あさだ たいじ
人間はな、愛情が無ければ育たないんだよ!!!
日本国・
外務省外交官。
本名:朝田 泰司(あさだ たいじ)
パーパルディア皇国および
グラ・バルカス帝国との交渉にあたるが、両国の傲慢さに呆れ果てる。
意図的に怒らせるような物言いが必要と判断し、策略的に行動ができる人間である。
その一方で、激情型の人物でもあり、傲慢極まる相手方からの威圧に乗せられて言い返してしまうなど、外交官としてはそこまで優秀な方ではない。……だが、本作で彼を激昂させた国は決まって日本国によって叩き潰される結果になるという、ある意味
彼が訪れることが本作における最大の死亡フラグ。
ただ外務省の項目にも書いてある通り、作中日本は転移により深刻な人手不足になっており、転移前は内勤もしくは対外交渉の経験が浅かった可能性がある。
パーパルディア皇国側が、
フェン王国侵攻の失敗に逆ギレし、日本国民を皆殺しにすると宣言した時、それを通達した
レミールに面と向かって「
あなた方ほどの愚か者と交渉したのは初めて」「
個人的には二度と交渉したくない」と吐き捨てた。
彼の姿はよくも悪くも
レミールに印象を残したようで、彼女の見た悪夢には剣を持った処刑人として登場していた。
パーパルディア皇国の敗戦後は、負け惜しみの虚勢を吐く
レミールに対し、「
私から見れば、あなたは野蛮人だ」と言い放っている。
グラ・バルカス帝国編では、抗議と交渉のために
レイフォルへ(半ば嫌々)送られることになる。
抗議も空しく、捕虜となった
海上保安庁の人員含む全員が処刑されてしまい、完全に交渉決裂となってしまったが、ここにきて、対グラ・バルカス帝国との戦争準備のために交渉と言う名の開戦を遅らせるためのやり取りを画策する。技術の一端を開示させることで、
シエリアや
ダラスの警戒感を引き出し、侵攻時期を3か月遅らせることに成功する。
その後も、グラ・バルカス帝国との戦争のために、
ムーに残って多くの外交調整を行わされることになった。
そして、グラ・バルカス帝国が
第二文明圏から叩き出されることとなり、一応の山場を越えたと判断した外務省は、ようやく彼を激務とは程遠い
ロデニウス大陸南東部の島国
シルカーク王国への赴任を決定。
やっと、激務から解放されると喜んでいたが、王国の外務郷との会談中に
クルセイリース大聖王国の回転翼飛行機の船団が王都上空に現れる事態が発生。またも忙しくなる予感にぼやく羽目になる。
なお、
アニュンリール皇国が近いうちに東征を始めることを知っている多くの読者は、これがフラグであると言う予想の
コメントでいっぱいになっていた。
書籍版のイラストにも登場しており、推定30代始めの、七三分けに眼鏡をかけたインテリ風の男性として描かれている。
3巻巻末のオマケイラストでは真一文字に結んだ口、剃られた形跡がない無精髭、あからさまに険しい目つきという、業務の多忙さと激情型の性格が容易に見て取れる人相で描かれた。
2巻表紙にも、
ルミエスと一緒に彼らしき人物が描かれているのが確認できる。
4巻でも
シエリアと舌戦を繰り広げる様子が描かれる。登場キャラの中で、挿絵に描かれた回数は最多かもしれない。
コミカライズ版では第36話で
フェン王国の戦い後のレミールとの会談が持たれたところだが、レミールは会談場所に別荘の庭園という屋外を指定し、開発されたばかりの
ワイバーンオーバーロードを見せつけて威嚇してくる。……が、
ムーの
マリンを上回ったところで日本にとっては90年近く昔の戦間期後半の戦闘機レベルの性能でしかなく、呆然としている朝田と
篠原に態度に勘違いしたのか誤った自信で威勢を張る
レミールに対し「会談は決裂ですね」と言って呆れた様子でネクタイを緩め(つまり、「公のやり取りはここで終了」という意味)、篠原に対して
「この国はもう終わりだ」と、
レミール個人どころか
皇国まるごと見限った様子を見せていた。
一方、その直後2人を追いかけて馬車に乱入した
カイオスとはお互いの行動について
「外交官の性」と一時の意気投合を見せている。この時、
カイオスが朝田の無精ヒゲ(忙しすぎて剃っている時間がない)について指摘しており、コミカライズ版でだんだん顎ヒゲが濃くなっていくのが作画側の都合ではなく意図されたものだということが解る。
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〔最終更新日:2024年02月06日〕
最終更新:2024年02月06日 23:09