地球

ちきゅう

神座万象シリーズにおける重要地の一つ。
天の河銀河の中心から離れた位置に存在する人類を含む多様な生態系を築く。月という衛星を有している*1。絶対的な支配者や宗教が歴史上ないので、星の統一名は素朴なものになっている。
第五神座から第七神座まで、三度もの新たな神の誕生がこの星にある日本という国で行われている。

Dies irae第四神座

時は西暦2006年12月。

文化・文明

古くは魔術文明によって発展してきたが神秘が途絶えて久しく、現在は科学文明に移行している。

なお、暦に西暦が使われている通り、我々の現実世界とほとんど同じ歴史を辿っている(かつて魔術が現実として存在していた点は異なるが)。

歴史

世界大戦からも60年以上の時が経ち多くの国では平和な時代が訪れていたが、日本国の一地方・諏訪原市にて神殺しの儀式が行われる。平和に見えた世界は表向きの話であり、その裏では大戦が生んだ魔人の集団が暗躍していた。血と狂気に満ちた戦争の続き、諏訪原を舞台に恐怖劇が幕を開ける。

関連国家


Dies Entelecheia第五神座

時は第五神暦12025年。
序章の舞台であり、地球に「ナーガラージャ」というルビが振られているが、その意味するところは今はまだ不明。
サハスラーラは地球という、そのまんまな名前に笑いかけたものの、自分たちの星も神話上の大国が由来で、安直なところは同じと考えて口をつぐんでいる。

文化・文明

事実上「花冠(ヴァルティン)」という組織がこの星を支配している。
サハスラーラ・システムという人工知能が存在しており、インフラ含めほとんどのことがこのシステム通りに動いていた。人工知能を用いた政策を行う表向きは平和な独裁政権、というのが地球の社会である。
統一世界大会(パンゲニウム)という催しがあり、黄昏の騎士団はそれを決戦の日と定めていたようだ。

歴史

第五神暦の11990年代に謎の宇宙船ブラフマプラのものとされる)が地球に落ちた結果、劇的な技術革新が起こり、一気に文明を加速させた。

高度な文明を築いていたようだが、最終的に大欲界天狗道への移行によって大戦争が発生し中世レベルに退行する。

土地

幾つか地名が公表されており、以下の通り
  • ゴンドワナ(インド・中東・アフリカ東部)
  • アンガラ(ユーラシア大陸東部)
  • 龍体列島(マホロバ)(日本)
  • アトランティカ(南米大陸とアフリカ西部)
  • 北米大陸(ローレンシア)(北米大陸)

神咒神威神楽第六神座

地球に存在する一国家・葦原中津国(日本)が舞台であり、宇宙消滅の命運を決することになった。
第五神座の終わりからおおよそ七千年〜八千年後が作中の時代。

文化・文明

この星では力こそが絶対の法であり、存在する国は一つ残らず覇権国家。周囲を捩じ伏せた者が盟主となり、それを斃した者が後を継ぐ。血筋、家柄など塵芥。血筋の概念が皆無で、徹底した個人主義かつ能力主義の弱肉強食の社会であるため基本内乱が絶えない。しかし日本は特異点になっていたこともあり、象徴として帝がいるなど大義や名分がある分比較的マシになっていた。
天狗道の理もあり中々文明は発展せず、日本は幕末くらい。他国には広い海を超える程度の技術を持つところもある。

歴史

どこの国でも化外を斃して国を成したという建国神話が語られ、似たような伝説があり、似たような歴史を辿っている。
これは神座の交代が化外討伐の伝説としてさまざまな形で遺された結果である。

関連国家


関連する星

戦士が拠点にしている青い惑星。星の大きさは正確には不明だが、おおよそ1.2〜1.3万km程度と推察される*2。七割が海洋で満たされ、残りの三割が巨大な大陸である(※地球は三億年ほど前はパンゲアという一つの巨大な大陸があり、それが分裂して今の形になった)。と、いうように地球に非常に酷似している星である。
同じ星だったかは不明だが、単に善の星として生命が育まれやすい土壌が整った結果、偶然似ていたというだけかもしれない。

四つの大陸で構成されており、その形状は日本列島に酷似している。地名も日本語が由来と考えられるものになっている。
名称、大陸ともに地球と似通っている点があるが、その関係性は不明である。


備考

地球は英語だと「アース」、ラテン語だと「テラ」と言ったりするが、どちらも「大地」を意味している。

  • エンテレケイアの地名の元ネタ
ゴンドワナは大昔に存在した超大陸のこと。現在のアフリカ大陸、インド亜大陸、南極大陸、オーストラリア大陸などを含んでいた。
マホロバとは日本の古語で「住みやすい場所」などの意味を持つ。
アンガラとはシベリア大陸の別名。ロシアのシベリア地方を大陸に見立てた名前で、原生代には存在していたとても古いプレートだとされている。
アトランティカはかなりの昔にあった大陸。現在のアフリカ大陸西部や南米大陸の東部である。
ローレンシアとは古代にあった超大陸。現在の北アメリカ大陸の主要部分及び、ヨーロッパ大陸の一部に相当する。


関連項目




コメント

  • 今この状態で空亡みたいな地球の化身出てきたらとんでもないことになりそう -- 名無しさん (2025-06-19 22:46:10)
  • マホロバだけ地域限定しすぎでは…? 日本が神座史上の特異点だからか? -- 名無しさん (2025-07-11 21:12:35)
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最終更新:2025年07月19日 13:09
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*1 黒白のアヴェスターによると、人類が居住可能な星には月と呼ばれる天体が数や大きさに違いがあるがよく見られるとされる

*2 直径約10万kmの龍骸星が聖王領の約8倍の大きさとされていることから