りにする感覚とも異なる。
数時間前まで生きていた、風と同じように歩き、言葉を話す者の体を壊した。
そしてこれから先は死体だけではない、生きてる者を斬るのだ。
妹と二人で暮らすようになってから勉強した、料理で食材を切るのとは違う。
まして、バーテックスの巨体を滅多切りにする感覚とも異なる。
数時間前まで生きていた、風と同じように歩き、言葉を話す者の体を壊した。
そしてこれから先は死体だけではない、生きてる者を斬るのだ。
もしも、フェントホープで斬り合った少女を手に掛けていたら。
さっきまで命だったモノじゃない、今も存在する命をこの手で消し去ったら。
本当の意味で後戻りできなくなれば、罪悪感や躊躇も全部消えてなくなるのだろうか。
さっきまで命だったモノじゃない、今も存在する命をこの手で消し去ったら。
本当の意味で後戻りできなくなれば、罪悪感や躊躇も全部消えてなくなるのだろうか。
「衛宮さんは……」
人を殺したことってある?
そう続けようとして、結局肝心の質問は出ず宙ぶらりんになった。
そう続けようとして、結局肝心の質問は出ず宙ぶらりんになった。
「やっぱなんでもない」
「急にどうした?答えられる範囲でなら答えるぞ?」
「だから何でもないって。乙女にしつこく食い下がるの、男子としてはマイナスよそれ。はい減点ね、残りポイントはあと僅か!」
「何のポイントで、そもそも何点からスタートなんだ……」
「急にどうした?答えられる範囲でなら答えるぞ?」
「だから何でもないって。乙女にしつこく食い下がるの、男子としてはマイナスよそれ。はい減点ね、残りポイントはあと僅か!」
「何のポイントで、そもそも何点からスタートなんだ……」
【?????/一日目/午前】
【衛宮士郎@Fate/Kaleid liner プリズマ☆イリヤ3rei!!】
[状態]:疲労(中)、背中にダメージ(中)、英霊エミヤが侵食
[装備]:シンケンマル+双ディスク+共通ディスク@侍戦隊シンケンジャー
[道具]:基本支給品、モウギュウバズーカ+最終奥義ディスク@侍戦隊シンケンジャー
[思考・状況]基本方針:妹を救う。その為に優勝を狙う奴は皆殺しにする。
1:どう動くか、まずは現在位置を確認。
2:強そうな参加者をある程度排除するまで、しばらくは二人で一緒に行動する。
3:もし可能なら、風の妹も救いたかった。
4:美遊の姿を偽ったあの男(エボルト)は……
[備考]
※参戦時期はイリヤたちがエインズワースの工房に潜入した後です。
[状態]:疲労(中)、背中にダメージ(中)、英霊エミヤが侵食
[装備]:シンケンマル+双ディスク+共通ディスク@侍戦隊シンケンジャー
[道具]:基本支給品、モウギュウバズーカ+最終奥義ディスク@侍戦隊シンケンジャー
[思考・状況]基本方針:妹を救う。その為に優勝を狙う奴は皆殺しにする。
1:どう動くか、まずは現在位置を確認。
2:強そうな参加者をある程度排除するまで、しばらくは二人で一緒に行動する。
3:もし可能なら、風の妹も救いたかった。
4:美遊の姿を偽ったあの男(エボルト)は……
[備考]
※参戦時期はイリヤたちがエインズワースの工房に潜入した後です。
【犬吠埼風@結城友奈は勇者である】
[状態]:疲労(中)、胸部にダメージ(中)、左眼の視力が散華、夢幻召喚による変身中
[装備]:サーヴァントカード セイバー@Fate/Kaleid liner プリズマ☆イリヤ3rei!!
[道具]:基本支給品、コンセントレイト@遊戯王OCG(1時間使用不可)、スケスケ望遠鏡@ドラえもん、エリンの首輪
[思考・状況]基本方針:妹や仲間の未来を取り戻す為に優勝する。
1:吹っ飛んで来たけど、ここどこよ?
