けものフレンズプロジェクトアンチ(けものふれんずぷろじぇくとあんち)は、けものフレンズ騒動において、けものフレンズプロジェクト(KFP)を嫌悪する思想、またはその勢力のこと。略称は「KFPアンチ」。
当Wikiでは公平性の観点から、「
たつき信者」に代わる使用推奨用語となっている。
概要
いわゆる「
たつき信者」と呼ばれる勢力のうち、その根幹をなしている。
たつきショック直後は、たつきのツイートに含まれていた「ざっくりカドカワ方面」という文言から、
KADOKAWAへのバッシングが中心であった。
その後、吉崎観音嫉妬説が幅をきかせるようになり、バッシングの対象は徐々に吉崎観音およびけものフレンズプロジェクトという組織に移行していった。
2017年年末の福原慶匡の報告、および大晦日生特番での細谷伸之の説明により、バッシングの矛先は「
コアメンバー」とされる関係者にも向けられることとなり、現在のKFPアンチが概ね形作られることとなった。
ただし、標的はツイッターで発言している人物、及びネットで黒幕だと指摘された人物に限り、ネットで話題にならないけものフレンズ創設者である
梶井斉は、最重要人物にも関わらずバッシングされる事は少ない。
炎上が小康状態になったのちもKFPアンチは活動を続けていたが、2018年に発生した
新ユニットオーディション台本剽窃と
たつきの脚本費・脚本印税未払い発言を経て急速に勢力を盛り返すようになった。
そして2019年の『けものフレンズ2』の放送時期に至り、KFPアンチの活動は最盛期を迎えた。
『けものフレンズ2』アンチや炎上に加担したイナゴを加えて一大勢力となったKFPアンチは、KFP関係者や『けものフレンズ2』を評価した人々に対し激しいバッシングを加えて、反社会勢力との関係疑惑、声優に関する未成年飲酒疑惑や枕営業疑惑などを流布するに至った。
また、その激しい個人攻撃を諌めた一般人に対しても「
真のフレンズ」と認定して集団的なネットリンチをするなどをした。
2019年5月頃まで活発な動きを見せていたものの、炎上に参加していたイナゴが移動したことでKFPへのバッシングの総数は徐々に減っていった。
また、けものフレンズとは無関係な人物やコンテンツにまで荒らし行為を加えたことによって、KFPアンチは界隈外から冷ややかな目で見られるようになった。
そして、7月18日に発生した
京都アニメーション放火殺人事件において過激派のKFPアンチ・ワイトキング(けものフレンズ2)が「事件にKFPが関与している」という陰謀論を展開したため、KFP擁護派のみならず界隈外からも厳しい批判が向けられることとなった。
ここからKFPアンチの瓦解が始まり、時間の経過とともにその勢力は減退する一方となっている。
しかし、年月が経ってもまとめブログやKFPアンチによる陰謀論・デマの拡散の影響を受けた人物は絶えず、少数精鋭化したKFPアンチがTwitterやふたば☆ちゃんねるを中心に活発的な思想の流布を行なっていることもあって、過去の炎上騒動の風化には繋がっていない。
思想
けものフレンズプロジェクト(KFP)とその関係者、展開するコンテンツに激しい憎悪を抱いている。KFPを「社会悪」と断定して、攻撃の正当化を図っている。中には「KFPへの攻撃を続けないと体調が悪くなる」と公言するなど、ライフワークの一部となっている。
けものフレンズ考察班 @7n7mDuGGqF3bPY3
けもフレ公式や吉崎への批判を怠ると職場環境が悪化したり体調不良になる謎
更に他のコンテンツに現抜かしてると悪影響が顕著
それでネット自体止めようとすると問題が勝手に解決するし、確実に何かに強いられてる感ある
もう一度や二度でもないしな…
12:25 AM · Oct 3, 2021·Twitter Web App
たつきショックが発生した当初は、たつきが投稿したツイートの「ざっくりカドカワ」の言葉に反応し、主犯は大企業である
KADOKAWAであるとされた。
また、吉崎観音が黒幕であるとする説が広まり、これを信じる人物も現れる。
大企業の金満主義のせいでたつきは犠牲となった、もしくは吉崎観音の権力の濫用で起こった事として騒動当初は元からいた反権力層を取り込んで大きく隆盛した。
いわゆる「巨大企業の被害を受けている弱者」という構図を好み、あちこちで不買運動、古い組織体制の批判などを行った。
