セクオル
1: 名前
セクエンツィア(製造名:フランベルジュ)
通称はセクオル。
2: 年齢
製造されて3年未満。
見た目年齢15歳ほど。
3: 性別
男性型
4: 種族
魔道兵器の一種で
シャリム大陸時代に制作・運用された自律兵器。
魔術的な要素で駆動するロボットといった所で、機械の体を持つゴーレムと言い換えても良い。
ステルディア各地の遺跡にて遺産という形で多々発掘され、今もなおその解析や復元が進められている。
その結果簡単なものに限るものの現代技術でも再現が可能となり、一部地域にて制作・運用されている。
5: 外見
色素の薄いぼさぼさ外はねの金髪に、輪を描くような形状の妙な形のアホ毛が特徴。
本人の感情変化によりぴこぴこ表情豊かに動く上にたまに武器になる。奇妙なアホ毛。
目の色は澄んだコバルトブルーで戦闘中は右目の瞳に青い炎が灯る。
そこそこ筋肉のついた体型に精悍な顔立ちの少年型。本人が人間並みに泣き笑いする為にその姿は手足を機械化した少年にしか見えない。
しかしながらその整った顔つきと雰囲気からどことなく精巧な人形のようにも見えてしまう。
セクオルの脳や魂の役目を果たすシステムプログラムはチップではなくコアとなる魔宝石に記憶されており、心臓部に内蔵されている。
デザインはロボットとしてはかなり古臭いデザインで耳部はごちゃごちゃとした機械群がむき出しに、後頭部はヘルメットのようなヘッドパーツになっている。
左腕、右足は機器・計器類がこれまたむき出しになっており、両手は漆黒で塗装されている。
うなじや肘や膝、掌、足の裏などに廃熱、蒸気放出の為のマフラーを備え、予備の水タンクの取り付けられた追加装甲を背中に背負っていることも。
体内で燃え続ける炎と熱に耐えるべく全身が強力な耐火・断熱素材で構築されている。
表面、人の肌に見える部分はぬくく、人肌ほどの温度であるが熱蒸気を送るための各パイプは凄まじく熱い。
服装
普段着は厚手の茶色のベルトやチェーンのついた丈の短いレザージャケットに檸檬色のスカーフ。
ジャケットの下は抹茶色のノースリーブニットを着ており、ボトムスは黒のニッカポッカ。
他にもシャツに軽いボトムス、ネクタイなどラフな格好をすることもある。
戦闘時(挿絵の格好)は飛行服を模した防護服に身を包む。長袖を腕まくりしている。
ボトムは半ズボン。ブーツはいつも片足しか履いていない。
人間の肌によく似た義肢を手に入れた為服装に色々バリエーションが増えた。
男子の着せ替え人形が欲しいという
ミリヤの趣味である。
身長・体重
【身長】160cmちょい
【体重】84kg
6: 性格
温厚かつ大人しく、やや後ろ向きで気が弱いものの基本は素直で人よりもちょっと正義感が強い直情傾向のある少年。
思い込みが激しく、思いつめやすい性格をしているが現在は行動する前に落ち着いて思案する癖をつけて、よく考えて行動するようになった。
また視野を広げて今までやらなかったようなことにも興味を見せ、積極的に関わるようになった。
見た目年齢よりもやや幼い言動が目立ち、人の心がわからないと本人は言うが人間並みの感情表現、思考回路を持っているようだ。
ストイックで自身の強い欲望や感情の暴走を嫌い、常日頃から修行に打ち込みつつ自制に務めている。
潔癖気味で一度嫌悪心を抱いた相手にはどこまでも冷酷になれる性格をしていたが、心情の変化にてその一面はなりを潜めている。
でも根に持ち、引きずるタイプであるのは相変わらず。
痛み、憎しみ、かなしみ、怒りとヒトの負の感情を痛々しいまでに学んだことにより、自分の考えを押し付け、決め付けるのではなく、相手のことをよく観察し、聞くようになった。
