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  • 五十三右衛門

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五十三右衛門

最終更新:2019年11月01日 04:49

harukaze_lab

- view
管理者のみ編集可
五十三右衛門
山本周五郎

-------------------------------------------------------
【テキスト中に現れる記号について】

《》:ルビ
(例)新山《にいやま》

|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号
(例)立|塞《ふさ》

[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
   (数字は、JIS X 0213の面区点番号またはUnicode、底本のページと行数)
(例)※[#「りっしんべん+曷」、第4水準2-12-59]
-------------------------------------------------------

[#8字下げ]一[#「一」は中見出し]

 寛延四年九月十八日のこと。
 三河国岡崎藩の中老、新山《にいやま》信十郎は矢矧川畔《やはぎがわほとり》にある老職松原佐太夫の別墅《べっしょ》を訪れた。其の日は或る重大な政治上の内談をするので、他にも五人ほど老職が集ったのである。
 要談は長びいて夜に入り、終ったのは既に九時であった。集いの内容が密事なので、みんな供を伴れて来ていなかったから、其の夜はそこで泊ることになったが、信十郎だけは用事を控えていたので辞去した。
「途中よく気をつけぬといかんぞ」
「狙われているからな……」
「刺客が出るかも知れんぞ」
 そんな言葉を聞きながして外へ出た。
 月がすばらしく冴えていた。
 みんなの忠言がそのまま真実ではないにしても、若しかするとそのくらいの事は有得る状態であった。……然し三十八歳という壮年の気力と、無念流の剣に相当以上の腕を持っている信十郎は、三人や五人の刺客には怖れない自信があったのだ。
 佐太夫の家を出て十七八丁。
 城下町へ入る手前の松並木へかかった。乾いた道の上に並木の松が、一本ずつ葉数が読めるほど鮮かに影をおとしている、……光と影の斑《まだら》になった道を十五六歩行ったときであった。
「……待て、暫く待て」
 と声をかけながら、浪人態《ろうにんてい》の者が一人信十郎の前へ立|塞《ふさ》がった。
 ――来たか!
 信十郎は颯《さっ》と二歩さがって、
「誰だ、何者だ」
 と大剣の柄《つか》へ手をかけた。……相手は直ちに斬って来る様子もなく、しかし間合を詰めながら口早に云った。
「問答無用、衣服大小を置いて行け」
「……貴様、夜盗だな」
「なんでもいい、拙者は是非ともその衣服大小が要るのだ、但し刀を抜いてはいけないぞ、抜いても拙者の方が強いからな、黙って脱いで行く方がいい、お互いに怪我をしては詰らないから」
「……詰らなくはないぞ」
 信十郎はそっと羽織の紐を解いていた。
「岡崎の家中には追|剥《は》ぎにかかるような武士は居ない、貴様は悪い場所へ出たぞ」
「ま、待て、温和しく衣服大小を……」
「逃げるなよ」
「あ! いけない、抜いては!」
 慌てて右へ廻ろうとするはな[#「はな」に傍点]へ、信十郎は抜討ちをかけた。……得意の手だ、しかし一髪の差で相手は危く躱しながら、それでも直ぐに逃げようとはせず、
「待て、待って呉れ、怪我をする、危い」
「……動くな」
 信十郎は叫びながら大きく踏出した。
「あっ、危い!」
 月光を集めて一閃する剣《つるぎ》の下に、相手の体が竦《すく》んだと思った刹那、松の影のむらむらと動く暗がりへふっ[#「ふっ」に傍点]とその姿が消えて了った。
 一瞬ではあるが信十郎は、
 ――しまった。
 と危険を感じて明るい方へ跳退くと、すぐ左手の松の樹蔭から、
「頼む、夜盗ではないのだ」
 と相手の声がした。
「武士と見込んで頼むのだ、どうかその衣服大小を貸して呉れ、……長くとは云わない、両三日のあいだ貸して貰いたいのだ」
「……貸せと?」
「死にかかっている母を安心させたいのだ、頼むから二三日のあいだ貸して呉れ」
 信十郎は刀をおろした。
 さっきからの態度、言葉の調子から考えるとまんざら辻盗人でもない様子である。殊に、……死にかかっている母のためという一言が、強く耳をうった。
「……こちらへ出て来られい」
 信十郎は刀を納めながら云った。
 相手もそれを見届けたのであろう、松の蔭から出て月光のなかへ進んで来た。……継ぎだらけの袷《あわせ》の着ながしに藁草履《わらぞうり》を穿き、月代《さかやき》も鬢髪もおどろな、まことに尾羽《おは》うち枯らした姿である。……しかし相貌には卑しからぬ品位があった、額の高い、眉の濃い、特にその大きな双の眸子は、世の汚れに染まぬ清純な光に溢れていた。
「いまの一言、なにか仔細ありげに思うが、よかったら事情を承ろう」
「忝《かたじけ》ない、なんとも無礼を仕って」
「拙者は新山信十郎と申す、……立話もなるまいからあれへ参ろう」
 そう云って信十郎は三十間ほど先にある小さな閻魔《えんま》堂の方へ相手を導いた。

