覚醒!超光戦士ガイアポロン(Cパート) ◆gry038wOvE
テッテレー♪ テレレレ♪
──と、思ったはいいのだが。
ゴハットがそのままガイアポロンに突き刺される事はなかった。
ガイアポロンは何をしている? ──いや、ゴハットの前にあるこの影は何だ?
そう、それは、またも戦場に現れた女神の姿なのだった。
戦いを見守りながら、彼の夢が成就する事を願いながら、それでも止められずにはいられなかった矛盾。
高町ヴィヴィオが、やはり、この瞬間、ゴハットの前に立っていた。
「……あの。もう、いいですよね?」
そう言ったのは、ガイアポロンに対してではなく、ゴハットに対してだったに違いない。
ゴハットが殺されたがりである事を理解しながらも、それに納得しきれなかった。
ガイアポロンとゴハットが戦っている最中、彼女はレイジングハートとアクセルによって助けられ、磔から解放された。
彼女はクリスの力で大人モードに変身し、ティオを抱いて、ここまで距離を縮めてきたのだった。
絶対に戦いを止めなければならないと思ったのだ。
「どうして邪魔をするんだよ! あと一歩だったのに!」
……こんな台詞を言うのが、やられる側であるというのはかなり珍しい話だろう。
ゴハットは今、本気で怒りを抱いていた。折角叶うはずの夢をあと一歩で妨害されてしまった事に──そう、それが前に夢を後押ししてくれた少女である事が彼の期待を裏切ったようだった。
「おい……」
ガイアポロンは、シャイニングブレードを構えたまま、呆然と構えるのみだった。
足は深く前に降ろされているが、それでも目の前に現れたヴィヴィオに急ブレーキをかけて、少しバランスを崩しかけていた。
「これ以上、戦う必要なんて、ありません! 私は、どんな理由があっても……こんな戦いなんて認めたくありません!!」
彼女は格闘に命を懸けている。
戦う事は好きだが、それは
ルールを伴い、相手を尊重した戦いであった。自分の技術を全力でぶつけ合うゲームであって、こうしてやられるのを待つのは、格闘ではない。
殺し合いの現場であっても、その想いは揺らがない。こうしてわざと負けて勝敗を決し、知っている人が死んでしまう姿を見たくはなかった。
「君が認めるか認めないかはどうでもいいのっ!! 僕はシャンゼリオン……いや、ガイアポロンに倒してもらいたいんだ!!」
怒り新党で地団駄を踏むゴハットの姿に、ヴィヴィオは恐れる事もなかった。
この最高の盛り上がり時をヴィヴィオに邪魔された事で、相当腹を立てている様子である。──その中でも、ゴハットの中には思うところがあったようで、どこかヴィヴィオに優しい目をしていた。
それでも──それでも、ゴハットの夢は、まさしく叶う直前だった。
それに対する怒りがゴハットの声を荒げさせる。
「前にもちゃんと言ったでしょうが! いくら君でも、邪魔をすると容赦はしないって!!」
「でも……!! ゴハットさんだって、優しくて……そんな人が、死んじゃうなんて……」
「でももヘチマもないんだよ! あー、もう!!」
ゴハットは怒りとともに、ある決意に拳を握った。
ヴィヴィオは何もわかっていない──。
「私は何も知らないけど、それでも言わせてください……。ヒーローが好きなら、ヒーローになれば……その為に自分を鍛えれば、きっとヒーローになる事ができると思います」
「……悪いけど──」
ゴハットは、俯き、まるで力を失ったように言った。
ヴィヴィオの説得が少しでも心に響いたように見えた。
だから、ヴィヴィオ自身もどこか力を抜いて、次の一句を口に出そうとした。
「なれるんですよ、ゴハットさんだって──」
────しかし。
「悪いけど、僕が倒されるのを邪魔するなら、消えてなくなってもらうよ!!」