2:強そうな参加者をある程度倒すまで、しばらくは二人で一緒に行動する。
3:私は絶対に……
[備考]
※参戦時期は諸々の真相を知って自棄になっていた時期です。
※英霊召喚やカードそのものの制限に関しては、後の書き手様にお任せします。
[状態]:疲労(中)、胸部にダメージ(中)、左眼の視力が散華、夢幻召喚による変身中
[装備]:サーヴァントカード セイバー@Fate/Kaleid liner プリズマ☆イリヤ3rei!!
[道具]:基本支給品、コンセントレイト@遊戯王OCG(1時間使用不可)、スケスケ望遠鏡@ドラえもん、エリンの首輪
[思考・状況]基本方針:妹や仲間の未来を取り戻す為に優勝する。
1:吹っ飛んで来たけど、ここどこよ?
2:強そうな参加者をある程度倒すまで、しばらくは二人で一緒に行動する。
3:私は絶対に……
[備考]
※参戦時期は諸々の真相を知って自棄になっていた時期です。
※英霊召喚やカードそのものの制限に関しては、後の書き手様にお任せします。
※二人がどこまで移動したかは後続の書き手に任せます。
◆◆◆
吹雪く冷たさが負った傷や節々の痛みに響き、容赦なく体力を削り取る。
折角支給品でダメージが癒えたというのに、逆戻りしてしまった。
森林地帯やオーエド町と違い、雪で覆われたエリアは当然気温も低い。
多大な消耗が圧し掛かる身には毒も同然、吐く息の白さで寒さの程が嫌でも分かる。
尤もマサツグ様には体より、精神のダメージの方がある意味深刻だろう。
折角支給品でダメージが癒えたというのに、逆戻りしてしまった。
森林地帯やオーエド町と違い、雪で覆われたエリアは当然気温も低い。
多大な消耗が圧し掛かる身には毒も同然、吐く息の白さで寒さの程が嫌でも分かる。
尤もマサツグ様には体より、精神のダメージの方がある意味深刻だろう。
「ク…ソ……!ふざけるな……あのゴミ虫ども…!ゴキブリども…!!このっ…ゴミクズがァァ……!!」
息も絶え絶えに罵るが、聞き届ける者は周囲に誰一人いない。
本物の十聖刃に焼き潰される正にその時、襲い来る死の気配へマサツグ様も我を取り戻した。
自分自身の危機を認識した瞬間、「守る」スキルが発動。
マサツグ様の身体機能に僅かな間ながら、爆発的な強化が起こったのである。
本物の十聖刃に焼き潰される正にその時、襲い来る死の気配へマサツグ様も我を取り戻した。
自分自身の危機を認識した瞬間、「守る」スキルが発動。
マサツグ様の身体機能に僅かな間ながら、爆発的な強化が起こったのである。
本来「守る」スキルは名前の通り、スキル保持者をあらゆる方法で守る力。
害を為す物へ、周囲の物体をオートでぶつけるだけではない。
マサツグ様本人の反射神経や肉体の強度を引き上げる効果も、転移後の異世界では度々起こった。
此度もそういった過去の現象と同じような力を齎したのだ。
害を為す物へ、周囲の物体をオートでぶつけるだけではない。
マサツグ様本人の反射神経や肉体の強度を引き上げる効果も、転移後の異世界では度々起こった。
此度もそういった過去の現象と同じような力を齎したのだ。
思考速度や剣を振るう動きが引き上げられたのを感じ取り、すかさず十聖刃のエンブレムを操作。
後出しにも関わらず「守る」スキルの恩恵で、この場を切り抜ける術を繰り出せた。
刀身をリードし解放された聖剣の力は、煙叡剣狼煙。
自分の体を煙に変え脇目も振らずに逃走、壁をもすり抜けカイザーインサイトから急ぎ離れて行った。
一度も振り返らず、狼煙の力で得た高速移動能力が活きどうにか逃げ延るのに成功。
後出しにも関わらず「守る」スキルの恩恵で、この場を切り抜ける術を繰り出せた。
刀身をリードし解放された聖剣の力は、煙叡剣狼煙。
自分の体を煙に変え脇目も振らずに逃走、壁をもすり抜けカイザーインサイトから急ぎ離れて行った。
一度も振り返らず、狼煙の力で得た高速移動能力が活きどうにか逃げ延るのに成功。
