訂正&追加大歓迎です。
詳細設定や詳しい説明が必要な方はプラグイン設定詳細設定へどうぞ。
※このページは2011年5月14日時点の最新版[PCSX2 0.9.8(r4600)]を元に説明します。
※バージョンアップにより、UIや設定方法が変更される場合もありますのでご注意ください。

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1.主なファイル&フォルダ構成の説明

Program Filesに作成されるファイル・フォルダ

  • pcsx2.exe
    • PCSX2の実行ファイル。

Langs
PCSX2の言語ファイルが集まったフォルダです。

plugins
ここに音声プラグインや映像プラグインなどのプラグインファイルが入ります。
プラグインファイルの詳細の説明についてはプラグイン設定に記載しています。

ドキュメント(マイドキュメント)に作成されるフォルダ

bios
ここにPS2のBIOSファイルを入れてください。
現在はデフォルトでこちらを使用します。
設定(後述)にて変更可能です

inis
  • pcsx2.ini
pcsx2本体の設定ファイルです。
  • その他ini
各プラグインの設定はこのフォルダ内に保存されます。
このフォルダの場所は設定から変更することができません。

logs
エミュレータの起動履歴やプラグインのログファイルがこのフォルダの中に保存されます。

memcards
  • Mcd001.ps2
  • Mcd002.ps2
仮想メモリカードのデータファイルです。このファイルの中にセーブしたデータなどが入ります。
フォルダ内はNTFS圧縮されているため、文字が青くなっています。
メモリカードのファイルが入っていない場合もありますが、 BIOSでメモリカードの初期化 をすれば作成されます。
スロット1=Mcd001.ps2
スロット2=Mcd002.ps2
設定にて使用するメモリカードが保存されているフォルダの場所やメモリーカードの指定が可能です。

snap
スナップショット(SS、スクリーンショット)のファイルはここに保存されます。

sstates
クイックセーブ のファイルはここに保存されます。

2.最新のファイルに更新

本体もしくはプラグインを更新(あるいは古いバージョンへ戻す)には下記の方法で行います。

実行ファイルの更新

ダウンロードした新しい実行ファイルを、PCSX2直下フォルダに入れてください。

プラグインの更新

ダウンロードした新しいプラグインを、pluginsフォルダに入れてください。

言語ファイルの更新

ダウンロードした言語ファイルを、フォルダごとLangsフォルダに入れてください。

biosファイルの設置

用意したPS2のBIOSファイルを、biosフォルダに入れてください。
BIOSファイルがないとエミュは動かないので、必ず入れてください。
※BIOSファイルがない人は こちら を見て実機から吸い出してください。

portable.iniの設置

以前までのバージョンでは設定ファイルの保存先を選択できましたが、
現在はドキュメント(マイドキュメント)がデフォルトの保存先になっており初期設定ウィザードから選択することができません。
これを回避するには空のportable.iniを用意しpcsx2.exeと同じディレクトリに入れる必要があります。
Vista/7の場合はエクスプローラーを右クリックし、新規作成→テキストドキュメントをクリックすると「新しいテキスト ドキュメント.txt」が
作成されるのでこれをportable.iniにリネームすればOKです。XPの場合もほぼ同じ動作で可能です。

3.初期設定


pcsx2.exeをクリックして初めて起動すると、↑の初回設定画面が表示されます。
二回目以降はClear All settingsを選択するかをレジストリを消さないとこの画面は表示されません。
Language selectorで言語を選択できますが、デフォルトで日本語になっているので通常はそのままで問題ありません。
英語やその他言語を使用したい場合はプルダウンメニューから変更し適応ボタンを押せば即時変更されます。

この画面でやることが終わったら[Next >]をクリックしてください。

※後で[Config->Plugin/BIOS Selector]で同じ画面が出せます。
この画面では、各プラグイン&BIOSの種類を選んだり、各プラグインの設定を行うことができます。
設定したいプラグインの右側にある[Configure...]を押すと、そのプラグインの設定を行うことができます。
ただしパッドの設定が初回は保存されない場合があるので、PCSX2側がプラグインを認識しているのを確認したら設定は行わずそのままにしておきましょう。
※プラグインの設定についてはプラグイン設定を見てください。
[GS]:グラフィックに関するプラグイン。
[PAD]:コントローラーパッドに関するプラグイン。
[SPU2]:サウンドに関するプラグイン。
[CDVD]:CD/DVDドライブに関するプラグイン。
[USB]:USBに関するプラグイン。
[FW]:Firewireに関するプラグイン。
[DEV9]:HDDエミュレーションに関するプラグイン。
[Plugins Search Path]:プラグインの入ったフォルダを指定することができます。このままで特に問題ありません。

