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  • 黄色毒矢事件

harukaze_lab @ ウィキ

黄色毒矢事件

最終更新:2019年12月15日 04:22

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黄色毒矢事件
山本周五郎


【テキスト中に現れる記号について】

《》:ルビ
(例)春田龍介《はるたりゅうすけ》

|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号
(例)年|春田龍介《はるたりゅうすけ》

[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定]
   (数字は、JIS X 0213の面区点番号またはUnicode、底本のページと行数)
(例)※[#感嘆符二つ、1-8-75]


[#3字下げ]一、超爆液の危機[#「一、超爆液の危機」は中見出し]

 少年|春田龍介《はるたりゅうすけ》が、ふとした機会から、探偵界に足をふみ入れて以来、早くも三年の月日がたった。その間、実に多くの重大事件を扱っているが、中にも「黒|襟飾《ネクタイ》組事件」や「骸骨島《がいこつとう》の冒険」や「頸飾《くびかざり》紛失事件」などは最も有名なもので、かの凶悪ビショップ・ヤンセンと火花を散らしての一騎討は、今でも読者諸君の中に記憶しておられる方が多いことと思う。
 最近においては鉄甲《てっこう》魔人軍を向うにまわし、乾坤一擲《けんこんいってき》の争いをして遂《つい》にこれを屠《ほふ》り帝国の危機を間髪のうちに救った。それ以来家にあって、勉学に身心の鍛練に余念なく、しかもなお父春田理学|博士《はかせ》の研究室には、なくてならぬ助手として、寸暇のないその日を送っていたのである。ところが、ここに意外な重大事件が突発して、再び龍介少年の活躍をまたねばならぬことになった。八月五日の朝のことである。朝食の後、父博士や妹の文子《ふみこ》と共に、ベランダで珈琲《コーヒー》を啜《すす》っていると、書生があわただしく駈《かけ》つけてきて、
「龍介様に御来客でございます。重大事件でお眼にかかりたいと申されますので、応接間の方へお通ししておきました!」と知らせた。
「よしすぐに行こう!」龍介は残りの珈琲をぐっと呷《あお》ると、父に挨拶《あいさつ》をしてベランダを出ていった。応接間には顔色|蒼白《そうはく》になった一人の青年が待っていたが、入ってくる龍介を見つけると、慌《あわ》てて椅子《いす》からたちあがり、取乱した様子で、
「ああ、あなたが春田龍介さんですか?」
「僕、龍介です!」
「大事件です、実に一刻を争う事件が――」
「まあ、かけましょう」龍介は相手の急《せ》きこむのを抑えながら、卓子《テーブル》に向い合ってかけると、手帳と鉛筆を取りだして、静かに質問をはじめた。
「お名前は?」
「米川良三《よねかわりょうぞう》と申します。旗野《はたの》特殊火薬研究所の所長、旗野理学博士の秘書です」
「事件は?」
「国防上の重要な機密品が、怖《おそ》るべき怪賊のために危険に瀕《ひん》しているのです。そればかりでなく、惨忍《ざんにん》きわまる殺人が行われるのです――こういう私もいつ殺《や》られるかわかりません!」絶えず怖ろしそうに、身顫《みぶる》いしながら語る米川秘書の言葉を聴くと、龍介の眸《ひとみ》はきらりと輝きをました。
「くわしく話して下さい!」
「こうなのです」米川秘書は話しだした。

×

 旗野理学博士は、陸海軍の委嘱をうけて、三十年このかた、或《あ》る種の爆発薬の研究をつづけてきた。その間、失敗に失敗が重なって、それでなくてさえ不自由な博士の体は(博士は傴僂であった)まるで骨と皮ばかりになってしまったが、その苦心が酬《むく》いられてか、最近ついに、世界|稀有《けう》の新爆薬を発見するにいたった。
 それは仮に「超爆液」と名附けられている液状火薬で、その威力は眼薬の壜《びん》ほどの分量があれば、超弩級《ちょうどきゅう》戦艦の一|隻《せき》ぐらいは木葉微塵《こっぱみじん》に吹飛ばしてしまうという、実に恐るべきものであった。もちろん博士のこの発見は極秘のもので、その合成法を明細に記録した分析表は、紫色の大封筒に入れて、研究室内の大金庫の中へ厳重に納められてあった。
 ところが、その分析表が盗まれたのだ!
 世界空前の新武器、戦術上に革命を投与えたといわれる恐怖の「超爆液」が、旗野研究所の大金庫から盗み出されてしまったのだ。

