初出:#32『宅配便の情報は何も無かったなら俺、全然関係ないんじゃないだろうか。』
普段は質実剛健どころか質素倹約という様子で貴族としての煌びやかさがないが戦時となれば王国民が辺境王と呼んで慕い、他国が軍神と恐れる英雄と化す。王都では無敗の剣士としても知られている。そうした立場から弱くとも生き残り続けている黒マントの少年のことをとても恐れている。
22日目:ナローギの兵士に襲われていたところを遥に救われる。
遥が
最果ての迷宮の最下層に落ちた30日目頃から1週間かけて領内の兵士を集め、救出しようとする。まだ街中でも浸透していない遥の功績をいち早く認識していた故の決断だった。幸いにも準備段階で遥達が戻ってきたので事なきを得た。
48日目:遥がナローギに向かうことだけ伝えられ、全軍突撃したい気持ちをこらえて関所を見張る。家財道具を抱えて逃げてくるナローギの民を保護。
辺境を救った黒マントの少年に感謝しているためお咎めなしに自由に振る舞わせている他、堅苦しい態度で接する必要はないとわかっているのでタメ口。そうして会話しているうちに遥に似て文章力が壊滅的になってきている。なお遥を子どもだから侮っているわけではなく、
委員長などには至って領主らしい態度を見せている。
王国との戦争に備えて黒マントの少年からもらった国宝級の剣と鎧を気に入り、「悪い事したらこの剣で突き刺す。」という家訓とともに家宝にすることを決めた。
娘メリエールが生まれつき重責を背負い、少女らしく生きられなかったことを気にしている。その点でも遥達に感謝が尽きない。
オムイ一族
英雄の一族とまで呼ばれ、幾多の伝説を残しているが、代々魔物との戦いに身を投じて殉職している。辺境を守って民のために死ぬことを本懐とし、命を惜しむような生き方を知らない。王命にただ従うわけではなく、独立しつつも王国を支えてきた関係にある
辺境の地が王国と大陸を守り続けていることは王国民に知れ渡っていて、確かな実力と人望ゆえに辺境王とも呼ばれる。それでも権威を求めず、王国と王家に忠誠を誓う剣。
視点回
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最終更新:2025年01月07日 12:06