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あらくれ武道

最終更新:2019年11月21日 20:22

harukaze_lab

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あらくれ武道
山本周五郎

-------------------------------------------------------
【テキスト中に現れる記号について】

《》:ルビ
(例)宗近《むねちか》

|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号
(例)取|憑《つ》

[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
(例)[#8字下げ]
-------------------------------------------------------

[#8字下げ]一[#「一」は中見出し]

 ――宗近《むねちか》新兵衛がものおもい[#「ものおもい」に傍点]に取|憑《つ》かれている。
 そういう評判が、近江《おうみ》ノ国|小谷《おたに》城の人々を仰天させた。
 ――あの鬼のような新兵衛が?
 ――あのあらくれ[#「あらくれ」に傍点]が物思いか?
 ――それが本当なら、今年はなにか天変地異が起るぞ。
 噂は城中から城外まで拡まり、聞くほどの人を愕《おどろ》かせ、また笑わせた。それは、宗近新兵衛がどんなに有名な存在であるか、そしてものおもい[#「ものおもい」に傍点]などということが、どんなに彼と不似合であるかのよい証拠であろう。
 新兵衛はそのとき二十六歳、身のたけ高く、筋骨たくましく、「相貌非凡にして千人の群のなかに在っても紛れのない人品骨柄」だったという。戦国の世のことだから剣槍馬術にぬきんでたことはいうまでもなく、殊に力が強くて二十人力は充分にあった。こう記してくると如何にも典型的な偉丈夫のようであるが、ただ一つだけ欠点があった。というのは、彼の鼻が大きくて、しかも左へ捻《ねじ》れていたことである。
 もしも、新兵衛の顔がもっと平凡な、十人並のつまらぬ物であったら、それほど人眼につかなかったかも知れないが、なにしろ「千人のなかに在って紛れなし」と云われるずばぬけた人品だったから、その「大きくて左へ捻れた」鼻はひどく人の注意を惹いていた。どんなに勘のにぶい者でも、あっ[#「あっ」に傍点]と云うくらいだったそうだ。じろじろ見ては失礼だと思うからいそいで眼をそらすものの、誰の顔にもかならず、
 ――みごとな物だな。
