ファルコンズ選手物語 - ダイナマイト野球3D

ファルコンズ選手物語のページです。

物語作成の際の注意を読んでから編集してください。

現役野手

柳沢　選手名鑑風

攻守に渡って落ち着いたプレーでチームを牽引。主軸の不振時には4番も務めより頼れる存在となった。今年は勝負の三塁固定で挑戦する。

柳沢ver.2

ダイナマイト野球界を代表するダジャレ王

柳沢ver.3

柳沢には悩みがある。ダイナマイト野球3D非公式wikiなるサイトの、物語という欄において、自分が考えてもいないダジャレが掲載されているのだ。
まあ確かにダジャレのうち多くは自分が考えたものである。自分の考えた名作ダジャレが掲載されているのはわかる。自分の考えていないものでも、なかなかいいダジャレがある。このレベルのダジャレを自分のものにできるのなら、してしまえ。
でも自分が考えたものでもない質の低いダジャレが、まるで自分が言ったようにサイトに載っている。
「これはもはやダジャレでもなんでもないだろうが…」
そして柳沢は気づいた。
「このサイトに俺が質の高いダジャレを書き込めば、この質の低いダジャレも埋もれるんじゃね？」
そして柳沢はありもしない「他人をダジャレで入院させた事実」を捏造していくのであった。

柳沢ver.4

ある日柳沢は公園を散歩していた。すると柳の木の下に沢田がいた。すると沢田が話しかけた
「柳沢さん、柳の下にいるのは沢田だ！と思いましたか？」
これで柳沢は倒れて入院した。これで他の人の恐怖を味わっただろう。
今年は沢田も要注意人物やな。

柳沢ver.5

ついこの前、ダジャレを言われた側になった柳沢。その出来事は、スポーツ新聞にも載るほどやった。でも、その後も柳沢のダジャレは止まらなかった。そこで、散々選手たちの努力を無駄にしてきた柳沢に対して、球界屈指の努力家向居はついに怒りを爆発させた。その年の優勝旅行の行き先のハワイのビーチで「いやー渚は(やなぎさわ)いいもんだねー、柳沢くん」しかし、柳沢はダジャレ王として倒れるわけにはいかなかった。確かにダジャレで人を不幸にさせたこともある。しかしそれだけではない、時に事を丸く収め、時に笑いを誘った。祖母は、亡くなる寸前「そのダジャレで、みんなを…世界中の人を笑顔にしなさい…」と優しく微笑みかけてくれた。座右の銘は「笑う門には福来たる」。それを信じてここまでやってきた。それを、いくら大先輩とはいえども、バカにされたくはなかった。向居も柳沢の瞳の奥にある、計り知れない何かを感じていた。「この男の決意は…並々ならぬものがある…」柳沢は立ち上がった。意識が朦朧としながら反撃した。「向井さん…、なんで僕と向かい合ってるんですか?」バタッ…。信念を貫いた柳沢だった。

柳沢ver.6

12月5日
うちの柳沢がついにダジャレ辞典を書きやがった。奴によれば、その本は、大体は野球に関するダジャレを載せたらしいのだが、本の後半にある「ダジャレ選手名鑑」というコーナーでは、その名の通り選手の顔写真とその選手に関するダジャレがずらりと並んでいるらしい。それで、奴は例のダジャレ辞典を、見事ダジャレになった選手全員に送りつけやがった。もちろん誰も読まなかった。雑賀なんて「今すぐこの本をアイツに投げつけてやりたい」まで言ってた。
雑賀、お前の気持ちはよく分かるが、そんなことしたら普通にﾀﾋぬぜ、アイツ。
（片野坂の日記より引用）