×

 さすがにこれを聴いて、龍介の顔色も変った。
「盗まれたのを発見したのは誰ですか?」
「博士です!」秘書は顫え声でつづけた。
「毎朝、博士は、大金庫をあけて、分析表の所在を慥《たしか》めるのが例なのです。ところが今朝、私が出勤しますと、夜番の木下老人と、宿直にあたっていた大山という助手が殺されていたのです。そこで博士が急いで金庫をあけて慥めますと、紫色の封筒はありましたが、中には分析表はなくて、一枚の白紙がはいっていたのです!」
「二人の殺されたのはなんです、拳銃《ピストル》ですか?」
「ああそれが――」秘書は身顫いしながらいった。
「黄色い羽根の矢で射られたのです、黄色い毒矢です!」秘書の言葉が終るかおわらぬ瞬間、ひゅっ! というぶきみな音がしたと思うと、どこからか、一本の黄色い矢が飛んできて、ぶすっと米川秘書の胸へ突刺さった。
「おお、黄色い毒矢だ!」
「あっ※[#感嘆符二つ、1-8-75]」龍介が振向くと、庭に面した窓からすっと消えた影があった。急いで駈よって秘書を抱起したが、もう駄目だった。毒矢は、みごとに心臓部を突刺しているので、手のほどこしようがない!
「よし、僕が敵《かたき》をとってやろう。超爆液の分析表もかならず取返してみせるから、安心して眠り給《たま》え!」そういうと共に、龍介は憤然と立あがった。

[#3字下げ]二、第四の毒矢[#「二、第四の毒矢」は中見出し]

