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  • 竹槍念仏

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竹槍念仏

最終更新:2019年10月29日 05:27

harukaze_lab

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管理者のみ編集可
竹槍念仏
山本周五郎

-------------------------------------------------------
【テキスト中に現れる記号について】

《》:ルビ
(例)妙竹林《みょうちくりん》

|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号
(例)州|猿橋《えんきょう》

[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
   (数字は、JIS X 0213の面区点番号またはUnicode、底本のページと行数)
(例)※[#感嘆符疑問符、1-8-78]
-------------------------------------------------------

[#8字下げ]一[#「一」は中見出し]

「面妖な坊主だぜ」
「…………」
「妙竹林《みょうちくりん》だ、慥《たしか》にやってやがる」
「何でございますか」
「分らねえかい――?」
 甲州|猿橋《えんきょう》から大月へ向う合《あい》の宿《しゅく》、東の方からやって来た旅支度の二人の若者がある。一人は素っ堅気の二十五六になる色の小白い温和しそうな男、その伴れが妙なとりあわせで足捌き眼の配り――どう見ても渡世人だ。
「それ、あの坊主よ」
 と渡世人の方が、五六間さきを行く托鉢僧を顎でしゃくった。
「と云っても定吉さんは堅気者だから分るめえが、あの坊主めさっきから博奕《ばくち》を打っていやあがる」
「へえ――博奕を?」
「猿橋の茶店で休んでいたときあの坊主が前を通っただろう、あの時からどうも妙だなと思っていたんだ。見ねえ――今度はあそこの豆腐屋へ立つぜ」
 と云っている間に、例の托鉢僧は町並にある豆腐屋の店先へ錫杖《しゃくじょう》を停めた。
「それ見ねえ、当ったろう」
「ですが辰次郎さん、どうして豆腐屋の前へ立つのが分ったのでございますか」
「餅屋は餅屋さ。お! 目と出たな」
 辰次郎は托鉢僧が喜捨を受けて歩き出すのを見ると、何を思ったか小走りに追いかけて行った。
「おいおい坊さん」
 と声をかけた。托鉢僧は立停まって、網代笠《あじろがさ》の縁へ手をかけながら振返った。
「拙僧かな――?」
「如何にも拙僧さんだ」
「何ぞ御用か」
「さっきからずっと拝見しているが、だいぶ半目が出るようだね」
「――何を仰有《おっしゃ》る」
「隠してもいけねえ、此方《こっち》あ商売人なんだ、どうだい今度あ己らが丁と行こう」
 網代笠の中で托鉢僧はぎくり[#「ぎくり」に傍点]とした。然しすぐ微笑にまぎらせて、
「どうも拙僧にはお手前の云うことがよく分らん、半とやら丁とやら、それは俗に袁彦道《えんげんどう》とか申す類の符牒かの――?」
「ふざけなさんな」
 辰次郎はせせら笑って、「猿橋から此方《こっち》、おまえさんが托鉢に寄る家はみんなとっかかりから半目に当る家ばかり、お布施の出ねえ時は丁目の家のまえで頭あ下げていた、どうだい――違ったかい坊さん」
「あはははは煩悩彰眼雖不見《ぼんのうしょうげんすいふけん》」
「なんだと?」
「怒ってはいかぬ、拙僧自分をたしなめたじゃ。仏に仕うる身が托鉢中になんで左様な振舞をしましょうぞ、みなお手前が自分の眼で見る障碍《しょうげ》なのじゃ――鳥は鳥様に見る、あははははは皆是煩悩でござるよ」
「おっと待ちねえ」
「いや、御縁もあらば又――」
「待ちねえったら、おい、坊さん」
 袖を振切った托鉢僧は、呆れている辰次郎を後に錫杖を鳴らせながら立去った。追いついて来た定吉が――見ると辰次郎、腕組をして眤と托鉢僧の後姿を見送っている、
「どうしました辰次郎さん」
「うーん」
 辰次郎は呻った。「あの坊主は唯者じゃあねえぞ、己《おい》らの止めるのを振切って行った後恰好、一分の隙もねえ構えだ、あの網代笠の下にゃあきっと戒名のある雁首が載っているぜ」
「左様でございますかねえ」
 定吉は興も無さ相に、「それはまあ兎も角、もう日が傾きはじめましたから、少し急ごうじゃございませんか」
「心得てるってことよ、此処まで来りゃあ大月まではひと跨《また》ぎ、相手の勘八は谷村《やむら》から逃げも隠れもしやあしねえ、まあ己らにずんと任せて置きねえ」
「はい、それは分って居ります」
「それからの」
 辰次郎は声をひそめて、「大月へかかれば向うの縄張り内だ、迂濶につまらねえ事を口走っちゃあならねえぜ」
「――はい」
「どこまでも吉田の浅間詣り、宜いな」
「大丈夫でございます」
「さあ行こう。だがあの坊主め――どうも納得のいかねえ野郎だ」
 小首を傾げながら歩きだした。

