新年
本日の
薬の魔物の更新はお休みですが、少しだけSSを書かせていただきますね。
「年明けが安息日なのが、とても嬉しいのです。ごろごろしますね！」
「可愛い、転がってる…」
「ただ、こんな安息日は、お外に出るとおかしなものを見てしまうのですよね？」
「うん。街に出る際には、奇妙なものに付いていかないようにするんだ」
「ふふ、お家なのでその心配はありませんね！」
「
ノアベルト？！」
「
エーダリア…ま、窓に変な生き物が貼り付いていたんだけど？！」
「ネイ、落ち着いて下さい。エーダリア様、まずはペンを置かれては？」
「あ、ああ。どのようなものだったのだ？安息日の固有種だろうか」
「え、僕の心配より、好奇心…」
「すまない…」
「やれやれ…」
「おい、窓の外のものは何だ」
「…まぁ、怖いものを見てしまったのですか？こちらのお部屋で過ごします？」
「
アルテアなんて…」
「アルテア、あちらの長椅子が空いてますよ。こちらはもう定員なので」
「
ウィリアム…」
「窓の外に何かいるのです？…む、円筒形にゃんこ？」
「なんだろう…」
「
グラスト、安息日の獣がいるから近付いちゃ駄目だからね！」
「ああ。気を付けよう。有難うな、
ゼノーシュ」
「首に花輪をかけてるから、高位の獣なんだよ。ネアは見ちゃいそうだから、ディノにも話しておこうかな」
「そうか。ゼノーシュは優しいな」
「僕、偉い？」
「勿論だ」
「やったぁ！」
「筒にゃんこが、窓の外で踊っていますよ！…むむ、ディノ？」
「ご主人様…」
「さては苦手ですね？」
「…くそ、カーテンを閉めろと言わなかったか？」
「やや様子がおかしいですが、よく見れば愛くるしいのでは？」
「うーん、斬りたくなる動きだな」
「ぎゃ！斬ってはいけません…」
以上となります！
お付き合いいただき、有難うございました。
最終更新：2022年05月07日 15:25
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