莫迦

初出:第7部分『おしゃべり能力が破壊力とか誰かに蔑まれた気がする。』(名前のみ)

所属、仲間

半数は16歳。

莫迦A(柿崎)

 遥や委員長とは高校1年生からの付き合い。どの競技のアスリートだったのかは不明。

莫迦B~E

 漫画版では柔道、陸上競技、競泳、サッカーのアスリートだったとされる。

主に剣士職。長身で筋肉質で引き締まった身体に、日本中からファンレターを貰っていたというだけあって顔の作りも良い。
スキル:超加速,一撃必殺,限界突破,十七連斬など
※それぞれ、PUMA,Adidas,NIKE,LOTTO,le coq sportifがスポンサーについていた。

作中の活躍

本編以前

 脳筋グループ。遥が莫迦と呼んでいるのは一種の誉め言葉でもあり、軽蔑している者に対しての馬鹿とは明確に区別されている。柿崎も喜んで自称している。
 日本でも天才と称されるアスリート5人組で、ファンクラブがあるわファンレターをもらうわ芸能界から勧誘があるわと見てくれも優れている。線が細い女性は扱いづらく、自分達に肩を並べられるような長身マッチョな女性が日本では見つからず、そのためBL疑惑で貴腐人たちにも大人気だったらしい。
 その身体能力は「身体を動かし、敵と争い、弱点を見極め、それを突き、自らを防御し、状況を見極め、瞬間で判断し、天才的な閃きを持ち、天分の才を持つ、勝利する事だけに特化し、連携も、戦術も、布陣も、一瞬で理解できる人間」と遥がべた褒めしているほどで、平和な日本にいたから一流のアスリートの立場に留まっていただけの戦闘民族。
 日本にいたときには無愛想かつぶっきら棒で、怜悧かつ酷薄な印象で、何処となく周囲に壁を作っていた。今では遥に尻尾をブンブン振る犬になっている。昔から何にも考えていなさそうに見えて鋭いところがある。
 その本質は戦いを楽しみ、命がけを悦び、殺し合いを親しみ、生き死にを愉しみ嗜む殺戮者であり、平和な世界では命を燃やす機会に恵まれず冷めていた。
 昔から遥のことを特に警戒して一定の間合いを取り、背を向けないようにしていた。研ぎ澄まされた野生の勘を持つからこそ遥の凶悪な閃きを、邪悪な策略を、悪辣極まる気配を感じ取ってしまうという精神的な負担と相性の悪さ。
 通りすがりに人が切りつけてくるとか、車が突進してくるとか常在戦場の考えで生活しているので平和な現代日本はストレスだった。その点、異世界では知らない者に無警戒に極端に近付かないし、背後に廻るのも失礼だという認識であり、普通に武器を持ち、当然に警戒できる環境が肌に合っている。


本編

1日目以降:危険なスキル「強奪」について小田達も委員長も話題にしないことを訝しみ、崩壊する同級生を前にしても身動きが取れなくなっていた。
15日目:遥と密会し、遥はスキル「強奪」について問題ないと考えていることだけ聞いてわだかまりは解けた。
15日目以降:あくまで女子と合流せず、不良が女子に接触しないように足止めする。不良達のスキルを奪った男子生徒によって襤褸襤褸に追い込まれる。このとき既にLv43程度。
22日目:瀕死の状態だったが遥から最上級の回復薬を与えられたことで一命を取り留め、街へ送り出される。一睡もせず、体力茸を齧りながら街に向けてひたすら走り続ける。
24日目:街の入り口で女子と合流。遥からの伝言として「莫迦でごめん」と謝り、森で起きたことを共有する。
25日目以降:養生のため数日は宿で休んでいた。その後はアスリートとしての才能を発揮し、主に戦闘面で活躍していく。遠距離ほぼ無しの近接剣戟戦闘専門であり対人戦や大型の魔物や獣系は得意な一方で虫や霊や魔法系は苦手。遥の前では構ってほしいがためにハルバートを投擲しブーメランで直接殴り剣を使わない様子を見えているが、普段はちゃんとブーメランを投擲しハルバートで魔物を牽制し剣で切り付けている。


商国,獣人国

 王都開放のために、小田達とともに商国の妨害を任される。王都へ向かって運河を通る商船を襲って物資の供給を断ち、獣人国の森で奴隷狩りを行う部隊を滅ぼした。アスリートだけに人体の弱点も把握しているため、対人戦である今回はいずれも大活躍であり。特に森林戦は飛びぬけて得意である様子が明確になった。その後、小田達とともに商国の港に上陸してさらに暴れまわった。
 祝勝会の後、その戦闘センスを第一師団に買われて軍の指導と辺境外の迷宮潰しを手伝う。そうするうちに長身マッチョな師団長および隊長格と恋仲になる。まだ同級生達と過ごしていたい・領主のようなデスクワークはやりたくない思いもあってしばらくは健全なお付き合いをしようと思っていたのだが、「娘はやらん」とフル武装で襲いかかってきた父親たちを倒したことでプロポーズする前に婚約成立してしまった。遥のアドバイスで、義父たちを迷宮に放り込んでLv上げさせることで問題を先送りすることに。結婚祝いとして、遥からプレゼント用の甲冑と婚約指輪も貰った。

124日目:Lv130を超え、元々のタフネスと相まって毒が効かなくなっている。
~127日目:義両親とともに辺境で迷宮攻略。乙女心をわかっていないし気が利かないので、唐変木な遥ですら気を遣って代わりに彼女へのプレゼントを用意してくれることもある。
128日目:第一師団に付いて王都に向かう。

ステータス

 主に剣士職。何の能力もなしに壁走りさえできてしまうステータス値。その強みは襲撃者であることであり、遥と同じ遊撃タイプ。そもそも人数もいないので敵を倒したり味方を率いる英雄にはなれても、誰かを護るような勇者にはなれない。

 肩や腕は勿論の事、胸甲で剣戟を反らしたりと甲冑すら武器にする莫迦達の戦闘スタイル。固い部分を不必要なまでに固く、弱い可動部分は避けるか防ぐから薄くて良いというふざけた注文をしてくるが彼らなりに理にかなっている。
最終更新:2025年04月18日 10:51