 それから三十分の後。
 龍介は拳骨壮太《メリケンそうた》と二人、自動車を月島埋立地へ乗つけていた。旗野特殊火薬研究所というのは、埋立地九号にあって、灰色|煉瓦《れんが》の古色|蒼然《そうぜん》たる二|棟《むね》の建物から成立っていた。
「あの小さい方が博士の住居《すまい》だ、博士はあすこに下男と二人きりで生活している。こっちの大きい建物が研究所だが、なんとなく全体に陰惨な感じだな」
「煉瓦の色が墓石みたいに見えますぜ」
 壮太がかたわらから口を添えた。今日は洒落《しゃれ》も出ないらしい。
「よく注意してい給え、いつどこから毒矢が飛んでくるかわからない。うっかりしているとやられるからね!」
「ようござんす!」
「じゃあ行こう」龍介は先に立って進んだ。
 研究所の玄関の扉《ドア》をあけると、受付にいた老人が慌てて立上った。
「春田龍介という者です、博士のお使いを頂いて伺ったのですが?」龍介が名刺を出すと、老人は何やらいいたげに、そわそわと手を揉《も》みながら、
「あなたが探偵さまですな。では、その、儂《わし》は、あなたに、先生様のことで、お話ししておかにゃならぬことが……」とぎれとぎれにそこまでいいかけたが、急にぴたりと口をつぐんで、そそくさと龍介の名刺を持って奥へ入って行った。
「妙な爺《じじ》いですね」
「あれも毒矢に怯《おび》えているのだろう」
 龍介が低い声で答えると、そこへ老人が戻ってきて、こちらへ! と案内した。老人の後について廊下をゆくと、廊下の突当りに所長室がある。鉄板を張つけた、厚い厳重な防火扉《ぼうかドア》をあけて、中へはいると、いきなり、
「遅い遅い、何をしとったのか※[#感嘆符疑問符、1-8-78]」と喚《わめ》きながら立上ってきた者がある。それが旗野理学博士だ。身丈《みのたけ》四|呎《フィート》あまり、生れつきの傴僂で胸がつき出ている上に、脊中《せなか》には醜い肉瘤《にくこぶ》がある。濃い髭《ひげ》が顔中を埋めて、二つの眼は鷲《わし》のように鋭く光っている。これが日本の国宝ともいうべき、火薬学の権威である。
「春田というのは君か」博士は学者らしい横柄《おうへい》な口振でいった。
「君の噂《うわさ》は二三聞いて知っとる、それについてこん度たのんだのじゃが――米川はどうしたかね?」
「黄色の毒矢で殺害されました」
「な、何じゃと※[#感嘆符疑問符、1-8-78]」
 龍介の言葉に愕然《がくぜん》とした博士は、どやしつけられたように後《あと》へさがった。龍介は二三歩進みよって、
「博士、すぐに捜査に取かかります、どうか事件の経過をお話し下さい」
「よ、宜《よろ》しい、よろしい!」
 博士は驚きのためにわなわなと顫える足を踏しめながら、ようやくにして大卓子《おおテーブル》を間に、龍介と向合ってかけた。壮太は壁際《かべぎわ》の椅子に控えている。
「今朝、朝食をしまって煙草《たばこ》をすっていた時じゃ、米川秘書が顔色を変えて飛んできて、夜番と宿直が殺害されているという。それで吃驚《びっくり》してきてみると、夜番は庭先に倒れ、宿直の大山という男はこの室《へや》の扉口《とぐち》で倒れている、いずれも黄色い毒矢のただ一撃で即死だ。それから急いで金庫をあけてみると、紫色の封筒はあったが、中に入れておいた分析表がなくなって、白紙が一枚はいっていたのじゃ!」
「分析表の所在を知っているのは、誰《たれ》と誰《たれ》ですか?」
「儂と米川秘書の二人ぎりじゃ」
「昨夜《ゆうべ》から今朝へかけて、怪しい人物の出入《でいり》はありませんか?」
「この埋立地九号は独立した一区劃で、外へ出るには唯《ただ》一つの橋をわたらなければならぬ。もし怪しい人物の出入があれば、儂の書斎の窓からも見えるし、儂の下男も気付かぬはずはないから、恐らく外からきた者はあるまいと思う!」
 龍介は、なにやら手早く手帳にかきとめた。
「現在ここにいるのは何人ですか?」
「研究が終ったので、三月前《みつきまえ》に研究生はみんないなくなったから、死んだ三人(夜番、宿直、米川)の外に残っているのは、儂と下男と、村瀬という助手の三人だけじゃ!」
「その村瀬という人を呼んでいただけますか?」
「宜しい!」
 博士は呼鈴のボタンを押した。二度、三度――。しかしいくら待っても人のくる気配がない。
「ちょっと見てくる!」博士は立って室《へや》を出ていったが、凡《およ》そ三十秒も経《た》ったと思うと、狂人のようになって駈戻ってきて、扉口《とぐち》に立《たち》はだかったまま、
「死んどる、村瀬も死んどる!」と絶叫した。龍介は椅子からとび上ると、博士の腕をひっ掴《つか》んで、
「何処《どこ》です、案内して下さい!」
 と叫びながら廊下へ出た。

[#3字下げ]三、恐怖の影は迫る![#「三、恐怖の影は迫る!」は中見出し]