 という表情があらわれる。どんな大人物でもじぶんの弱点に触れられて平気でいる者はない。新兵衛にはこれがどうにも我慢のならぬことだった。大抵のことは笑って済ませても、いちど鼻のことになるといけない、たとえ口に出して云わなくっても、ちょっと妙な表情をしただけでも二十人力が容赦なく暴れだす、待ても暫しもなかった。それで小谷城の人々は暗黙のあいだに、
 ――新兵衛の鼻を見るなら遠国するつもりで見ろ。
 という不文の戒めがあった。
 これでおよそ宗近新兵衛の風格は察せられるであろう。彼はずばぬけた人品と、豪快な気質と、大きくて捻れた鼻と、すぐ暴れだす二十人力を持っている。そういう彼が、いみじくも、「ものおもい」にとりつかれたというのだから、世間が愕くのは当然であった。
 小谷の城主浅井長政は、ひじょうに新兵衛を愛していた。それで噂が耳にはいってから、それとなく様子を見ていると、たしかに新兵衛の言語動作がふつうでない。顔色も冴《さ》えないし時々ほっと溜息《ためいき》などをつくのである。これは何事かあるに違いないと思ったので、
「新兵衛、近うまいれ」
 と、あるとき側近の者を遠ざけて訊《き》いた。
「そのほうなんぞ屈託があるか」
「はっ。それは、いかなる御意でございましょうか。わたくしには、解《げ》しかねまするが」
 そう答えながら、ふしぎなことに彼は耳たぶまで真赤に染めてしまった。長政は驚いてそれを暫くみつめていたが、
「隠すことはないぞ新兵衛、主従は三世という、殊に余はそのほうを又なき家来と思っている。胸に余る屈託があるなら包まず申してみい、余の力でできることならかなえてとらせる、どうだ」
「身に余る仰せ、かたじけのう……」
 両手を突き頭を垂れたが、新兵衛はそのまま黙ってしまった。見ると、鼻柱を伝って泪《なみだ》がぽろぽろと落ちている、……しかし鼻が左へ捻れているので、泪もしぜんその捻れているとおりにくねりくねりと曲って落ちるのは奇観であった。長政は思わずふきだしそうになったから、わざと声を励まして叫んだ。
「泣くとはなにごとだ、新兵衛。二十人力、小谷城のあらくれ[#「あらくれ」に傍点]と呼ばれるそのほう、どれほどのことがあろうとも泣くということがあるか」
「まことに、まことに恥じいり奉る」
 新兵衛は拳《こぶし》でを押しぬぐった。
「みれんな有様をお眼にかけ、なんともお詫びの申しようもございません。新兵衛せいねん二十六歳、このたびばかりは、おのれでおのれをいかんとも為すことあたわず、恐れながらまったく進退に窮しているのでございます」
「だからそれを申せというのだ、臣の喜びは主の喜び、悲しみ憂いもまたおなじだ、余の力で及ぶことなればかなえてつかわす、包まず申してみい」
「恐れいり奉る。かさねがさねの御意ゆえ、思切って言上つかまつります。実は」
 と云いさして、再び新兵衛の顔は、小鬢《こびん》のあたりからみるみる赤く染まりだした。