帰ってきたのは、無慈悲なる一言。
ゴハットは、怒りに任せて前に出た。不意打ちであった。
一瞬でも、心を許した隙を狙ったのだ。そう、彼とて本質はダークザイドの怪人。
たとえヒーローにあこがれていたとしても、その手段に悪しきは付きまとう物であった。
豹変したゴハットを前に、ヴィヴィオの背筋が凍る。
「ああっ!」
ゴハットは特殊な力を発動すると同時に、ヴィヴィオに肉薄した。
刹那、強力な魔力反応を確認する。
ゴハットの両腕の触手が発した青い光は、次の瞬間──ヴィヴィオを呑み込む。
「なんだってんだ、クソ……!!」
ガイアポロンが前に出るが、眩い光が彼を弾き返してしまった。
「これは……!! まさか……!! やっぱり────」
レイジングハートがその瞬間、何か異変に気づいたようであった。
レイジングハートがよく知る魔力反応である。──まさか。
彼女がそう思うよりも早く、ヴィヴィオの悲鳴が聞こえた。
「きゃあっ!!」
それは、確実にヴィヴィオの危険を示す警告のサインであった。
青い光の向こうで、ヴィヴィオの生命がかなり危険に晒されているようだったのだ。
聞こえるのはゴハットの悪役笑いである。
「フハハハハハハハハハ……!!」
「てめえっ!! おい、どこに……っ!!」
ガイアポロンが前に出ようとするが、ゴハットは妙に焦った様子であった。
視界を暈す閃光の中で、ゴハットがヴィヴィオの体を抱え、彼女に何かを施したのである。
光の中でぼやけながらも見えていたヴィヴィオの形が消え去っていく。
小さくなり、形を失い、やがて完全にそこにヴィヴィオの姿はなくなった。
ヴィヴィオを包んだ光、それが何かはわからないが、ゴハットの暴走がヴィヴィオに何らかの危害を加えた事実は明白だった。
直後──光がゆっくりと晴れていく。
「なっ────」
光が晴れると、ヴィヴィオの体が、そこから消えていた。
どこを探しても、ヴィヴィオの姿はなかった。
「マジかよ……」
────死んだ。
そうとしか思えなかった。
あまりに突然、そこからいなくなった一人の少女。
今、ゴハットの為に尽くしたはずの優しき少女の姿は、もうそこにはなかった。
よりにもよって、悪人・ゴハットの手によって、少女は──。
「そんな……」
ヴィヴィオも、クリスも、ティオも、全て体ごと、塵一つ残らず消滅したという事なのだろうか。
その何もない場所には、ゴハットが何らかの特殊な力を発動した結果、「ヴィヴィオが跡形もなく消滅した」という事実だけが残っていた。
「……てめえ……!!」
「フッフッフッ……僕の邪魔をするからこうなるんだ!!」
ヴィヴィオがいとも簡単に消滅させられた事実。
──それが暁の中で、強い怒りとして燃え上がる。
目の前のゴハットは、一切気にしていない様子であった。だからこそ、暁の怒りのボルテージが鰻登りに上がっていく。
この男を打ち砕く。
所詮はダークザイドであり、この殺し合いの主催者であった。彼を許そう気持ちなど、もはや暁の中のどこにもない。
「────俺はもう怒った! これ以上、お前のシナリオなんかに付き合うつもりもない!! 望み通り、今すぐあの世に逝かせてやるぜ!!」
有無を言わさず、ガイアポロンはガイセイバーを強く構えた。
ガイアセイバーが、そのまま光輝き、ゴハットの弱点のコアを狙う。そこに着き刺す絶対の意思。──ゴハットもそれを回避する気などなかった。
「来いっ! ガイアポロン! 続きをしよう!」
ゴハットは、甘んじてそれを受け入れるべく、両手を広げる。抵抗の様子はなく、やはりその一撃を欲しているらしかった。
それこそが彼の目的。ヴィヴィオがその現実を受け入れられたのなら、きっとゴハットを既に葬っていたであろう──その一撃である。