柳沢ver.7

ダジャレで人を病院送りにする恐ろしい男、柳沢。しかし彼の本当に恐ろしいところはまだ他にある。それが、全ての選手の予定を把握していることだ。では、柳沢がオフに何をしているかをここに書こう。
柳沢のオフシーズンのとある1日
6:00　起床。柳沢の朝は早い。
6:30　朝食。柳沢の1日は朝食を食べることで決まるのだ。
7:00　両親に電話。柳沢は親孝行だ。
8:00　とある情報筋からメールで全ての選手の今日のスケジュールが送られてくる。
9:00　8時からここまでの間に1日で会いに行ける選手の最大人数と最短経路を考える。
9:10　家を出発。車で選手たちのもとへ向かう。
9:15　古川を発見。古川ver.2へ。
9:30　倉科の家を訪問。倉科ver.2へ。
9:37　堂本が競馬場へ向かうところを発見。堂本ver.2へ。
9:44　比嘉を発見。比嘉ver.3へ。
9:52　駅に到着。電車に乗り換える。
10:17　都心部に到着。
10:40　沢田を見つける。沢田ver.3へ。
11:01　信号待ちをしている生駒を見つける。生駒ver.2へ。
11:18　電車に乗る。
11:51　目的地へ到着。
12:07　行きつけの中華料理屋で昼食。サービスで餃子をもらう。
12:08　森田が隣の席にいる。森田ver.3へ。
12:49　店を出る。ポイントカードのポイントが貯まって、次回来店時にはチャーハンが無料になるので喜ぶ。
13:10　駅前の商業施設でやっていた九州フェアで贈答用のお菓子を買う。
13:22　電車に乗車。
13:37　途中の駅で一旦下車。電車を待つ列の境へ話しかける。境ver.3へ。
13:45　もう一度同じ路線の電車に乗車。
14:02　住宅街に近い駅で下車。
14:18　丹羽に会う。丹羽ver.2へ。
14:25　飯沼の家を訪問。飯沼ver.2へ。
14:35　公園にいたファンの子供とキャッチボール。柳沢はファンサももちろん忘れない。だからこそ、どんなにダジャレを言ってファルコンズやそれ以外の球団の選手に風邪を引かせても人気選手でいられるのだ。
14:51　子供にサインボールをあげる。
15:03　佐々木に遭遇。佐々木ver.2へ。
15:12　カフェへ入店。コーヒーとパンケーキを頼む。
15:51　店を後にする。
16:09　早瀬を発見。早瀬ver.2へ。
16:22　電車に乗車。
16:39　下車。
16:57　羽田発見。羽田ver.2へ。
17:15　石井家を訪問。石井ver.2へ。
17:22　奥井発見。奥井ver.2へ。
17:30　電車に乗車。
17:42　車を置いてきた駅で下車。車を回収。
18:03　途中のスーパーで買い出し。柳沢は料理好きだ。
18:44　家へ到着。買ったものを置いておく。
19:17　少しの休憩の後、歩いて家を出る。
19:23　最寄駅へ到着。柳沢は立地のいいところに住んでいて最寄駅から一本で都心部へ行ける。
19:48　都心部へ到着。
19:57　うどん屋で夕食。
20:21　夏野を見つける。夏野ver.3へ。
20:30　根本に出会う。根本ver.2へ。
20:41　映画館から出てきた来生を見かける。来生ver.3へ。
21:03　電車に乗車。7両目で千葉を見つける。千葉ver.2へ。電車内では今日1日のダジャレの反省を考える。
21:30　最寄駅へ到着。
21:38　帰宅。
22:00　入浴。
22:34　寝る準備を始める。
23:00　就寝。

谷野

長打力ないから筋トレしてたら、守備の動きが悪なって金杉に完全にスタメンをとられてしもた。
今年は我慢の一年になりそうや。

谷野ver.2

谷野はもともとタートルズの選手やった、守備はよかったけど他のやつらはもっとうまかったから全く出場機会に恵まれなかったんや。全然試合に出れずに落ち込んでた時にトレードの打診を受けたんや。谷野はトレードを選びファルコンズに移籍してきたんや。でもな、徐々に守備が落ちてきたんや。

やっぱタートルズの守備教育はすごいな。

久野　選手名鑑風

3年連続3割台のミート力溢れる打撃と強肩を生かした積極的かつ的確な守備でファルコンズの顔となった。さらなる高みへ。

カラーゾ

隼の4番として活躍してきた助っ人。亀キラーとも知られ、ホームランを打った後はタートルズファンに絶望感を与えた。しかし打撃に衰えが見えてきており、チームの首脳陣は次期4番を誰にするか思考中だ。