それは敵であろうと、魔物であろうと変わらないが相手の主張を聞いた上で「それでもいけない」と判断すれば相手の主張をしっかりと否定する強さも身につけている。
かつては英雄を自称し、おとぎ話に出てくるような英雄を気取っていたものの、現在は身近にいる困っている人を助け、守っていこうと強く思うようになった。
その過程で自分たちと相容れない相手と出会い、その恨みを受けることになったとしてもへこたれず正義を貫こうとするという強さを持てるよう成長している。
また恨みの対象となったとしてもそれから逃げずに向き合うという「やったことへの責任を背負う」こともしっかり覚えたようだ。
この誰かを守りたい、力になってあげたいという強い思いと、自分がやったことへの責任を背負い戦い続けるという行為が現在の彼の原動力となっている。
ファザコンでお父さんにべったりのお父さんっ子。彼が霊界を飛び出すまでは兄弟の中でも末っ子だったため無理はないのかもしれない。
理想以外に目を向け始めたことからか、元から持っていた少年らしさも表層化している。
その結果特撮好きな多感で思春期全開な少年となり、綺麗でナイスバディなお姉さんや女の子が好きなのを隠せない。
ハーレムは勇者と英雄の特権が持論。
7: 過去
技術と錬金の大精霊「サンジェルマン」の手により生み出された霊界製オートマトン(ただし原料は聖域産)。
魔術機関に加えて蒸気機関のようなものを搭載されたロマンの詰まったものをコンセプトにしているらしい。
サンジェルマンの領域である
奇械城に住まう他のオートマトン、ゴーレム、人工生命体たちは兄弟のようなもの。
正義感の強い性格でこの世界には邪気が渦巻いているその邪気から多くを救わねばと意気込んで兄弟機たちの静止を振り切り、父の領域を飛び出して聖域へやってきた。
血気盛んで他の精霊たちに戦乱をふっかけることも稀ではない炎霊は精霊たちの中でも快く思われておらず、その製作物であるセクオルも彼ら同様警戒された。
その為精霊たちは話し合った結果兼ねてからセクオルと仲が良く、既に現世で活動中である大精霊「ヒュプノス」(
ソンジュ)にセクオルのお目付け役を頼むことで手を打つ。
彼に連れられて以降は他の聖域で活動する精霊らの徒党に入り、共に行動している。
友人ソンジュと異なり、猟師にはならず退魔師になった。
度重なる聖域での激戦からか精神ストレスを溜め込み、爆発。
残虐な手段で賊徒とはいえ人間を追い詰めた上にその罪悪感から病み、狂気に飲まれてまう。
精神崩壊後は因縁の相手である
マッフを執拗に狙い、追い詰め、近くにいた賊たちも含め惨殺してしまう。
苦しみと怒りから逃れられると思いきや、そんなことはできず襲いかかるのは強い罪悪感と埋められない理想と現実のギャップ。
元から脆く、追い詰められた彼はいよいよ本格的に精神崩壊してしまう結果となる。
現在は、一度崩壊した精神状態から自己啓発や周囲の人々の言葉を受けて自分なりに整理をつけて立ち直ることができた。
やってしまったことは無かったことにはできないし、その責任はきちんと負わねばならない。
それでも霊界にいた時から魅せられ続けた世界の人々を守り、その力になりたいと願う少年は銃を手に再起する。
8: 職業
冒険者(ということにしている)
9: 口調
年相応のおとなしい口調。以前に比べやや暗く見えるが言葉遣いは丁寧になっている。
ただし以前の熱さも残っており、時折それが表面化する。
【会話例】
「俺、セクオルっていいます。よろしくお願いします」
「ごめん……心配かけちゃって。もう、大丈夫。平気だから……」