[#8字下げ]二[#「二」は中見出し]

「拙者は五十三右衛門と申します。……いそ[#「いそ」に傍点]は浜辺の磯ではなくて数の五十と書きます。三右衛門も数字の三、文字に書くと五十三右衛門となるので、実に紛らわしくて困るのです」
 実直な、そして極めて無器用な話し振りで語りだした。
「父は金右衛門と申し、佐竹家の江戸詰で、代々留守役を勤める家柄でございましたが、六年あとに死し、続いて……と云うと妙ですが、実際のところ半年も経たぬうちに拙者は浪々の身の上となって了いました」
「それはまたどうした訳です」
「当座は自分でも分らないで困りましたが、よく考えてみると慣例を破ったためでした」
「……慣例と申すと」
「平たく云えば賄賂《わいろ》ですな」
 三右衛門は恥ずかしそうに苦笑した。……如何にも正直な、生一本な表情である。
「留守役と云えばどこでも自然に出入商人共となにか関係の出来るものでしょうが、特に佐竹ではそれが甚しかったのです。それを知らなかったものですから、……知っていたら他に方法もあったのでしょうが、生れて初めて賄賂というものにぶっつかって仰天したのですな、全くいま思っても仰天したと云うのが本当です。……それで表沙汰にして了ったため、色々な方面に繋りが出て遂に拙者を退身させるより他に仕方がなくなったのだと思います」
「世の中は廉直一点張りでも行かぬものだ」
「如何にも仰せの通り」
 三右衛門は身にしみたように頷いた。
「賄賂というものに拘わり過ぎたのです、それを悪事だと思うことと、慣例になっていることとは別でした、悪事を正すには正すだけの法があるということを初めて悟りましたよ」
「……それで、衣服大小のことは」
「浪人して六年、頼るべき親類とてもなく、三年ほどは貯えを費いながら仕官の途を捜し歩いたのですが、僅か許りのもので忽ち無くなり、御当地へ参ってから一年ほどは、……殆ど近所の人々の好意で露命をつなぐ有様になって了ったのです、そのうえ母が不治の病に患されまして、いまではもう明日をも知れぬという重態なのです」
 信十郎は黙って頷いた。……三右衛門の声は心の悲しさをそのまま表現するように震えた。
「むろん、母は死期も知っています、それで口癖のように、おまえの出世する姿を見ないうちは死んでも死にきれぬと……それだけを繰返し申します。それを聞くのがどんなに辛いことか……お嗤い下さるな、でもよい、武士らしい姿を作って、お召抱えになったからと云って見せてやったら、母も安心して眼が冥《つむ》れるであろうと存じ……」
 しめって来る声を覚られまいとしてか、三右衛門はそこで言葉を切った。
 信十郎は暫く黙っていたが、
「……お住居はどちらでござるか」
 と訊いた。
「油屋辻の裏で、七兵衛店という長屋に居ります」
「……それでは今宵はこのまま帰って御老母のお看とりをなさるがよい、明日改めて拙者から使いの者を差上げましょう」
「と仰せられますと?」
「当藩へ召抱えに成ったという態にて、衣服差料をお届けします、それで御老母をお慰めなさるがよい」
「それは、……それはなんとも……」
 三右衛門の眼は感動にうるんだ。
 ――世間にはこんな人もいたのか。
 と思ったのである。
 実は昨夜からなんども、通りかかる武士を呼止めて頼んでみたのだが、一言の下に恫※[#「りっしんべん+曷」、第4水準2-12-59]《どうかつ》するか、或は嘲笑|罵詈《ばり》を投げつけて去る人々ばかりであった、……もう仕様がないと決心してこちらから威してかかった相手が、意外にも情けを知る人だったのである。
 こういう時には、
 ――世間に鬼はなかりける。
 という有触れた言葉が、涙の出るほど実感に訴えて来るものだ。
 繰返し礼を述べて信十郎と別れ、まるで甦ったような気持で月光を浴びながら、油屋辻の裏の家へ帰って来た三右衛門……そっと腰高障子を明けて入ると、暗くした行燈の側からそっと一人の娘が立って出迎えた。
「お帰りなさいまし」
「唯今戻りました、……晩《おそ》くまでお世話をかけて済みません」
 囁くような声で云いながらあがる。
「様子は別に変りませんでしたか」
「はい、さっき少しお苦しそうでござりましたけれど、いまはよくおやすみですわ」
 年は十八、相良屋の吉五郎という担ぎ呉服屋の娘で、名はおその[#「その」に傍点]、母子がこの土地へ来て一年このかた、誰よりも親身に母の看とりをして呉れる娘だった。