「気持ちの悪い連中め…卑劣な恥知らずども……よくも俺を……」
だがマサツグ様に生き延びられた喜びはない。
使い捨ての駒として無理やり戦わされた。
十聖刃や「守る」スキルを取り戻したというのに、見下した連中へ返り討ちに遭った。
極めつけはカイザーインサイトへ弄ばれた挙句、よりにもよって逃走を選んだ自分自身。
「守る」スキルの強化を受けたなら、反撃に移り逆に一太刀浴びせる事も可能だったろうに。
現実には必死こいて逃げ続ける、天が微笑むどころか指を差して馬鹿笑いしそうな有様だ。
使い捨ての駒として無理やり戦わされた。
十聖刃や「守る」スキルを取り戻したというのに、見下した連中へ返り討ちに遭った。
極めつけはカイザーインサイトへ弄ばれた挙句、よりにもよって逃走を選んだ自分自身。
「守る」スキルの強化を受けたなら、反撃に移り逆に一太刀浴びせる事も可能だったろうに。
現実には必死こいて逃げ続ける、天が微笑むどころか指を差して馬鹿笑いしそうな有様だ。
「ふざけるな…!あいつが、あのコソ泥女が卑怯な手を使ったからだ…!そうまでして勝ちたいのか?つくづく見下げ果てた、蛆虫以下のカスだな……!」
度重なる傷の痛みと、カイザーインサイトが見せた神々しくも禍々しい輝き。
それらはマサツグ様にも「死」を予感させ、恐怖心を炙り出す効果をこの上なく発揮。
とにかく逃げなければと恐怖に突き動かされたのが、逃走の理由である。
しかしマサツグ様は断じて認めない、認められない。
ミヤモト達から執拗ないじめを受けていた弱者は最早過去、今や虐げ見下す絶対的な強者になった。
なのに怯えて背を向けるなど、それこそ散々他者を煽る際に言った「雑魚」同然ではないか。
到底受け入れられる現実ではなく、故に自分を納得させる為の言い訳を重ねる。
全てはカイザーインサイトが卑怯な手に出たからだと。
それらはマサツグ様にも「死」を予感させ、恐怖心を炙り出す効果をこの上なく発揮。
とにかく逃げなければと恐怖に突き動かされたのが、逃走の理由である。
しかしマサツグ様は断じて認めない、認められない。
ミヤモト達から執拗ないじめを受けていた弱者は最早過去、今や虐げ見下す絶対的な強者になった。
なのに怯えて背を向けるなど、それこそ散々他者を煽る際に言った「雑魚」同然ではないか。
到底受け入れられる現実ではなく、故に自分を納得させる為の言い訳を重ねる。
全てはカイザーインサイトが卑怯な手に出たからだと。
「何で…何でこうなった……」
敗北を認めず言い訳に逃げる今の自分が、よりにもよってミヤモトと同じだと自覚せず怒りを募らせる。
どこから上手くいかなくなったのか、根本的な原因は主催者達だが他にもある筈。
フェントホープでの騒動よりも前、オーエド町で偽善者どもに反撃を受けた時から更に遡る。
どこから上手くいかなくなったのか、根本的な原因は主催者達だが他にもある筈。
フェントホープでの騒動よりも前、オーエド町で偽善者どもに反撃を受けた時から更に遡る。
「そうだ…あの気色悪い、ツンデレ気取りのエリンもどきと会った時の……」
マサツグ様の知るエリンは敬語で接し常に自分を肯定し称賛する、謂わば都合の良いハーレム要因。
間違っても呼び捨てで馴れ馴れしくはしない。
真嗣なら捻くれた態度を見せつつも、家族と言っただろうがマサツグ様には違う。
以前トリタが連れていた自称娼館No.1の女のように、不快感しか抱けない。
気持ちの悪いエリンを殺してすぐ、更に嫌悪を抱く存在に思い当たった。
間違っても呼び捨てで馴れ馴れしくはしない。
真嗣なら捻くれた態度を見せつつも、家族と言っただろうがマサツグ様には違う。
以前トリタが連れていた自称娼館No.1の女のように、不快感しか抱けない。
気持ちの悪いエリンを殺してすぐ、更に嫌悪を抱く存在に思い当たった。
直見真嗣、名簿にはそう記載された並行世界のマサツグ様自身。
