【アインハルト・ストラトス】
[名前]アインハルト・ストラトス
[出典]魔法少女リリカルなのは
[異名]本名:ハイディ・E・S(アインハルト・ストラトスの略)・イングヴァルト
[声優]能登麻美子(「プリキュアオールスターズNS」に登場する坂上あゆみと同じ)
[性別/年齢]女性/12歳
[一人称]私 [二人称]あなた [三人称]
「カイザーアーツ正統 ハイディ・E・S・イングヴァルト 「覇王」を名乗らせて頂いています」
St.ヒルデ魔法学院中等科1年生。
古代ベルカ時代に覇王と呼ばれたハイディ・E・S・イングヴァルトの血統を持つ子孫で、真正古流ベルカの格闘武術カイザーアーツの後継者。
覇王の記憶が受け継がれており、その記憶の中にあるカイザーアーツ最強の悲願成就を果たすべく戦っている。
当初はその強さを証明するべく、覇王の姿に変身して連続傷害事件を行っていた。
しかし、ノーヴェを襲撃した際に、勝利こそしたものの殆ど相打ち状態になり、発信機で居場所を探られたスバルに保護される。
事情を知ったスバルたちによって、覇王が仕えた聖王の遺伝子を持つヴィヴィオたちと出会い、友として、ライバルとして打ち解けていく。
連休でのカルナージのオフトレ込みの旅行に誘われて同行し、なのは達局員も参加する模擬戦にも参加し、その時に味わった高揚感から、もっと強くなりたい思いが大きくなり、10代の魔導師なら全員参加できるDSSA主催のインターミドル・チャンピオンシップへの参加を決意。
その
ルール上、デバイスが必要となるため、八神家にデバイスの作成を依頼。
完成したデバイスは、小さな虎型のデバイス・アスティオンである。
DSAAでは最終戦まで残るも、ジークリンデに敗北する。
後の時代を描いた「FORCE」でもヴィヴィオとともに一コマだけ登場している。
PSPゲーム「THE GEARS OF DESTINY」ではヴィヴィオとともに13年前に飛ばされる。
Vividキャラの日常を描いた「魔法少女リリカルなのはVivid Life」ではヴィヴィオと体が入れ替わった事もある。
[外見]
右目が紫、左目が青。碧銀の髪のツインテール。ツインテールの根本には三つ編みの輪っかがある。左側頭部に赤いリボン。
非常に華奢でおとなしめな外見をしている。
[性格]
清楚で穏やか、口数は少ない。年下やデバイスに対しても敬語を使う。恥ずかしがりで、どこか戸惑ったような表情を見せがち。
人と打ち解けるのが苦手で、話しかけられるだけでうつむき加減になる。ヴィヴィオとの会話の最中も、明るい話題を出す事ができず、相手が喜ぶにはどんな話題をすればいいのかと戸惑う場面もあった。
主にカイザーアーツの強さを証明するために行動している。そのために最初は格闘家を無差別に襲って野良試合を申し込む事を行っており、少し不器用な性格であるとも言える(本人に悪気はない)。
しかし、模擬戦の際に格闘の楽しさを知り、もっと強くなりたいという思いを持つようになった。傷害事件ではなく、大会で強さを証明するようになっていった。
覇王の記憶があるため、その悲しみを抱いており、その記憶に悩まされる繊細な性格もうかがえる。
滅多に笑わない事をジークリンデに指摘された時は、「自分は笑ってはいけない」と語っていた。しかし、ヴィヴィオを何とか笑わせようとする場面もあり、他人の笑顔を見るとホッとする様子。
Vividキャラの日常を描いた漫画「魔法少女リリカルなのはVivid LIFE」では天然ボケのドジッ子扱いになっている。先輩としての威厳を見せようとして失敗する場面も。そして、何故かよくトイレに行くネタがある。ゴキブリが苦手だったり、マゾに目覚めたりと、キャラ崩壊しまくっている気がするが、実はこれが素なのかも…。
[他キャラとの関係]
高町ヴィヴィオは友人であり、よく一緒に行動している。ヴィヴィオが年下であるが、実質的にはヴィヴィオがお姉さんのようにふるまっている。
高町なのは、
フェイト・テスタロッサはヴィヴィオの母であり、その役職も含めて認識している。
スバル・ナカジマ、
ティアナ・ランスターは当初、アインハルトが連続傷害事件を行っていた時に保護した相手であり、その後も模擬戦などで一緒にいる。
ユーノ・スクライアも一応、ゲームで会った時には初対面で名前と役職を知っていたのでおそらく知り合い。「ヴィヴィオさんのお母様のお師匠様」という認識をしていた。9巻ではモニター越しに一瞬だけ対面している(漫画ではこれが唯一の共演シーンで会話はない)。
[能力]
真正古流ベルカの格闘武術覇王流(カイザーアーツ)の後継者であり、高い格闘センスを誇る。
武装形態の掛け声とともにバリアジャケットを装着、大人の姿の「覇王形態」に変身する事ができ、Memory;17以降は「アスティオン」というデバイスとともに戦う。
