セール
本日の更新はお休みになります。
こちらより、〜24時までの間に
薬の魔物のSSを書かせていただきますね。
ディノ
「…ご主人様」
「むむ、人の勢いにすっかり怯えてしまいました？」
「これは、戦うのかい？」
「戦括りなのは間違いありません。はぐれないようにしましょうね」
「うん。…ネア」
「ぎゃ！私の伴侶が流されました！」
「…ご主人様」
「ほゎ。そんなに震えてしまう程に怖かったのですね…」
エーダリア
「セールには、…初めて来た。ここまで賑わうものなのだな」
「ここからお目当ての品物を勝ち取るのです。お互い生還しましょうね」
「あれは、トキシェの魔術書ではないか！行ってくる！」
「
エーダリア様？！…むむ、皆さん
エーダリア様だと気付いてさり気なく道を譲っています…」
ヒルド
「おや、セールですか」
「チーズ…」
「ネア様、少し高い位置からであれば、欲しい物が見えますか？失礼、抱き上げますよ」
「はい。…ぎゅ？！と、飛んでます！」
「品物を指定していただければ、私が買ってきましょう」
「あの丸いチーズと、杏のものが欲しいです！」
「お任せ下さい」
ゼノーシュ
「ネア、絶対に買おうね」
「はい。イズメリア限定チョコレートです。これは誰にも負けません！」
「僕、
グラストの分と二つ買うの」
「私もディノのものと…なぬ。さすがゼノです。もうお会計にいます」
「二種類あったよ」
「どちらを買いました？」
「僕ね、二種類共買っちゃった」
グレアム
「ネア、これとこれだな？」
「な、なぜ見ていただけで欲しいものが分かってしまったのでしょう…」
「人混みは危ないから、そこでシルハーンと待っていてくれ。これは、祝祭限定の紅茶らしい」
「飲み物まで…」
「それを飲んで待っていてくれ」
「
グレアムが…」
「行ってしまいました」
エーダリア2
「
エーダリア様がいません！」
「ありゃ、あそこにいるよ」
「…欲しいものは買えたようですね」
「わーお、もう読んでるぞ」
「も、もしかしてあの大荷物は全部セール品の魔術書ですか？」
「
エーダリア様？」
「
ヒルド？…す、すまないつい夢中になってだな、ここで待っていたのだ」
ウィリアム
「…凄い混雑で前が見えないな」
「む、倒してしまうのはなしなのですよ？」
「はは、流石に俺でもそんな事はしないぞ？」
「そして、持ち上げられてしまいました」
「はぐれるといけないからな。これからあの中に入るとなると、しっかり掴まっていてくれ」
「はい。ぎゅっとしますね！」
ヨシュア
「ふぇ、こんなに混んでいる場所になんて、僕は絶対に行かないよ！」
「まぁ、それならここで待っていて下さいね」
「ほぇ、僕を一人でここに置いて行くのかい？」
「人混みではぐれるとなると、猪仮面のお祭りを思い出しますねぇ」
「ふ、ふぇぇ！」
「なぜもうぎゃん泣きなのだ…」
ギード
「まずは、欲しいものを絞ろう。どの店から見るんだ？」
「むむ、てきぱきしています」
「あんたの体だと、この店は竜が多いからはぐれない方がいい。手を繋ぐぞ」
「はい。ギードさんはセールは得意なのですか？」
「祝祭の前のセールは時々行くんだ。絶望の声も聞こえるからな」
「絶望…」
ノア
「よーし、お兄ちゃんに任せていいよ」
「ノアは、人混みも得意そうです！」
「うん。女の子達が沢山いるから、ぎゅっとなると楽しいよね」
「ノア、私がしゃっと行ってきますのでここで待っていてくれますか？」
「え、なんで？！絶対に一緒に行くよね？」
「狐さん姿でも、ぎりぎりです」
ダナエ
「…沢山いるね」
「くれぐれも、お客さんを食べてはいけませんよ？」
「ネアの欲しいものを取ろうとする相手だけ、食べればいいのかな？」
「…む」
「なぜ黙るんだ？！ダナエ、それでも駄目だぞ？」
「これはいいのかな？」
「なぬ。もうお口に入っていて、何を食べたのか分かりません！」
アルテア
「おい、うろちょろするな」
「むが！」
「そのセーターはどっちかにしろ。絶対に片方しか着ないだろうが」
「お母さん…？」
「やめろ。それと、何だその薄着は。俺から離れるなと言わなかったか？」
「ぎゅ。沢山叱られます…」
「ったく。買っておいてやるから、お前は水分補給しろ」
ネア
（明日の更新をお待ち下さい！）
本日のSSは、ここまでなります。
お付き合いいただき、有難うございました！
明日は通常更新となります。
最終更新：2022年05月07日 12:03
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