[#8字下げ]二[#「二」は中見出し]

 長政はその夜、奥殿でお市のかたを相手に酒をのんでいた。
 お市のかたは織田信長の妹で、永禄七年にこの小谷へ嫁いで来た。心ざまのやさしいひじょうな美人で、すでに茶々、お初、小督《こごう》と三人の娘があり、今またつぎの御子の産月がちかづいている。夫婦仲のむつまじさは下々にもこれほどのめおとはあるまいと云われるくらいだった
 この縁組みは、信長の懇望によってむすばれたものである。信長は長政の人物に惚《ほ》れこんで、将来おのれの片腕ともすべく、妹を縁付けるに当っては、左のような誓約をさえした。
 ――今後は浅井と織田と攻守同盟をむすび、京にのぼって天下をとるうえは、両家ともども禁廷守護をつかまつるべし。
 ――越前の朝倉は、浅井と格別のあいだがらなれば決して織田より手を出すことなし、越前のことは浅井のさしずに従うべし。
 そういう懇篤《こんとく》な誓約を与えてまで、信長は彼を妹婿にしたかったのである。
 金屏《きんびょう》にはえる燭のあかりは、しずかな、むつまじい小酒宴の席を、ほのぼのと艶にうつしだしている。長政はすこし酔いのでた眼で、さっきからお市のかたのうしろにいる一人の侍女を見ていたが、ふと微笑しながら、
「これ浪江」
 としずかに呼びかけた。
「そのほう宗近新兵衛を見知っているか」
「……はい」
 いきなり声をかけられた侍女は、両手をつきながらけげんそうに面《おもて》をあげた。……浪江はお市のかたが岐阜から伴れて来た侍女たちのなかで、才色もっともすぐれたひとりで、お市のかたにも長政にも寵愛《ちょうあい》されていた。
「浪江がどうなさいましたか」
 お市のかたも不審そうに長政を見た。
「どうかしたどころではない」
 長政は笑いながら「おかたも聞いているであろう、宗近新兵衛、小谷のあらくれ[#「あらくれ」に傍点]と申して近国にも隠れのない男がおる」
「おお、あの鼻の……」
 と云かけて、はしたないと気付いたのだがもうおそく、そこにいあわせた侍女たちは一斉に袂で顔を隠しながら、くくと忍び笑いをはじめた。みんな真赤になって、身を揉《も》みながら懸命に抑えているが、しばらくは忍び笑いがとまらなかった。お市のかたはその声をうち消すように、
「新兵衛のことは美濃でも噂を聞いておりましたが。それで、なにか……」
「彼めが浪江をみそめたのだ」
 またしても忍び笑いが高くなる。長政はそのとき、浪江ひとりがさっきからすこしも笑わず、睫《まつげ》のながい美しい眼を伏せ、じっと俯向《うつむ》いている姿に眼を惹かれた。
「わけを云わなければわかるまい。この春(永禄十二年)おかたは城中二の曲輪《くるわ》で、新兵衛と黒川|主馬亮《しゅめのすけ》が喧嘩をしていたところへ、通りあわせたことがあるであろう」
「そのようなことがございました」
「喧嘩のもとはいつもの鼻のことだそうな」
 黒川主馬亮は新参者で、例の不文の戒めを知らなかった。それで新兵衛の怒りを買い、二十人力が暴れだしたところへ、お市のかたが侍女たちを伴れて通りかかった。
 ――おかた様のお通りだぞ。
 というので二人は喧嘩をやめて平伏した。お市のかたは近寄って来て、なぜ喧嘩をしたのかと理由を訊くと、その偉大な捻れた鼻が原因だという、お市のかたも可笑しかったが、侍女たちはみんなふきだしてしまった。
「みんなが笑ったのはむりもないが、新兵衛の無念さも一倍であったろう、あの眼だまでぎろりとねめあげた。みんな笑っている侍女たちのなかにひとりだけ、微笑もせずにじっとこっちを見ている侍女がいた。美しいと思うよりも、その笑わないしずかな眼があたたかい情けに溢れていて、世にもめでたくなつかしく思われたそうだ」
「それが浪江だったのでございますか」
「そうだ、それ以来あのあらくれ[#「あらくれ」に傍点]がものおもう身になった、実は今日よくよく問いつめたところが、どうしても浪江のまぼろしが胸から消えない、どうか家の妻に迎えたいということを白状したのだ」
「まあ。あの鬼と名のある新兵衛が、そんなやさしい心も持っているのでございましょうか」
 お市のかたは、感動したように云った。
「浪江、いまの話をお聞きか」
「……はい」
「おまえどうお思いだ、小谷城きっての勇士がそれほどの執心、おろそかには思うまいのう」
「おかた様」
 浪江は、しずかに面をあげて云った。
「わたくし、殿さま、おかた様のおめがねにかないました方なら、いず方へなり仰せのままに嫁ぎまするが……宗近さまだけはいや[#「いや」に傍点]でござります」
「なに、新兵衛はいや[#「いや」に傍点]とお云いか」
「はい、宗近さまだけはお断り申しまする」
 きっぱりと云いきった笑わぬ眼を、長政とお市のかたは呆れて見まもるばかりだった。

[#8字下げ]三[#「三」は中見出し]