[#8字下げ]三[#「三」は中見出し]

「それで、……」
 おその[#「その」に傍点]は気遣わしげに声をひそめて、
「あの事は御都合が出来ましたの」
「やっと出来ました、御家中の親切な人に会ったので、よく事情を話したところ、それでは明日使いの者をやろうという話になったのです、……是でどうやら安心しました」
「ようございましたこと、わたくし共で出来ることならと父も申して居りましたが」
「いやそれどころでは有りません、貴女方には是までも御迷惑のかけ通しです、それも母が治る体であったらお世話して頂く甲斐もあるのですが、このような有様ではお礼の申しようもございません」
「そんなことを仰っては悲しゅうございます」
 おその[#「その」に傍点]は思わず袂を眼へ当てた。
「小さいとき母を亡くしましたわたくしには、勿体のうございますが、本当の……母《かあ》さまのようにさえ思って居りましたもの」
「……実は、母も貴女を……」
 云いかけて三右衛門は眼を外向けた。
 此処へ移って来て、間もなく病の床に臥した母は、他人と思えぬおその[#「その」に傍点]の看護ぶりに、……本当の娘のような気がすると幾度も云い云いした。
 ――あれならおまえの嫁にしても。
 とさえ云いかけたことがある。
 情が移るとはこういうことを云うのであろうか、おその[#「その」に傍点]と母との自然な愛情のつながりを見ていると三右衛門もいつかしらずこの娘とは他人でないように思いはじめ、しかるべき仕官の途さえ定ったら、母の許しを得て妻に迎えても……と思うようになっていたのだ。
「もう更けます、帰っておやすみ下さい」
「いいえ、まだ十一時《よつはん》には間がございますわ、それに今夜はお夜守をすると云って来ましたから、父もそのつもりで居りますの」
「それはいけません」
 三右衛門は押返すように、
「お志は有難いのですが、世間の口の端にのぼっては貴女の御迷惑、母もこのように落着いているのですから今夜は帰っておやすみ下さい」
「わたくし世間などどう云おうと……」
 思わずそう云ってから、娘ははっと言葉を切った。それに続いて来る言葉の重要さに気付いたのである、……三右衛門は気付かぬ風で母の枕許へすり寄った。
 おその[#「その」に傍点]が帰ったのは夜半であった。
 三右衛門は母の枕許で、薄い掛け夜具をかぶったまま仮寝《うたたね》をした。いつ変りが来ても医者へ馳け出すことが出来るように、……しかし母は弱い呼吸ながら別に苦痛を訴える様子もなく、静かな秋寒の朝を迎えたのである。
 朝の食事が済み、医者が診廻りに来た。
 そして、それから間もなく、丁度おその[#「その」に傍点]が手伝いに来ていたとき、
「……御免」
 と訪れる者があった。
「五十三右衛門殿お宅はこちらでござるか」
「……手前でござる」
 三右衛門は心を躍らせながら出た。
 二十六七歳になる正装の若侍が、足軽に挾箱《はさみばこ》を担がせて立っていた。
「拙者は当地水野家の中老新山信十郎の家臣にて河加部郷介《かわかべごうすけ》と申します、主人の使者として参上仕った」
「御苦労に存じます、むさ苦しゅうはござるが先ずお通り下さい」
「いや是にて口上申述べます」
 使者は挾箱をそれへ差出して、
「兼てお申出での仕官の儀、役向にて種々詮衡の結果、お召抱えと決定仕ってござる。……就ては時服一組、お差料、支度金をこれに持参仕った、明日十時拙者主人宅までお運びあるよう、口上右の如くでござる」
「忝なきお沙汰、有難く承知仕りました」
「また、是は内々のお知らせながら、食禄の儀は二百石とやら承った、お含み置き下さるよう」
「重ね重ねの御厚意、御主人へ宜しゅう」
 母の軽い咳声を耳にしながら、この一語一語が聞えていると思うと、三右衛門はこれが拵え事でなかったらと考えられて、胸いっぱいに不覚の泪を感ずるのだった。
 使者が去るとすぐ、
「……母上」
 と三右衛門は屏風のなかへ入った。……母親はいっぱいの涙の溢れた眼で我子を見上げた、色の褪せた唇が泣きべそ[#「べそ」に傍点]のように震えている。
「お聞き下さいましたか、母上。仕官が適《かな》いました。御当藩水野家へ仕官が適いました。しかも食禄は、二百石でございます」
「……見せてお呉れ」
 母親は嗄《かす》れた泣くような声で云った。
「立派になった、姿が見たい、その御衣装を着て見せてお呉れ」
「お手伝い致しましょう」
 おその[#「その」に傍点]がいそいそと立って来た。