[#8字下げ]二[#「二」は中見出し]

「――無尽意菩薩。白仏言世尊観世音菩薩。云何遊此娑婆世界云何……」
 吉田道を大股にやって来た例の托鉢僧は、声低に看経《かんきん》しながら谷村《やむら》へかかる手前の辻を左の方へ折れて行った。
 谷村新田《やむらしんでん》に一念寺という寺がある、相州《そうしゅう》藤沢|遊行寺《ゆぎょうじ》を総本山とする時宗の末寺で、檀家も少し参詣人も無く、ひどい貧乏寺で、つい先頃までは大月の西念寺の住持がかけもちにしていた無住同様の破寺《やれでら》であったが、半年前、本山から廻されて一人の僧が住持として住むようになった、これが――例の托鉢僧である。
 ところでこの住持、法名を自念と云うそうだが、不思議なことに住んで半年まだ誰もその顔を見た者がない、寺にいても外へ出るにも決して頭の網代笠をとったことがないのだ、寝る時にはまさか笠のままでもあるまいが、貧乏寺のことで飯炊き一人いないからそれも分らぬ。
「妙なお住持さんだね」
「全くさ、殊に依ると鼻っ缺けででもありゃあしないか」
「それとも入墨者か」
 などと飛んだ噂の出ることさえある、併し当の自念は黙然として行い澄ましていた。
「――而為衆生説法。方便之力其事云何……。仏告無尽意菩薩」
 錫杖を突きながら、黄昏《たそがれ》の道を寺へ戻って来た自念和尚、納所《なっしょ》の裏手へ廻って井戸水を汲み、草鞋を解いて洗足、
「善男子。若有国土衆生応以仏身得度者観世音菩薩――と来た、即現仏身。而為説法。応以辟支仏身……か」
 いつかお経が口拍子になって来た。
「猿橋で会った野郎は厭な野郎だ、得度者。即現辟支仏身――だ、而為説法。応以声聞身。得度者。即現声聞身……と来らあ」
「あの――和尚さま」
 いきなり背後から声をかけられて、自念は吃驚《びっくり》しながら振返った。丸顔のぽっちゃりとした愛くるしい娘が、風呂敷包を持って微笑しながら立っている、
「おお是はおきい[#「おきい」に傍点]どの」
「お斎《とき》がもう無い時分と存じましたので、又すこしばかり持って参じました」
「それはそれは、毎《いつ》も御親切に忝のうござるな、どうか納所の方へ――いますぐ参りまするじゃ」
「――はい」
 と娘はいそいそ納所へ入って行った。
 寺の東に当る百姓茂右衛門というのが仏性《ほとけしょう》で、自念が来るとから米味噌の喜捨についていた。初めは堅く辞退したが――和尚さまにあげるのではなく仏様への志だから、と云って茂右衛門は絶えず娘のおきい[#「おきい」に傍点]に持たせては喜捨を続ける、そこで今は断りもならず受けているのであった。
「やあ済みませぬのう」
 自念が入って行くと、娘は甲斐甲斐しく米櫃を出して、持って来た米を入れ、別の包みの麦を棚へあげなどしているところだった。
「それから此処へお菜を少し」
「おお是はみごとな――」
「わたくしの手作りで美味しくはございませぬ、ほんのお口汚しに」
「何から何までお心添え忝ない、お志有難く頂戴いたしまするじゃ」
「お恥しゅうございます」
 娘は風呂敷をはたいて、畳むでもなく折るでもなく、手で揉みながら暫くもじもじしていたが、自念が奥へ去ろうとするのを見ると思い切ったように、
「あの――和尚さま」
 しどろに声が顫える、網代笠を衣たまま自念は不審そうに娘を見下した。おきい[#「おきい」に傍点]は懸命に、
「あの――一念寺のお宗旨は、あのう……奥さまをお貰いなすっても、宜いのだ相でございますのね」
「左様、時宗では別に妻帯を禁じてはいませぬが、それがどうか致しましたか」
「否、あの――」
 娘は一時にかあっ[#「かあっ」に傍点]と血が頭へせきあがるのを感じ、思わず両の袂で面を蔽うと、会釈も忘れて走るように外へ去って行った。
 自念は茫然とその後姿を見送っていたが、やがてどかりと其処へ腰を落し、
「――いけねえ」
 と呻くように呟いた、「ちっと前から様子がおかしいと思っていたら、やっぱりあの娘は己《おい》らに……ああ!」
 自念は卒然と立上った。
 そして駈けるように本堂へやって来ると、燈明をあげることも忘れ、数珠の音も荒々しく声高に誦経を始めた。しかし忽ち絶句して、手にした数珠を取落す、
「駄目だ!」
 と悲痛に云って突伏した。