思い返せば並行世界の自分がいるかもしれないと考え、実際に参加してるのを知ったあの時からだ。
心にずっと気持ち悪さを抱え続けた。
激しい怒りを感じさせたのはオーエド町で戦った偽善者達や、フェントホープにいた虫けらども。
しかし最初に自分の心へ影を生ませたのは、並行世界のエリンと直見真嗣。
思い返せば並行世界の自分がいるかもしれないと考え、実際に参加してるのを知ったあの時からだ。
心にずっと気持ち悪さを抱え続けた。
激しい怒りを感じさせたのはオーエド町で戦った偽善者達や、フェントホープにいた虫けらども。
しかし最初に自分の心へ影を生ませたのは、並行世界のエリンと直見真嗣。
マサツグ様はパラレルワールドの自分が、具体的にどんな人物かを知らない。
ただもしも、殺し合いで出会った憎たらしい連中のように。
平和だ友だと綺麗ごと口にする、虫唾の走るような奴なら。
気持ちの悪いエリンとも気安い態度で接し合う、心を許し合ったような仲なら
自分が手に入らなかった、ウザったいと見下しながらも羨む心を捨て切れない、絆を手に入れてるとしたら――
ただもしも、殺し合いで出会った憎たらしい連中のように。
平和だ友だと綺麗ごと口にする、虫唾の走るような奴なら。
気持ちの悪いエリンとも気安い態度で接し合う、心を許し合ったような仲なら
自分が手に入らなかった、ウザったいと見下しながらも羨む心を捨て切れない、絆を手に入れてるとしたら――
「…………反吐が出るんだよ」
吐き捨てた理由が生理的嫌悪か、或いは別のナニカが宿っているのか。
一つ確かなことがあるとするなら。
自分の心に素直になれないだけで、孤児院の少女達を大事に想った直見真嗣とも。
邪神端末体と化したミヤモトとの戦いで、リュシア達を家族と言い切ったナオミ・マサツグとも。
この少年は違うのだと、一人ぼっちの背中が虚しい現実を告げていた。
一つ確かなことがあるとするなら。
自分の心に素直になれないだけで、孤児院の少女達を大事に想った直見真嗣とも。
邪神端末体と化したミヤモトとの戦いで、リュシア達を家族と言い切ったナオミ・マサツグとも。
この少年は違うのだと、一人ぼっちの背中が虚しい現実を告げていた。
【C-2/一日目/午前】
【マサツグ様@コピペ】
[状態]:ダメージ(極大)、疲労(極大)、全身に痺れと火傷(ある程度回復)、憎悪と嫉妬(極大)、死への恐怖(中・意識しないよう努めてる)
[装備]:聖剣ソードライバー&刃王剣十聖刃&ブレイブドラゴンワンダーライドブック(全て複製)@仮面ライダーセイバー
[道具]:基本支給品一式、タイムコピー(残り使用回数1)@ドラえもん、量産型戦極ドライバー+ヨモツヘグリロックシード@仮面ライダー鎧武、ランダム支給品×0~1
[思考・状況]基本方針:他の参加者を殺して優勝する
1:並行世界の自分は必ず殺す。もし、お仲間だ絆だと抜かす奴なら…
2:何で俺がこんな目に遭わなきゃならない…どいつもこいつも許せない……
[備考]
※ミヤモトやトリタ戦など主にコピペになっている部分が元となって生み出された歪な存在です。
※「守る」スキルは制限により弱体化しています
※聖剣を手にしている時、感情次第では剣の技術が強化されます。
※タイムコピーを使いクロスセイバーの変身ツール一式を複製しました。機能はオリジナルと変わりありません。
[状態]:ダメージ(極大)、疲労(極大)、全身に痺れと火傷(ある程度回復)、憎悪と嫉妬(極大)、死への恐怖(中・意識しないよう努めてる)
[装備]:聖剣ソードライバー&刃王剣十聖刃&ブレイブドラゴンワンダーライドブック(全て複製)@仮面ライダーセイバー
[道具]:基本支給品一式、タイムコピー(残り使用回数1)@ドラえもん、量産型戦極ドライバー+ヨモツヘグリロックシード@仮面ライダー鎧武、ランダム支給品×0~1
