【用語名】 |
世界樹 |
【読み方】 |
ゆぐどらしる、せかいじゅ |
【分類】 |
植物(世界樹) |
【呼ばれ方】 |
世界樹、大きい蚕のごはん |
【備考】 |
なし |
- ページの登録タグ:
- 世界樹 大地神 大樹の村 天使族 天使族の里 植物 用語 神人族 蚕
【詳細】
天使族が2000年ほど前、
大地の神との契約により授かったものとされる特殊な木。
天使族のシンボルであり、天使族の長老達からすれば
神人族を名乗っていた時の象徴。
なろう版437話「苗木」で出てきた木であり、
グランマリアが「
世界樹」と呼んでいる。
グランマリア曰く、葉を潰して塗ればあらゆる怪我が治り、煎じて飲めばあらゆる病気から回復し焼いて食べれば失った四肢すら再生すると言われている。
ただし、長年
天使族が独占的に抱え込んでいたせいで世間的にはほとんど研究されておらず、
ルールーシー=ルーはその効能を疑問視したうえで副作用を懸念している。
なお、その葉っぱを大量に用いてできるエキスは
神水と呼ばれ位階の上昇効果がある。(必要経験値を無視してレベルを上げる)。
ルーによれば
ドラゴンの鱗くらい貴重らしい。ただ、
火楽にはいまいち分からない。なにせ
そこは
ドラゴンの鱗の原産地である。
グーロンデや
ギラル、頼めば竜王夫婦の鱗だって手に入るかも知れない。むしろ喜んで渡しそうですらある。実際に謝礼・滞在費として手に入れている。
「ドラゴンの鱗の価値が暴落している……」
灼熱の地や極寒の地でも枯れることはないが、相応しい場所でないとほとんど成長しない。
そのため、
ガーレット王国にある
天使族の里の片隅に植えた状態ではいつまでも成木にならず苗木のまま半ば放置されていた。
だが、独断で運び込んだ
マルビットと
ルィンシァによって手土産のごとく
火楽にポンと譲渡された結果、
大樹の村の敷地に根付き一気に大樹にまで成長した。
万能農具により耕された地面がすごいのか、
大樹の村が相応しい場所であるということなのかは不明。
(後述の量産型は生長速度がゆっくりしてる事から、おそらくは環境が改善された事でこれまでの生長不良を取り戻すべく樹齢相応まで一気に育ったのだろう)
譲渡に関して、おそらく長老たちが文句を言ってくると予想しているが
ルィンシァは黙らせる予定だとか。
今のところ文句を言う存在は出てきていないが、
ルィンシァが事前に黙らせているのだろうか?
魔力の濾過と循環を行う樹で、苗は複数あるが成樹になるのは1本だけ。
なお、800年前にも世界樹が存在したが、そちらはちゃんと成長した成木であり、
グーロンデが砕いて燃やしてしまった。彼女は後にこのことが主な原因として
神の敵として
教会勇者達による討伐対象となってしまい、それを返り討ちにしたものの八つある頭のうち七つを潰され、その再生には世界樹の葉が必要と知った際には因果応報だと悟ったという。
大樹の村の世界樹の葉によって傷を癒やして
大樹の村にやってきた
グーロンデは、
マルビット達
天使族の長達とお互いに過去のことを謝罪、立ち会った
スアルロウと
ラズマリアも過去の遺恨が解消に向かうことに感謝した。
また、後に最長老
レギンレイヴが
大樹の村に来た際にも
グーロンデを巡ってのトラブルにはなっていない。
書籍版(小説版)10巻の閑話にて世界樹が本来はグーロンデであろうとも破壊不可能な存在であったことが判明。
他の魔力がある世界に比べて8倍以上も過剰な魔力の濾過と循環を行うため過負荷が掛かっていたため脆くなっていたようだ。
世界樹が失われたことで魔力の循環は停滞、100年後にシステムのバグをつく形で循環と濾過は再開されたものの以前の7割程度の性能に留まり、異常な災害や土地汚染、魔獣の発生を引き起こしていた。
混ぜ物と呼ばれる存在もその影響だったのかもしれない。
現在は大樹の村で世界樹が成長した影響で循環と濾過が正常に行われるようになった。
あと葉っぱは一部の
蚕の餌になっている(過激派じゃなくても
天使族は怒りそう)。
実際その現場を見た
スアルロウは卒倒した。
一方で
レギンレイヴは「滅んでしまった
神の末裔たる一族たちと共に、今は亡きお姉様たちと見た古の光景」と評しており、実は共存共栄が本来の関係だったようだ。
世界樹の葉を食べた
蚕が吐き出した糸は神々しく輝くような金色をしており、様子を見ていた
ミノタウロス族達は「神話にある
太陽神の羽衣を紡ぐ糸がこれではないか?」と噂した。
最近では別所にて新規開拓した畑で、苗木が大量に育てられている。
おそらく
火楽が「世界樹よ生えろー」と念じながら万能農具で耕した結果である。
ただし、移植した最初の苗木とは異なり、急速に大きく育ったりはしておらず若木止まりである。
世界樹の存在を村の外に隠すことが決まった時、村の外で「世界樹」という単語を使わなければならない場合は代わりに「大きい蚕のごはん」と言うようになった。
また。大樹の村以外の場所では「五村の霊薬」「魔王国の秘薬」などの偽名で使用されている。
最終更新:2024年01月19日 11:33