[#8字下げ]四[#「四」は中見出し]

 紋服に麻裃、新刀ではあるが拵え尋常な大小に金子五十両、それに一通の手紙が添えてあった。

[#ここから2字下げ]
 冠省お約束の品々お届け仕り候、差添え候金子は拙者の寸志に候えば遠慮なく御遣い捨て可被下《くださるべく》候。……御母上御快方にも向われ候わば、拙宅まで御入来のほど待入候。
[#ここで字下げ終わり]

 文面にはそう認《したた》めてあった。
 金子まで恵まれることは、普通なら武士として忍び難いことではあったが、このどたん[#「どたん」に傍点]場では干天の慈雨に等しい、……三右衛門は手早く金子を片付けると、衣服を着替え、裃を着け、竹光の刀を戸棚へ押込んで大小を帯した。……眼も動かさず見守っていた母よりも、手伝っていたおその[#「その」に傍点]が先ず、
「まあ、……お立派ですこと……」
 と息を引くように叫んだ。
「もっとこちらへ来てごらん」
 母は感動に顫える声で云った。……もう視力が衰えているのであろう、三右衛門が近々と寄って坐ると、見上げ見下ろし、しながら、痩細った手を伸ばして折目正しい袴の襞《ひだ》へ触れるのであった。
「お立派なこと、お立派なこと……」
 母親の眼は大きく瞠かれた。
「これで母も安心しました、……もう、思い残すことはありませぬ。……さあ、祝いましょう」
「……母上、どう遊ばします」
 突然、母が起上ろうとしたので、三右衛門とおそのは驚いて左右から抱支えた。
「母上、お体に障ります」
「なんの、三右衛門が出世したのじゃもの、祝いをしなければなりませぬ、……五十家が世に出るのじゃもの、……嫁女……早う」
「母上、母上!」
「なにをしていやる、嫁女」
 そう云いながら、もう母の眼は失神したことを示していた。
 おその[#「その」に傍点]が医者を呼びに走った。
 一旦は持直したものの、安心しきった気落ちであろう、それから二日のあいだ昏々と眠って、遂に母親は亡き人となった。
 三右衛門の哀傷をここに記すことはあるまい。信十郎から贈られた金子で野辺の送りも済み、借財なども片を付け、初七日の法会が終った翌る朝。……彼は久方振りに風呂へ入ったり、髪結床へ行ったりして、すっかり身装を整えたうえ信十郎の屋敷を訪れた。
 客間で暫く待たされた後、先日使者として来た河加部郷介の案内で奥まったひと間へ導かれた、……そこは居間とみえて、寛《くつろ》いだ信十郎が小机に向っていた。
「おお見えられたか。さ、ずっとお寄りなさるがよい、斯様な姿で御免蒙る」
「拙者こそ御無礼仕る、……先日は不躾けなお願いをお怒りもなく、御厚志まことにお礼の申上げようもございません」
「いやいや、些細なこと、その話はこれきりにしましょう、……して御老母は」
「遂に死去仕りました」
「……それは、なんとも御無念な。……いつでござったか」
「昨日が初七日でございました。……お蔭にて形ばかりですが出世の姿を見せることが出来、母は心から歓びながら逝きました。……最期に些かながら孝行の真似事が出来ましたのも、みな御貴殿のお志です、この御恩はなにごとに代えても忘れません、……就てはその節お恵みにあずかった金子ですが」
「その話はもう済んだこと」
 信十郎は手を振りながら、
「拙者としては出来るだけの事をしたまで、もうそんなことは止めに致しましょう。幸い七日の忌も明けたとあれば差支えあるまい、お近付きの印に一盞おつきあい下さらぬか」
「酒は嗜みませぬが……」
「いや、ほんの真似事でござるよ」
 信十郎は席を変えましょうと云って立った。
 庭続きに一棟、大きくはないが数寄屋造りの建物がある、導かれて行くと、そこには美しい侍女が酒肴の支度を調えて待っていた。三右衛門は酒の呑めない質《たち》なので、……相対して坐ってもなんとなく息の詰る感じだった、尤も五十両という大金に就て、返済の算段を相談する積りだったのに、その機会を与えられない心苦しさもある。
「さあお楽に、拙者も崩しますから」
「さあ、この方が勝手です」
 三右衛門は堅く両手を膝へ置いた。
 両三度酌をすると、侍女は会釈をして去って行った、それを待兼ねていたように、三右衛門は容《かたち》を改めて、
「諄《くど》いようではござるが、過日お恵みに与《あずか》った金子に就て、一応拙者の考えをお聞き願いたいのですが……」
 と云った。