「ッッッ!!!!」
一貫。ゴハットの胸が刃に屠られる。
眩しいほどの火花が大量に地面に散らばっていき、蜘蛛の子が逃げていくように地面を駆け巡ってやがて、大気に溶けて消えていった。
ゴハットの中に熱い炎が入り込んでくる。
自分に終わりが来るのを、ゴハットは妙に優しい気持ちで待っているのだった。
夢は叶った。
このまま消えていく事に、彼には未練はない。
「────ありがとう、シャンゼリオン、いや……ガイアポロン」
ガイアセイバーの刀身をゴハットは、掴む事もままならぬ両腕で握った。妙に安らかな表情の彼に、その時は戻ったのだった。より深く、それを自分の中に差し込むべく、強い力で引いていく。
その暖かさを感じながら、しかし、跳ね返ってくる火の粉の熱さも時折受けながら、彼は死の睡魔を呑み込んでいく事になった。
「ッッッ……」
怒るガイアポロンの耳には、尚も魔物の一声が流れ込んできた。
「良かった。ずっと夢だったんだ……君に倒されるのが……これからもカッコいいスーパーヒーローでいてくれよ…………じゃあ、帰ったら、ヴィヴィオちゃんの事をよろしく……」
「何!? じゃあ、まさかヴィヴィオちゃんは……」
ガイアセイバーを包む握力が弱まる。
だが、もはや手遅れだった。ゴハットのコアは確かに深々と彼の体を貫いており、もはや手の施しようがないほどにゴハットの命を消し去ろうとしていた。
「……彼女の事は、安心しなよ。ただ、これからも絶対、彼女が生きている事は悟られないようにね。全部内緒にするんだ……」
ゴハットが、ゴフッと、血のような火花を吐き出した。
もう終わりだった。
最期は、ゴハットが最も言いたい最後の言葉を告げ、美しく散っていくしかない。
しかし、その最後の中でも、彼には教えたかったのだ。
(────これで僕も、ヒーローに倒されるんじゃなくて、誰かのヒーローになれたかな……ヴィヴィオちゃん……ヒーローって、本当にいいものだよね……)
そう、ある“力”をゴハットは有していた。
その力によって、ヴィヴィオは殺されたと誰もが思い込んでいた。しかし、現実は逆だ。
この場において、ヒーローたる資質を持った少女を、その“力”を駆使してゴハットが生かしておいたと──それが真相であった。
彼は今、その事を、シャンゼリオンに伝え、少しでも彼を安心させようとしていた。
ゴハットの持つ“力”は、同じ主催陣の一人である
サラマンダー男爵から託されたものだった。──おそらく、プレシアの追放と、主催陣の撤退のゴタゴタの中で、男爵が拝借し、そこから流出した物だろう。
ゴハットにはそれを使う予定は一切なかったのだが、思わず、その能力を使えば参加者の生還さえ果たせるのではないかという事を思い出した。
男爵には、「これを使えば、参加者を一人、一瞬で外の世界に放り出す事だって出来る」と言われただ。だが、その力を使う事は絶対にないと思っていた。──おそらく、男爵の目論見では、誰かを生還させるのではなく、参加者が“この場にとどまるため”に、
石堀光彦を外の世界に放り出す為に渡された力だったのだろう。
だが、男爵の意思に反して、ゴハットは「ヒーローたちは、自分の力でダークザギに気づき、倒さなければならない」という厄介な信念も抱え込んでいた。そんな意思が、ゴハットが石堀を外に捨てるのを邪魔させたのだ。
結果、この“ジュエルシード”というアイテムの力は、一人の少女の生還の為に利用される事になった。
(……元気でね)
まさか、男爵も、外の世界に善なる者を放るとは思わなかっただろう。
外に捨て去るのは、善の心を持つ者ではなく、悪の心を持つ者であるのが必然だった。
外の世界はもう、支配と崩壊の一途を歩み始めている。この僅かな期間で、どれだけ多くの世界が支配に屈しているのだろう。