 所長室から二十|碼《ヤード》ばかり離れた、小さな助手室に、村瀬という青年が倒れていた。
「黄色の毒矢だ!」
 青年の脊中から心臓を突刺して胸へ出ている黄色い矢をみると、龍介は身顫いしながら呟《つぶや》いた。傷口からはまだ血が流れ出ているから、ほんの今の間《ま》のことに違いない。
「犯人はこの建物の中にいる!」
 龍介が叫んだ。
「とすると、分析表もまだこの建物の中にあるのじゃなかろうか?」
「そうです博士!」龍介が力強く頷《うなず》いて答えた。
「紫色の封筒の中から分析表を抜出したが、意外に早く発見されたので、犯人は外へ逃げることができず、この建物の中にどこかへ一時隠しておいたのでしょう。それで犯人は我々を殺し、その隠しておいた分析表を持出して、逃げようとしているに違いありません!」
「そうじゃ、きっとその通りじゃ」博士も幾度か頷いた。
「きっと、犯人も分析表も、この建物の中にあることじゃろう!」
「とすると?」龍介は立上った。そしてなにか考えをまとめるように、室《へや》の中を行ったりきたりしていたが、やがてふいに、
「誰だ※[#感嘆符疑問符、1-8-78]」と喚きざま、扉《ドア》に跳《おど》りかかってぐいと引あけた。すると、今までそこに立聞きをしていたらしい一人の男が、はずみを喰《くら》って室《へや》の中へ転げこんできた。
「や、貴様|吾八《ごはち》じゃないか?」博士がとび退《の》きながら叫《さけ》んだ。転げ込んだのは、さっき玄関で龍介と会った例の下男であった。
「貴様そこでなにをしておった※[#感嘆符疑問符、1-8-78]」
 博士は猛烈な怒りで拳《こぶし》を顫わせながら喚きたてた。下男は、恐怖で蒼白《あおじろ》くなった顔を龍介の方へ振向けて、
「わ、わ、私《わし》は、その、その……」と何《なに》か救いを求めるようにいいかける、博士はそれを叩《たた》き潰《つぶ》すような勢《いきおい》で、
「出て行け! 貴様などのくる幕ではない、今は国防上の重大危機なのじゃ、ええくそっ! 出て行かぬか※[#感嘆符疑問符、1-8-78]」
「は、は、はい、はい!」下男の吾八は縮みあがって室《へや》を出てゆこうとする、龍介は傍《そば》でそれを見ていたが、この時急いで、
「ちょっと待って下さい、僕がすこし訊《き》きたいことがあります!」と声をかけた。博士は心外らしく、
「なに? この下男に訊くことがあるって※[#感嘆符疑問符、1-8-78]」
「そうです!」
「じゃ儂は向うへいっとる、こんな下らぬ男に係合っている暇はないわい!」
 博士はそういうと、ぷんぷんしながら部屋を出て行った。
「こっちへき給え!」龍介が促すと、下男は恐る恐る近寄ってきた。なにか非常な恐怖に襲われているとみえて、額にはふつふつ脂汗《あぶらあせ》が滲《にじ》み出ている。
「さあ話し給え! さっき玄関で会った時も、君はなにか話したそうだった。遠慮なくいいたいことをいい給え」
「は、はい、実は、その、恐ろしいことなので、ございます、はい、実に、じつに恐ろしい」
「恐ろしいことは分っている、なにが恐ろしいのか、はっきりいい給え!」
「それが、実は……」いいかけたとたん、何をみたか、下男はさっと顔をひき歪《ゆが》めながら、
「あ、あ、助けて※[#感嘆符二つ、1-8-75]」と喚いて両手を振った、吃驚《びっくり》して龍介が椅子を立つ、刹那《せつな》! ひゅっ[#「ひゅっ」に傍点]と音がして、どこからともなく飛んできた一本の矢が、むざんや下男の心臓のまっ唯中へぐざっ! と突刺さった。
「あっ※[#感嘆符二つ、1-8-75]」
 身を引く。とたん、更に壮太をめがけて、ひゅっ! ひゅっ※[#感嘆符二つ、1-8-75] とつづけざまに二本の毒矢が飛んできた。龍介はとっさに壮太の腕を掴んで、室《へや》の隅にある書棚の蔭へ倒れこんだ。
 ひゅっ! ひゅっ! ひゅっ※[#感嘆符二つ、1-8-75] 毒矢は書棚の蔭を狙《ねら》って、さらに三本まで飛んできた。しかし届かぬと見たか、やがてそれは止まった。
「どこも、うたれなかったか?」
「大丈夫です!」答えたが、さすがに拳骨《メリケン》壮太の顔色が蒼い。手足もがたがた顫えていた、書棚の蔭を出ようとすると、廊下の彼方《かなた》から、
「きゃあ――っ!」という悲鳴が聞えてきた。
「あ、博士が危険だ」龍介はポケットから拳銃《ピストル》を引抜くと、脱兎《だっと》のように助手室をとび出した。

[#3字下げ]四、分析表発見[#「四、分析表発見」は中見出し]

