眼鏡(めがね)は、irodoriによるアニメーション作品。
概要
irodoriの自主制作アニメの第1作。ニコニコ動画での最初の投稿は2008年9月20日。2009年7月20日に完成し、8月20日にはフル版が公開された。眼鏡好きの青年と眼鏡嫌いな少女が中心となって繰り広げられるコメディアニメ。
『ジョジョの奇妙な冒険』『ストリートファイター』『東方Project』など、当時のニコニコ動画で人気だったコンテンツのパロディが多く取り入れられている。
作品時間 17分29秒
制作人数 CG7人 他4人
制作日数 5ヶ月
使用機種
●自作PC WindowsXP
●AthronXP
●2GB など
使用ソフト
●LightWave
●Photoshop
●After Effects など
[作者より]
眼鏡っ娘大好き少年が、眼鏡大嫌い少女に、眼鏡をかけさせようとあれやこれやジタバタするお話です
お話とキャラクターが成立するぐらいに尺と質を頑張ろうと思い作った結果、立派なアホの子らが生まれました
色々大変でしたが、動画サイトに毎月アップのirodoriルールといただくコメントに励まされ完成する事ができました、ありがとうございます
自主制作アニメが盛り上がっていくといいなあ…と思います
我々もほそぼそずっと制作していくつもりです
一緒にワイワイやりましょうー
本編
評価
2010年開催の「第22回CGアニメコンテスト」入選作品。
審査結果総評では「今年の審査結果の特徴は、“差がほとんどない”ということです。全体のクオリティはかなり高いので、“粒が揃っている”と言う方が的確かもしれません。」「今年の場合、単純に“差が無かった”ということで問題ないと思います。」と評している。
また、審査員がグランプリに推薦する作品がすべて異なっていたことから、グランプリは「該当作品なし」となっている。
例年と比べると全体的なレベルが高かったことが窺える。
■一般部門 審査詳細
今年の審査結果の特徴は、“差がほとんどない”ということです。全体のクオリティはかなり高いので、“粒が揃っている”と言う方が的確かもしれません。
例年、審査員は各方面の専門家を集めています。ですから、各審査員の視点が異なるため、採点結果が大きく異なり、その採点結果を合計すると、どの作品も似たような点数になって差が付かない…ということが、過去何度かありました。
しかしながら、今年の場合、各審査員の採点結果自体、どの作品も同じような点数になっており、ほとんど差がついていません。ですから今年の場合、単純に“差が無かった”ということで問題ないと思います。
応募者の皆さんは、入賞、入選、選外といった審査結果を非常に気にされるのですが、審査員の目からすると、少なくとも本審査に残った作品については、あまり大きな違いがあるようには見えません。(本審査に残らなかった作品には、かなり差がありましたが)
実際、選外になった作品の中にも、入選どころか、賞に推された作品もいくつかありました。そもそも、本審査に残った作品は、皆レベルが高く、例年だったら、入選はもちろん、佳作ぐらいになってもおかしくない作品ばかりだったと言えます。
そのような状況のため、本審査では、一人で2作品応募されている方や、作風や方向性が似ている作品は、“どちらか一方に絞ろう”という心理が働いたように感じられます。
そういった、“例年だと確実に入選していただろう作品”の何本かは、外伝に収録しました。かなり見応えのある作品もありますので、ぜひご覧下さい。
なお、上記のように、今年は優れた作品が多かったため、入選作品の量(総尺)を若干多くしました。また、外伝も一緒に収録するために入選作品集DVDを2層化しました。
さて入賞等ですが、グランプリについてはほとんどの審査員の方が、“突出した作品はないので、グランプリは無し”という判断でした。また他の審査員もグランプリに推薦する作品がすべて異なっていました。ですから、グランプリに関する議論はまったくなく、早々に“該当作品なし”となりました。
『眼鏡』が獲得した得点は74.8点であった。
『眼鏡』も佳作にする案があったが、入選17作品の過半数9作品が入賞・佳作になってしまうことから、惜しくも入選となった。