そんな世界に善人を放るなど、男爵の感覚ではありえなかった。外の世界に放り出させるのは、もはや罰でしかない。
ヒーローをここに残して生かし、外に悪を放り棄てるのが自然だったはずだ。まさか、外の世界に自分が愛する者たちを放り棄てるほど、ゴハットの思考が追い付いていないとは男爵も思っていなかっただろう。
しかし、ゴハットは、ここでも男爵の意図を無視した。
ヒーローは外の世界でも希望になり、支配や絶望なんて打ち砕くと、──────彼は本気で信じていたのだ。
己の最期の時を、ゴハットは確信し始めた。
「────ゴハット死すとも、ベリアル帝国は死なずゥゥゥゥッッ!!」
そして、爆発間際、最期に彼が遺した言葉は、この殺し合いに巻き込まれた人間全てに通じる重大な手がかりになる一言となった。
石堀もレイジングハートも、その高らかな叫びだけは聞き逃さなかっただろう。
台本の中には全く別の言葉、【ネオダークザイド】と書かれていたはずの部分を掻き消して、ゴハットは最後にそんな言葉を残した。
ベリアル帝国。
ベリアル。────。
「……ッ」
怪物を貫いたガイアポロンの手には全く後悔はなかった。
ただ、自分の耳だけに最後に聞こえたゴハットの言葉をこれからも胸に隠し、レイジングハートの感じている怒りと困惑を背に受けながら、これから殺し合いを脱出する事について考える事にした。
いずれ、全てレイジングハートにも明かす事になるだろう。
ヴィヴィオは元の世界に帰った──その言葉は不安だったが。
◇
全てが収束し、爆発の中からガイアポロンは帰って来た。
パワーストーンを解除し、シャンゼリオンの姿に戻ると、また
涼村暁へと戻っていく。
めらめらと燃える炎をバックに、暁はゆっくりと歩いていた。
「暁……!」
暁は、呆然とした表情だった。
また隠し事を一つ増やさなければならない。
ヴィヴィオは生きている。それを知るのは暁だけだ。それを隠さなければならない理由も彼は理解している。
彼女が死んだ事になれば、生き残れる人数が変わる。──残り三人いなくなれば十人が生き残る事ができ、実質的にはヴィヴィオを含めた十一人が生き残れるのだろう。
それから、外に逃がせば石堀やドウコクに殺される事もなくなる。
「暁、ヴィヴィオの最期に、かつて見たジュエルシードの魔力反応が……」
「──」
「……彼女は、ジュエルシードの力で死んでしまったのでしょうか」
レイジングハートは問う。
しかし、暁は知っている事実を答えなかった。
「俺に訊かれても、わからないさ……。諸悪の根源は倒しちまった」
暁は、何も言えないのが少しもどかしい。
ヴィヴィオは生きている、と叫びたい。
あー、早く言いたい。悲しいフリとかマジ疲れる。とか思いながら、暁はとにかく、冷淡に次の行動を決めなければならないので、物凄く嫌な役割だ。
「……いつまでも、ここにいても仕方ないぞ。まずは電話で仲間に連絡だ……」
疲弊しながら石堀が言うのを見た。
こいつの演技力を少し分けてほしい、と暁は内心で思っていた。
こいつの正体についてはいずれ暴かなければならない。台本にも「石堀の正体が……」と書かれていたが、レイジングハートは今のところそれについて問わず、あくまで暁の胸の中にしまわれている事でしかなかった。
ふと、そのレイジングハートが聞いた。
「そういえば、ゴハットが死後にこの場所に置いておいてほしいと言っていたカードがありましたよね?」
さて、ここで暁は思い出した。
ゴハットの指定では、『この者、少女誘拐犯人!』と書かれたカードを用意せよとの事であった。ファックスには、切り取って使える紙が渡されていたのだ。ぺらぺらだが、これがカードという事でいいらしい。名称はゴバットカードだ。