[思考・状況]基本方針:他の参加者を殺して優勝する
1:並行世界の自分は必ず殺す。もし、お仲間だ絆だと抜かす奴なら…
2:何で俺がこんな目に遭わなきゃならない…どいつもこいつも許せない……
[備考]
※ミヤモトやトリタ戦など主にコピペになっている部分が元となって生み出された歪な存在です。
※「守る」スキルは制限により弱体化しています
※聖剣を手にしている時、感情次第では剣の技術が強化されます。
※タイムコピーを使いクロスセイバーの変身ツール一式を複製しました。機能はオリジナルと変わりありません。
『支給品解説』
【コロッケパン@Caligura2】
コッペパンにコロッケを挟んだ昔ながらのパン。
対象のHPを500回復する。三個セットで支給。
コッペパンにコロッケを挟んだ昔ながらのパン。
対象のHPを500回復する。三個セットで支給。
【雷鳴剣黄雷@仮面ライダーセイバー】
聖なる雷を生み出して、生命に活力を与え、闇に潜む悪を射抜く雷属性の聖剣。
攻撃力を稲妻の力で増幅させ、激しい高圧電流を瞬間的に発することが可能で、刀身に纏わせることで強力な突きとともに大ダメージを敵に与える。
聖剣ソードライバー、ランブドアランジーナワンダーライドブックとのセットで支給。
上記二つと組み合わせる事で、仮面ライダーエスパーダに変身する。
聖なる雷を生み出して、生命に活力を与え、闇に潜む悪を射抜く雷属性の聖剣。
攻撃力を稲妻の力で増幅させ、激しい高圧電流を瞬間的に発することが可能で、刀身に纏わせることで強力な突きとともに大ダメージを敵に与える。
聖剣ソードライバー、ランブドアランジーナワンダーライドブックとのセットで支給。
上記二つと組み合わせる事で、仮面ライダーエスパーダに変身する。
【タイムコピー@ドラえもん】
タイムテレビと立体コピーを組み合わせた機械。指定した時間や位置にあった物をコピーできる。
本ロワでは使用回数の上限が2回に細工されている。
タイムテレビと立体コピーを組み合わせた機械。指定した時間や位置にあった物をコピーできる。
本ロワでは使用回数の上限が2回に細工されている。
『施設紹介』
【ホテルフェントホープ@マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝(アニメ版)】
マギウスの翼の本拠地である巨大な廃ホテル。
アニメ版では常に移動する拠点であり、マギウスの翼の案内無しでは入れなかった。
内部には少なくとも魔女の飼育槽は再現され、複数体の魔女が保管されている模様。
またグリーフシードも少量ながら置かれてある。
マギウスの翼の本拠地である巨大な廃ホテル。
アニメ版では常に移動する拠点であり、マギウスの翼の案内無しでは入れなかった。
内部には少なくとも魔女の飼育槽は再現され、複数体の魔女が保管されている模様。
またグリーフシードも少量ながら置かれてある。
| 092:切なさも、胸の痛みも全て秘めた勇気に変え | 投下順 | 094:LAST TRAIN -新しい朝- |
| 086:融合準備 | 時系列順 | 093:Lost Princess ―絆と憎悪の果てしないバトル― |
| 067:Mが求めるモノ/花のように意思を繋ぐ | 琴岡みかげ | 109:呪胎戴天 |
| カイザーインサイト | ||
| 保登心愛(きらファン) | ||
| マサツグ様 | 107:溺れるサカナ、水槽(みず)の中の悪夢(ゆめ) | |
| 072:Judge End ─アドバンス・カーニバル─ | 衛宮士郎 | 120:首輪は決闘の回り物 |
| 犬吠埼風 | ||
| 081:刃骸魔境(前編) | 環いろは | 100:EPISODE99.5『DUEL ROYALE SPECIAL①』 |
| 黒死牟 | ||
| 072:Judge End ─アドバンス・カーニバル─ | エボルト |