「目の前に傷つけられる人がいるなら、見過ごすことなんてできない。綺麗だと思った、この世界の人を守りたい。
……もう逃げません!戦います、最後まで!!」
「鴻江先輩、今の話は信じてもいいんですか?…いいんですよね?」
「ばかああああまた嘘ついたあああああああさらっと嘘ついたばかあああああ」
「……俺、お前のこと止めるよ。自分の全部をかけて」
「お、おとうさま……!お願いがあるんです!!その……っ、父さんって呼んでいいですか……?」
「英雄になれるか、なれないかはどうでもいい。結果は後からついてくるんだから、今はただ自分に出来ることを精一杯やるだけだよ」
「俺酷いことしたんだ。忘れちゃいけない、相手が悪い賊であっても……あんな、酷いことはしてはいけなかったんだ」
「ソンジュ!またそんなシャレにならないイタズラをして!ごめんなさいしなさいっ」
「
イオンさん……ロボットに効く精神安定剤とかないですか?ない……?そう、ですか……」
10: 一人称、二人称
【一人称】 俺
【二人称】 あなた、貴方/~殿、~さん、呼び捨て
11: 好きなもの
ミリタリー雑誌、歯車と蒸気の音、ロウソクの火、おいしいみず、ロボとドラゴン(男の子の夢)、特撮
12: 嫌いなもの
自分の存在が消えてしまうこと、エロネタ(苦手)、海水浴(泳げないため)、激情
13: 好きな人
美人のおねいさんがタイプらしい。
14: パートナー
15: 属性
炎、光、無
16: 苦手な属性
強力な冷気や水、機械特効、魔封じ
17: 戦闘スタイル
銃器による射撃に加え、機体性能を生かした肉弾戦を中心とする前衛。
高い腕力、脚力に加え装甲も堅く多くの特殊攻撃を受け付けないが魔法にはそんなに強くない。
自身の特性である蒸気や転送術を利用した攻撃や補助も得意であり、転送術は寧ろ現戦闘スタイルでの主力である。
致命的に狙撃がヘタであり、銃器を使うのはもっぱら近~中距離。
その為銃器も散弾銃や拳銃など飛距離の短いものを好んでいる。
魔道銃や光学兵器など非実弾の武器を好むが、ジャム対策とリロードの手間を考えてのことらしく実弾系の武器も使用する。
戦闘能力や戦闘技術自体は高いが、戦闘経験が非常に少なく連携も苦手。
性能が相手を上回ればそのまま押し切れるものの、格上相手などどうにもならなくなると途端苦しくなる。
18: 精神力
一度崩壊まで行った所から這い上がった結果、現在は落ち着いている。
やや後ろめたく暗い所もあるが信念は折れない。
精神的には大きくなった。
19: 戦闘熟練度
★★☆☆☆
20: 技や魔法
「スチームハイ」
足の裏に大量の蒸気を集めその蒸気圧で加速、高速移動を可能にする。
蹴りの火力増強にも多々使用され、更に上手く使えば落下時の衝撃緩和及びごく短時間のホバー移動も可能。
「ソニックガスト」
掌に大量の蒸気を集め、蒸気圧と共に放射。
強烈な衝撃を発生させ、相手を大きく吹き飛ばすことができる。
主に距離を取る際に使用する。
「ヒートヘイズ」
全身の廃熱用マフラーから高熱の蒸気を放射する。攻撃から目晦ましなどその活用法は様々。
蜃気楼や陽炎を生み出し、虚像を生み出して撹乱するなんて芸当まで可能。
「メガトンパンチ」
凄まじい瞬間加速から繰り出される必殺の鉄拳。
脚部だけではなく肘からも蒸気圧を一気に放出し、爆発的な瞬間火力を生み出す。
「第一加熱術式・クリムゾンアイロン」
炎属性魔法の一種。
指定した魂を持たない物品を過熱する術式で戦闘は勿論、調理などにも使用出来る。
調節次第で寒さを緩和したり、氷を溶かしたりすることも出来る。