カラーゾver.2

ある日、亀さん相手に3ホーマー打ったんや。
これには亀ファンは絶望したわ。
ところが、柳沢が我慢できなくて言ってしもうたんや。
「カラーゾさんのホームランはタートルズファンからゾッとするんじゃないですか？」
これ喰らったカラーゾは日本語知らんのにぶっ倒れてしもうた。
そこからカラーゾは不振になったそうやで。

柳沢のダジャレは俗に言うグローバルってやつやな。
（猛虎担々麺作）

江森

江森は隼でも指折りの大砲としてもう長いこと中軸に座ってるんや。守備も未だに衰えんし、すごいもんやな。
そんな江森の強さの秘密は、厳しい修行にあるんや。

まだ若かりし頃、打撃不振に悩まされていた江森は、2軍落ちした時に監督はんに頼み込んで帯同をやめ、山奥の練習場にこもって３日間の過酷な打撃練習をしたんや。そっから感覚取り戻したみたいで、その年はキャリア初の30ホーマーにGG賞と盛りだくさんの一年やった。そしてもうプロになって10何年経った今でも、オフシーズンに毎年欠かさず行っている恒例行事なんだそうな。せやからこんなに安定して成績残せるんや。
今年はなにか継続的に行うことを決めるのが吉や。

ちなみに、出発前日になると必ず、柳沢が「修行ですか？　え、もり に行くんですか？」って声かけてくるらしいんや。今でこそ受け流せるけど、初めて言われた時は高熱出して出発が1週間遅れたんだとさ。慣れって大事やな。

大菅　選手名鑑風

攻守に渡って全力でプレーし、勝利の星を引き寄せる。渾身のジャストミートに熱い思いを乗せてファンの待つスタンドへと今日も叩き込む。

大菅ver.2

大菅は、綺麗に染まった茶髪がトレードマークのイケメン選手として絶大な人気を誇ってたんや。チャラチャラした不真面目そうな見た目に反して打撃も守備も一流やし、何より常に全力プレーのガッツある漢や。そのギャップで女性ファンを虜にしてたんや。
そんな大菅も30に差し掛かり、ちょっとばかり打撃に陰りが見え始めた。昔はレフトスタンドにポンポン放り込んでたのが、あとひと伸び足りない打球が増えてきたんや。
これではあかん。大菅は焦った。そして、「まずは形からや！」と、プロ入りから貫いてきた茶髪をなんと金髪に変えてきたんや。
その日の試合で大菅は見事ホームラン。歓喜の渦のなかヒロインを受ける大菅に、柳沢がこう言ったんや。
「おお、すが　すがしい気分やなぁ。」
それ以降大菅はパッタリ打てなくなってしもて、挙げ句の果てに風邪引いて一週間試合に出れなくなった。髪色もすぐ茶髪に戻したそうな。
今年は思い切った変化は慎重に考えることや。

ちなみに大菅がいない間、ベテランの江森がセンターに回されてヒーヒー言っとったで。
柳沢、もーちょい大人しくしよな。

金杉 選手名鑑風

抜けそうな打球をしっかりと止め、ピンチの芽を摘み取る華麗な守備で信頼を集める若きショートストップ。打てば平凡な打球でも安打をもぎ取ろうとする疾走も魅力。

金杉ver.2

金杉は小さい頃にある伝説を聞いた。不死身の森というところには金の杉があって、その根本には金が埋まっているという話だった。シーズンオフ暇な時に根本をつれて一緒に「不死身の森」に行こうとするためにバス停で立っていた。すると柳沢が来て「金杉さんと根本さん、このバス停の時刻表の終着点のところには『金杉の根本』って書いてありますね。いってらっしゃい」
これで二人はぶっ倒れた。3ヶ月ぐらい入院して、開幕に間に合わなかった。