しかし、
ケムリクサとコラボした日清食品、配信をしたamazon、そして
へんたつにCM枠を提供したアニプレックスを崇拝し、たつきがいかにして大企業に支持されているかという権力に阿る姿勢に転換するダブルスタンダード的な言動も見られる。
前述の反権力の思想とは真逆の思想であるが反権力というのは
KADOKAWAのみに適用され、同じ製作会社であるアニプレックスにはアニプレックスのCM枠に
へんたつを流したのをきっかけとしてアニメの内容を語るのではなく、たつきにはアニプレックスがバックについているというのを殊更に喜び拡散しようとする。
とにかく大企業に支援してもらっているという設定を大事にしていて他には日清、amazonがたつきの味方についていてそれはけものフレンズに対する勝利だと信じられている。
何の勝負をしていたのかははっきりしていない。
たつきがツイッターにて自身の作品のAmazonでのセールスランキングを気にしている影響か、KFPアンチは円盤の売上を非常に重視しており、それで勝ち負けを決める思想、いわゆる「売上厨」と呼ばれる性質がある。
特に『
ケムリクサ』と『けものフレンズ2』との売上比較においては、『
ケムリクサ』が良い売上である事を根拠にして『けものフレンズ2』に圧倒的勝利を成し遂げたと信じている。
また、アニメ『
へんたつ』についてもCM枠で放送されたアニメが1クールアニメの『けものフレンズ2』に勝ったという認定を行っている。
しかし、『
ケムリクサ』及び『
へんたつ』ともにその後の展開が振るわなかった事から、コラボ及び商品展開に興味はなく、コラボや商品展開をする事は売れていなくて必死である証拠だと考えている。
- たつき、けものフレンズに関わった人物、集団への憎悪
KFP関係者でなくとも協力した、関係子会社であるというだけで憎悪を向ける事もある。
たつきショックでは、本来けものフレンズのブームの源泉であったニコニコのサービスのひとつであるニコニコ大百科をヘイト思想の強い単語記事で埋め尽くし、1期を基にした二次創作動画もKFPへの中傷で埋め尽くした。
また、コラボする動物園や企業などはオワコンと認定する傾向にある。
極めつけはアニメの炎上騒動では批判対象となりにくい声優陣にも敵意を向け、1期で活躍したサーバルの声優、およびPPPの声優等にも敵意を向けるなど他のアニメアンチとは一線を画す存在となっている。
また、同人版で
ケムリクサへ曲を提供した江戸川愛工(箸休P)、たつきがアニメーション監督を務めた『てさぐれ!部活もの』の監督である石ダテコー太郎については、たつきに不利な発言をしたため敵視している。
中には敵視している特定人物に対して過激な表現で誹謗中傷を行う者もいるため、Twitterの運営に頻繁に凍結やアカウントのロックを受ける特徴をもつKFPアンチも存在している。
自らを「たつきファン」または「irodoriファン」と名乗り、『けものフレンズ』(テレビアニメ)とたつき、たつきの作品を称賛している場合が多く見られる。
KFPアンチが「
たつき信者」に内包される理由の一つがこのたつきへの崇拝であるが、「たつきとその作品は素晴らしい」という評価を絶対視したうえでKFPへの誹謗中傷の正当化に用いられることも多い。
問題はアンチとして堂々と行動しながら、
ケムリクサのアイコンを使用しているツイッターのアカウントは多数存在しているということである。
結果的にけものフレンズ界隈以外のネットユーザーからも
ケムリクサのアイコンのユーザーが過激なアンチとして認識されるようになり、『
ケムリクサ』が敬遠される一因ともなっている。
『けものフレンズ2』の炎上騒動からKFPアンチに加わったものは、特段たつきとその作品が好きではなく、ただKFPをバッシングできればよいという理由で参加しているものが多い。
そのため、アニメ1期の内容についても特段細かい描写や表現は気にされず、たつきとその作品に関する知識は欠如している。
けものフレンズコンテンツや各作品への批判も、上記のように「たつきのアニメ1期が正統」という立場で行なっているため、各作品の設定や他作品との関係性などに目を向けることは少なく、設定を熟知しているけものフレンズコンテンツのファンからすれば論理的批判をなしていないことが多い。