「第二冷却術式・アイシングサプライ」
水属性魔法の一種。
指定した地点に超低温の水蒸気を発生させ凍えさせる。
広範囲に振りまくことも可能で、調節次第で暑さを緩和したり出来る。
「第三守護術式・マジックバックラー」
霊属性魔法の一種。
結晶を組み合わせたような強力なシールドを生み出し攻撃をガードする。
物理攻撃に特に強いが、魔法属性には若干脆い。
篭手のように生み出すことも可能で、魔属性の鈍器にもなる。(←
「第四転送術式・トランスポーター」
魔術により物品の転送を行う術式で霊属性魔法の一種。
遠隔操作も可能で、相手の武器や道具を取り上げて無力化を図ることも出来る。
発動時には転移対象に大きな魔力が集中するので、術に敏感な者ならば看破は容易い。
切り札である「C・Storm000」の転送などはこの術を使用することで行っている。
転送の条件は魂を持たない存在であることだが重量や大きさに制限が存在する。(その為自分が転送できなかった)
「トランスポーターβ」
トランスポーターの改良版術式で修理の際に搭載された。
転送できる範囲が広がり、ある程度重たい物質や大きな物質の転送も可能となった。
勿論こちらも遠隔操作可能。ロボット系の敵を指定した地点に強制転移させることもできる。
「第六魔装術式・エクソシズムクロス」
度重なる修理の際に
ミリヤによりとってつけられた新術式。
自身の掌から浄化、魔物及びアンデッド特効を有する威力の高い熱線を発射する。
かめかめ波
21: 特殊能力・特殊技能
能力
「機械」
機械とはいえ全身に魔術回路を仕込んだ魔道兵器であり、その仕組みは蒸気機関を応用している。
水と魔力を燃料とし、心臓部付近に存在する炉心を燃やし、発生する蒸気を原動力とし無数のパイプと魔術回路による術式を用いて各機関に送り込んでいる。
魔術回路なくとも稼動は可能だが、炉の炎を燃やすための燃料(石炭・有機物など)が必要になり、環境にも良くないので普段は魔力による稼動を行っている。
機械に特別な効果を持つ技、魔法、能力の影響を受けると同時に魔法封じの影響も大きい。
「解析システム」
搭載機能の一つ。
機械・ゴーレムに体内のコードを接続してアクセス、様々な解析を行える。
サンジェルマンがよりよい技術向上の為に取り付けた機能。
解析中はその他の行動は取れなくなり、無防備になる。
「探知システム」
搭載機能の一つ。左目に搭載されており、周囲のサーチが可能。
サーチの種類は魔術及び熱探知で切り替え可能。
危険が近づくとアラートで教えてくれる機能つき。
「リカバリー」
搭載機能の一つ。
プログラムのバグを修正する魔法術式。
ただし、バグの種類によってはお手上げになる場合もある。
「映像記録」
搭載機能の一つ。
セクオルの見ている景色を体内のメモリに記憶する術式。
メモリの媒体はマナストーン(魔石)である。
「データベース」
魔物等のデータベースを搭載している。
経験の蓄積及びサンジェルマンの介入で更新してもらった。様々な相手のデータが詰め込まれている。
「翻訳プログラム」
を搭載している。
ステルディア地方の古代語、ルーン文字の翻訳が可能。
プログラムを追加すれば他の地方の言葉も翻訳できるかもしれない。
「炎・熱耐性」
強力な耐火物質により全身が構築されている。
炎属性、熱による攻撃に凄まじく強く該当する攻撃にほぼ無効化状態。
短時間ならばマグマの中でも活動可能。
「火食い」
炎を食らい、吸収して自らの糧とする。
マナや魔力により起こされたもの、超常現象的な要素が絡むものは食べることが出来ない。
火事の消火に便利……かも?
