けいそうこうきどうしゃ
乗員 |
4名 |
全長 |
4.40m |
全幅 |
2.04m |
全高 |
1.85m |
重量 |
4.5t |
最高速度 |
100km/h |
航続距離 |
500㎞ |
主要武装 |
固定武装なし |
MINIMI機関銃等の搭載可 |
車体防護 |
圧延鋼板 |
防弾ガラス |
制作 |
小松製作所 |
概要
主として陸上自衛隊に配備されている小型の装輪装甲車。
「ライトアーマー」という愛称がつけられているが、例によって使う人はほぼ皆無で、一般には略称のLAVの方が通りが良い。
車体前面は12.7mm弾に、側面は7.62mm小銃弾に耐える程度の装甲が施されているが、装甲車両としては軽量かつ小型なので
チヌーク輸送ヘリから吊り下げる形で空輸することも可能である。
固有の搭載火器は無いが、一部の車輌には車体上面ハッチに全周旋回可能なターレットと防楯付き銃架があり、5.56mm機関銃MINIMIや小銃を据え付けることが可能。
銃架の無い車両でも車体上部ハッチから5.56mm機関銃MINIMIや小銃を使用することが可能な他、個人携行式の小型誘導弾なども使用できる。
上記の銃架搭載型の他、無線機搭載型、発煙弾発射機搭載型、車体上面ハッチへの漏斗型装甲板の増設等の改修を施した国際活動仕様等の派生型がある。
何気にクーラーが標準装備された初の陸上自衛隊装甲車輌である。
2005年以降の調達車輌はイラクに派遣された車輌と同じワイヤーカッター取付基部、予備タイヤ用ラック基部、燃料缶搭載用ラック取付基部が増設され、装甲や側面および後面の防弾ガラスも耐7.62mm弾仕様に変更、車体後部にけん引フックが標準装備されている。
2000年に部隊使用承認された後、2015年までに平均約150輌/年を調達、1,818両が配備されており、数の上では
自衛隊の主力装甲車輌である。一輌あたりの導入価格は3,000万余り。
航空自衛隊でも基地警備隊向けに119輌導入しており、無線機のアンテナが異なる他、車体の塗装がオリーブドラブ一色なので陸上自衛隊の車輌と容易に識別できる。
後継
2019年10月から次期軽装甲機動車の選定が始まっている。
軽装甲機動車を開発したコマツが防衛産業から撤退した事もあり、今回は国産ではなく海外の有力車種から選定する計画で、2022年3月に三菱重工が提案しているオーストラリアのタレス社製ハーケイと丸紅エアロスペースが提案しているスイスのMOWAG社製イーグルの2車種まで候補が絞られている。
候補に挙がっている2車種はどちらも軽装甲機動車より一回り大型で、重量も2倍近く重い。
その分だけ武装や装甲は勝っていると思われ、運用する隊員の生残性向上が期待できる。
しかし、軽装甲機動車すら車体が大きいので取り回しが悪く、駐車スペースを喰うという評価もあるので、配備後の日本国内での運用に難が出ないことを祈るのみのである。
随時加筆求む。
作中の活躍
またコミック版7話と13話にて
エジェイ自衛隊基地に1台だけ居るのが確認できる。
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〔最終更新日:2024年06月26日〕
最終更新:2024年06月26日 14:21