 新兵衛は葦のなかに馬を捨て、さっきから体を固くして待伏せていた。
 彼は怒っていた。
 ――浪江はいや[#「いや」に傍点]だと申したぞ。
 長政の声がまだ耳にある。
 ――そのほうが嫌われるのを、余にはそのままに捨て置くことはできぬ。許すからおのれの力でなびかせてみい、おかたにもその旨をふくめてある、いかなる手段をとるとも苦しゅうないぞ。
 但し道にはずれた事はならぬ。そう云われてから十余日新兵衛の胸を焦がす怒りの焔は片時もやむひまがなかった。その怒りは、しかしおのれひとりのためのものではなかった。じぶんが嫌われることはしかたがないと思ったのである、けれども、そのために主君長政にまでひけ目をかけたと思うと、我慢ができなかった。
 ――どうして呉れよう。
 いろいろ考えてみたが、結局は長政の云うとおり、浪江の心をなびかせるのがなによりだ。
 ――だがどうしてなびかせる。
 表と奥とはきびしくわかれていて、会う折などは殆どあり得ない、しかも相手はこちらを嫌っているのだ、これで娘の心をなびかせようというには、尋常の手段では不可能だ。
 ――よし。
 どんな手段でもよしと許されていた彼は、ついに今日の思い切った方法を決行することにきめたのである。
 その前年六月、浅井家では竹生島《ちくぶじま》神社へ天女の像をおくって盛んな祭祀《さいし》をとりおこなったが、今年もまた六月十五日に長政みずから参拝し、翌十六日、つまり今日はお市のかたの参詣があった。……小谷から湖畔の山本へ二里、そこから竹生島まで舟で二里弱ある。おかたの乗舟には楽人がいて、往復とも音楽を奏していたが、戻りの舟で奏するその楽の音が、湖上をわたる風にのって山本城の舟着きへはいるのを、新兵衛はさっき聞いた。
 午後三時《ひつじさがり》と思われる頃だった。深い葦原のあいだの道を、さきぶれの騎馬武者が四騎、だく足で来て通りすぎたと思うと、やがて徒士《かち》武者の警護がゆき、侍女たちの列がお市のかたの輿《こし》をまもって近づいて来た。
 面を黒頭巾《くろずきん》で包み、じっと葦のなかにひそんでいた新兵衛は、四五間輿をやりすごしておいて道へとびだすと、走って行っていきなり侍女浪江を抱きあげた。
「あれ、浪江さまが」
「曲者!」
「狼藉者!」
 警護の人々がどよめきたつ、それよりも疾《はや》く、浪江を抱きあげた新兵衛は葦のなかへとびとみ、繋いで置いた馬へひらりととび乗っていた。なにしろ二十人力のあらくれ[#「あらくれ」に傍点]だから、娘ひとり抱こうが担ごうがてまひまはいらない。
「それあちらへ逃げた」
「矢を射かけろ」
 と騒ぐまに馬腹を蹴ってま一文字、葦原のなかを疾風の如く駆け去ってしまった。
 小谷城下のおのれの屋敷まで、無言で馬を乗りつけた新兵衛は、石のように固く身を縮めている浪江を抱きおろし、おのれの居間へ曳いて行って突き放した。
「さあ、此処がそのもとの当分の住居だ」
「…………」
「そのもとはこの宗近を嫌ったそうだ。拙者は男子としてそのもとを家の妻にのぞんだ、そのもとこそ一生の妻とみこんだからだ。ところが、そのもとは宗近はいや[#「いや」に傍点]だと云ったそうだ」
 浪江は突き放されたまま昼に両手をつき、あおざめた血を伏せて一言も云わない。その姿が美しければ美しいほど、いじらしければいじらしいほど、新兵衛の怒りははげしく燃えあがった。
「だがどうして嫌うのだ!」
 彼は懸命に怒りを抑えながら喚いた。「どういうわけで新兵衛を嫌うのだ。そのもとは嫌うほどこの新兵衛を知っているのか。拙者がどんな男だか知ってのうえなら嫌われても是非がない。しかし、当人をよく知りもしないでいや[#「いや」に傍点]だなどと云うには僭越だぞ」
「…………」
「掠《さら》っては来たが乱暴はしない。今日から一年のあいだこの家におれ。そしてこの新兵衛の起居をよく見るのだ。そのうえで嫌いなら嫌いとはっきり理由を聞こう、一年のあいだはこの家から一歩も出ることならん、わかったか」
「…………」
「弥五兵衛、弥五兵衛まいれ」
 異様なできごとを気遣《きづか》って様子をうかがっていたらしい、家臣の椙田《すぎた》弥五兵衛がすぐにやって来た。新兵衛は浪江をさし示して、
「これは当分この家に置く、とり逃がさぬよう心をつけておれ」
 と命じ、さっさと表へ出て行った。

[#8字下げ]四[#「四」は中見出し]