 所長室へ駈つけてみると、博士が倒れている、走り寄って抱起すと、
「き、黄色い毒矢だ」と顫えながら叫ぶ、見ると大卓子《おおテーブル》の上に二本まで毒矢が突刺さっていた。幸い、博士の体には間ちがいがなかった。
「大丈夫です、お怪我《けが》はありません」
「そんなことは分っとる、それより早く!」博士は体をはね起しながら、
「早くさがし出してくれ、犯人がこんなに儂達に附纏《つきまと》っている以上は、かならず分析表がここにあるに違いない、早くさがし出してくれ!」
「承知しました!」龍介も必死の勢《いきおい》で立上った。
 ああ、毒矢を構えて迫る、兇悪《きょうあく》無残な犯人を向うにまわして、龍介は果してよく分析表を掴み取ることができるだろうか?
「博士、金庫をあけて下さい!」
 金庫があけられた。
「壮太君、君はこの拳銃《ピストル》を持って警戒にあたってくれ給え、怪しい奴《やつ》が見えたら、構わずぶっ放して宜しい」
「よしきた!」壮太は龍介から拳銃《ピストル》を受とると、室《へや》のまん中に突立って曲者《くせもの》きたれと待構える。龍介は金庫へ近寄っていった。
「分析表の入れてあった封筒は?」
「これじゃ」博士の取出した紫色角形の大封筒、龍介は受取って裏表を精密に調べた後、中から分析表とすり換えてあったという白紙を引出した。
「何のために、こんな白紙を入れておいたのだろう、さっぱりわからん」
 呟きながら龍介は、それを卓子《テーブル》の上へおいて、ふっと、振返ろうとした時、あやまって卓子《テーブル》の上に立っていた花瓶を倒した。
「や、しまった」急いで花瓶を起したが、卓子《テーブル》の上は一面の水だ、慌てて龍介は、いま封筒の中から引出した白紙を、その水の上へ伏せた。
「私が片附けやしょう」と壮太が近寄ってくる。
「大丈夫、もうすんだよ!」
 龍介は水を拭《ふ》いた白紙をポケットへ捻《ね》じこむと、大股《おおまた》に窓の方へ行った。そしてしばらくそこでなにか考えていたが、やがて大股に帰ってきて、博士の前に立って、決然と叫んだ。
「博士、分析表を発見しました!」
「え※[#感嘆符疑問符、1-8-78]」博士は、はじかれたように跳上った。
「ほ、本当か、ほんとうかね、君※[#感嘆符疑問符、1-8-78]」
「二十分以内に博士へおわたしいたします、壮太君!」龍介は壮太を呼んで、手早く手帳の一枚へ何か書つけると、それを引破って壮太にわたした。
「用件はこれに書いてある、大至急でやってくれ給え!」
 壮太が勇躍して出ようとする。
「どこへやるんだね※[#感嘆符疑問符、1-8-78]」
 博士が気遣わしそうに訊いた。
「分析表はいま国外へ持去られようとしているのです、早く手をまわさぬと取返しがつきません! 急げ壮太君!」
「合点だ!」壮太は手帳の一片を掴んで、疾風のように外へ出ていった。
「しかし、しかし、本当に分析表を発見したのかね、春田君?」
「勿論《もちろん》です、あとはただ犯人を発見するばかりです、捜査をつづけましょう」龍介はそういって、所長室を出ていった。旗野博士は自分の椅子へどっかりかけると、しきりに手を揉《も》みながら、龍介の捜査を心配そうに待っていた。
 玄関の方でなにかに釘《くぎ》を打つけるような音がしていたと思うと、やがて龍介はにこにこしながら戻ってきた。
「犯人もみつかりました!」という。
「え※[#感嘆符疑問符、1-8-78]」
「あと十分、そうすれば犯人を博士の眼の前へ引ったててご覧にいれます!」
 そういって龍介はからからと笑った。そして博士と向い合って、どっかりそこへ腰をかけた。一分――三分――五分。
「もう二|分《ふん》ばかりですね」と龍介が呟いた時、玄関からどやどやと、壮太を先頭に三名の警官が踏こんできた。その内の一人は湯川《ゆがわ》警視総監であった。
「な、何《なん》だ、どうしたんだ※[#感嘆符疑問符、1-8-78]」
 博士は驚きと怒りのために、喚きたてた。
「国防上の機密事件だからこそ、警視庁へ知らさんで君に頼んだのだ、それに君は警官などを呼んで……」
「博士! 事件はもっと重大です」
 龍介は決然と答えた。
「この犯人は実に古今|未曾有《みぞう》、兇悪無比の悪人です、秘密のうちに解決しようなどとしている暇はありません!」
「暇がないとは?」
「そうです」龍介は頷いていった。
「分析表が発見されたのです!」