審査詳細では「応募者の皆さんは、入賞、入選、選外といった審査結果を非常に気にされるのですが、審査員の目からすると、少なくとも本審査に残った作品については、あまり大きな違いがあるようには見えません。」とコメントされている。
■採点結果(100点満点)
賞や佳作は、単純に採点結果の上位から決めました。
上記のグラフのように、上位作品が3群に分かれています。そこで、80点台の3作品を入賞、70点台後半の2作品を佳作としました。
「フルーティー侍」~「Nirvana」も佳作にするという案もありましたが、入選17作品の過半数(9作品)が入賞・佳作ということになり、多すぎると判断しました。
ちなみに、入選作品の最低点は、68.2点でした。入選と選外のボーダーライン上に、作品が密集していたことがご想像頂けるかと思います。
審査員は以下の人物である。
東京藝術大学 大学院映像研究科 岡本 美津子
京都国際マンガミュージアム 研究員 應矢 泰紀
KBS京都 報道部 児嶋 英行
近畿経済産業局 コンテンツ産業支援室長 坂野 聡
アニメーション作家 中田 秀人
トーセ 開発1部 戸塚 圭太郎
Yahoo! JAPAN グリーンプロジェクト
東映 京都撮影所 編集 山本 浩史
DoGA 代表 かまだ ゆたか
(順不同、敬称略)
余談
声優の本宮佳奈は2017年4月15日に行われた「「けものフレンズ」最終回見逃し上映会&キャスト・スタッフトークショー」の昼公演において、リアルタイムでirodoriの作品を視聴していたことを語った。この様子はシャア専用ブログがブログのレポートにおいて記している。
最終回見逃し上映会 昼公演
●転売に勝ったよ
●黒セルリアンのモチーフは明言しないけどネット考察の通り
●火口のサンドスターのモチーフは吉崎先生にビスマス結晶とまるバレだった
●アラフェネの合流は監督的にはどっちでも良かった。もしかしたら全然違う方向で終わってたかも
●「ごめんなさいなのだ」は立てすぎたかも
●12話予告は別パターンとしてPPPver、アドリブverがあった
●11話は世界に通じて良かった(りーぱーおにいさん)
●お客さんが思ったより賢くてこわかった。もう少し気を抜いてもらえたら
●監督 (自分を)信じない方がいい
●12話のタイトルカットはねばって最後に上がったカット。細谷「たつきを信じてよかった」
●台本の「返してよ」のくだりで泣く尾崎さん
●監督 フルルはああいう時やる子
●監督 あいつ(マーゲイ)ひとりでなんとかなりそう
●サーバルは野生解放していた
●Mステは打ち合わせも台本もなかった
●細谷P「月曜会社行きたくない。お腹いたい(他局なので)」
●監督もMステ現場に来ていた
●監督 15RT以上は分からない
●声優陣が最終回オンエアを見たのはヤオヨロズ社内。50人くらい
●ヘラジカ解説はドイツに行ったもののダメだった
●12.1話は公の場で話せることがない。細谷Pは音声なしのGIF画像だと思ってた。「シャベッタァァ」福原P「12.1話は同人です」監督「アニメーターはみんな解放して。irodoriメンバーだけ仕事残ってるフリして、もう一週間泊まってくれと」
●本宮さんはirodori作品をリアルタイムで見ていた
●放送が終わっても版権で帰れない監督
●ジャパリケットに来ていた監督と細谷P
●Q.監督の口座番号は? A.公開しません
●細谷Pは一番最初の三行あらすじしか知らなかった。たつきを信じて良かった
●BGMの半分は映像を見て作られた
●あいまいみー予告の「フレンズ」は台本通り
●人気のおかげで作品周辺展開が良くなった面もある
●細谷P いつでも枠を空けて(2期を)待ってます
●監督 寝ます。合間にちょこちょこと。
●福原 それ(アラフェネスピンオフ)はない
●全話一挙上映会企画中。地方はライブビューイング。
その翌日、本宮はTwitterで『眼鏡』を何度も視聴していたことを明かし、それをたつきに伝えることができたことを報告している。
本宮佳奈 @motomiyakana
昨日、上映会で言ってたのはこちらです!
当時、「眼鏡」は何度も見た作品でした。
たつき監督にお会いした時は、眼鏡の監督さんと知らなくて、言うタイミングを逃し続けていましたが、昨日お伝えできました…!笑
その縁によるものか、たつきはけものフレンズ参加声優の中で唯一本宮のTwitterアカウントをフォローしている。
関連項目
外部リンク
最終更新:2023年06月24日 14:12