見られてはいけない…
本日の更新はお休みとなります。
代わりに
薬の魔物のSSを書かせていただきますね。
ネア
「こし…」
「虐待する…」
「ぎゃ！…み、見ましたね？これは、私の腰の安否確認をしただけなのですよ？ぎゅっと掴もうとすれば多少つまめますが、女性は皆これくらいが標準なのです！」
「おい…それ以前にさっさと何か羽織れ…！」
「勝手にお部屋に来ておいて、我が儘なのだ…」
「虐待…」
ノア
「よいしょ。…あったぞ。お気に入りのボール、奥に入り過ぎて取れなかったんだよね」
「…何をやっているんだ」
「え？！
アルテア？！え、えーと」
「あの狐のボールか。家具の下に入っていた物は、そのまま戻すなよ」
「…うん。凄く大事にしてくれるよね。ちょっと泣きそう…」
「何でだよ」
エーダリア
「っ、…魔術書に仕掛けられたインクか。魔術洗浄しなければだな…」
「
エーダリア様？」
「
ヒルド？！い、いやこれは…」
「扱いをし損じましたね。手を洗いますのでこちらへ」
「
ヒルド？！手ぐらい自分で洗え…っ？！」
「やれやれ手のかかる方ですね」
「なぜ微笑んでいるのだ…？」
ヒルド
「おや、どうされましたか？いらっしゃるとは思っておりませんでしたのでこのような格好ですがご容赦下さい。…ああ。この毛糸ですね。であれば、…扉を閉じましょうか。折角ですので、妖精の粉も差し上げましょう。…ええ。二人だけの秘密ですので、誰にも見られぬよう…」
「じゅるり…！」
グレアム
「…何の用だ」
「あんたの寝起きは凄まじいな…」
「ギード、この時間には来るなと…」
「食事の約束をしていただろう」
「まだ約束の時間じゃないだろう。…っ、何で俺は床にいるんだ？」
「それは俺も気になっていた。立てるか？」
「服はどうしたんだ…？」
「それも気になっていた…」
ディノ
「…この魔物かい？困ったことに少し目に余るようだから、排除しておこうか。あの子が眠っている内にね。あの国の魔術異変は崩しておいたよ。ウィームに面する国境域を脅かされては堪らないからね。…それと、そろそろ木苺味がなくなりそうかな」
「お前は、あいつにギモーヴを食わせ過ぎだ」
ウィリアム
「…おっと。この舞踏会に来ていたんだな」
「むぅ。迷い込んだようです。…お着替え中です？」
「いや。何でもないから気にしないでくれ。この部屋は何もないから、折角だし、向こうの料理のテーブルに行ってみるか？その後で送っていこう」
「同伴者さんは大丈夫です？」
「ああ、勿論」
ゼノーシュ
「ほわ…これは竜さん？」
「薔薇の祝祭で、
グラストに求婚しようとしたんだ。森に埋めてくるね…」
「ゼノのお顔が…！」
「僕に隠れて
グラストに会おうとしたんだよ。だから、もういらないんだ」
「クッキーを食べます？」
「…食べる。
グラストが気付かない内に森に埋めてくるね…」
グラフィーツ①
「味のぼやけた砂糖だな。これだから手入れの悪い聖女は…」
「むぐ。妙なものを食べている魔物さんがいます」
「…まさか一人で来たのか？いや、迷い込んだな。…こっち来い」
「事故ではないとは言い切れず…」
「それと、…これは排除しておくぞ」
「むむ、背後に何かいました？」
グラフィーツ②
「やれやれ、また妙な野良を引き寄せていたのか。誘引魔術でも錬成しているのか？！」
「ぐぬ。ここはどこなのだ。そして、おやつですよという風に砂糖を差し出すのはやめるのだ」
「他に食う物はないぞ。妖精の舞踏会で出された料理は食うな」
「…足下にいるのは、妖精さんです？」
ちびふわ
「フキュフ？！」
「…まぁ、さてはフルーツケーキを盗もうとしていましたね？」
「フキュフ…」
「さり気なく立ち去ろうとしてもばればれなのですよ？」
「フキュフ！」
「いけません！酔っ払いちびふわになったら、プールに行けませんからね」 「フキュフー？！」
「
アルテアが…」
アルテア
「…っ、おい、ふざけるなよ」
「むぅ。開ける扉を間違えました。…先生、こちらのお部屋は使用中のようですよ」
「おい待て！事故ったんだな？その場から動くな！」
「むむ、恋人さんが一緒のようなので、ごゆっくりどうぞなのですよ」
「お前を野放しにしておけると思うか！」
「解せぬ」
以上となります。
最後までお付き合いいただき、有難うございました！
おまけ（アンケート二位）
「食堂はこちらですね！えい！」
「ご主人様？！」
「むむ、恋人さんがご一緒でし…ぎゃふ？！足元に滑り込むのはやめるのだ！」
「わーお。女の子は逃げちゃったぞ」
「おのれ！なぜ泣くのだ！立ち去り給え！」
「ネア。僕達が迷い込んだだけで、ニエークの城だからね？」
最終更新：2022年05月07日 15:32
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