片野坂 選手名鑑風

ただ肩が強いだけでなく捕球からの送球までの速さやリード、フィールディングの良さも光る完璧な捕手。「援護も女房役の仕事」と意気込む通り得点圏での強さもある。

片野坂ver.2

片野坂はバントや盗塁を自慢の強肩で封殺しまくる球界屈指の捕手や。そんな片野坂はある時オリンピックに出たいと思ったんや。当時はまだ野球がオリンピックの競技じゃなかったからな。そしてお試し程度に出場した砲丸投げで世界記録をたててしもったんや。新堂兄弟もびっくりやで。なんか本職の人に殺されそうになってたわ。今年はいろんな競技に参加してみると吉かもしれんな。

片野坂ver.3

ファルコンズは投手王国や。
日本のエース・雑賀、屈指の技巧派・橋爪、キレッキレのシンカーを使う笹原、あとゲームには出てこない可哀想な投手たち(他球団なら十分チームのエースになり得る)によって最強ローテを形成しとる。
救援投手たちも抜群。スラーブが武器の向居、縦スライダーが武器の抑え投手・グラン。あと、ゲームに出てこない可哀想な投手たちも好投手なんや。
良い投手が揃いすぎて、監督は毎日「誰を使おうか…熱田、新妻、佐村、川中、益城、本庄…(以下略)」って呪文みたいに唱えとる。贅沢な悩みやな。
そんなファルコンズの好投手たちを支える選手の存在を忘れたら駄目やで。
日本球界最強捕手と呼ばれる片野坂がいるからこそ、投手たちは安心して投げられるんや。
そんな片野坂の最近の悩みは雑賀。

雑賀　「片野坂！ちょっといいか？」
片野坂「おう、どうした？」
雑賀　「俺のストレートは良いよな…？」
片野坂「…へ？どういうことだ？」
雑賀　「素直に答えてくれ。俺のストレートは球界屈指だよな？」
片野坂「…それは間違いない。それどころか、スプリットやカットボール、カーブも一級品だ。なんならシュートもそうだし、一ヶ月前から練習しているツーシームも実戦レベルだぞ。」
雑賀　「それじゃ駄目なんだ。」
片野坂「………？？？」
雑賀　「俺は、ストレートで勝負したい。変化球をひたすら投げる野球じゃなくて、直球でねじ伏せてたまに変化球を使う、みたいな野球がしたいんだ。」
片野坂「…何バカな事言ってるんだ。もう少し冷静に考えようぜ？」
雑賀　「まぁ、そんな感じだから今後よろしく。」
片野坂「待ってくれ雑賀！もう一度考え直してくれ！…」

こんな具合で、片野坂が変化球のサインを出しても、かなりの割合で首を振るようになってしまったんや。
片野坂は大変やで。160km超えの球を受け続けるのは、痛くて痛くて仕方がないからな。
それでも片野坂は「ストレートならここ投げろ！」って好リードを見せとる。お陰で雑賀は、被安打数が変わらないどころか完投もできるようになったんやで。
片野坂の手は今日も真っ赤っ赤。かといって根本じゃ到底受けられんから、かなり無理して出場しとる。
頑張れ片野坂。日本一の扇の要はお前や。

丸居　選手名鑑風

二遊間を中心に堅実な守備で活躍する。打ってはしぶとくバットに当てる打撃でチャンスメイクからポイントゲッターまでどこでも活躍をする。

丸居ver.2

ある日大菅と久野と江森が誰が一番外野守備がうまいかで喧嘩していた。それを丸居は丸く収めることができた。
しかし今度はカラーゾとスミスとアルフォンソが誰が一番打撃が良くて足が速いかで喧嘩し出した。アルフォンソだろうにと丸居は思いながらまた喧嘩を止めに行った。だけど丸居は偉そうなことを言ってしまって3人を怒らせてしまった。3人に滅多メタにされて喧嘩を丸く収められなかった。
丸居は大怪我したから救急車で運ばれた。それに着いてきたのが笹原と柳沢だった。搬送された病院は「笹の葉病院」。もちろん柳沢がこう言った。
「丸居くん、喧嘩を丸く収められなかったね。笹原さんと笹の葉病院でゆっくり休んでください。」
これで丸居は3ヶ月ほど入院してしまった。笹原も入院して、罰として柳沢、カラーゾ、スミス、アルフォンソは1ヶ月間出場禁止になった。久野と江森と大菅は自分達が打撃の中心になってヒイヒイ言っていた。無理やりクリーンアップにされた金杉、片野坂もやった。かわいそうに。