[#8字下げ]三[#「三」は中見出し]

「――仏様」
 自念は仏前に身を顫わせて、「どうか私《あっし》を叩き直して下さい、昼は昼で托鉢をしながら、つい我を忘れて知らぬ間に独り博奕。また唯今はあの娘のひと言を聞いて、やくざな気持が暴れ出しました。私《あっし》は娘の言葉を聞いたとたんに、自分もいつかあの娘を……否え、どうか私《あっし》を、私《あっし》の性根を叩き直して」
 と胸を絞るように叫ぶと――その時、寺の西にある竹藪のあたりで、
「ひ!」
 と云う悲鳴が聞えた。
 懺悔で夢中だった自念の耳にも、鋭い悲鳴はびんと響いた。はてな――と首をもたげるところへ紛れもない女の声で、
「誰か来て、助けて」
 と云う叫び。それが正しく今帰って行ったおきい[#「おきい」に傍点]の声と気がつく、とたんに自念は本堂をとび出す、下駄を突っかける間もなく裸足で、錫杖を右手に外へ――。
「誰だ――」
 喚きながら駈けつける。竹藪の前に男が三人、二人がかりで娘を抱きすくめようとしている、自念は嚇として錫杖を執り直しながら、
「何をするのだ、馬鹿者め」
 と駈け寄る、鼻先へ、
「待ちねえ待ちねえ」
 と傍に控えていた頭分らしい一人が、ぬっと自念の前へ立ち塞がった。
 見ると是が大変な奴だった。体は六尺に余り筋骨逞しく、羅漢が辛子を舐めたような醜い赭っ面で、横鬢の禿げあがった眼の鋭い――まあ気の弱い者なら見たばかりでひきつけ[#「ひきつけ」に傍点]を起し相な男だ。これは谷村に住んでいる博奕打の貸元で美須屋《みすや》勘八という奴、子分の五六十人はあろうというくらいの勢いを持っていながら、渡世人仲間からも嫌われている有名なあぶれ者だった。
「待ちねえ和尚さん」
 勘八は仁王立ちになって、「出家《しゅっけ》の身で錫杖などを抱え込み、おまえさん一体どうしようと云うのだ」
「それよりその娘を何とさっしゃる」
「はっはっは、この娘かい。こいつはの、男一人の寺から夕闇まぎれにこっそり出て来やがったから、今ちいっと痛めているところなんだ」
「ば、馬鹿な事を」
「何が馬鹿な事だ、例え相手は坊主でも、一人住いの暗がりへ、お百姓衆の娘っ子が忍んで来るなんていけっ太え遣り方だ、外の土地なら知らねえ事この勘八さまのお縄張り内で、そんな猥らな真似は見逃せねえんだ」
「それはお前の思い違いじゃ、この娘さんは東の茂右衛門殿の家の者で、寺へ斎《とき》の物を喜捨に来て下すったのじゃ」
「そんな甘口をそうかと肯く勘八様じゃあねえ、黙ってすっ込んでいねえとお前も一緒にしょ曳いて行くぜ」
「無法な事を――」
「無法は初めから承知の上だ」
 歯を喰い反らして喚きたてた。
 自念の総身がびりりと顔えた、思わず右手の錫杖をぐいと握り直したが――ぐっと歯噛みをしながら懸命に耐える、はち切れそうな怒りを抑え抑え、
「そう一概に云われては、拙僧も当惑をするが、では――どうであろう勘八殿、拙僧の方でお顔の立つように仕るが、それで御勘弁は願えまいか」
「顔を立てる――と云うのか」
「多分には参らぬが、本山よりの祠堂金《しどうきん》が僅ばかりござる、それで今日のところはお見逃しに預りたいが」
「そんなら代物《しろもの》を見せねえ」
 金と聞いて勘八舌なめずりをした。
 自念は寺へ取って返したが、すぐに紙包を持って戻って来た。勘八は遠慮なく受取ってばりばりと包を明けて見る、――山吹色の小判で三十両、意外な大金。
「へっへっへ、おい坊さん」
 勘八は俄に卑しく笑って、「一念寺は貧乏寺だと聞いていたが、寺の内証と娘の懐内は明けて見なけりゃあ分らねえ、大層まあ有福だね」
「それで御勘弁下さるかの」
「ならぬ勘忍駿河の帝釈、出来ねえところだが折角だ、ことは一つ眼をつぶってあげやしょう。やい、――野郎共、もうその阿魔にゃあ用はねえ放してやれ」
「へえ、さあ行きやがれ」
 突放されてよろめくおきい[#「おきい」に傍点]、自念は思わずそれを援け止めて、笠の内から温く、
「もう大丈夫、安心さっしゃれ」
 と労わるように囁いた。
「それじゃあ和尚さん、あとはしっぽりおやんなせえ、またお邪魔にあがりますぜ。ああ勘八様はお慈悲な人だ、わはははは」
 大口あけて笑いながら、勘八は子分を伴れて立去った。