[#8字下げ]五[#「五」は中見出し]

「そんなにあの金が気になりますか」
「気になるならぬではありません、申せば頂戴する理由のない金子、本来なればあのまま直ちにお返し申上ぐべき筋なのですが、先夜も申上げたような事情にて、母の見送りも満足には出来ぬ状態の折ゆえ、心ならずも御厚志に甘えた次第です。なんとしても御返済申上げねばならぬのですが、御承知のような」
「まあお待ちなさい」
 信十郎は盃を措いた。
「それを伺うまえに拙者の方から改めてお願いがあるのです。是は先日の僅かな贈物とは別に聞いて頂きたいのだが」
「お伺い仕りましょう、拙者の身に適うことなればなんなりと」
「仔細は申せぬが」
 と信十郎は半眼に相手を見て、
「人を一人斬って頂きたいのです」
「…………」
「仔細が申せぬという理由は、当家の秘事に関しているからです。……当の敵は家中の宿老にて、御家を誤る奸悪の者です」
「…………」
「事を無事に収めようと苦心を重ねて来たのですが、彼は君寵|篤《あつ》く、宿老の権力を握って動かず、御家の危機は切迫する許り、この上はもう刺殺する他に手段なしというところまで来ているのです。……むろん、同志の面々は競ってその役を引受けようとしますが、老臣を刺す以上己も自裁しなければなりません、しかし御家にとってはいま一人と雖も喪いたくない時です。それで、……貴殿を武士と見込んでお願い申すのだが、どうであろう」
「……は」
「貴殿なれば失礼ながらお身軽、討って立退けばそれまで、御迷惑のかからぬ処置は必ずつけます」
「…………」
「孝心深き人は義理も驚き仁、そうお信じ用してのお願いでござる、如何であろうか」
 三右衛門は殆ど茫然とした。
 余りに重大な頼みである、信十郎の人柄には心から畏敬を感じているし、過日の恩義も忘れることの出来ないものだ、しかしこのまま信十郎の言葉を信じて宜いものだろうか、藩政の秘事に関すると云うからには仔細を糺《ただ》す訳にはいかない、やるなら相手の言葉をそのまま信ずる他にないのである。
「いや、これは御返辞のないのが尤も」
 急に信十郎は苦笑して云った。
「貴殿の御風格の頼母しさに思わず由なき願いを仕った、他意はござらぬ、唯々同志の者を徒《あだ》に喪いたくないと存じたからの一存でござる、お忘れ下さい」
「いやお待ち下さい、拙者にも」
「いやいやもう宜しい、家中の事は家中で始末すべきが当然、是非お忘れ下さい」
「新山氏、改めてお願い仕る」
 三右衛門は眉をあげて云った。
「孝心ある者はと仰せられた、唯今の御一言でお信じ致します、万分の一の御恩報じにもなれば仕合せ、お役に立ちましょう」
「おやり下さるか」
「浪々の体ひとつお心に任せます、相手の名と討つべき手頼《たより》をお指図願いたい」
「相手は老職曽我忠左衛門、屋敷は寺町の北通りにあります、登城下城の供廻りは厳重で手が出せません、却って敵の虚を衝いて正面から屋敷を訪れ、面談の折に機を現われるが究竟《くっきょう》と思います。……幸い貴殿には誰にも知られて居らぬから好都合、江戸表からの密使と申せば必ず会います」
 信十郎はひと膝進めて、
「目的を果されたら、此処が客間としてこの庭をこう」
 と扇子の要尻《かなめじり》の方で畳へ図をひきながら、脱出する道順を精しく説明した。
 打合せを終ってから、午《ひる》の食事を共にして新山家を辞した三右衛門は、石のように重い心を抱いて長屋へ帰って来た。……決心して引受けたものの人ひとりを斬るということは軽くない。……死に瀕した母の心を安堵させて呉れたうえ、五十金という多額な金を恵んで呉れた信十郎の気持は、こちらの孝心に感動した表われであろう、その感動した心がそのままこちらへ大事を頼む気を起させたに違いない。……そう思えば些かも疑問は残らぬ筈であるのに、なぜか三右衛門の気持は割切れぬものを含んでいた。
「……お帰りなさいまし」
 おその[#「その」に傍点]が待兼ねていたように迎える声で、初めて三右衛門は家へ戻ったことに気付いた。
「お会いなさいまして? ……お金のことはよくお話がつきましたの?」
「あとで、あとで話します」
 三右衛門は逃げるように云った。
「少し眠りたいから独りにさせて下さい、いや寝床は自分で取ります、構わずに抛って置いて下さい、……またあとで」
 そして家のなかへ入って了った。