[#3字下げ]五、犯人逃亡[#「五、犯人逃亡」は中見出し]

「そ、それは事実ですか?」
 博士が眼を瞠《みは》った。すると湯川警視総監が一歩進み出て答えた。
「事実です、たしかに発見しました!」
「ど、どこに、どこにありましたか※[#感嘆符疑問符、1-8-78]」
 博士の額にいふつふつと汗が滲出《にじみで》てきた。警視総監は言下に、
「丸ノ内の中央郵便局に、局留《きょくどめ》郵便となって保管されてあったのです」
「え? 局留郵便※[#感嘆符疑問符、1-8-78]」
 意外! また意外であった。
「そうです、博士。しかし、それがほんとうの分析表であるかどうか、一応博士の御覧を願わねばなりますまい」
「それはそうです、勿論です」
 博士は熱心に頷いた。
「すぐに拝見しましょう。どこにありますか」
「警視庁にあります!」
 龍介が引取って答えた。
「ここではまだ毒矢の犯人が捕縛されていません、万一にも分析表に間違いができるといけません、それで警視庁に預っておいていただいたのです!」
「すぐ行って見ましょう!」博士は椅子を立った。
「御案内します」警視総監が先に立って所長室を出た。廊下を真直《まっすぐ》に行くと玄関だ。構わずそのまま玄関へ下りようとする博士へ、龍介がうしろから、
「あ、博士、帽子をお忘れです」と注意した。
「そうか」と博士が二三歩引返して、帽子掛にかかっている帽子へ手をかけた。刹那、龍介の冷たい声が投つけられた。
「博士、あなたはよくその帽子に手が届きましたねえ?」
「え、何じゃと?」博士も、湯川総監も振かえった。龍介は静かに歩みよって、
「その帽子掛は、ついさっきまでいまの場所より二|呎《フィート》も下についていたんです。何故《なぜ》って、旗野理学博士は佝僂のはずですからねえ!」
「な、何じゃと?」博士がたじたじとよろめく、とたんに跳びこんだ龍介の早業、博士の両手にかちん[#「かちん」に傍点]と素早くも手錠がはめられていた。
「や、春田君?」さすがに警視総監も唖然《あぜん》とした。
「御説明しましょう」龍介はにこにこしながら指さし示して話した。
「博士はお気の毒にも佝僂ですから、帽子掛も普通の高さでは手が届かない、それで二呎《フィート》も低く取つけてあったのです。そら、ここに跡がありましょう? ところで僕はさっき試みに、これをこのとおり普通の高さに直しておきました。ところで今、博士はなんの苦もなく、この帽子掛へ手が届いたのです!」
「すると!」警視総監は審《いぶか》しげに龍介を見た。
「さよう、すると博士の佝僂がもともと嘘《うそ》であったか、そうでないとすれば――ここにいる博士が偽物《にせもの》であるかの何方《どちら》かです!」
 叫んだと思うと、龍介は手を伸ばして博士の顔を埋めている髭を掴んだ。
「な、なにをする」と博士が叫んだ時、見よ! 見よ! 博士の顔から髭が毟《むし》り取れてしまったではないか。おお、旗野博士とは偽り、此奴《こやつ》は偽者だったのだ。
「あっ※[#感嘆符二つ、1-8-75]」と仰天する一同。とたんに曲者《くせもの》はすっくと背をのばすや手錠のおいている双手《そうしゅ》をあげて、がん! と傍《そば》にいる警官の頸《くび》へ打《う》ちおろした。
「それっ! 退《の》がすな※[#感嘆符二つ、1-8-75]」
「貴様らに捉《つか》まって堪《たま》るか※[#感嘆符二つ、1-8-75]」喚く曲者、どんと総監に体当りをくれると、身を飜《ひるがえ》えして龍介にとびかかった。避けようとしたが足を取られて、不覚にも龍介が倒れる。
「あッ!」と思ってはね起きると、素早くも曲者は外へ、脱兎のごとく逃げた。総監と二人の警官が立直って追おうとするのを、
「待って下さい」と龍介が止めた。
「わざと逃がしたのです、奴等の本拠をみつけて、一味の者を一網打尽にしてやる積りです! 埋立地の向う岸に、拳骨《メリケン》壮太君が、円タクの運転手に化けて流しているんです」
「や、そうか」
 総監はまたしても、龍介の奇智《きち》に舌を捲《ま》いた。
「実にあんたはやるなあ!」
「なに、それほどでもありません」
「ところで、壮太君の報告のあるまでに、どうして分析表を発見したか聞かして頂こうか、事件の経過は壮太君に大たい聴きましたから」
「よろしい、お話ししましょう」

