ムーの
パーパルディア皇国駐在大使。
理性的な人物のようで、「
日本が自国より遙かに強大であること」を進んで認め、悔しがる様子も見せない。
それゆえか、日本と戦争状態に陥ったパーパルディア皇国が「日本に惨敗する運命にあること」を、憐れんでいたような発言が見られる。
アルタラス島の戦いの後、日本が
飛行機械を所有していること、ムーが自国民をパーパルディア国内から引き上げていることから、「ムーが日本を支援している」とパーパルディア側に勘違いされ、
レミールから詰問される。
しかし当然ながら、ムーの側から見れば言いがかりでしかなく、困惑しながらも、日本が転移国家であることを告げ、その実力の一端を明かす。
会談直前の独白では、パーパルディア皇国が日本との戦争を決意し、殲滅戦まで宣言したことを不思議がっていた。『日本についてちゃんと調査していれば、その実力が解らないはずはない』からである。
「まさかこの期に及んで日本の詳細な調査を行っていないのか?」と勘ぐっていたが、会談で皇国側が「日本軍が使用している飛行機械は、ムーが輸出したもの」と一方的に決め付けてきたため、自分の想像が当たっていたことを知る。
さらに、ムーが知っている日本の情報を開示していくにつれ、皇国側の顔色が悪くなっていく様子を見て、「皇国が日本を、文明圏外の弱小蛮族国家と頭から決めつけ、ろくな調査もせずに戦争を仕掛けた」ことを察し、「『まさか』がそのまさかだったか」と心底呆れ果てている。
その際の「殲滅戦」という言葉にレミールが過剰な反応を示したため、彼女が対日戦争の元凶であることをも、即座に見抜いている。
彼の「戦いのあと、皇国がまだ残っていたら自分は戻ってくる。その時、再会できることを祈る」という、ある意味では直接の嘲弄よりはるかに辛辣な台詞で、会談は終了。
まもなく部下共々ムー本国へ帰還したと思われる。
コミカライズ版では、少々頬がこけた赤髪の紳士として登場。
日本基準の見た目で長袖長ズボンと、だいぶラフな格好をしており、その姿でパーパルディアと会談に臨んでいる。
また、パーパルディアに滞在して長く、妻がパーパルディア皇国人であることが判明した。
また、レミールについて、彼女は小説版のほとんどで「皇族レミール」とされ敬称がはっきりしなかったが、コミカライズ版のムーゲはレミールを「
レミール殿下」と呼んでいる。
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〔最終更新日:2023年11月03日〕
最終更新:2023年11月03日 00:45