[#8字下げ]六[#「六」は中見出し]

 燭台を隔てて、三右衛門はいま曽我忠左衛門と対座している。
 忠左衛門は六十になろうか、陽焦《ひや》けのした顔には深く皺を畳み、半白の濃い眉毛が落窪んだ眼の上へ垂下っている、しかし肩は牡牛のように逞しく、節高な指は百姓のように強い弾力を持っていた。……密使と云って人払いがしてあるので、広い屋敷のこの客間には二人きりしかいない。
 残んの蛾が一匹、燭をはためかせた。
「使の趣、承ろう」
 忠左衛門が促した。
 三右衛門は相手の眼をひたと見詰めていたが、急に脇差を取って遠くへ投げて、丸腰になったことを相手に示して置いて、
「江戸表からの使者とは偽りです」
 と云った。
「…………」
「私は名もなき貧浪士です、こなた様のお命を頂くために推参した者です」
「……ほう」
 忠左衛門の落窪んだ眼がきらりと光った。
「それなら、なぜ脇差を投げた」
「真実が知りたいからです。御老職、……こなた様は御当家にとって忠臣ですか、それとも悪臣ですか、……愚かなお訊ねですが、こうお訊き申すより他に法を知らないのです、武士として偽らぬ御返辞を伺わせて下さい」
「……珍しいことを訊かれる」
 忠左衛門の唇が心持ゆがんだようだった。
「刺客の身で当の相手に忠臣か悪臣かを糺すのは面白い、名はなんと云われるか」
「五十三右衛門と申します、佐竹浪人です」
「新山にはどんな義理があるのか」
 老人の声は三右衛門の胸のまん中を射止めた。……明かに三右衛門は狼狽して、
「いや! 新山、新山殿とやらは拙者、一向に存じません」
「そうか。……そうか」
 老人は強いて抗《かま》わず、領きながら暫く黙っていたが、やがて静かに云いはじめた。
「いま当藩では、お世継の問題で二派の論が紛糾して居る。……御当代様には御世子が在《おわ》さぬので、御一族水野平十郎様御二男をお迎え申すことと、是は御当代様の御意で数年まえに決定して居った。……ところが、ここに一派の野心ある人々が、新たに御当代様の弟君、兵庫様を立てて世継に直すべしと唱え出している、むろん、……順序とすれば弟君を立てるのが自然であるが、兵庫様は御病弱にて、医師どもは御寿命も幾許《いくばく》か知れずと申上げるほどなのだ、そのため御親類水野家の長十郎君をお迎え申すことに決定していたのだ」
 三右衛門はぐっと唾をのんだ。
「ではなぜ、今日になって兵庫様をお直し申そうと云う議論が出たのか。……権力じゃ、……己等の力で藩主を守立て、政治の権力を握ろうとする野心が因《もと》なのだ」
「それで、……それで御老職には」
「この老人は、兵庫様をめぐる一味にとって舌上の癌であろう、彼等から見れば、この老人もまたお世継を壟断《ろうだん》して権力に執着すると見るかも知れぬ。……五十氏とやら、しかし」
 と老人は語調に紊《みだ》れもせずに云った。
「老人は、一藩の大事を行うに他人の手を借りるようなことはせぬぞ」
「…………」
「まこと忠義の心を以て謀殺すべしと思ったなら、君家のため自ら一命を抛って当るべきではないか」
「…………」
「縁もなき浪士を雇って死地に行かしめ、自分は口を拭って身を保とうとする、それが君家に忠たる武士のすべきことであろうか、ばかな! 下司《げす》でもせぬ事じゃ」
 三右衛門は濶然と胸へ風の吹通うのを覚えた。……これだという気持である、刺客の役を引受けながら、どうにも疑心を払いきれなかった気持が、ようやく眼の前に割切れた感じなのだ。……三右衛門は膝を進めて、
「お言葉よく分りました。それでは新山氏は兵庫様を戴く一味の御仁でございますか」
「盗賊にも劣るやつ[#「やつ」に傍点]じゃ」
 老人は不快そうに首を振って、
「貴公は彼に金でも借りて居るか」
「は、……いえ、……実は」
「この老人は貴公を武士とみた、貴公の真正直な魂にうたれたゆえ、藩の秘事まで打明けたのだ、隠さずに話すがよい」
「……まことにあれでございますが」
 三右衛門は赤くなりながら、
「それを申上げる前にお願いがございます、どうぞ向う十年を切って四十金拝借させて頂きとうございます」
「新山に返すのか」
 老人は微笑した。
「よし貸して進ぜよう、……だが、あの屋敷へ参るなら、物の蔭、襖の奥に注意するがよいぞ」
「……は?」