それを一応、丁寧に切り取り線通りに切って、ゴハットの死後にそれをヒーローっぽく残しておいてくれとの事だった。
「ああ、そうだったな……一応置いといてやろう」
「はぁ……」
と、暁がその切り取ったカードを手に取った瞬間だった。
──その裏面。白紙だったはずの部分に、何やら文字が浮かび上がっていた。
表面よりも少し文字の量が多く、一瞬どちらが表でどちらが浦なのかわからなくなりそうであった。
「……ん? なんだこりゃ? こんな文章、最初からあったか?」
「いえ、こんな物があった覚えは……もしかすると、自分が死んだら浮き上がる仕組みとか」
「え? どんなインク使ったらそんな事になるんだよ……」
まさしく、暁の言う通りだが、これはゴハットの心臓部と連動した超凄いインクで書かれた文字であった。ゴハットの死と同時に文字が浮かび上がる仕組みになっていたのである。
文章をよく見ると、暁の知っている人物の名前が書いてある。
暁はすぐにそれに目を通した。
……全く理解ができない内容だった。
しかし、ラブとマミ、つぼみとほむらの共通点というのが少し頭に引っかかる暁であった。
「変な文章書きやがって。やっぱり頭おかしいんだな……アイツ」
名探偵、涼村暁はその文章を怪文書としか捉えられなかった。
それがいかに重大な意味を持っているかも彼は知らない。
……ただ、暁はその場にカードを置いていくのを躊躇った。
もしかすると、何かの手がかりを残したのかもしれないと思ったからだった。
内心、ゴハットに謝りつつも、暁はゴバットカードをポケットの中にいれた。
【ゴハット@超光戦士シャンゼリオン 死亡】
【高町ヴィヴィオ@魔法少女リリカルなのはシリーズ 主催陣営のデータ上、死亡】
【残り13人】
◇
【2日目 昼前】
【D-6 グロンギ遺跡付近】
【涼村暁@超光戦士シャンゼリオン】
[状態]:疲労(小)、胸部に強いダメージ(応急処置済)、ダグバの死体が軽くトラウマ、脇腹に傷(応急処置済)、左頬に痛み、首輪解除
[装備]:シャンバイザー@超光戦士シャンゼリオン、
モロトフ火炎手榴弾×3、恐竜ディスク@侍戦隊シンケンジャー、パワーストーン@超光戦士シャンゼリオン、リクシンキ@超光戦士シャンゼリオン、呼べば来る便利な超光騎士(クウレツキ@超光戦士シャンゼリオン、ホウジンキ@超光戦士シャンゼリオン)
[道具]:支給品一式×8(暁(ペットボトル一本消費)、一文字(食料一食分消費)、ミユキ、ダグバ、ほむら、祈里(食料と水はほむらの方に)、霧彦、黒岩)、首輪(ほむら)、姫矢の戦場写真@ウルトラマンネクサス、タカラガイの貝殻@ウルトラマンネクサス、スタンガン、ブレイクされたスカルメモリ、混ぜると危険な洗剤@魔法少女まどか☆マギカ、
一条薫のライフル銃(10/10)@仮面ライダークウガ、のろいうさぎ@魔法少女リリカルなのはシリーズ、コブラージャのブロマイド×30@ハートキャッチプリキュア!、スーパーヒーローマニュアルⅡ、グロンギのトランプ@仮面ライダークウガ、ゴバットカード
[思考]
基本:加頭たちをブッ潰し、加頭たちの資金を奪ってパラダイス♪
0:とりあえずヴィヴィオちゃんが生きているのはわかったが隠し通す。暗号?知らん。
1:石堀を警戒。石堀からラブを守る。表向きは信じているフリをする。
2:可愛い女の子を見つけたらまずはナンパ。
3:変なオタクヤロー(ゴハット)はいつかぶちのめす。
[備考]
※第2話「ノーテンキラキラ」途中(橘朱美と喧嘩になる前)からの参戦です。
つまりまだ
黒岩省吾とは面識がありません(リクシンキ、ホウジンキ、クウレツキのことも知らない)。