覇王イングヴァルトの直系子孫で、初代覇王の記憶を部分的に伝承している。
ティオの言葉がわかるようだが、一方でクリスの言葉はわからない模様。
「Life」ではゴーレム創成が苦手で、人型ゴーレムは作れるが出来は微妙という扱い(というか芸術的なセンスがない)。
以下、変身ロワにおけるネタバレを含む
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基本情報
参加者関係表
名前のみの情報
説明
第一回放送まで
覇王の強さを証明するため戦う少女。
大切な人たちを守るために戦うと決めたアインハルトが出会ったのは、ズ・ゴオマ・グ。通常携帯のゴオマを難なく倒したアインハルトは、逃げたゴオマを追う。
追いついて再びゴオマと戦うが、ゴオマがダグバの欠片を取り込んでパワーアップしていたために苦戦。しかしそこへ本郷猛と鹿目まどかが現れ、本郷の救援を受ける。さらにノーザにより洗脳を受けたスバル・ナカジマが現れ、三つ巴の戦いとなる。近くで待機していたまどかがゴオマにより襲われるピンチもあったが、サイクロン・ドーパントに変身したまどかがゴオマを退け、倒すことに成功するが、洗脳されたスバルにはスモークグレネードで逃げられてしまう。
その後ゴオマは変身不能になってしまったためにこちらも逃走し、深追いは危険だという事で身体を休めるためホテルに向かう。
ホテルでは池波流ノ介・明道院いつき・そして子供時代の高町なのはと合流。情報交換でなのはに未来のことを教えたりなどして和やかな時間を過ごしていたが、そこへシャンプーに化けたスバルが現れたことで状況は一変。なのはの姿を見て動揺したスバルが正体を現して襲い掛かると、スバルを救うために戦闘を開始する。
スバルとの激闘が続く中、スバルを操った張本人であるノーザと、彼女と手を組んだ筋殻アクマロが現れる。アインハルトは怒りと共にノーザに覇王断空拳を放つがノーザには効かず、スバルの事を殺人マシーンだと言うノーザに更なる怒りを募らせる。
だがそこでアインハルトの目に映ったのは、戦闘中スバルにより捕らえられていたまどかの身体が引き裂かれる凄惨な光景であった。ショックを受けるアインハルトだったが、悲劇は終わらない。ショックでその場に尻もちをついてしまったアインハルトのもとにスバルが襲い掛かり、それをかばったなのはまでもがスバルの凶刃に倒れてしまったのである。立て続けに起こった出来事にショックを受ける中、なのはの魔力を取り込んだスバルによるディバインバスターが放たれ、いつきにより助けられるも気絶してしまう。
目を覚ました時、そこにいたのはいつきと本郷の仲間、沖一也の二人だけであった。二人からあの後流ノ介や本郷までも死んでしまったことを聞き、やはりショックを受ける。そして、「自分に関わった人はみんな死んでしまうのではないか」という思いに苛まれ、沖といつきのもとから走って逃げようと試みる。結局沖により連れ戻されたが、それでも彼女の自責心は止まることが無かった。
その後ダークプリキュアが現れるが、特にこれといった反応は見せず、変わらず自分の事を責めていた。
第二回放送まで
放送でフェイトとユーノの死を聞き、さらに自責心を募らせたアインハルトは、沖やいつきの制止を振り切ってパートナーであるアスティオンを二人に託して海へ向かって走り、自殺を図ろうとするが、近くにいた蒼乃美希と孤門一輝に止められ、結局追いついてきたいつきと沖と共に休息を取ることとなった。
しばらくして警察署へ向かい、そこで先行していた美希・孤門のほか、梅盛源太・天道あかね・早乙女乱馬、そして親友の高町ヴィヴィオと合流する。沖、美希、いつきは祈里と霧彦と合流するために中学校へ向かう事となり、残った六人で情報交換することとなった。親友と再会したアインハルトだったが、そこに喜びはなく、「また自分のせいで誰かが死んでしまうのでは」という不安ばかりを募らせるのであった。
情報交換ではずっと黙ったままだったが、源太が変身したシンケンゴールドの姿に流ノ介を思い出して動揺し、屋上へと逃げ込んでしまう。
屋上へとやってきたアインハルトは、乱馬とヴィヴィオの制止を振り切って飛び降り自殺を図る。だがしかし、死が近づくにつれて彼女の心を支配したのは死への恐怖であった。死にたくないと願うアインハルトを、乱馬が飛び降りて受け止め、ティオのせいで猫化しつつも救出する。猫化したままどこかへ行ってしまった乱馬を、アインハルトはひとまず追うことにした。
乱馬を追いかけた先で出会ったのは、グロンギの王であるン・ダグバ・ゼバであった。乱馬を守るために戦うが実力は圧倒的で苦戦を強いられる。そんな中、追いついてきたあかねの手により乱馬の猫化が解け、祈里をダグバが殺したことを知って激昂した乱馬がアインハルト・あかね・あかねを追ってこの場にいた源太の三人を逃がす。アインハルトは逃げる直前に乱馬にベルトが弱点である可能性が高いと教えると、あかねと源太と共にその場を離れた。