[#8字下げ]七[#「七」は中見出し]

「貴公なら念にも及ぶまいが、下司は下司なりの智恵をもって居る、まあ行ったら忠左を仕止めたと申してみられい、……それで新山の本心が分るであろうから」
 老人はそう云って人を呼んだ。
 四十両の金子を借りて油屋辻の家へ戻った三右衛門は、新山から借りていた衣服、裃を畳み、五十両の紙包を拵えて大小と共に包んで、自分は元の継ぎだらけの袷に襞の擦切れた袴を着け、竹光の刀を差込んで新山信十郎の屋敷を訪れた。
 もう黄昏《たそがれ》であった。
 あまりに薄汚れた姿をみて、家来はちょっと取次を躊《ためら》う様子だったが、それでもやがて客間へ通された。……信十郎は足早に出て来たが、坐るより早く、
「首尾はどうであった、まだ行かれぬか」
「行って参りました」
 相手の言葉を遮って三右衛門が云った。そして包をそれへ押しやりながら、
「是は御恩借の衣類大小、金子五十両でござる、お受取り下さるよう」
「ばかな事を、是は元より拙者から」
「いやお受取り下さい」
 三右衛門は押返して云った。
「お約束の通り、曽我御老職のお命は頂戴いたしました、また拝借の衣類金子も御返済した訳です、このうえはただ御当地を立退くだけでございますが、……貴殿に御異存はございますまいな」
「むろん、異存などあるべき筈はないが」
 信十郎はなぜか不審げに、
「しかし、老職を仕止められたと云うのは事実でしょうな、いや疑う訳ではない、ただ何処でどのように致されたか念のために伺いたいが」
「お指図通りです、面会を求めてお居間へ通り、人払いのうえ一刀の下に仕りました」
「それはお見事な、して別に危険もなく脱出られたか」
「御覧の如く此処に居ります、……これで過日の御恩は相殺されたと思って宜しゅうございましょうか、宜しかったらお暇仕りたいが」
「お急ぎなれば強いてお止めは申さぬが……」
「では御免」
 会釈して立上る刹那だった。
 三右衛門の背へ、抜討ちに一刀、信十郎の大剣が必殺の光を飛ばした。
 あっ[#「あっ」に傍点]という声と、ばりッ[#「ばりッ」に傍点]と物の裂ける音と、烈しい足音が同時に起って、三右衛門の体は襖ごと隣室へ脱し、抜刀の武士が五人、襖の蔭からはね飛ばされて四方へ散っていた。
 信十郎の剣気を感じたとき、
 ――物の蔭、襖のうしろに注意しろ。
 そう云った忠左衛門の言葉を思出したのである、だから信十郎の抜討ちに備えるより疾く彼は襖の蔭へ体当りを呉れたのだ。
「……信十郎、心底見たぞ」
 三右衛門は竹光の柄に手をかけた。
「拙者は馬鹿正直で佐竹を浪人したが、此処では命を失おうとした、六年の浪人生活でも知ることの出来なかった世間の表裏を、今度こそ初めて知ることが出来た、……刀を退け、拙者を斬るには及ばない」
「…………」
「曽我忠左衛門殿は無事だ、この三右衛門を斬ったところで、貴公の悪事を闇に葬ることは出来ぬぞ」
「さては、……寝返ったな」
「真の心は世間の表裏を知らずとも通じ合う、馬鹿正直の一徳だ、退け!」