この画面でやることが終わったら[Next >]をクリックしてください。

※後で[Config->Plugin/BIOS Selector]で同じ画面が出せます
この画面でBIOSを指定します。
BIOSが表示されない場合は、「BIOS Search Path」で指定されているフォルダにBIOSが入っているかを確認してください。
もしそれでも表示されない場合は、BIOSの吸い出しに失敗しているか、未対応のBIOSを使っているかもしれません。
[BIOS Search Path]:BIOSの入ったフォルダを指定することができます。デフォルトでは起動しているユーザのドキュメント(マイドキュメント)にフォルダが作成されます。
変更が必要な場合は各自選択しましょう。

この画面でやることが終わったら[Finish]をクリックしてください。

4.初回起動

「3.初期設定」の最後に[Finish]をクリックすると↑の画面が表示されます。

ここで一度PCSX2を使ってPS2を起動した後、メモリカードの初期化を行ってみましょう。
ディスクを検出しないように、あらかじめ[CDVD->No Disk]を選択してください。(初回起動が終わったら、必ず元に戻してください。)

動作が遅かったり早かったりする場合:詳細設定のGS・Speedhacksを見ましょう。
音が出ないor画面が出ないorコントローラーやキーボードが効かない場合:プラグイン設定を見ましょう。
画面がぶれる場合:[F5]キーを何度か押してみてください。

起動方法は[System->Boot CDVD(full)]で起動できます。
このような画面が出たら起動成功です。
起動できたら、ブラウザを○で選択してください。
次の画面でメモリカードを選択すると
このような画面が出ると思いますので、「はい」を選択してください。
初期化ができたら、PCSX2を終了しましょう。
終了方法は、キーボードの「Esc」を押すかウインドウの右上にある[×]をクリックしてコンソール画面に戻ります。
この時、起動したPS2はポーズ状態になっているので、[System->Shutdown]を選択してPS2を終了してください。

5.実際にプレイ

※さきほどのBIOS画面では正常に動いていたのに、ここでプレイできなかった場合はエミュが動かそうとしたゲームにまだ対応してない場合もありますので、エミュのバージョンアップやプラグインの追加&変更などを行ってみてください。
また、最新のプラグインでは動かないゲームもあるので、PS2ソフト動作報告を参考に
http://www.emucr.com/search/label/PS2/
↑から古いプラグインなどを拾ってきて動かしてみてください。
それでもダメだった場合は、プラグイン&本体の更新を待ちましょう。

1.PS2のゲーム(ディスク)をDVDドライブに入れる

実ディスクの場合
※2層DVDはうまく読み込めない事が多いため、あらかじめイメージ化して「イメージファイルの場合」でプレイする事をおすすめします。
CDVD-ROMプラグインがGigaherz's、CDVDOlioのいずれかになっているのを確認します。
今から動かそうとしている手持ちのPS2ディスクを、 ここ で指定したドライブに入れてください。
(たとえばPCのDVDドライブがEドライブだとすると、CDVDのプラグイン設定でEドライブを指定し、そのドライブにPS2ソフトを入れるとOKです。)
イメージファイルの場合
PS2ゲームをイメージファイル化(iso化)してる場合は、[CDVD->Iso]を選択し、[CDVD->Iso Selector->Browse...]を選択して起動したいisoファイルを選んでください。
なお、仮想ドライブソフトがインストールされている場合は、マウントした上で「実ディスクの場合」と同じ方法を使ってもOKです。

2.ゲームを起動する

起動方法はBIOS起動のときと同じく[System->Boot CDVD(full)]です。[System->Boot CDVD(fast)]をチェックするとBIOS画面を飛ばして早くプレイすることができますが、BIOS経由でないと起動できないゲームもあるようです。
ゲーム画面が出てプレイできる状態になれば起動成功です。しかし、プラグインの設定or本体の設定によっては途中で強制終了してしまうこともありますので、セーブはこまめに行ったほうがいいでしょう。