※ほむら経由で魔法少女の事についてある程度聞きました。知り合いの名前は聞いていませんでしたが、凪(さやか情報)及び黒岩(マミ情報)との情報交換したことで概ね把握しました。その為、ほむらが助けたかったのがまどかだという事を把握しています。
※黒岩とは未来で出会う可能性があると石堀より聞きました。
※テッカマン同士の戦いによる爆発を目にしました。
※
第二回放送のなぞなぞの答えを知りました。
※森林でのガドルの放送を聞きました。
※第三回放送指定の制限解除を受けました。彼の制限は『スーパーヒーローマニュアル?』の入手です。
※リクシンキ、ホウジンキ、クウレツキとクリスタルステーションの事を知りました。
※
結城丈二が一人でガドルに挑んだことを知りました。
※ゴハットがヴィヴィオを元の世界に返した事は知りましたが、口止めされているので死んだ事にしています。
【石堀光彦@ウルトラマンネクサス】
[状態]:疲労(小)、ダメージ(小)、首輪解除
[装備]:Kar98k(korrosion弾7/8)@仮面ライダーSPIRITS、アクセルドライバー+ガイアメモリ(アクセル、トライアル)+ガイアメモリ強化アダプター@仮面ライダーW、エンジンブレード+エンジンメモリ@仮面ライダーW 、コルトパイソン+執行実包(6/6)
[道具]:支給品一式×6(石堀、ガドル、ユーノ、凪、照井、フェイト)、メモレイサー@ウルトラマンネクサス、110の
シャンプー@らんま1/2、ガイアメモリ説明書、.357マグナム弾(執行実包×10、神経断裂弾@仮面ライダークウガ×2)、テッククリスタル(レイピア)@宇宙の騎士テッカマンブレード、イングラムM10@現実?、火炎杖@らんま1/2、血のついた毛布、反転宝珠@らんま1/2、キュアブロッサムとキュアマリンのコスプレ衣装@ハートキャッチプリキュア!、スタンガン、『風都 仕置人疾る』@仮面ライダーW、蛮刀毒泡沫@侍戦隊シンケンジャー、暁が図書室からかっぱらってきた本、スシチェンジャー@侍戦隊シンケンジャー
[思考]
基本:今は「石堀光彦」として行動する。
0:電話する。
1:「あいつ」を見つけた。そして、共にレーテに向かい、光を奪う。
2:周囲を利用し、加頭を倒し元の世界に戻る。
3:都合の悪い記憶はメモレイサーで消去する
4:加頭の「願いを叶える」という言葉が信用できるとわかった場合は……。
5:クローバーボックスに警戒。
[備考]
※参戦時期は姫矢編の後半ごろ。
※今の彼にダークザギへの変身能力があるかは不明です(原作ではネクサスの光を変換する必要があります)。
※ハトプリ勢、およびフレプリ勢についてプリキュア関連の秘密も含めて聞きました。
※良牙が発した気柱を目撃しています。
※つぼみからプリキュア、砂漠の使徒、サラマンダー男爵について聞きました。
※殺し合いの技術提供にTLTが関わっている可能性を考えています。
※テッカマン同士の戦いによる爆発を目にしました。
※第二回放送のなぞなぞの答えを知りました。
※森林でのガドルの放送を聞きました。
※TLTが何者かに乗っ取られてしまった可能性を考えています。
※第三回放送指定の制限解除を受けました。予知能力の使用が可能です。
※予知能力は、一度使うたびに二時間使用できなくなります。また、主催に著しく不利益な予知は使用できません。
※予知能力で、デュナミストが「あいつ」の手に渡る事を知りました。既知の人物なのか、未知の人物なのか、現在のデュナミストなのか未来のデュナミストなのかは一切不明。後続の書き手さんにお任せします。
※結城丈二が一人でガドルに挑んだことを知りました。
【レイジングハート・エクセリオン@魔法少女リリカルなのはシリーズ】
[状態]:疲労(大)、魔力消費(大)、娘溺泉の力で人間化