[#8字下げ]四[#「四」は中見出し]

「――和尚さま」
 三人の足音が遠のくと、おきい[#「おきい」に傍点]は崩れるように自念の胸へ顔を伏せた。
「おきい[#「おきい」に傍点]殿」
「――どうしましょう」
 娘はおろおろと、
「あの人に見込まれたからは、この後ともどんな難題を持ちかけられるか知れませぬ、今だから申上げますけれど、あの勘八は以前から度々わたくしに厭なことを云い寄って居りました」
「そうだったか、それで今日も跡を跟《つ》けて来たのだな――なんと云う……」
「あんな男のこと故、どんな事を世間へ触れ歩くか知れませぬ、わたくしは構いませぬが和尚さまがどんなに御迷惑をなさいましょう、それを思うとわたくし――」
「おきい[#「おきい」に傍点]殿!」
 いじらしさに胸を衝かれて、我にもなく娘の肩を引寄せたが、はっと気付いて押し放し、瞑目しながら口の内で低く、
「煩悩彰眼雖不見」
 と三唱え、やがて静かに云った、「御心配なさるな、根のない噂は弘まるより消えるが早いと申す、決して気に病まぬが宜い――さ、時刻も大分遅れたゆえ家で案じていよう、お帰りなさい」
「はい、それでは……」
 残り惜しげな娘の眼を、わざと見ぬ振りに、自念は寺へと大股に戻って行った。
 その夜は明けるまで、本堂から「念彼観音力」と誦する声が絶えなかった。そして明る日も、自念は托鉢に出ずに終日仏前に看経《かんきん》を勤めて暮らした。
 本来|仏性《ぶっしょう》でない者が発心しての精進苦行、煩悩塵界に生きて来た身には、風声雨響にも心がゆらぐであろうに、ましてや火に油を注ぐような障碍《しょうげ》が次々と出て来ては、まだ固らぬ道心の兎もすれば崩れかかるのは是非もなき事であろう――然し、自念は懸命に、妄念を払って得脱しようと、本尊仏の前を去らず、まる二日のあいだ食を絶って誦経《ずきょう》に専念した。
 そのあいだに幾度か、おきい[#「おきい」に傍点]の訪う声も聞いた、眼のくらむような飢えも感じた、合掌した手や、端座した脛の痺れに、全身の骨まで徹る苦痛も味わった。
「なにくそ、是くらいの事で負けてどうする、昔の高僧智識は五十日も断食苦行したと云うではないか、これからだぞ!」
 これからだぞ、と自分と自分に鞭打ちながら勤行をつづけていた。
 二日めの夜のこと、本堂の前に当って、不意に自念を呼ぶ娘のけたたましい声がした。丁度いま水を飲みに立とうとした耳へ、鋭く響く、
「和尚さま、大変です、どうか来て」
 と叫ぶ声。ぎょっとした自念――また勘八が来たかと思って、ふらふらする足を踏みしめながら出てみると、庭先に娘が、
「何処かのお人が血だらけになって此処に倒れています、どうか来て見てあげて下さいまし、早く」
 急きたてるように叫んだ。
 自念が下りて行って見ると、娘の足下に若者が一人倒れている、跼《かが》んでぐいと肩を押すと、低く呻きながら若者は半身をあげた、――娘の差出す提灯で、べったり血にまみれた顔。
「これ、どうなすった」
「お、お助け下さい」
 若者は嗄れた声で絶え絶えに、「後から追って来る者がございます、どうか私をお匿い下さいまし」
「おきい[#「おきい」に傍点]殿手を――」
 自念はそう云って娘の手を藉りると、若者を援け起して庫裡の内へ担ぎ込んだ。行燈へ灯を入れて、手早く若者の着物を脱がして見たが、着物が処々引裂けているにもかかわらず、体には別に傷所はない、おきい[#「おきい」に傍点]の汲んで来た水で血を洗う――頭に二ヶ所、それも血の割には浅傷だった。
「是なら、なに大した事はない。おきい[#「おきい」に傍点]殿済まぬがそこの行李から薬箱を出して、それに晒木綿《さらし》がある筈だから出して下され、このくらいの傷なら拙僧の手当てでも充分じゃ」
「あ、後から、誰か来は致しますまいか」
 若者は全身を慄わせながら囁いた。自念は笠の内で微笑しながら、
「安心さっしゃれ、拙僧がいれば誰が来ようと最早大丈夫じゃ」
「有難う存じます、有難う存じます」
「さあ、少ししみる[#「しみる」に傍点]が動かぬようにの」
 娘の手助けで、手際よく傷の手当てをし、晒木綿できりきり頭を巻き終ると、自念は自ら床を延べて若者を寝かした。
「これで宜いから兎に角落着いてひと眠りさっしゃれ。なに大丈夫決して案ずることはない、訳は明日聞こう、ではゆっくり休むが宜い」
「和尚さま、わたくしは……?」
「誰か来でもすると面倒じゃ、おきい[#「おきい」に傍点]殿は早く帰らっしゃれ、――どうして又この夜分に寺へなど来られた」
「休みなしのお勤めゆえ、お粥など拵えて進ぜるが宜い――と父が申しましたゆえ」
「それは忝ない、が――勤行中は食を断つつもりなれば、左様な心配をして下さるな、では早くお帰りなされ」
「はい、それでは」
 と娘は会釈して帰って行った。

