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小話「フランク・ラパードの帰還」

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匿名ユーザー

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【フランク・ラパードの帰還】①

空中要塞の戦いより、11ヶ月。
アスガルド半島最北に押し込まれていた『北の教会』は、じその勢力をジワリと南下させていた。

『迷わしの古代樹森』『ボナゾント瀑布』を拠点としていた聖別者集団を攻略し、
『ガウロン山脈越え』を果たした後は、アスガルドの勢力図はハッキリと変わった。
『北の教会』の進路上で勢力争いを展開していた小中規模の聖別者達・武装集団は、撤退、若しくは交渉を求めた。

アスガルド北部、すなわち旧十区、十一区、十二区、十三区は、『北の教会』の勢力下へと変わりつつあった。
『黄昏の時代の戦乱時まで、歴史を巻き戻した』と言われた『ベルザインの調停』以来、安定に向かう治安に伴い、経済そして文化は本来の姿を取り戻すべく、急速に復興を遂げていた。


雪溶けの空気の中には、数多の臭いが複雑に入り交じっていた。
荷台に、積まれた果物、干物、香辛料。
露店で炙られる羊肉、煎った豆。
食用の生きた鳥、兎。
古代アスガルド語で、『十字』を意味するマドゥルラの街には、北部四教区のあらゆる交易品が集まっていた。
28:拾郎 :
2018/02/04 (Sun) 17:59:04



市場を行き交う人々の間を、数日前より一人の男が居着いていた。
身の丈ほどの槍を背負い、毛皮の上着を逞しい胸板と上腕が押し上げる外見は、北部部族出身の無骨な猟師か戦士を思わせるが、目には愛嬌を帯び、鷹楊に頷き他人の話を聞き、豪快に笑う姿は無防備な印象を与える。
鷹楊かつ無防備ではあるが、決して愚鈍ではない。
市場に現れた初日こそ、言葉少なくいくらかの訛りをおびてあたが、三日目にはいくつかの商用用語と市場隠語を覚え、自然に場に馴染んでいた。
市場の人間も、やがて好奇心がまさり、酒場で、店先で男に声をかけていく。

「どこから来たのか?」
「何をしにきたのか?」

一つ目の質問には、口元を緩ませ答える。
「俺はな、70年前から来たんだ」

二つ目の質問には、眉を寄せて答える。
「人を、探している」
誰を、の問いに対しては
「錬金術師アニエスと、異端審問官アディール・ノウ」
29:拾郎 :
2018/02/04 (Sun) 18:11:52

フランクの登場シーンは、こんなイメージ。
動かしやすい、気さくなおっさん路線で。
多分、誰とも絡める。


上記の話に既存キャラのシーンを追加して、一番広がりそうなパターンを検討中。

・気づいているが、とりあえず放置「規格外だぞ、あの男は」「そうかもしれません。でも、悪人ではないと思います」→ジグ、キールベイン

・自主的に尾行をしていたら、「あんたも一緒に一杯やらないかい」と声をかけられる→アンジェ、エムレあたり

・直接聞く「突然の無礼をお許し頂きたい。貴公の出自を伺わせて頂く」(嘘ではなきが、はぐらかした回答)→アズにゃんあたり

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