他のアニメ作品のアンチと大きく違い、けものフレンズ「プロジェクト」アンチの名が示すように公式に憎悪を向けてもけものフレンズのキャラクターに憎悪を向けることは少ない。
ただし、『けものフレンズ2』の主人公であるキュルルと『けものフレンズ2』に登場したデザインのかばんは例外である。
公式を公然と中傷しながらもその公式が供給しているキャラを使用した二次創作を行ったり、駄作だと認定している『けものフレンズ2』に登場するキャラを自身の価値観で「救済」と称して二次創作作品を創作することがある。
KFP擁護派からは公式への攻撃的な発言を繰り返しながらも、そのコンテンツを使用して二次創作を行うダブルスタンダードな行動が批判対象となっている。
キャラを使う基準としてアニメ1期で活躍したキャラに限定することもあるが、よくわからない屁理屈を主張してネクソン版由来のキャラも使用することもある。
特に『2』のイエイヌ、アムールトラ、G・ロードランナーは祝祝祝祝祝祝祝祝祝祝祝祝祝祝祝祝によって考案された二次創作『
けものフレンズR』では登場させられ、オリジナルキャラクター・ともえと交流する様を描くことが「救済」とされている。
こうした成立の経緯が『
けものフレンズR』が批判される原因となっている。
KFPアンチはたつきが関わっていないけものフレンズコンテンツはオワコンという見解を示している。
その中でも『けものフレンズ2』はアニメ史上最悪級の駄作と認定している。
たつきが監督を務めたアニメ1期への悪意によって作られた作品であり、『
ケムリクサ』に対抗するために放送時期を合わせた結果、あまりにも質が低い作品となって大爆死したと主張している。
また、SF作家の小川一水が『2』を見て「眩暈がした、気分が悪くなった」とツイートしたことを根拠に、視聴するだけでも体調を崩すと強く信じている。
アンチ活動に有利な数字の情報や、ニコニコ生放送の『2』本編の生配信の終わりに実施されたアンケートの結果を重視し、『2』がいかに駄作であるかを延々と主張し続けている。
『けものフレンズ2』に好意的な解釈をしたり、SNSで『けものフレンズ2』に好意的なツイートをするだけで、KFPアンチが投稿している動画にて名指しで中傷する、まとめブログのけもちゃんに晒し上げられコメント欄で集団的な中傷行為をする、Twitterのダイレクトメッセージ機能を使って脅迫行為を行うといった迷惑行為に及ぶケースが多数ある。
また、けものフレンズとは関係がない作品で炎上等トラブルが発生すると『けものフレンズ2』を引き合いに宣伝活動を行うこともあり、周囲のネット民から顰蹙を買う光景が多数散見される。
『2』に関わった人物は悪い事をしているという考えをもっているため、過激な誹謗中傷行為が行われている。
過去未来を問わずアニメスタッフが他に手掛けた作品への中傷行為、声優への枕営業疑惑の拡散などを行なっている。
近年では、
京都アニメーション放火殺人事件、女子プロレスラーでタレントの木村花の自殺、2022年の侮辱罪の厳罰化など、社会情勢から過激な誹謗中傷は減り、『2』ファンが創作するファンアートなどが見られるようになった。
しかし、少数精鋭化した過激なKFPアンチはますます敵愾心を燃やして活動している様子が依然として観察できる。
多くの人が勘違いしていることだが、たつきがKFPの没落を望んでいることを口にしたことはない。
ところが、たつきファンを表明しながらKFP及び関係者への中傷をする人がかなりの人数に上り、一般的に見れば「ファンを名乗りながら他ジャンルへ中傷する層」というどこの界隈でも獅子身中の虫として忌み嫌われる存在となっている。
KFPの罪を弾劾し、真相究明することこそがたつきへの貢献と考えており、
たつきショックから年月が経ったことでこれといった真実が出ないことから、KFPを中傷する発言が支持を得る傾向にあり主流派となった。
実際に現状に苦言を呈し声を上げた人もいるが、KFPアンチから徹底的なバッシングに会い、自身がファンを辞める結果になったしまった事例がある。
そして自身が批判される、KFPアンチが劣勢になると、たつきアンチが隆盛していると考え、「自分を貶めることはたつきを貶めること」と敵愾心を燃やすことがある。
しかし、KFPアンチの勢力的な活動に反し、たつき自身は特に何も行動をしていない。
