かそうくうかん
バーチャル世界。
戦闘訓練は仮想空間でやることが普通。ノーリスクで経験を積めるという大きなメリット。訓練中の損耗がなく、部隊完成も早いといった利点もある。
ただ
アヴァターラの仮想再現は不可能だとか。また、バーチャル世界は特有の害がある。
時たま問題視されるのが「ゲーム感覚が沁み付いてしまう」こと。痛覚を残すことはできるのだが、現実には無傷であるため、恐怖という感情が生まれず危機感が麻痺してしまう。
恐れを知らないと言えば強そうに聞こえるが、そうした兵士は大体戦場から戻れない。
一見
アートマン家の私兵としてお誂え向きだが、彼らの拘りからは程遠い。
暗殺者は自己を武器として整える精神性、恐怖に負けない硬さを持っていなければならい。いわば徹底したリアリズムを基幹にした、意図的な離人症を作る。
バーチャル訓練で得られる心はリアリズムが欠けており、土台が怪しいため任務の達成は期待できない。どんな状況でも正しく選べる判断力と簡単には壊れない頑強さが必要なので、アートマン家ではバーチャル戦闘を推奨していない。
随神体の訓練が仮想世界で行われる。
精巧すぎて現実と仮想世界がどちらかわからなくなる中毒症状に罹る者が増えたことから規制をかけられたという歴史がある。そのためVR訓練はそんなに普及していない。
随神体の訓練は、仮想空間で行われる。そして戦闘訓練は禁止されており、内容は基礎的な操縦技術を養うものに限定されていた。これらの理由は以下の二つ。
一つ目、操縦に慣れるのに時間がかかる高価な兵器を初心者に使わせるのはもったいない。
二つ目、死を忘れないようにするため。
VRではどんな死闘を経験しても実際には傷一つすら付かないので、戦いというものに対して無意識に楽観的に、つまり恐怖がなくなってしまう。
電脳中毒の正体とはこれで、ゲーム感覚で戦うようになってしまうとも言える。
戦闘力の向上とPTSDが緩和されるメリットはあるが、危機感が鈍り死にやすくなるというデメリットがあるのでVR訓練は一長一短。
仮想空間も危険性は変わらないはずだが、表向きは禁じられていても軍事的には有用なので普通に訓練で使われている。
ブラフマプラなら
コウハと神座核のネットワークシステム連結することで、ほぼなんでもありのフィールドと仮想敵を用意可能。
備考
関連項目
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最終更新:2025年09月16日 22:33