 こうして奇妙な生活がはじまった。
 起きるから寝るまで、新兵衛の身のまわりのことはすっかり浪江がする、洗面水浴の世話から着替えから食事の給仕、寝具のあげさげまで浪江は黙々としてはたらく、べつに隙があっても逃げる様子もない代りには、いつまで経っても口をきかない、眉はしずかに、朱唇《くちびる》はかたくむすばれたまま、たちいにも睫のながい眼を伏せたきりである。
 この事情を知っているのは、長政とお市のかたの二人だけだった。それで長政はときどきそっと様子を訊いた。
「どうだ新兵衛、すこしはなびく風がみえだしたか」
 新兵衛の答えはいつもおなじだった。
「恐れながらとんと見当がつきかねます」
「そのほうほどの男が手ぬるいではないか、もう百日あまりになるぞ」
「一年と申す約束でございますから」
「約束はどうでも、もう気ぶりにそれとみえそうなものだ。いったい、そのほうには浪江の心をなびかせる自信があるのか」
「はじめはあったのですが」
 と彼は心細そうに去った。「近頃ではどうもあやしくなってまいりました。それに生れて初めて身近に女子を置きますので、乱暴があってはならぬと思う気疲れが多く、こちらのほうがさきに兜《かぶと》をぬぎそうでございます」
「あらくれ[#「あらくれ」に傍点]が、今になってなにを申す、そんな弱いことでは鬼の名が泣くぞ」
 長政は励ますように笑うのであった。
 こうして更に日を重ねるうち、浅井家の存亡を賭する重大事態が突発した。それはかねての誓約をやぶって、織田信長が浅井家へなんの挨拶もなく、いきなり越前の朝倉氏の攻撃をはじめたのである。……浅井と朝倉との関係は、両家国境を接していわゆる唇歯輔車《しんしほしゃ》のあいだがらであると共に、朝倉氏は累代浅井を援《たす》け、小谷城の基礎を築くことができたのも、その援助が大きな力となっていたのである。だから信長はお市を嫁にやるに当って、特に「朝倉へは決して手を出さない、越前一国は長政のさしずに任す」と誓言したのである。
 その誓言を信長はやぶった。信長にもそれだけの理由はあろうが、長政との誓約を無断で破棄したのは無法である。
 小谷城には直ちに会議がひらかれた。天下の帰趨を説いて信長に附くべしという者、年来の恩義にむくゆるため朝倉を援けよという者、論議はふたつにわかれて紛糾した。長政は愛妻のよしみもあり、かつは信長こそやがて天下をとるべき人物とみていたので、できるなら織田軍と行動を共にしたかった。けれども、父親の久政は愚昧《ぐまい》で時勢をみる明がなく、
 ――信長は勝手に誓約をやぶる暴将だ。あんな者に附いたところで浅井家の将来が安泰であるわけはない。朝倉には恩義もあることだし、いま力をあわせて織田を攻めほろぼせば、天下はおのずから両家の手中のものだ。
 と、頑強に主張し、はては、
 ――いやならば儂《わし》ひとりでも手勢をひっさげて越前へまいる。
 と、泣き声をあげて叫びだした。
 長政の覚悟はきまった。孝心のふかい彼は父の意見にさからうことはできなかった。いま信長にむかって反旗をあげることは、千のうち九百九十まで敗戦滅亡と思われる。しかし、父の言葉はおもく朝倉への義理も棄てられない。
「評定はきまった。めざす敵は織田信長、いずれも出陣の用意をいそげ」
 そう宣言したときの長政の顔には、おのれの生涯をなげいだしたものの悲壮な決意がありありと表われていた。
 ……おのれ信長の裏切り者め!
 新兵衛は、主君の面にあらわれた悲痛な色をみると、総身をふるわせながら心に叫んだ。彼には長政の考えがよくわかった。それで身のふるえるほど信長を憎んだ。もし誓約をすこしでもおもんじ、ひと言でも事前に挨拶して呉れたら、越前への扱いようもあったであろうし、そのうえで朝倉が肯かなかったら信長に附くこともできたのである。一言の挨拶もなく誓約をやぶれば、長政をこの苦境に追いこむことは知れているはずだ。
 ――信長の無道者め、いまに目に物みせて呉れるぞ。
 なにも云わない長政に代って、新兵衛は信長の姿を空に描きながら心のうちで罵り叫んだ。
 戦のありさまを精《くわ》しく記すいとまはない。有名な姉川の合戦もこのときのことであるし、いちじは浅井朝倉がたに勝算もみえたが、時の勢はどうしようもなく、おいおいに諸城をぬかれ、天正元年八月ついに小谷城は孤塁となって織田勢にとりかこまれ、浅井氏の運命は旦夕《たんせき》に逼《せま》ってしまった。
 信長は城中に使をやって降伏をすすめた。けれども長政は鄭重にそのすすめを拒んだ。そして妻と子供たちは姻籍のよしみで助命を乞うと云った。……お市のかたは妹、その子は甥《おい》姪《めい》にあたる。信長はむろんよろこんで助命のことを承知した。