[#3字下げ]六、捕縛解決![#「六、捕縛解決!」は中見出し]

 龍介はポケットから、濡《ぬ》れてもみくちゃになっている紙を取出した。
「これは紫封筒の中にあった、例の白紙です。これを卓子《テーブル》の上においた時、あやまって傍《そば》にあった花瓶を倒したので、何の気なしにこの紙で水を押えたのです。すると紙の表へ白く文字が現われてきました、このとおり」
 龍介はそういって紙をひろげた。それにはうっすらと左のような文字で出ていた。

[#ここから2字下げ]
この紙片《かみきれ》が現われた時は、余の危険に迫れる時なり、
紫封筒は丸ノ内郵便局|留置《とめおき》       旗野博士。
[#ここで字下げ終わり]

「これを見た時、僕の疑問は一時に氷解したのです。第一に黄色い毒矢の殺人は、必ず博士がいないか、私達が現場にいない時にばかり起りました。まず曲者は昨夜《ゆうべ》忍びこんで二人を毒矢で殺し博士を一味の者に本拠へ連去らしめ、誰《たれ》にみつけられても怪しまれぬように、自分は博士に変装して分析表を探し出したのです。ところが封筒の中には、早くもそれと察して博士がすり換えておいた白紙しかなかったので、分析表が盗まれたといって僕に使いを出し、僕の力で捜し出させようとしたのです。米川秘書を毒矢で殺したのも、村瀬、下男の吾八を殺したのも彼です。というのは、かれらは皆博士の日常をよく知っているので、変装を看破《みやぶ》られるのが怖《おそろ》しかったからです。しかも、自分でもまた毒矢に襲われたように、悲鳴をあげたりして僕をごまかしたのですが、帽子掛の簡単なトリックにひっかかったのは笑止千万ですよ」
「ふむ!」総監はただ呻《うめ》くばかりだった。神のごとき明智、魔のごとき敏察、実にじつに春田龍介少年は、探偵界の鬼才というべきだろう。
「坊ちゃん、つきとめましたよ!」と喚きながら、壮太がとびこんで来たのは、それから間もなくのことだった。
「築地|河岸《がし》の十号地、アメリカ宣教師の家《うち》です!」
「よし、では総攻撃だ、行こう※[#感嘆符二つ、1-8-75]」
 龍介は凜然《りんぜん》と立あがった。
 警視庁から増派された、三十名の武装警官隊をしたがえて、五台の自動車は砂塵《さじん》を捲上げながら築地へ向った。
 十数分後、一隊の人たちは築地河岸十号地の、米人宣教師スペンサアの邸《やしき》を、前後から犇々《ひしひし》と取囲んだ。
 裏口へまわった龍介と壮太、合図を待兼ねてどしんと扉《ドア》を蹴放《けはな》すや、劈頭《へきとう》まず拳銃《ピストル》を三発、がん! がん※[#感嘆符二つ、1-8-75] がん※[#感嘆符三つ、168-10] と室内へ向けてぶっぱなしておいて躍り込んだ。
「|誰だ《フウズ・ゼア》――※[#感嘆符疑問符、1-8-78]」吃驚《びっくり》しながら出てきた毛唐へ、
「くたばれ!」と喚いて石火のごとき壮太の拳骨《メリケン》がとんだ。この時、表扉《おもてドア》もめりめりと打壊されて、雲霞《うんか》のように踏込んできた警官隊だ。
「二階だ、こい※[#感嘆符二つ、1-8-75]」龍介は叫んで、壮太より先に、二三段ずつ階段をとび上った、刹那、段上に迎えて、
「来い!」
 と拳銃《ピストル》を取直したのは、旗野博士に化けていた曲物だ、あっと思ったとたん拳銃《ピストル》の引金を引く、ぱっと散る火花だ、とっさに身をかわした龍介、