[#8字下げ]五[#「五」は中見出し]

「なに、相手は美須屋《みすや》勘八――※[#感嘆符疑問符、1-8-78]」
「――はい」
 その明る朝だ。
 傷の痛みがひいたというので、粥を啜らせた後、どうした訳でと聞くと若者の口を衝いて出た名が、又しても其だった。
「訳を聞こう」
「どうかお聞き下さいまし」
 若者は起直って、「私は江戸八丁堀の炭問屋、小倉屋五郎兵衛の甥で定吉と申します。私に一人の兄がございました、幼い頃から勝負事が好きで十八九の年には到頭やくざ仲間に入って了いました」
「――うむ」
「そんな訳で、ながいこと音信不通で居りましたが、半月ばかり前のことでございます、兄とは同じ渡世の辰次郎というのが参りまして兄が殺されたとしらせて呉れました」
 長次郎の話を手短に記せば。
 定吉の兄吉之助と辰次郎は一年ばかり旅を廻って甲州へ入り、谷村《やむら》の美須屋勘八が大賭場を張っていると聞いて、或る夜ふらりと客になった。ところが其の夜ひどく当って、一刻ばかりの内に百二三十両も勝ったのである――その帰り途、良い機嫌で笹子川の流を聴きながら二人がやって来ると、不意に暗闇から十四五人の人数がとび出して、
「賭場荒しだ、たたんで了え」
 と襲いかかった。
 辰次郎はとっさに身を躱して、笹子川の崖を転げ落ちたが、吉之助は長脇差を抜いて向ったため膾《なます》のように斬殺されて、勝った金は勿論、胴巻までそっくり掠われて了った。
「幾らやくざ同志とは云え、話を聞けばあんまり卑怯な遣り方です――博奕打ちでも兄は兄、現在手にかけた相手を知ってみれば、弟として例え一太刀でも恨んでやるのが兄への功徳と……辰次郎さんも勧めますし私も覚悟をきめ、お店へは内証でぬけてきました」
「辰次郎という人も一緒にか」
「はい――実はゆうべも申上げようかと存じましたが、三日前に猿橋の宿はずれで、和尚さまにお会い申しました」
「――と、云うと?」
「托鉢においでなすった途中で、貴方に話しかけた者のあるのをお忘れでございますか」
「おお、それではあれが」
「その辰次郎でございました」
 自念はその奇遇に驚くよりも、話の先が知り度かった。定吉は口を継いでし
「あれから大月に宿を取って、二日ばかり美須屋の様子を窺い、ゆうべ何やら祝い事があるとか、酒盛りをして早く寝ると聞きましたので、辰次郎と一緒に思い切って踏込んだのですが――私という足手まといがいた為か、残念ながら子分達に取巻かれて辰次郎は斬殺され、私は生命《いのち》からがら逃げだしました」
「うーむ」
「堅気育ちの意気地なさ、敵《かたき》を前にしながら一太刀恨むことも出来ず、逃げだした自分が今では口惜しくてなりませぬ――お察し下さいませ……」
 聞いている自念の拳が、膝の上でぶるぶると顫えだした。我慢しても、我慢しても突上げて来る怒りだ、
「――畜生、あの外道め……」
 食いしばった歯のあいだから思わず洩れる呻き。とたんに! はっ[#「はっ」に傍点]と気がついた自念は、驚く定吉には眼もくれず、いきなり立って本堂へ走り込んだ。
「いけねえ、いけねえーッ」
 胸を掴んで仏前に坐る、「此処で挫けちゃあ何にもならねえ、ええ、頑張れ」
 と夢中で数珠を押揉みながら、声を張上げて誦経を始めた。
 凄じい声だ、骨身を削る声だ、心の内に涌き上る妄念を掻消そうとする必死の声だ、併し――最早それは残念ながら長くは続かなかった。
「うーむ」
 誦経の声がやんだ。
「ああ、畜生、駄目だ、もう駄目だ、己《おい》らにゃあ是以上の我慢は出来ねえ」
 破れるように叫ぶと、手にした数珠がびっ[#「びっ」に傍点]と断れ、五十四の水晶珠が霰のように飛び散った。
 自念は庫裡へ戻って来た、
「定吉さん――とか云ったね」
「はい」
「これから出掛けるんだ、少し傷には無理だろうが起きなせえ」
 がらりと変った僧の態度に、定吉はきょとんとして見上げるばかり。
「ど、どう致しますので――?」
「どうする? お前さんの兄貴と辰次郎さんの敵を討ちに行くのさ」
「げ、そ、それは」
「心配しなさんな、己《おい》らが立派に討たせてやらあ、美須屋勘八の五人や十人、束になって来ても驚くこっちゃあねえ、さあ支度だ」
 自念はがっちりと立った。

[#8字下げ]六[#「六」は中見出し]

