ちょうのうりょく
テレパシー・透視・予知などのESP(超感覚的知覚)やサイコキネシスやパイロキネシスなどのPK(念力)といった、通常人間では不可能な現象を実現できる力。
超能力を持つ人間をサイキックや超能力者などと呼ぶ。
神座万象シリーズにもこれらの力を持つ人物は登場するが、
渇望などによる特殊能力に比べればまだ普通の人間が持つ力の範疇である。
超能力を持つ者を
能力保有者と呼ぶ。
隔離街にはESPを使う者は珍しくなく、脳外科手術や専用の機械による人工的な精神感応能力が存在しているが、そうした後天的に得た力ではどうしても天然ものには劣るらしい。
カーマイン曰く能力者相手には迂闊に接近できないとのこと。
発火能力は作中世界では希少能力に分類される。
高位の能力者は他人の精神に潜り込んだり、洗脳したり自我を破壊させることが出来るため、街にはサイキックによる暗殺を防ぐ目的で対策が施された。
街の建物には念視や念動などのサイキックを想定した一種のジャミングが施されている。これにより人工的な超能力による精神感応は広域では信用できなくなった。
超能力とは
魔術ではなく先天的な機能としての力。
聖槍十三騎士団は魔だが、超能力者は無いはずのものがあるという異形の人間(手が四つある人間、目が三つある人間などと例えられている)。
第二次世界大戦時、ナチス
ドイツの
レーベンスボルンでは超人育成計画により多くの超能力者の子供が生まれている。しかしながら超常の力を行使するチャンネルを生まれながら無理やりこじ開けられた彼らは自身の力に耐えきれず圧壊して死んでいった
戦後にレーベンスボルンのノウハウは秘密裏に東側諸国に引き継がれており、その実験によって複数の超能力を保有する
ジークリンデ・エーベルヴァインが誕生している。彼女はESPという汎超能力や弱い念動力など複数の超能力を有し、半分ほどは生まれつきのものである。本人いわく
精神感応、
思念同調、
透視、スプーンを曲げる程度の念動力、そして予知を少々とのこと(瞬間移動や発火能力があれば全種持っていることになるとのことだが、それらは保有していなかった)。
ヴァレリア・トリファは生来から
霊的感応能力を持っていた天然の超能力者である。彼の能力は「木や石がラジオに、人が本に見える」ほど強力だった。
どちらも強力な感応能力を持っているが、それ故に見たくないものや聞きたくないものも知ってしまい精神に負荷がかかる。ジークリンデは精神が壊れてしまい本人の人格は残っていない。無いはずのものがあるというのは、人の心を破壊してしまうらしい。
能力を消すためには
魂を除いて肉体そのものを変えるでもしないといけない。ヴァレリアは実際に
ラインハルトの肉体に魂を移すことで能力を失っている。
ヴァレリアやレーベンスボルンの子どもは読心能力でもラインハルトと
メルクリウスの心は読めなかった。
その他
魔術や超能力のような幻想は存在していなかったが、
すべての始まりとなった座標の観測に成功したことで特殊能力を持つ者らが激増した。
人類の種族の一つである
有角族は、異能と言えるレベルに感覚機能に特化しており、テレパシーすら可能。
超能力ではないが、他者の意識や記憶を読んで、その視点に同調できる機能を搭載する
自動人形が登場している。
サハスラーラは特殊な環境で育った影響で感受性が強く、読心術に近いレベルで人の心を読み取れる。
- カーマ族の影響が残ってるのかもしれないとふと思った -- 名無しさん (2025-04-12 09:05:57)
最終更新:2025年04月12日 20:18