「弱点」
強力な冷気や膨大な量の水による攻撃に弱い。ある程度なら平気。
ボディや機器の劣化を招くのでかなり深刻。ちなみにセクオルはドがつくカナヅチ。
ちなみに魔道兵器の癖に魔法防御は思ったほど高くない。
「命なきもの」
機械である為生命を持たない無生物である。
生命力に作用する攻撃等を無効化し、石化・凍結・能力値変動以外の肉体系状態異常も無効化する。(特に凍結には弱い)
「魂なきもの」
その精神構造(プログラム)は人間の如く精巧で豊かであるものの霊魂は持っていない。
精神、霊魂に作用する攻撃などを無効化する。
ただ学習知能を搭載されているため、人間など霊魂を持つ者同様に精神的な成長や学習は可能。
同時に精神崩壊など人間に起こりうる精神疾患にかかる可能性もある。
「物品データベース及び自動転送」
さすがに見かねた(というよりあそこまでモノに執着するとは思ってなかった)製造主がセクオルをとりあえず安心させるべく足した機能。
セクオルの所持するアイテム(実銃弾を除く)をデータベース化し、登録。
どんなに持ち主の手から離れても名前を呼べば転移で簡易倉庫に戻ってくるようになった。
ついでに転送システムをバージョンアップしてくれた。色々なものが亜空間に設けられた簡易倉庫からいつでも呼び出せる。(つまりElonaでいう四次元ポケット)
「交信機能」
霊界の奇械城との連絡機能。
サンジェルマンが介入してきたということは元からついていたと言ってもいい。
意識を乗っ取って遠隔操作をすることも可能だが、ごく短時間しかできず簡易なことしかできない。
先日の介入で交信に必要なエネルギーが尽きてしまい、現在は声も聞こえない。
技能
「銃器取り扱い技術及び知識」
銃器全般の取り扱いが可能。
拳銃から砲台まで幅広く扱える。
「魔術技能」
魔法も使えるらしい。
そこそこ器用で、複雑な術式も扱うことが可能。
適性があるのは転移・転送の術式であり、本人の演算能力も合せて実戦でも使用可能なほどの機敏な転送も可能。
「機械知識」
機械に関する知識がちょこちょこある。
といっても知識があり、自分の手でいじくり回せるのは蒸気機関式のもののみ。
汽車も運転できるとかなんとか。
22: 必殺技
「第五複合術式・スチームノヴァ」
炎と水、相反する属性を掛け合わせた複合術式。
魔術プログラムにより座標をセットし、セットした座標を巨大な水の牢を構築。
その内部に灼熱の巨大火球を転送させることで凄まじい水蒸気爆発を引き起こす。
相反属性の術の同時行使を行いつつ転送術を併用するなど高度な魔術技能が要求される。
「ブレイズナックル」
「クリムゾンアイロン」で拳を過熱した状態から、自身の出せる最高速から放たれるメガトンパンチ。
人間のものとは思えない強い衝撃と共に灼熱が襲いかかる強力な技。
ほのおのパンチ
「C・Storm000転送」
奥の手である重火器、「C・Storm000」を召喚する。
召喚したとしても発射まではちょいちょい時間がかかるようである。
23: 能力
[E.まるで駄目 D.苦手 C.人並み B.得意 A.達人級 S.化物級 SS.神級]
体力:概念なし
魔力:B
魔法攻撃力:B
魔法防御力:C
腕力:A++
物理攻撃力:A
物理防御力:A
知力:D+
素早さ:A+
命中:C+
24: 武器やアイテム
「予備タンク」
予備の水タンク。戦闘中など燃費の激しいときに装備する。
燃料となる魔力が込められた魔石のスペアも入っている。
バックパックのようなものをよく背負っている。
「短拐式衝気砲【光明】」
1対のトンファー型魔道蒸気銃。とても頑丈。中折式、装填数6発。
魔術と水を燃料に発生した蒸気を圧縮し蒸気圧により装填された弾丸を発射する仕組みとなっており、貫通力が高くおまけにチャージ機能つき。
内部には機関が詰め込まれているため銃だけでの運用も可能だが、より効率的に扱う為腰に担いだ小型蒸気貯蓄タンクにパイプで接続して使用する。
銃口がある場所の反対に排熱・蒸気放出用の機構があり、弾丸の発射後はこちらから蒸気を噴く。