 半刻ばかり後だ。
 美須屋勘八は子分を三人ほど伴れて谷村《やむら》の地はずれ、俗に地蔵畑という、小さな地蔵堂の境内へ入って来た――西側は崖で、その下には笹子川が泡を噛んで流れている。
「美須屋殿、ようおいでじゃな」
 勘八と子分達がお堂の前へ来ると、網代笠を冠って錫杖を右手に、ぬっと一念寺の和尚が現われた。
「や、お前は一念寺の――」
「自念でござる」
 勘八は驚いたらしい。
「それじゃあ呼出しの状を寄来したのはお前さんかい」
「左様さ、おきい[#「おきい」に傍点]殿の筆跡を借りる方が分りが早いと存じてな、ちょいと仏家の方便というやつを用いましたじゃ、お当が外れて誠にお気の毒、まあ赦さっしゃれ、あはははは」
「人を茶にしゃあがるな」
 勘八は喚きたてた、「偽手紙など使やあがって何の用だ、此方は忙がしい体だ、用があるならさっさと云え」
「催促までもなく申上げるがの」
 自念はにやりとして「今日は美須屋勘八を男と見込んで御無心があるのじゃ」
「無心だと――? この坊主め、このあいだの金でも惜しく成りやあがったのか」
「いや、金なら此方から進上じゃ」
「気味の悪い声を出しやあがる、金でねえ無心たあ何だ、云ってみろ――だがの、美須屋勘八は鬼と云われた通り者だ、下手な御託をつかやあがっても迂濶と甘口に乗る相手じゃあねえぞ、何だ無心てえのは?」
「実はな……」
 自念は落着き払って云う「誠に申兼ねたがお手前の首が頂戴し度いのじゃ」
「な、な、何だと――?」
「定吉さん、此方へ出ておいで」
 自念が振返って呼んだ。
 お堂の蔭から定吉が、襷鉢巻に裾をからげ、右手に脇差を抜いて現われた、頭の巻木綿と何方が白い――という蒼白めた顔、膝っこぶしはもうがたがた慄えている。
「や! 汝《うぬ》あ昨夜の若造だな」
「騒ぎなさるな。このお方の兄さんで吉之助という人が、この春お手前の手にかかって殺されなすった、その敵が討ち度いと云わっしゃるのじゃ、どうか一つ厭であろうが肯いてやって頂き度いがの、どうだろう」
 勘八はだだっと二三歩さがった。
「き、貴様は何者だ、坊主!」
 勘八は裂けるように、「笠をぬげ、執り成し恰好――唯の坊主じゃあねえ筈だ、笠をぬいで面あ見せろ」
「脱いでも宜いかの」
「――――」
 自念はさっと網代笠をはねた。
 謎の顔が現われた、半年のあいだ誰一人として見たことの無い顔が――若い、まだ二十七八であろう、色の浅黒い鼻筋の通った、眉の濃い唇の緊まった顔、然も剃りあげた大額にはありありと三日月形の向う疵。
「脱いだらどうする」
 自念の声ががらりと変った、「笠を脱ったらどうするんだ、美須屋勘八――手前が井戸の蛙でも、波世人なら名ぐれえは聞いていよう、如何にも己《おい》らは唯の坊主じゃあねえ、戒名を名乗ってやるから耳をかっぽじってよく聞いて置け、江戸で相政《あいまさ》、上州で国定、駿河で清水と極めのついた、次郎長親分の身内でも、大政小政の両兄哥は縄張り持ち、己なんざあ下っ端だが向う不見《みず》の半太郎と、ちったあ海道筋に名を売った男だ、荒神山の大喧嘩で額に受けた向う疵、遠慮は要らねえずっと這い寄ってとっくり拝み奉れ――やいやい、何をへどもどしやあがるのだ。綽名にとった向う不見が祟り、大親分の勘当を受けて発心した半太郎、飛んでもねえ洒落っ気から頭を丸め、一年ばかり辛棒して来たが、やくざの風上にも置けねえ手前の行状を聞いちゃあ、黙ってお経を読んでいることあ出来ねえ、土地の蛹虫、世間の蚰蜒《げじげじ》、どうでも首を貰わにゃならねえ。やい勘八、度胸を定めて地獄へ堕ちろ」
「何を云やがる、清水の身内とありゃ相手に不足はねえ、若造諸共引導を渡してやるから、さあ――来やあがれ」
「その口を忘れるな、そーれ※[#感嘆符二つ、1-8-75]」
 びゅっと錫杖をしごいた。
「野郎共、ぬかるな※[#感嘆符二つ、1-8-75]」
 喚いて置いて、勘八――抜討ちにぱっ[#「ぱっ」に傍点]と斬りつけた。半太郎は躱しもせずに錫杖を返して横殴りに払う、苛って勘八が、
「――野郎!」
 と突っかかる。その時下手の者が、抜きつれて左右から詰寄った。

[#8字下げ]七[#「七」は中見出し]