筧　選手名鑑風

ずば抜けたスピードで育成から昇格。スピードだけでなく守備や打撃でもアピールをしてスタメンの座を狙っていきたい。

筧ver.2

筧は、「かけい」って読むんや。
こんなにわかりやすく他の単語にできる名字も珍しいやろ。せやから柳沢に「家計、苦しくないか？」だの「今日もかっけぃなあ、筧はんは」だの散々に言われての、まだ若いから耐性もなくて毎回の如く風邪引いとる。かわいそうに。
こないだなんか、うどん屋に飯食いにいったときにぶっかけ頼んだら、「ぶっかけ一丁！」の掛け声で倒れてしもうた。
おちおち外も出歩かれへんな。

沢田　選手名鑑風

与えられた仕事を全うする頼れる内野のユーティリティ。巧みな守備と安定した打撃技術でチャンスを演出する。

沢田ver.2

柳沢を初めてダジャレで入院させた人物。(柳沢ver.4参考。)今年はこいつも要注意。

沢田ver.3

沢田には柳沢に対しては少なからず遺恨というものがある。ダジャレで入院させあっている仲だから、そんなものだろう。
ある日、沢田が歩いていると、柳沢が目の前にいた。そして柳沢が言う。
「僕と沢田さん　さ、わだ　かまりがありますよね」
そして沢田は倒れてしまい、入院。柳沢はしめしめという顔をして生駒へ会いに行くのだった。

鈴木　選手名鑑風

昨シーズンはホームランこそなかったものの粘り強く勝負強い打撃で代打として打点を量産した。今年も代打中心の起用が想定されるが、内外野どこでも守れる守備を武器にスタメンも狙っていきたい。

鈴木ver.2

鈴木は今年で41になる大ベテランや。全盛期はシャークスの立原と熾烈なHR王争いを繰り広げたそうな。

けどやはり衰えは隠せず、ついに一昨年、入団１年目から続いてた連続HR記録が20年で途絶えてもうて、いよいよ引退かと騒がれたんや。
ところが、彼の息子が去年の春に高校に入ったんや。ほんで早速ドラフト候補だと騒がれてるのを見た鈴木は、親子で同じチームで野球をやりたいって奮起して、シーズン途中から代打起用で復活。そしたら打棒が復活して、終盤の柳沢の故障でスタメン出場までするようになって、ホームラン打つどころかまさかの二桁ホームラン達成してもうた。漢やな。

でも聞くところによると、息子はどうやら大学進学希望みたいや。
息子が大学卒業するころには鈴木は46歳や。
先は長いな、鈴木。

アルフォンソ　選手名鑑風

どんな状況でも頼れる強いバッター。ストレートも変化球も確実に粉砕できるパワフルなバッターが今日も立ちはだかる。

内山

隼の左翼守備固め兼代打要員の内山と、猿の外野守備固め要員井上は異母兄弟なんや。
能力も長7でミ巧足は皆無で守備固め要員で似たりよったりだもんな。
能力が似ている理由は彼らの父にあるそうな。
というのも父の能力が長14ヒ10巧8足8とかいうバケモンで、これが内山と井上に二分されたんや。
父が浮気なんぞせず1人だけ育ててくれれば上みたいなヴェラサザを足したようなエグい選手が生まれていたのにな。
浮気は絶対にしたらあかんな。

