プルシャ族

プルシャぞく


工巧自在天(ヴィシュヴァカルマン)を創造した異種知性体
鉱物と植物が混合したような生物で、その外見および特性は「すべての方位に顔を持ち、すべての方位に手を持ち、すべての方位に足を持つ」というもの。
つまり個の概念が希薄で、種族全体でひとつの生命体として機能する。ある種の両性具有として見ることもできる。

プルシャ族にとって水銀の大地が苗床になるため、工巧自在天の原種はあらゆる物質を水銀に変えるようプログラムされていた。
水銀の大地と化したにプルシャ族は根付き、己の体で、己の住居となる森を形造る。
土地・住居・街を巧みに組み立てていく名建築家と表現できる。ゆえに人類は一種の風水的な学問における理想郷を曼荼羅(プルシャ)と呼んでいる。

人類はこの種族を殲滅し、その技術を取り込むことで宇宙全土に生活圏を広げることに成功した。


備考

プルシャとはインド神話において、最初に存在したという原人。千個の目と千個の頭、千本の足を持つと言われる。原人(プルシャ)讃歌では、空間的には大地より広大な体でそれを覆い、時間的には過去と未来にわたって存在するとされる。
それとインド神話の神ヴィシュヴァカルマン。リグ・ヴェーダでは「あらゆる方角に眼、顔、手、足を持ち、天地を創造した唯一にして万能の神」と述べられている。

全にして一の存在から水銀が生まれるのは、第三神座から第四神座が誕生したことを思わせる。


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最終更新:2025年03月29日 09:30
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