ばるーんへいやのたたかい
マギカライヒ共同体領内の
遺跡に残されていた生物兵器が覚醒し、それを迎え撃つマギカライヒ陸上隊との間に発生した戦い。本編中では特に戦いの名前は記されていないが、便宜上当wikiではこの名前で取り扱う。
前史
マギカライヒ首都
エーベストの北方100kmの位置には遺跡が存在し、以前より同国調査隊による研究が行われていた。ある日、研究員がボタンを操作したところ棺の中から怪物が出現し、調査隊30名中19名が殺害される事態となる。この怪物を討伐するため陸上隊(陸軍)20名が派遣されるも返り討ちに遭い、逆に怪物側がゴーレムを連れてエーベストに向い始める。これを受けて学院連合(政府)は陸上隊の本格派遣を決定した。
しかし、マギカライヒは機械文明に重きを置いているため魔帝に精通した者が少なく、国内のどの文献にも記述がない怪物の正体は不明なままだった。
そこで、当時
バルチスタ沖大海戦の戦傷で入院中だった
中央法王国の
ファルタスに意見を求めたところ、
量産型ノスグーラではないかとの返答があった。この推測は的中しており、怪物の正体は「リョノス」と名付けられた量産型ノスグーラのうちの一体であった。
相手がただの怪物ではなく古代兵器と知ったマギカライヒは、場合によっては国家存亡の危機に陥ると考え、過去に
同種の案件で実績がある日本に協力を打診する運びとなった。日本政府はこの要請を受託し、前回と同じく脅威度判定のための小隊を先んじて派遣した。小隊は、
CH-47輸送ヘリコプターで車両ごと現地に空輸されて展開している。
リョノスはエーベストから50kmの位置にあるバルーン平野で突然進撃を止め、一晩で地面から謎の塔を出現させた。ちなみにここは以前から遺跡存在の可能性が指摘されていた地域だった。
この遺跡の中でリョノスが態勢を整えている間に陸自先遣隊が到着し、マギカライヒ側もまた準備を済ませる。陸自の本隊を待つべきだという意見もあったが、首都からほど近い位置に脅威が存在する以上もたついているわけにはいかず、この状態で塔に攻撃を仕掛けることになった。
戦闘の推移
まず科学融合
魔導砲による塔の破壊が試みられたが、魔素を展開した塔は全くの無傷だった。
それから間もなく塔から量産型
ゴブリンが現れ、突撃を開始した。これに対しマギカライヒ陸上隊は銃歩兵の七段撃ち戦術で応戦し、次々とゴブリンを倒していった。続いてゴーレム四体が現れ、ゴブリンたちの前で銃弾を防ぐよう立ち回ったが、マギカライヒは砲撃を再開し、順調にゴーレムを撃破していった。
しかし、現れたゴーレムの中には偽装した魔導アーマーを着用したリョノスが紛れていた。リョノスは敵の魔力を感じさせない攻撃に興味を惹かれ、威力を確かめたいと考え接近戦を決意した。そして魔導アーマーの機動力を活かし本陣へ突撃をはじめ、中途にいた歩兵を蹴散らした。この速度に砲兵の照準は到底追いつかなかった。
ここで陸自先遣隊は
01式軽対戦車誘導弾を発射しリョノスに直撃させる。纏っていた岩のおかげで即死こそ免れたものの、魔導アーマーは甚大なダメージを受け、装甲強度が当初の二割弱にまで落ち込む事態となった。
本気で危険を感じたリョノスは
魔光砲で敵本陣を片付けようとするも、ファルタスの空間魔法に弾道をそらされ失敗。これを見た陸自先遣隊はヘリの支援を要請し、ファルタスは
イクシオンレーザーの詠唱を開始した。ファルタスの急激な攻撃力上昇を察知したリョノスは再び魔光砲を発射したが、着弾よりもファルタスの詠唱完了のほうが早かった。イクシオンレーザーが直撃した魔導アーマーは大破、さらに追ってやってきた
AH-1Sに完全にとどめを刺され、戦闘不能になったリョノスはマギカライヒに捕らえられた。
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〔最終更新日:2023年02月23日〕
最終更新:2023年02月23日 22:19