[#8字下げ]五[#「五」は中見出し]

 おのれの屋敷へ馬をとばして来た新兵衛、玄関へ立つと声をはりあげて、
「浪江どの、浪江どのはおるか」
 と絶叫した。留守の弥五兵衛が出ようとするのを押し止めながら、浪江が小走りに玄関へ出て来た。
「おおいたか、すぐ支度をするのだ、いよいよ一族籠城ときまり、おかた様はじめ和子《わこ》たちは織田軍へおひきとりになる、そなたも早く支度をしてお供を申上げるのだ」
「して、あなたさまは……?」
「知れたこと、拙者は殿の御先途をつかまつるのだ」
「ではわたくしもそのお供をいたします」
「なに、なに……」
「わたくしも、あなたさまとご一緒に殿さまの御先途をつかまつりまする。それがもののふの妻の道だと存じます」
「もののふの妻、……妻と申すのか」
 新兵衛は大きく眼をみはった。浪江の唇のあたりにしずかな微笑がうかんだ。それは彼女を知ってからはじめて見る微笑だった。謎のようにもの云わぬ眼も、いまこそあたたかく熱い想いに潤んでいる。新兵衛の声はふるえた。
「ではもう、拙者を嫌ってはいないのだな、拙者がどういう男かわかったのだな」
「はじめからわかっておりました」
 浪江はつつましく、けれどゆらめくような微笑のなかから云った。
「はじめからわかっておりましたの。あのとき嫌いだと申しましたのには、わけがあったのでございます」
「どうしてだ、どうしたわけがあったのだ」
「あなたさまは小谷城ずい一の勇者でございます。岐阜のお城におりまする時分からお噂にうかがっておりました。それほどのお方が、ごじぶんの鼻のことを云われると前後を忘れ、すぐ喧嘩乱暴をなさいます。まことの勇者つわものなれば、盲目《めしい》あしなえであろうとも、それを口にされたくらいで喧嘩乱暴はなさらぬはず、女の身でおこがましい申分ではございますけれど、このひとつ……があなたさまの瑕《きず》だと存じました。それで、……そのお癖が治るまでは妻として、この身をおまかせ申す気になれなかったのでございます」
「そうか。……うん。そうだったのか」
 新兵衛の顔は赤くなり、また白くなった。
「しかしいま妻と申したが、それはどういうわけだ」
「このお屋敷へまいりまして、あなたさまのお世話をいたしますにつれ、わたくしはじぶんの考えの誤っていたことを悟りました。人にはそれぞれ癖のあるもの、それをたがいに助け、たがいに補ってゆくのが夫婦のかたらいだと気づいたのでございます。あなたさまはお察しくださらなかったようですけれど、わたしは疾《と》うからあなたさまの妻と心にきめておりました。……どうぞ御先途のお供をおゆるしくださいませ、今生《こんじょう》のおねがいでございます」
 新兵衛の胸に熱湯のようなものがつきあげて来た。浪江の眼にはするどい批判があり、その心にはあたたかい情けの火があった。いちどは冷たく新兵衛を見たが、やがてその心は彼を包んで愛情の火を燃やした。……笑わぬ眼はやさしく溶けむすばれていた。唇はいま熱い心を告白している。新兵衛の眼は誤らなかった。彼女こそもののふの妻としてまたと得がたき一人であった。
「そうか、ではそなたは新兵衛の妻だな」
 やがて彼は心をとりなおして云った。
「……はい」
「ではすぐ支度をするがよい、おかた様や和子たちのお輿は、まもなく織田軍の陣へおわたりだ。そなたはどこまでもお供をして御守護を申すのだ」
「ではあの、御先途のお供はかないませぬか」
「そなたがまことに新兵衛の妻なら、良人の申しつけに従うはずだ、いそがぬと遅れるぞ」
 きっぱりと云いきられて、浪江はきゅうにむせびあげた。むせびあげながら声をふるわせて云った。
「あなたさまはつれないお方でございます。嫌いだと申上げたわたくしを無理にここへお伴れあそばし、わたくしが二世と思いきわめた今になって、今になって出てゆけとは……あんまりでございます。あんまりでございます」
「その怨みには一言もない、しかしこれがもののふの道だ」
 新兵衛は毅然と顔をあげた。
「そして拙者は小谷城のあらくれ[#「あらくれ」に傍点]だ、どう怨まれてもそなたを死出の道づれにはできぬ。泪をふいてもういちど笑顔をみせて呉れ、かどでに泪は不吉だぞ」
「…………」
 浪江は泪の溢れる眼をあげた。新兵衛はぐっと顔をつきだし、おのれの鼻を指さしながら、おどけた調子で云った。
「このみごとな鼻を見ろ、こいつは世間広しと雖《いえど》も、宗近新兵衛だけが持つ道具だぞ、拙者のかたみになによりの物だ、よくよく見て覚えて置け」
「……旦那さま!」
 浪江はたまらず、声をあげてわっと泣き伏した。新兵衛の手がそっとその肩へのびた。