機関部に蒸気溜め込みチャージすることによって更に火力・貫通力を増強することが可能で、出力次第では合金さえも穿つ強力な一撃を放つことが可能。
レインフォース魔術師ギルドの武具屋で購入した蒸気銃を改造マニアの
ニペリットが魔改造して今に至る。
元から扱いの難しいゲデモノロマン銃であったものの、魔改造の影響でゲデモノぶりに磨きがかかった。反動がものすごいことになっているらしい。
現在のメインウェポンである。
【弾丸各種】
「鉄の弾丸」
いたって普通の実弾。たまに過熱されたものが飛んでくる。
当たると痛いじゃすまされない。
「浄化用洗礼弾」
浄化の術式を秘めた魔除けの洗礼石の弾丸。
浄化効果を持ち、魔物やアンデッドに特効を持つ。
「対物用爆撃弾」
爆破の術式を秘めた炎魔石の弾丸。
着弾の衝撃と共に強い爆発を引き起こす危険物。
「防護札」
数々の仕打ちに対し流石に罪悪感を感じた元先輩
サキラが作って手渡した防護札。
彼の使用しているものと同じで、持ち主が攻撃を受けた際に自動発動するマジックアイテムである。
被ダメージを75%カットしてくれる強力な効果を持っているが、一度効果を発動すると消えてしまう消耗品。
無くなってしまったがまた作ってもらった。一枚所持。
「J・Aureole005」
ショットガンタイプの魔法銃。
形状は銃身を切り落とし、携帯性及び破壊性を高めたソードオフモデルに近い。
銃器でありながら接近戦に特化した性能をしており、火力重視。
発射の際にエネルギーを凝縮させた細かな魔術弾を複数同時に発射しており、より破壊力を高めている。
本来ならば片手で扱うような代物ではないもののそんなことはお構いなく片手で扱い、鈍器としても使うなど使い方は荒い。
「S・Messiah002」
大型拳銃タイプの魔法銃。 通常魔弾しか撃つ事ができず、チャージなどの機能もないシンプルなもの。
J・Aureole005同様片手で扱い、二丁銃をすることもある。
こちらの方が飛距離が長く、滞空しているなど距離のある相手にはこちらを使うことが多い。
先日の討伐任務にて
マッフに強奪されてしまった。
後日同型のものを貰ったが、セクオルとしてはそれでも満足出来ずに徐々に病んでいく。その後マッフのアジトにカチコミし、奪還した。
現在は戦闘で使用することなく2丁とも倉庫内にて大事に保管している。お守りのようなものに。
「C・Storm000」
セクオルの奥の手である魔道兵器で、形状はセクオルがなんとか抱えられそうなくらいの大きさのガトリング砲。
エネルギーを凝縮した夥しいまでの魔力弾を掃射することが可能で、着弾と共に凝縮させた魔力が次々膨張し爆発・炎上する特徴がある。
火力、発射スピード共に凄まじい決戦兵器であるが、反動が凄まじく大きく、機械の身であり腕力に優れるセクオルでも制御は困難。
発射の際に自身をしっかり固定しないと射線が大きく狂ったり反動で吹き飛んだりしてしまう。
「銃弾」
実弾銃用の銃弾で、様々な種類を持ち歩いている。
「義肢」
ミリヤ作の義肢。人間のようなふにふにした肌の人形用パーツを改造して作られた。
セクオルの特性に合わせ、耐熱・耐爆性能は凄まじく高い。
機器が剥き出しになった右腕と左足の換装用パーツとなっている。
25: その他
- 当初は厳格な感じだったけど大真面目なんだけど傍から見ると痛い子、どっか勘違いしてる子路線に変更。
- それに合わせて年齢も20代前半くらいの青年→10代後半くらいの少年に変更。性格もそれ相応に幼めに。
- 王道主人公系キャラをイメージ。闇堕ち→ちょっと後ろ暗い所もあるけど基本善良な子になりました。
- 名前の由来は「セクエンツィア」→キリスト教聖歌の曲種の一つから。語源となったのはラテン語の「〜に続く」という意味を持つセクオル。
- セクオルが所属していたギルドはラケルタの優位政治の犠牲者たちが設立したものであり、ヴューステの修道騎士の影響も強く受けている。レインフォース内では大きな反魔物組織である。
最終更新:2014年09月17日 01:55