[装備]:T2ダミーメモリ@仮面ライダーW、稲妻電光剣@仮面ライダーSPIRITS
[道具]:支給品一式×6(ゆり、源太、ヴィヴィオ、乱馬、いつき(食料と水を少し消費)、アインハルト(食料と水を少し消費))、ほむらの制服の袖、マッハキャリバー(待機状態・破損有(使用可能な程度))@魔法少女リリカルなのはシリーズ、リボルバーナックル(両手・収納中)@魔法少女リリカルなのはシリーズ、ゆりのランダムアイテム0~2個、乱馬のランダムアイテム0~2個、山千拳の秘伝書@らんま1/2、水とお湯の入ったポット1つずつ、ライディングボード@魔法少女リリカルなのはシリーズ、ガイアメモリに関するポスター×3、『太陽』のタロットカード、
大道克己のナイフ@仮面ライダーW、春眠香の説明書、ガイアメモリに関するポスター 、
バラゴのペンダント、ボチャードピストル(0/8)、顔を変容させる秘薬、ファックスで届いたゴハットのシナリオ原稿(ぐちゃぐちゃに丸められています)
[思考]
基本:悪を倒す。
0:ヴィヴィオ……。
1:零とは今後も協力する。
2:ケーキが食べたい。
[備考]
※娘溺泉の力で女性の姿に変身しました。お湯をかけると元のデバイスの形に戻ります。
※ダミーメモリによって、レイジングハート自身が既知の人物や物体に変身し、能力を使用する事ができます。ただし、レイジングハート自身が知らない技は使用する事ができません。
※ダミーメモリの力で攻撃や防御を除く特殊能力が使えるは不明です(ユーノの回復等)。
※鋼牙と零に対する誤解は解けました。
◇
────時空管理局。
アースラの医務室・白いベッドの上で、ヴィヴィオは瞼を開いた。
強力で、どこか懐かしい魔力の反応とともに、自分は殺されたはずだったが、かつての死とは全く別の形で誰かが彼女を迎えたのだった。
見れば、ヴィヴィオの視界には真っ白な天井があった。
右横を見ると、隣のベッドの上でセイクリッド・ハートとアスティオンがこちらを見ていた。二人とも元気そうであった。
左横を見ると、知っている顔がある。
フェイトの、まだ幼い時の顔がある。彼女はやや心配そうにこちらを見た。
椅子に坐して、こちらを看病しているようだった。
「ここは……」
思わず、ヴィヴィオは体を思いっきり起き上がらせる。すると、体が激しく痛んだ。
やはり、今日まで無理を通してきたのが余程引きずったのだろうか。
生きている、そんな──感覚だった。
そんな折、ヴィヴィオの耳に、誰かの声が聞こえた。
「おめでとう、君は生還したんだ。あの殺し合いからね」
ヴィヴィオはまだ知らないが、白い服の若い男がそう言った。
祝福にしては、少し皮肉のこもった言い回しにも聞こえた。決して、心からの歓迎には見えなかった。
それが不審だったが、ともかくヴィヴィオは状況を知りたかった。
「生還……? ……私以外のみんなは生きているんですか?」
そんな事を心配している内には、まだヴィヴィオは知る由もなかっただろう。
今自分がいる殺し合いの外の世界がどうなっているのか。
「……」
吉良沢は少し俯いてそこから先を言うのを躊躇った後でヴィヴィオに言った。
「……まずは、僕たちについてきてくれ。落ち着いて、外の様子を見てほしい」
ヴィヴィオが、その様子の不審さに、顔色を変えた。
ただ不思議そうに吉良沢を見つめるヴィヴィオであった。
【高町ヴィヴィオ@魔法少女リリカルなのはシリーズ 生還、しかし────】
※セイクリッド・ハート、アスティオンも纏めて送還されました。
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最終更新:2015年09月14日 04:01