根本

根本は悩んでいた。
―どうすれば試合に出れるか。ブルペンから脱出するにはどうすればいいのかー
1日考えても答えは出ない。1週間、1ヶ月…
答えが分からないまま迎えた、ある日のファルコンスタジアムでの試合で、根本はブルペン捕手として、向居の球を受けていた。そこに江森がやってきた。根本はすかさず話しかけた。
根本「江森さん！どうすれば試合に出られますかっ！」
江森「まずは自分を知ることだな。それで分かった自分の短所をなくす。あとは出番を待つだけだ」
根本「え、ちょっと待ってください!僕は出番を待っているのに出番を待つってどういうことですかっ！」
江森「すぐには試合には出られない。特にお前が挑む壁は高くて分厚い。だから仕方がないんだ」
根本「分かりました！満を持して出番を待ちますっ！」
翌日のクロウズ戦、早くも出番がやってきた。片野坂が体調不良らしい。
根本は満を持してキャッチャーズボックスに入った。先発は笹原。根本は笹原を完璧にリードし、島津の盗塁も阻止して江森の一発で挙げた1点を守り抜き完封勝利に導いた。根本は試合後のインタビューで笹原と江森に囲まれて涙を流した。今後にも期待できる一戦だった。
ただその後に柳沢がこう言ってしまった。
「ねぇ　もとは　レギュラーだった鈴木さんの目から見てもいい試合だったってよ。これからも頑張れよ」
根本は気絶してしまった。その後、江森からメッセージが送られてきた。
「あ、忘れてた。ずっと一軍にいたいなら、柳沢のダジャレにも耐えられるようにならなきゃな」
時すでに遅しであった。

根本ver.2

根本が夜の街を歩く。少しばかりは羽目を外してもいいだろうと思っていたのだ。
「俺、根本だけど知ってる？」
ナンパをしていた時、現れたのは、先輩の柳沢。
「根本、こんなとこでふらつくんじゃなくて　ね、もっと　練習しなさい」
そして根本は無事入院した。因果応報である。

スミス

久々に代打出場でホームラン打って浮かれてたらセカンドベース踏み忘れてアウトになってしもうた。
喜びすぎるのも注意が必要や。

スミスver2

あるラビッツ戦の日、珍しくスミスがスタメン起用された。スミスは張り切って、4打数2安打1本塁打3打点の活躍やった。しかし、3点リードで迎えた9回裏、2アウト満塁のピンチや。投手は守護神グラン、打席は因幡。2球目、因幡がたかーく打ち上げた。ファルコンズファンは勝利を、ラビッツファンは敗北を確信した。しかしあろうことにも、それをライトにおったスミスが落球や、因幡はフライやのに全力で走っとって、ランニングホームランになってしもた。試合後、ロッカーで泣いていたスミスのところに柳沢がやってきた。「ヤナギサワッテヤサシインダナ」そう思ってたら、柳沢が、「おっす、ミスしちゃったなスミス。ドンマイドンマイ」これからまたがんばろうと思っとったスミスは風邪を引いた。それ以降柳沢が嫌いになったらしい。そして、同じ「柳」がついてるからって理由でクロウズ柳瀬とシャークス青柳も嫌いになってしまったらしい。何も関係ないのにかわいそやな。

現役投手

雑賀　選手名鑑風

あらゆる称号を欲しいままにするダイナマイトリーグの誇る大エース。速い変化球でどんなバッターでも打ち取る。

雑賀ver.2

片野坂のミットは雑賀のストレートの受けすぎでこれまで何回も破れてその度新しいのに変えとる。片野坂は手が痛くても出てるから大したもんや。

雑賀ver.3

雑賀は球界最高の投手としての地位を確実にしてるわけなんやけど、そんな雑賀やから「打てたときの快感がハンパじゃない」っちゅう声が他チームの野手陣からちらほら聞かれるんや。それを聞いたネット民は「合法麻薬」だの「飴と鞭レベル100」だのお祭り状態や。対雑賀の打率が2割ギリギリの亀党と兎党はそれどころじゃなかったみたいやけど。
こないだなんか、対雑賀の対戦成績が19の0と悲惨にもほどがあった谷口がようやくライト前打って、嬉しすぎて跳ねながら一塁向かってたらコケてもうた。ライト久野の爆速返球があって無念のライトゴロや。もちろん交代なったで。
今年は平常心でいることが大事や。