「国賊! 地獄へ堕《お》ちろ※[#感嘆符二つ、1-8-75]」
 と罵《ののし》りざま続け撃ちに三発、がん! がん※[#感嘆符二つ、1-8-75] がん※[#感嘆符三つ、169-5]
「うっ――」下腹《したばら》を押えて前のめりに倒れる奴を、踏越えた壮太は、むらがる毛唐の中へ、
「さあこい、拳骨《メリケン》壮太様のご来臨だ!」と叫びながらとびこんだ。
 拳銃《ピストル》の火花、がらがらがしゃん! 倒れる卓子《テーブル》、砕けて飛ぶ椅子、
「さ来い! こっちだ※[#感嘆符二つ、1-8-75]」
 壮太は喚く。
「うぬ、ジャップめ※[#感嘆符二つ、1-8-75]」拳と拳がはっしと撃合う、組んずほぐれつの乱闘だ! しかし、そこへ武装警官隊が駈つけてきた、声々に叫ぶ。
「手を挙げろ、撃つぞ!」
「手をあげろ※[#感嘆符二つ、1-8-75]」
 携帯機関銃や拳銃《ピストル》の襖《ふすま》に取囲まれて、七八名の毛唐共はひと耐《たま》りもなく、手をあげて壁際へ並んでしまった。
「ちぇっ、なんでえ、もうしめえか!」
 壮太一人が不服そうに、額の汗を押拭《おしぬぐ》いながらぺっと唾《つば》を吐いている。
 ――
 傷《きずつ》いた曲者に手当を加えて、厳しく訊問《じんもん》した結果、地下室に幽閉されていた旗野博士も無事に助け出された。
 博士の言葉を聞くと、すべて春田龍介少年の推理のとおりであった。悪漢団は数日|前《ぜん》から、某国の指令を受けて博士の身辺を狙っていたので、危険とみたので分析表を留置郵便として丸ノ内局|宛《あて》に差出し、万一自分の身に危険があったら手懸りの足しにもと思って、隠し文字を書いた白紙を残しておいたのである。ところが悪漢共が意外に早く襲ってきたので、救助を求める暇がなかったところから、白紙を紫封筒の中へ入れて、分析表のごとく見せかけておき、博士は黙って悪漢の手に掠《さら》われてきたのである。
「そうですか、やっぱりあの白紙の隠し文字が役にたちましたか?」と博士は感慨深げにため息をついた。
「いや、しかし」
 と総監が傍《かたわら》からいった。
「春田少年の腕には実に驚くの外はありません、春田君のいる間は、我が探偵界も非難されるようなことはないでしょう、心強いことです」
 いって振返った時、これはどうだ、龍介の姿も壮太の姿ももうそこにはなかった。築地河岸の並木道を歩きながら、壮太は口惜《くや》しそうに、龍介にこんなぐちをこぼしていた。
「まったくでさ、もう十分待ってりゃあ、あの畜生共を、一人残らずのし[#「のし」に傍点]てやったんでさ、――ちぇっ! 気の利《き》かねえ」
 龍介はにやにやしながら、それには答えず、のんびりと歩いて行った。



底本:「周五郎少年文庫 黄色毒矢事件 少年探偵春田龍介」新潮文庫、新潮社
   2018(平成30)年10月1日発行
底本の親本:「少年少女譚海」
   1932(昭和7)年8月号第二附録
初出:「少年少女譚海」
   1932(昭和7)年8月号第二附録
※以下2個の外字は底本では同じ文字です。※[#感嘆符三つ、168-10]、※[#感嘆符三つ、169-5]
入力:特定非営利活動法人はるかぜ

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