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3-2 復讐の銃手

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3-2 「復讐の銃手(ヴァニッシャー)」

背景:
 君は少年時代、全てを奪われた。
 異端嫌疑のかけられた君の暮らす村を、法王庁の異端審問官が襲ったのだ。
 やさしかった両親は君を逃がすために死に、なつかしい風景は跡形もなく焼き尽くされた。
 濡れ衣だった。
 それら全てが、何かの政治闘争の一部だったらしい、と後に聞いたが、そんなことはどうでもよかった。
 

ただ憎かった。

 領主が、法王庁が、世界の全てが。
 あれから十年。

放浪しつつどうにか食いつないだが、君が体験する世界は醜いものに満ちていた。
 

そして君は、ふとしたことから、旧時代の遺物、強大なアーティファクトを手にすることになる。
 君との間に精神的な結合を果たしたそれは、もはや君以外の誰にも使いこなせなかった。
 アーティファクトの利用価値を認識した法王庁は、君をエージェントとして迎え入れた。

・・・だが、君が法王庁に加わったのには、別の理由があった。
 君の相棒は、君に語ったのだ。
 自分自身は、ひとつの鍵、旧時代末期に作り出され、使われぬまま眠る超兵器の鍵に過ぎないことを。
 それを目覚めさせ、世界を再び旧き神々の下に取り戻すことが、それの使命なのだ、と。

 君は、全てを滅ぼすため、それの精神を受け入れた。
 法王庁に加わったのも、そのために動きやすい立場を手にするためだった。

 そして君は、今、法王庁の仲間たちとともにいる。
 そうして、彼らとともに働きながら、君は自分に向けて繰り返すのだ。
 君はかつて、全てを奪われた。
 ・・・だから、君は何も持っていない。
 持ってなどいない。


解説:

あなたは、特殊な事情により「カテゴリーA以上のアーティファクト」を所有しています(通常の異端審問官は「カテゴリーB」クラスを所有)。「法王庁」に所属していなくても構いません。
 あなたは、仲間たちとは別の目的を持っています。

それは、世界を滅ぼすことです。
 あなたの「相棒」に言わせれば、それは世界を滅ぼすことではなく、旧い世界を取り戻すことなのですが。
 この世界に守るべき価値のあるものなど何もない、そういう姿勢をとってください。
 しかし、本当は、かつての自分のような、弱いものが虐げられることが我慢ならないのです。わかりますね?

 あなたは、全てを奪われた人間です。
 しかし、あなたは今も何も持たないのでしょうか? いつか決断を迫られたとき、あなたは本当に全てを滅ぼすことができるのでしょうか?
 それを決めるのは、プレイヤーであるあなたなのです。

 ところで、あなたの「相棒」は、それ自身の意思を持っています。
 あなたと「相棒」の意見が分かれれば、「相棒」はあなたの身体を乗っ取ろうとするでしょう。
 旧時代の遺物に身体を憑依されてしまえば、確実に「法王庁」により「異端」として処理されるでしょう。

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