雑賀ver.4

1年前の話。シーズン序盤から投手陣がどこか不調の様子だった。雑賀は球が伸びなくなっていて、笹原の高速シンカーにもキレがない。橋爪は普段とは違い失投が増えた。これには片野坂も悩んでいた。
野手陣もそうだ。打線がどこか繋がらない。エラーもたくさんする。

そんな様子だったから、チームは4月終盤まででビリ独走。
そして柳沢は思いついたことを抑えきれず、雑賀に言ってしまう。
「雑賀さん、このままでは最下(さいが)位ですよ」
雑賀はこれによって一か月の戦線離脱を余儀なくされる。

このままもっとゲーム差が離れるかと思ったが、雑賀の離脱に投手陣が奮起。笹原、橋爪は元の力を取り戻しこの一か月でそれぞれ5勝。グランも月間10セーブ。向居も頑張った。
投手陣の奮闘に野手陣も負けてられない。江森は5月に月間9本のホームラン。アルフォンソは代打とファーストを兼任で、出場試合も少ない中10本を記録。久野が月間4割を達成するなど、とてつもない活躍。破竹の13連勝などもあり、雑賀が帰ってくるころにはチームは1位になっていた。

雑賀は自分が帰るまで、チームを押し上げてくれた仲間たち(柳沢除く)がいることに喜びを感じた。そこからの雑賀の活躍は言うまでもない。6月からバケモンみたいなペースで登板し続け、22勝を記録し、シーズン25勝で終わることができた。

なお柳沢は雑賀を離脱させた罰として5月序盤はベンチスタートが多かったが、そのことへの当てつけか、ベンチでダジャレを言っては周りの選手の体調を悪くさせるので、仕方なく出場させることとなった。

橋爪　選手名鑑風

繊細なコントロールを最大限に生かした投球で強打者も巧打者もしっかりと打ち取っていく。丁寧な投球で勝利へ一歩ずつ。

橋爪ver.2

橋爪は、実は高校時代は全くの無名投手やった。
ド田舎の県立高校で細々ピッチャーやってて、最後の夏も県大３回戦までは勝ち進んだけどそこまでやった。誰もプロ行くなんて思てなかったやろな。
ところが、この橋爪の試合見てたのが、隼の大エース、岡村やった。たまたま流れてきた試合中継をなんとなく見たら、めちゃくちゃ綺麗なフォームで投げるピッチャー見つけて、ビビッときたらしい。大学卒業まで待てば絶対大化けして良いピッチャーになってるから、調査してくれってフロントと監督に頼み込んで、４年後見事獲得に成功したらしい。まあ獲得順位は４位やったし、フロントも「岡村が言うならまあ…」くらいな感じだったみたいや。
そこから岡村の熱血指導受けて、今の橋爪がいるんや。
橋爪の努力はもちろんのこと、岡村の眼と指導能力も高く評価されるようになったとさ。

橋爪ver.3

前に紅白戦をしたことがあった。紅組先発は橋爪、白組先発は雑賀だ。
雑賀は慣れない根本とのバッテリーだから、カラーゾに一発を浴びて3イニングで1失点した。一方、橋爪は片野坂とのバッテリーで3イニング9人をピシャリと抑え、無失点。結局試合は紅組の勝利で終わった。
試合後、白組だった柳沢が橋爪に近づく。
「橋爪のボールでうちの打線　は沈め　られちゃったよ」
そのことがあって、橋爪は高速シンカーを投げられなくなった。
以来、紅白戦などの時は柳沢に対してやけに内角攻めをするようになったらしい。

笹原

笹原は、橋爪とは正反対のスター街道を歩んできた男や。
高校は愛知県の強豪私学に入って２年春から４期連続で甲子園出場、３年の夏は技巧派左腕の吉市との二枚看板で甲子園優勝したんや。そん時のチーム失点は県大会から数えてわずか５点だったんやから驚きや。ちなみに、相方の吉市は今大学で頑張ってるみたいやで。
その秋のドラフト会議で４球団競合の末、ファルコンズに入団したんや。他球団ファンはまたの好投手加入にそれはそれは絶望したらしいで。