しかし、逃走中乱馬が苦戦している様子なことを認識すると彼を助けるためにもと来た道を引き返す。乱馬のもとへ戻ったアインハルトは、乱馬によりヒートメモリを渡され、ヒート・ドーパントに変身してダグバと戦う。ナスカ・ドーパントに変身した乱馬との連携によりダグバに応戦し、ドーパントの力を付加した覇王断空拳により渾身の一撃を叩きこみ、見事ダグバのベルトを半壊させ撤退させることに成功した。
戦闘を終えたアインハルトは倒れた乱馬のもとへ向かうが、そこにあったのは乱馬の死体であった。またも守れなかったことを嘆き、自己嫌悪に陥りかけるが、現れた乱馬の幻影に叱咤され、さらに殺し合いに乗ってしまったあかねを止めることを託され、再び立ち上がった。
見つけたあかねは、左翔太郎・佐倉杏子と戦闘中であり、源太の説得を受けている最中であった。源太と共にあかねを止めようとするが聞き入れられず、Rナスカとなり暴走したあかねになすすべもなく撤退を強いられることとなった。
翔太郎、杏子、源太と共に撤退した後、支給品のしゃべる指輪である魔導輪のザルバと、警察署で一度別れたいつきと合流する。
第三回放送まで
放送でスバルとティアナの死を聞き、自責心にとらわれかかるも乱馬との約束を守るために落ち込んではいられないと踏みとどまる。そこへ自分を気遣っていつきが声をかけてきて、アインハルトは今まで自分一人で悲しんでいつき達を困らせてきたことを謝る。しかしそれに対していつきの返答を聞き、彼女の強さを強く実感したアインハルトは、自分もいつきたちのようになりたいと思うようになる。
いつきにより先ほどの放送の内容がヴィヴィオと孤門の危機を伝えるものだと判明し、警察署へ急ごうとするが、そこへ血祭ドウコクが現れ、戦闘になる。5体1にもかかわらずドウコクの攻撃は全く効かず、アインハルトもあっという間に変身解除させられてしまう。絶体絶命の状況であったが、そこへ風都タワーの崩落とモロトフによる放送を聞いたドウコクがそちらに興味を示したため戦闘は中断となり、一行はドウコクの捕虜として渋々彼についていくこととなった。
途中酒を飲みだしたドウコクが酒が足りねえということで、アインハルトを使い走りにしコンビニから酒を持ってこさせる。アインハルトは言われたとおりにコンビニに向かうと、そこで美希と再会。そこでアインハルトはドウコクから逃げるために美希の存在が要になると考え、手短に状況を教えて指示を出すとドウコク達のもとへ戻る。
再び風都タワー跡を目指す中、モロトフが放ったボルテッカにより辺りが強い煌めきに支配される。これが好機とみたアインハルトは変身し、他の仲間たちにも変身を促して叛逆を試みる。
突然の裏切りにドウコクが襲い掛かるが、事前にアインハルトからもしもの時の指示を受けていたいつきことキュアサンシャインのサンフラワー・イージスによりドウコクの攻撃は防御され、攻撃を防がれて怯んだドウコクにやはりアインハルトの指示で近くにいた美希ことキュアベリーのキックが決まり、隙が出来たドウコクに他の仲間たちもそれぞれの必殺技を放ち、源太のスタングレネードにより完全に逃走に成功した。逃走に成功した後、一人ドウコクのもとへ戻った杏子を助けるために翔太郎が戻り、他のメンバーは警察署へ向かう事となった。
途中戦闘の気配を感じたベリーがサンシャインと共に離れ、源太と二人で警察署へたどり着く。
警察署に辿り着いてしばらくすると、美希・いつき・ヴィヴィオ・孤門・ダークプリキュアと合流し、情報交換を行う事となった。しかし途中でダークプリキュアが部屋を出て、いつき・ヴィヴィオ・源太がそれを追っている間待機していたが、慰安室で異変があったことに気づきそちらへ向かう。そこには幽霊がどうのと怯える源太がおり、状況が分からないためともかく中に入ることとなる。しかしそこでダークプリキュアに操られた源太により、アインハルトは斬られてしまう。その傷は致命傷で、何が起こったのかも分からぬまま、アインハルト・ストラトスは突然の死を迎えた。
しばらくの間ショックでかなり危ない精神状態だったが、乱馬との出会いを契機として徐々に立ち直っていき、ダグバ撃破・ドウコクからの逃走という大きな戦果を上げ、ヴィヴィオともちゃんとした形で再会を果たした直後の悲劇であった。ダグバ撃破から始まった彼女の大健闘はめざましいものであったが、あかねを止めるという乱馬の約束を果たせなかったことは、源太共々無念であっただろう。
称号【大健闘、報われず】
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最終更新:2014年09月16日 23:22