[#8字下げ]六[#「六」は中見出し]

 お市のかたと三人の子が、侍女たちに護られて信長の陣地へひきとられたのは、天正元年八月二十九日の朝のことである。浪江もその人々に加わって泣く泣く小谷を去った。
 それが済むとすぐに織田軍の総攻撃がはじまった。
 これよりまえ、二十七日には久政が自刃していたし、将兵のなかにも逃亡するものが多かったので、小谷城はひとたまりもなく蹂躪《じゅうりん》され、長政はあたら大器をいだいて火中に屠腹《とふく》して果てた。これで浅井氏はまったく滅亡したわけである。長政はいくたびも降伏の使者をうけたが、そのたびに鄭重に拒んでみずから死をえらんだ。そして誓言違約のことには一言も触れず、従容《しょうよう》としておのれの武運のおもむくところに就いたのである。宗近新兵衛はどうしたか。彼は手勢をひっさげて城外へ斬っていで、悪鬼|羅刹《らせつ》の如く奮戦したうえ、ついに捕えられて信長の本陣へ曳かれていた。
 新兵衛はすぐに曳きだされた。髪のふり乱れた顔面は乱戦の血しぶきにまみれている。鎧の胴は裂け、草摺《くざずり》は千切れ、全身汗と血と埃にまみれて見るも無慙《むざん》な姿だった。
「めずらしや新兵衛」信長は床几《しょうぎ》から声をかけた。
「みれば存分に暴れたそうな、武者ぶりみごと、あっぱれつわものの画像と思うぞ。だがそのほうほどの者が縄目の辱しめをうけるとはどうしたことだ。いかに乱軍のなかとはいえ、腹切るひまはあったであろうに、小谷のあらくれ[#「あらくれ」に傍点]と呼ばれる者にも似合わぬ、みぐるしい態《てい》ではないか」
「お黙りあれ」新兵衛は莚《むしろ》の上にどっかと坐ったまま、乱髪の面をあげてはげしく叫び返した。
「こなたのようなる表裏ある大将、義理も人情もわきまえぬ無道人に、さむらいの本心がわかると思うか」
「なに、この信長を無道と申すか」
「申さいでか。こなたはわが主君とお市どのとの縁組みの折なんと云われた、朝倉には手を出さず、越前一国は浅井家のさしずどおりと、かたく誓言されたではないか。この誓言を反故《ほご》の如くやぶり捨てたばかりに、御主君長政公には、こんにち御悲運、しかも一言の怨みも仰せられず御悲運のままに最期をとげられたぞ。これ皆こなたの不信の為、義理も人道もふみにじる、悪虐無道なこなたのためだ」
「黙れ、黙れしれ者!」
「黙らん、拙者が縄目の辱を忍んだのはこの一言を云おうがためだ。これ織田どの」新兵衛はぐっと片膝を立てた。
「こなたは美濃の僻隅《へきぐう》より起り、こんにちは正四位の栄位にある日本《ひのもと》の弓とりだ。義理をふみ道を守ってゆけば、やがて天下の仕置人《しおきびと》ともなるであろう。なれどもかくの如く人を裏切り、かくの如く無道をおこなうようでは天下のことは云うに及ばず、その身もやがて野晒《のざら》しとなろうぞ」
「……うぬ!」信長は佩刀《はいとう》を掴んで床几を立った。