「定吉さん、逃げていねえよ」
 半太郎は後へ叫んで、「さあ来い、こう長脇差《ながどす》の光るのを見ちゃあ嬉しくって耐《こら》えられねえ、腹の底からぞくぞくとして来やあがる、やっぱり無頼《やくざ》はいいもんだ――それ※[#感嘆符二つ、1-8-75]」
 びゅん! と風を切る錫杖。
「ぎゃっ!」
 息をついていた子分の一人が、脳天を砕かれて血反吐《ちへど》を吐きながらすっ飛ぶ。
「やりやあがったな」
 と勘八が、捨身の無法。
「だあーっ」
 と踏込んで来る出端、体を開いて、のめるやつを後ろざまに頸の根へ、錫杖の石突を返してびゅん[#「びゅん」に傍点]! と一本、
「うっ!」
 呻いてつんのめる、踏込んだ半太郎、
「この外道面《げどうづら》め」
 と脾腹へもう一撃、「定吉さん、兄貴の敵《かたき》だ早く止《とど》めを刺しねえ」
「――――」
「定吉さん、止《とど》めだ」
 慄えながら定吉が、隠れていたお堂の横から走って出る、半太郎は錫杖を執り直して、残った二人の子分の方が振返った、
「やい三下、何を慄えていやあがる、手前《てめえ》っちの親分は己《おい》らが仕止めた、口惜しかったら斬って来い、来ねえか」
「――な、何を……」
「屁っぴり腰をして態あねえぞ、親分が親分なら子分も子分、二人っきりじゃ心細くてかかれめえ、早く帰《けえ》って身内を集め、束になって押して来い――己《おら》あ逃げも隠れもしねえ一念寺で待っているから、装束でもしてやって来い」
 何と云われも、相手は口答えひとつ出来なかった。半太郎は鼻で笑って、
「済んだかい、定さん」
 と振返る、「うん、宜し宜し、形だけで沢山だ、それで兄さんも浮ばれるだろう――済んだら行こうぜ」
 気の上ずっている定吉を援け起こし、
「待っているぞ」
 とひと言。木隅《でく》のように突っ立っている子分の者を後に、半太郎は定吉を促して悠々と街道の方へ立去った。
―――――――――――――――――
「……或値怨賊繞。各執刀加害。念彼観音力。咸即慈心……か」
 一念寺の本堂。仏前へ手行李をひろげて、半太郎はいま法衣と着物の着換え中だ。――吉田道で定吉に金を与え、江戸へ帰らせると、その足で戻って来たばかり。
「或遭王難苦。臨刑欲寿終。念彼観音力。刀尋段段壊――とくらあ、ねえお釈迦さん、お前《めえ》さんとも随分つきあって来たが、己《おい》らあたった今から盃を返《けえ》すぜ、お経の文句に嘘あねえと云うが、まるで駄ぼら[#「ぼら」に傍点]ばかりじゃねえか、観音力を念ずれば怨賊も慈心を起し、悪者の抜いた刀あ段々に砕ける――? へっ! お前さんも商売だろうが嘘の灰汁《あく》がちっとばかりひど過ぎるぜ」
