8-1 「上級貴族」
■ 背景:
君の生家は、貴族の中でも『名門』と呼ばれる家系だった。
民衆から見れば贅沢の極みともいえる生活も、君には日常に過ぎない。
そんな毎日の中、君は外の世界に興味を持った。
なぜ、野蛮に争うのだろう?
なぜ、そんなに貧しいのだろう?
なぜ、その状況の中で笑えるのだろう?
浮かんでは消える疑問に、やがて君は自分を抑えられなくなった。
ある日君は身分を隠して、下層区域へと赴いた。
貴族としての君とは違う君が見た風景は、新鮮だった。
民衆たちは、いつも人の顔色を伺い媚びへつらう下級貴族どもよりも、はるかに人間らしかった。
仲の良い友人も出来た。
そんなある日、貴族として馬車に乗り、ふと広場に目を向けると人だかりが出来ていた。
君は知識で、それを「異端者」の「公開処刑」だと知っていた。
ふと、「異端者」の顔が目に映った。
・・・貴族でない君の、仲の良い友人だった。
貴族の君が言う。
あれは別人だ、異端だと。
貴族でない君が言う。
あれは仲の良い友人だ、同じ人間だと。
君の背中を冷たい汗が流れた・・・
■ 解説:
下級貴族の目的は「家の復興」「名誉の追求」みたいなものだけど、上級は特に目的とか無いでしょうね。「小マリーアントワネット」あるいは「天羅領主の息子」のように世間知らずに振る舞うと良いでしょう。
基本的に善人で、(安っぽい)正義感→マグ民衆世界の厳しい状況→挫折・苦悩→解決というパターンを踏めば、活躍出来るかと。典型的な上級貴族(「ふん、薄汚い民衆の事など、知ったことではないわ。」)に反発するのがおいしそうです。