新たな任務を待つ身であるものの、連日の戦闘で疲労がピークに達していた彼女。休みたいところだっだが、そのささやかな願いは、ささやかに打ち砕かれたのだった……
「よぉクイン――友達いっぱい連れて、楽しそうだな」
唯のクインだった義者を戦士として聖王領へと連れてきた恩人にして、武功においては
マグサリオンに次ぐ二番手とさえ言われるズルワーン。
…が、人を食ったような物言いや残念ぶりを加味した上で、クインからは
「性根の腐ったワルフラーン様」という、散々なのか光栄なのか非常に微妙な人物認定をされている、戦士の嫌われ者筆頭とも言える男だった。
「用があるなら手短に願います、ズルワーン。
あなたのことだ、どうせろくな話じゃないのでしょうが」
彼から語られるは、マグサリオン(とついでに自分)に下された新たな任務だった。
マグサリオンとズルワーン、現聖王領の抱える問題児にして最高戦力の2名に出動要請が下されたという事は、そこには一体どれほどの魔境が展開されていると言うのだろうか。
義者の戦士として数多くの戦場を渡り歩いてきたクインをして想像を絶する状況に一同は衝撃を受けるも、そこを更に言葉の銃弾が撃ち抜いていく……
「一緒に来いよ。遊ぼうぜ」
- 兄者はむしろ少しくらい捻くれてた方がちょうど良かったと思う。 -- 名無しさん (2021-01-23 23:30:35)
- 兄者は性根が腐ってる訳ではない。全体的に他者を真っ直ぐに慮ってないんだ、きっと -- 名無しさん (2021-01-24 01:51:51)
- 思ってるのは確かなんだろうな ズルワーン的にはワルフラーンはどうなんだろう -- 名無しさん (2021-01-24 09:31:28)
- ズルワーンとワルフラーンの関わりが今のところ見当たらないな -- 名無しさん (2021-01-26 09:01:32)
- ズルワーンというか頭の良いキャラ -- 名無しさん (2021-01-30 17:07:54)
- ↑続き)がいないから読者はカオスと化した二元論世界に振り回されております -- 名無しさん (2021-01-30 17:09:23)
- そろそろズルワーンも出て来るか -- 名無しさん (2021-03-01 20:14:01)
- 性根の腐った「ワルフラーン」ってそういう意味… -- 名無しさん (2021-06-07 17:58:56)
- 伏線だったのね。そしてズルワーンの方が性根がまとも・・・ -- 名無しさん (2021-06-07 18:28:41)
- 腐敗は次世代の養分になるが何もないものはどうにもならない… -- 名無しさん (2021-06-07 18:38:46)
最終更新:2021年06月07日 18:38