ちなみに高校時代は、ストレート、シンカー、チェンジアップの３球種で勝負してた。カーブもスライダーも使わないドラ１や。奇妙な話やが、それだけ各球種の質がバケモンみたいに高かったっちゅうことやな。

笹原ver.2

雑賀より強いやんと調子乗って遊んでたら、練習不足からスタミナなくなってしもた。今シーズンは油断に気をつけるんやな。

向居

「ファルコンズ以外なら1億円プレーヤー」とまで謳われた悲劇のサウスポー。
雑賀橋爪笹原の三番柱が毎試合完投する中で来るべき出番に向けて今日も一途にブルペンで肩を温め続ける。

向居ver.2

『ファルコンズ向居、オープン戦で三者連続三球三振の快投！キレのあるスラーブでバッター翻弄』
まぁ相手はタートルズの下位打線なんやけどな。
今年は例年とは少しだけ違う向居の姿を見れるかもしれないで

向居ver.3

去年の登板数は16。シーズンオフにあまりの出番の無さに耐えかねて今シーズンから異例の投手兼任リリーフカー運転手としてチームと新しく契約を結び、ちょっとだけ話題になった。
しかしファルコンズは先発完投型のチームなので出番はほぼグラン登板時のみ。
一部の野球ファンからは「グラン専属運転手」と揶揄された。
なお、グランとの仲は深まったようなので悪いことばかりではないらしい。

向居ver.4

来シーズンから投手兼任コーチへの就任が発表された。
「自分やアリゲーターズの折原君、ラビッツの鳥羽君のようなピッチャーを育てたい」と意気込んでいる。

向居ver.5

今シーズンは雑賀、笹原の両エースが勤続疲労の影響で例年より早い回で降板する事が急増し、グランと共にWストッパーとして8、9回を任されるようになった。近年鳴りを潜めていた隼が誇る変則左腕は投手陣の救世主として今日も相手打者を翻弄する。

グラン

とんでもない縦スライダーを投げる右腕。快速球と縦スライダー、まさか来るとは思わないスライダー、シュートで打者を打ち取る…はずがファルコンズでは雑賀、橋爪、笹原しか登板しないためなかなか投げさせてもらえない。本人は「楽だから二軍に落ちるまでは別にこれでもいい」と言っているみたいだ。

グランver.2

グランはな、片野坂の事をとても信頼しているんや。
来日したばかりで右も左も分からない自分に真っ先に声をかけてくれたのが片野坂やった。
女房役としてだけでなく異国での生活に1日でも早く馴染めるように手を尽くしてくれた恩人や。
プレー面以外でも全てが完璧だった片野坂にグランはゾッコンやった。
片野坂もそんなグランの事が大好きやったんやがただ1つ大きな問題点があったんや。
それはな、致命的なまでにフィールディングが下手くそなんや。
その下手さは蜥蜴のシモーネに匹敵するレベルやった。
おまけにグランはバント処理を全部片野坂に一任するとんでもない男やったんや。
本人曰く「カタノサカの守備は球界一だ。それを自分のお粗末な守備で汚したくない。」とか言っとる。
捕手からしたらいい迷惑やな。特に相手がラビッツやモンキーズの時なんかは悲惨や。
相次ぐグランへのセーフティをキャッチャーがマウンドまで何度も必死に処理しとった。
片野坂も人間や。右足を痛め根本と無念の交代、連続フルイニング出場記録が途絶えてしもうた。
グランも悲しそうな顔でベンチに引き下がる片野坂を見ていたわ。お前が元凶なんやがな。
結局試合は2-11で大敗。グランは監督の怒りを買って2軍降格になってもうた。
今年は自分の得意な事より苦手な事に向き合う1年になりそうや。
あと今シーズンの根本の出場試合はこの1試合のみや。不憫やなぁ。

グランver.3

♪ グラングランになる最強の守護神は　アウトロー縦急降下　♪
最近ミ○スグ○ーンアッ○ルのライ○ックという曲に載せてアウェーで歌われているそうや｡

コメント欄

これより以前のコメントはコメント/ファルコンズ選手物語