2-5 設定「竜殺し(ドラゴン・ベイン)」
背景:
『竜』は、君の憧れだ。
勇壮な体躯。
力強い四肢。
民を守る守護者。
そして、何より・・・圧倒的な『強さ』を持つ。
君は幼い頃より、『強さ』に憧れた。
君は幼き日より、『強さ』を手に入れるため、あらゆる努力をしてきた。
『強さ』があれば、飢える事はない。
『強さ』があれば、奪われる事もない。
『強さ』があれば、守れなかった事を悔やむ事もない。
ーそして
『強さ』があれれば、『役立たず』ではない。
戦場となった村で見た、『竜』が君の『強さ』に対する憧れの原点だ。
圧倒的な劣勢を覆し、一瞬で戦局を変え、勝利へと導いた。
兵士たちの勝鬨(かちどき)の喚声が耳に残っている。
ー竜よ!
-偉大なる竜よ!
-我らを導き給え!
君が少しばかりの『強さ」を得た齢に、傭兵団に加入した。
傭兵団とは名ばかりの、粗野で短気な、荒くれ者たちの集まりであったが、居心地は悪くはなかった。
誰も口には出さないが、君と同じような『役立たず』が、何者かになろうとして足掻き、肩を寄せ合っていた。
一瞬で崩壊する、あの日までは。
戦場で遭遇した『竜』は小型竜であったが、中規模の傭兵団など‘敵’と呼べる存在ではなかった。
仲間が次々と、塵殺されていく。
君が憧れた『強さ』によって。
君が『竜』を殺せたのは偶然だ。
仲間の死体を掻き分け這い出た君の頭上を、自国へと凱旋する『竜』が悠然と通過した。
無意識に君が引き金を引いた爆射槍は、偶然、竜の唯一の弱点である首元の『逆鱗』を射抜いた。
沈黙した戦場に残ったのは、生きている君と、大量の死体と、『竜』の首だった。
『竜』は、今でも君の憧れだ。
勇壮な体躯。
力強い四肢。
民を守る守護者。
そして、何より・・・『莫大な金』になる。
設定:
北天版ヨロイ狩り(A)です。
対『竜』専門の戦士です。
竜の弱点である『逆鱗』を射抜く特化した武器を持ち、生身の体でありながら、圧倒的な戦力差のある『竜』を仕留めます。
人々からは、畏怖と侮蔑を込めて‘竜殺し(ドラゴン・ベイン)と呼ばれています。
ロールプレイの方向性としては、「竜殺し」を続ける理由を設定しておくといいかもしれません。
-復讐か?
ー仇打ちか?
-かつての友を救うためか?
理由は些細なものでも構いません。
『竜と竜殺し』という状況が、貴方の設定をドラマチックに仕上げてくれるでしょう。