穢き世の美しき檻

No.1212

穢き世の美しき檻
イベントカード
使用:充填
条件:輝夜 輝夜
呪力2

ターン終了時まで、相手のスペル1枚は「追加代償(戦闘):呪力X」を得る。(Xは、目標のスペルの使用条件のレベル合計に等しい)

イラスト:雪汰郎

考察

相手のスペルに戦闘代償を課すイベント。

スペルのレベルが大きいほど効果が大きく、レベル3のスペルに打てばこのカードのコスト以上の呪力消費を強要出来る。
一方で、黒い春告精などに至っては全くの無力である。

相手の攻撃スペルに打つ場合、追加で呪力消費して攻撃するか、そもそも攻撃しないかの二択を迫れる。
攻撃を行わないなら、それはそれで畏怖すべき存在と同様の働きをした事になるので悪くない。
一方で、相手がトドメを刺しに来ている状況では、スペルの再起動を考慮せず攻撃→イベントを連続使用としてくる可能性が高い。
こうなると追加で呪力消費している分、使えるイベントの枚数が減っているとはいえ、防御策としてはかなり不安が残るものとなる。
相手にも拠るが、こちらが倒される寸前に打つのではなく、早め早めの使用で相手に二択を迫った方が有効活用できるかもしれない。

迎撃スペルに打つ場合、満月光線などで相手の呪力を0にしてからの使用で迎撃を封じられる。
感覚としてはシャットダウンに近いが、こちらは攻撃スペルにも前述の運用が出来る利点がある。

カードプール上の立ち位置としては蠱惑に近い。
こちらは呪力が削れていなくても高レベルスペル相手なら最低限機能する強みはあるが、蠱惑みたくスペルを準備状態にする事が出来ず、再起動のための呪力消費を強要出来ない分効力は薄い。
また、相手が攻撃スペルを起動して呪力0にしてターンをこちらに回してきた際、蠱惑と違い攻撃スペルに対して何も手出しができないという欠点がある。
高速詠唱などの使用後で相手の残り呪力が少ない状態で打つとしても、攻撃スペルを準備状態に出来る蠱惑に軍配が上がる。
蠱惑を使える構成なら、4枚目以降として採用する事になるか。
最終更新:2023年09月04日 22:03