「みごと新兵衛をお斬りなさるか、この一言を云いたいために、わざと縄目の辱を忍んでまいった。むざと手籠めになる拙者ではないぞ。是《これ》を見られい」
 云うとひとしく、身を跼《かが》めてうんとひとこえ、満面に血をはしらせたとみるや、きびしくいましめた縄はふつふつと音高く千切れとんだ。そして、その刹那に、ふみこんで来た信長の一刀が、彼の肩を、したたかに斬りさげていた。
「浅井一族のうらみをお忘れあるな、織田どの」
 新兵衛はよろめきながら叫んだ。
「こなたはやがて野晒しとなって果てようぞ、その折はこの新兵衛、悪鬼となってお迎えにまいるぞ」
 だがつづく二の太刀とともに、宗近新兵衛の体はどうと前へ倒れていた。壮烈な最後であった。
××××
 天正十年十月のなかばのことである。
 被衣《かつぎ》にふかく面を隠したひとりの女性《にょしょう》が、近江ノ国小谷のちかく、虎御前山《とらごぜんやま》のあたりに佇《たたず》んでいた。離々たる秋草のあいだには、昼というのに虫の音がわくようだったし、湖水をわたる風も蕭殺《しょうさつ》として身にしみた。
 虎御前山はかつて小谷攻めのとき、信長が本陣を布《し》いたところである。被衣の女性は、しずかに持って来た瓶子《へいし》をとりだし、秋草のなかへさらさらと水を濺《そそ》ぎかけた。
「あなた。浪江でございます」
 女は囁《ささや》くように云った。
「ご最期のようすは精しくうかがいました。あなたらしいおいさましい、ご最期でしたことねえ。ながまさ公に代って思うままにご遺恨を述べ、四位さまのお佩刀《はかせ》で潔いご最期、浅井にまことの勇士ありきと、いまも噂は絶えませぬ」
 被衣をふく風に、暫し女の声はとだえていたが、やがて哀しい囁きはつづけられた。
「あなた、お知らせがございますの。織田の殿は二位の内大臣にまでおのぼりあそばしましたが、ことしの六月、京の本能寺にておいたわしい御往生でございました。……あなたのお言葉どおりでございましたことねえ。ながまさ公もあなたさまも、これでご成仏あそばしましょう。あなた」
 女は瓶子の水を残りなく傾けた。
「あなたは内大臣さまを、悪鬼となってお迎えにおいでなされまして?……」
 ふき来りふき去る風に、秋の千草はさやさやと鳴っていた。湖の水は紺碧に淀み、遠い比良《ひら》の山なみはすでに冬の色が濃かった。



底本:「武道小説集」実業之日本社
   1973(昭和48)年1月20日 初版発行
   1979(昭和54)年2月15日 新装第七刷発行(通算10版)
底本の親本:「講談雑誌」
   1941(昭和16)年8月号
初出:「講談雑誌」
   1941(昭和16)年8月号
入力:特定非営利活動法人はるかぜ

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