※プレイ中、画面が上下にブレたり縞模様が出る場合は[F5]キーを何度か押してみてください。直ることがあります。
※プレイ中、[Esc]キーを押すかウインドウの右上にある[×]をクリックするとポーズ状態になります。再開したいときは[System->Resume]をクリックしてください。
※プレイ中、fpsが下がる場合はスペック不足か、プラグインor本体の設定をもっと詰める必要がありますので、詳細設定プラグイン設定を見て調整してください。
限界まで詰めてもダメだった場合は、プラグインor本体の出来がまだ良くないということもありますので、プラグイン&本体の更新を待ちましょう。
※ゲームタイトルによってはEnable PatchesにチェックをいれるとGame Fixesや従来のバージョンにあったパッチが適用されることがあります。これは初期設定でONなので通常は気にしなくてもよいでしょう。

3.ゲームを終了する

BIOSを終了したときと同じように、[Esc]キーを押すかウインドウの右上にある[×]をクリックしてポーズ状態にします。
この状態で[System->Shutdown]をクリックするとPS2が終了します。

ショートカットキー

F1,F2,F3 クイックセーブ

いわゆる「どこでもセーブ」です。
その名の通り、普通ではセーブできないところ(戦闘中など)でもセーブできてしまう機能です。
スロットは全部で10個あります。操作は主にキーボードの[F1]、[F2]、[F3]を使います。
まだ不完全な部分もあり、ロードした時にバグが発生してゲーム続行不可能になる可能性もありますので、通常はゲーム内で普通にセーブしてください。

[F1]:[F2]で選択したスロットにセーブします。選択したスロットに既にセーブされているファイルがあった場合、強制的に上書きされますので注意してください。
[F2]:セーブorロードしたいスロットを選びます。コンソール画面で選択中のスロットを確認することができます。
[F3]:[F2]で選択したスロットからロードします。

F4,TAB フレームリミッターのON/OFF

プレイ中にキーボードの[TAB]を押すと、FPSのリミッターが解除され、ゲームの進行を高速化することができます。
[TAB]をもう一度押すと、FPSのリミッターが再度かかり、元に戻ります。
これは、 ここ で設定した[Frame Limiting]がNormalになり、ゲームを可能な限りの速度で動作させるようになるためです。
ですので、リミッターがかかってるときでも60fpsを下回っている場合は、効果がありません。

なお、キーボードの[F4]を何度か押すことでも同じことができます。

F5 インターレース解除方法切り替え

ゲーム中にF5キーを押すとインターレースの解除を行うことができます。
F5キーを押す度に解除方法が切り替わり、6種類+OFFの7パターンが選択できます。自分で納得するのを選びましょう。
この機能を使用しても解除できない場合もあります

F6,アスペクト比切り替え

ウィンドウサイズ追従、4:3,16:9を選択できます。

F7,画面の明るさの変更

描画方法を変え、見た目の明るさを切り替えられます。Autoを含め5段階あるようです。

F8,スクリーンショットの撮影

ゲーム中にF8キーを押せばスクリーンショットを撮影できます。
マイドキュメント内のsnapshotフォルダにbmpで保存されます。
ただしウィンドウのサイズではなく内部解像度のサイズになります。

F9,ソフトウェア描画とハードウェア描画の切り替え

ゲームプレイ中でもソフトウェア描画とハードウェア描画を切り替えることができます。
キーボードの[F9]を押せばいつでも切り替えられます。
ソフトウェア描画でないとムービーが正常に再生されないゲームなどで有効です。

F10,ゲームの一時停止

どんな場面でも一時停止することができます。
キーボードの[F10]を押せば一時停止します。
キーボードのキー(なんでもいい)を押すか、画面をクリックor切り替えをすると再開します。

F12,ゲームの録画

F12キーを押すとゲームの録画を行うことが出来ます。
エミュレーションが一時停止し保存先と解像度・コーデックを選択するダイアログが出るのでBrowseから保存先を選択します。
次にその下のプルダウンメニューでコーデックを選択しConfigをクリックすることで設定が行えます。(設定の存在しないコーデックもあります。)
次に一番下のボックスに縦横の解像度を入力します。内部解像度がここで設定した値より高い場合は縮小され録画されます。
最後に色情報をYUV2かRGBで選択します。動画を編集するならYUV2がより扱いやすい場合が多いですが色は(恐らく)劣化します。(特に赤色)
設定が完了したらOKボタンを押して録画を開始します。停止するには再びF12をクリックします。
生成されるファイルは(Uncompressedの場合)無音avi+record.wavです。

コーデックのによるCPUの負荷は無圧縮(Uncompressed)が一番低く、圧縮する場合はコーデックによりマチマチです。
PCSX2は未だに負荷の高いエミュレータですのでよほどスペックに自信が場合を除いて無圧縮(Uncompressed)を選んでおくのがベターでしょう。

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最終更新:2015年05月29日 05:26