 信十郎はちら[#「ちら」に傍点]と左右へ眼配せをした。
 四隅から、家士が一時に斬って出た。……おどろな足音と、入乱れる影を縫って、絶叫と悲鳴が飛んだ次の刹那に、家士の二人は顔を押えながらのめり[#「のめり」に傍点]、三右衛門は竹光を右手に構えて、元の場所に立っていた。……ひき裂けるような叫喚の次に来た白々とした静かさ、……ほんのひと呼吸《いき》の間であったが、その静かさのなかへ、
「御上使、……御上使にござります」
 と叫びながら、玄関の方から走せつけて来る者があった。
 信十郎の面上からさっ[#「さっ」に傍点]と血の気が退くのを見ながら、三右衛門は脱兎のように脇玄関の方へ走っていた。

 矢矧橋を渡りきったところで、三右衛門は足を停めた。……おその[#「その」に傍点]は肩で息をしながらおろおろと絶望的に男の眼を見上げた。
「……母の、遺骨の守を、頼みます」
「…………」
「帰って来ますから」
 娘は狂おしく男の方へ手をさし伸ばした。三右衛門は火にでも触るように、柔かい娘の指に触れながら云った。
「きっと帰ります、……借金があるのです、……貴女にも、むろん、……本当です。今度とそ生きる道がみつかりそうです」
 まるでしどろもどろだ。……娘は三右衛門の言葉が聞えるのか聞えないのか、ただ眼いっぱいに男を見詰めながらわなわなと震えている。
「母の……遺骨壺の下に、三十両包んでありますから、拙者が帰るまでなにかの足しにお遣い下さい。……もっとなにか話して置くことがありそうだが……ああそうだ、若しなにか困ることがあったら、御老職の曽我忠左衛門様を訪ねて御相談して下さい。きっと親切にして呉れますから、……五十三右衛門の、許婚《いいなずけ》だと云って……」
 三右衛門は娘の手を押しやった。
「では、これで暫くお別れです、健固に」
「…………」
「すぐに手紙を出します、……では……」
 男の姿が遙かに遠のいてから、娘はふらふらと惹かれるように四五間追った。……しかしもう間に合わぬと知ったか、
「……待っています、三右衛門さま」
 と初めてにしめった声で呟いた。
 三右衛門が、曽我忠左衛門に呼戻されたのはその翌年の春のことであった。……岡崎藩は大監物忠辰《だいけんもつただたつ》が死んで、養嗣子長十郎|忠任《ただとう》が家を継いでいた。兵庫を擁立しようとした一味は、それぞれ処置を受け、新山信十郎は放逐された。……おその[#「その」に傍点]が三右衛門の妻に迎えられたとここに記すのは蛇足であろう。



底本:「浪人小説集」実業之日本社
   1976(昭和51)年4月10日 初版発行
   1979(昭和54)年7月15日 四版発行
底本の親本:「雄弁」
   1940(昭和15)年4月号
初出:「雄弁」
   1940(昭和15)年4月号
入力:特定非営利活動法人はるかぜ

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