たつき自身は自分の現在の状況を語る事は少なく、企業もあまり触れることはないため実態が不明な部分が多い。
その結果なのか、たつきファンはそれぞれ自身が思い描くたつきへの願望を主張することがある。
それに対し、証拠の要求や反論をした人間をたつきアンチとして認定し、自身に反論することはすなわちたつきへの誹謗中傷だと捉える節がある。
- 集団意識の強さ、KFPアンチになれるハードルの低さ
KFPアンチの特徴としてKFPアンチになるためにはけものフレンズ及び、一連の騒動の知識は必要でなく、たつきやその作品の知識がある必要はない。
「KFPを糾弾する」と「たつき・
ヤオヨロズを批判しない」の2点さえ守れば誰でもKFPアンチとして仲間意識を向けられる。
発言する内容の正確さ、信憑性よりも発言の回数が重要視される傾向が見られ、どのような支離滅裂な内容で矛盾する発言でも、反論に気にせず発言を繰り返せばKFPアンチの中でも大物だとみなされ、尊敬の対象となる。
これらはインターネット上において自己承認欲求が強い人間には魅力的に見えるようであり、いままでけものフレンズやたつきに一切興味がなくても急きょKFPアンチとして参戦することもあり、炎上騒動が風化しない一因になっている。
他のジャンルのアンチとは違い、KFPアンチとしての行為を隠さないのも特徴で、アニメ1期やirodori作品に触れてないのにも関わらず、まとめブログ、KFPアンチによってYouTubeやニコニコに投稿されたまとめ動画、KFPアンチがtogetterに投稿したまとめの影響を受けKFPに中傷行為を行う人物も多い。
『2』放送以降に新たにKFPアンチとなった人物は後期型珍獣とみなされる。一旦KFPアンチ内で有名になった人物は、自身が反論や批判の対象になると他のKFPアンチが反論してきた人物を中傷することがあり、KFPアンチ同士で擁護しあう関係が出来る。ただし、無理な場合は即座に
パージする。もちろん反論してくる相手は集団でこちらで陥れようとする集団だと強く信じている。ツイッター外の掲示板では匿名の投稿者がついったー上のアカウントであるKFP擁護派を羅列して敵愾心を燃やす光景がよく見られる。もちろんKFP擁護派はその匿名の人間の事は知る由もない。
また、失態があれば「
パージ」として仲間外れにされることがあるが、活動次第では出戻りできる、または
パージすらされない場合もある。
例として、2022年4月にホビーグッズ販売サイト・あみあみが中国にプラモデルを密輸したとするデマ情報を拡散したことで、けもフレ陰謀論者で反ワクチンの厄介者として知られるようになったでんでろ音波蟲は、過去のKFPアンチとしての活動による貢献が重視されたことで
パージされなかった。
騒動への見解
たつきショックにおいて、その責任の全てをKFPおよび
KADOKAWAを中心とした関係者にあるものと主張している。
降板の理由は、騒動当初は「経済的利益を独占するため」としていたが、現在では吉崎観音黒幕説のなかでも主流となっている吉崎観音嫉妬説の「吉崎観音がたつきに嫉妬して降板させた」とするところが大きい。
また、たつきおよび福原慶匡と
ヤオヨロズに関しては「完全な被害者」と断定している。
たつきの発言内容を全面的に信頼しており、KFPが未払いであると主張している。
のちの
株主総会での返答も認めていない。
ただし、信頼しているというが、たつきが「テレビ東京及びKFPから脚本費を貰っていない」とは断言していないことを全く考慮していない。
ヤオヨロズが関与していることは徹底的に除外した恣意的な判断で行動している。
KFP、特にオーディションの主催元であるAge Global Networksに責任があるものとして厳しく糾弾している。
また、被害者であるあかり先生に対して「KFP(AGN)に脅迫されている」とし、中には殺害・強姦・監禁されたとの陰謀論を流布する者がいる。
『けものフレンズ2』を「たつきおよびアニメ1期への悪意」に基づいて制作されたものとして、制作関係者を糾弾している。
その内容に対しても全般的に否定し、キャラクターに対しても誹謗している。
KFP関係者およびKFP擁護派、『けものフレンズ2』を肯定する人々への誹謗や中傷を正当化している。
また、それらの行為を咎めた人も容赦なく中傷した。
関連項目
最終更新:2022年07月09日 23:27