 腹へきりきりと晒木綿《さらし》を巻く、
「世の中にゃ悪い奴がいて、お経の百万遍をあげたってへえちゃら[#「へえちゃら」に傍点]な面《つら》あしている、そんな野郎にゃあ大蔵経をひっくり返して見せるより、脇差《どす》に物を云わせる方が早仕舞だ、或囚禁枷鎖。手足被※[#「木+丑」、第3水準1-85-51]械。念彼観音力。釈然得解脱――かね、置きやあがれ」
 半太郎は着物の裾をからげてきりりと上締め、襷をかけ坊主頭に鉢巻をとすると、悪口を続けながら足拵えをして、ふいっと出て行ったが間もなく手頃の竹を一本伐って来た。
「呪詛諸毒薬。所欲害身者。念彼観音力――どっこいしょ、と」
 戒壇に腰を下して、竹の枝を払い、穂尖を作って竹槍を仕立てた。
「退き口は富士、お山開きにゃあ早《はえ》えが、清水港へは一本筋だ、大政の兄哥にお詫びを頼んで、伸び伸びと無頼《やくざ》本性――ええ畜生、もう沼津の鰻と剣菱の匂いが鼻に来やあがる、念彼観音力……だ、心残りはおきい[#「おきい」に傍点]坊だが、何方《どっち》にしたって添い遂げられねえ因縁とすれやあ、結句こうなるのが互いの仕合せよ」
 半太郎の眼は一瞬うるみを帯びた――が、思い切って頭を振ると、すっくり立上って竹槍に素振りを呉れた。
「おきい[#「おきい」に傍点]さん、おさらばだぜ」
 とあっさり呟いた時、どっと前庭の方へ人の駈込んで来る足音がした。
「来やあがったな」
 と半太郎はにやり笑って、「数珠を操っての念仏看経、これからは数珠無しの竹槍念仏――どれお勤めを始めようか」
 大股に出て行って、正面の明り障子をぱっと蹴放す、庭へ詰めかけていた頭数――ざっと二三十の群が、
「わあーっ」
 とどよめいて左右に散った。
 広場へ仁王立ちになった半太郎、南を仰げばくっきりと澄みあがった空に、まるで手招きでもする如く富士の山が晴れて見える。――あの向うには清水港があるんだ! 群がる敵を前に、半太郎の唇はにんまりと微笑を描いた。



底本:「幕末小説集」実業之日本社
   1975(昭和50)年1月10日 初版発行
   1979(昭和54)年2月15日 五版発行
底本の親本:「キング」
   1936(昭和11)年8月号
初出:「キング」
   1936(昭和11)年8月号
※底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5-86)を、大振りにつくっています。
入力:特定非営利活動法人はるかぜ

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