初出:#388『本人に何の断りもなく1周回っている事に決定されているらしいが何がどうして1周回ったかは何周目に判明するのだろうか?』
教国の王女。シスターっ娘。本名、アリーエール・アン・アリューカ。
王女でありながら教会の中でも古い派閥の代表でもあり、十二教会の大司教。28歳。王女かつ修道女だけあって箱入り娘であり、年齢の割にかなり初心。大司教としては
アリアンナと名乗る。
加護「精霊の呟き」によって精霊から話を聞ける。「霊視」の能力で霊体に刻まれた傷が見れる。
シスターさんらしくゆったりした袖のついたくるぶし丈の修道服に裾が大きい頭巾ウィンプルを被っていても分かる危険なボディーラインがゆったりした布地越しに強調されている。清楚で大人しげな令嬢風の整った顔立ちで、28歳の成熟したナイスバディ。
教会の現状を嘆き王女の称号を捨てて
アリアンナの名前で活動してきた。その活動が認められ、若くして大司教の地位も得た。辺境平定の一件が落ち着いた頃、教国の所業を詫びるために辺境を訪れた。辺境の様変わり驚きつつ、温かく受けいれてもらっていたたまれない。初めは何の肩書もないと話してあくまでいち修道女として振舞っていたが辺境への偏見も獣人への差別意識もないので遥達ともすぐに馴染み、身分を明かす。本来の教義のままに弱者救済する姿や王女の肩書から教会の人気取りに利用される一方で、主流と異なる宗派が目立つのは目障りとされている。そのため教会に利用されていることを自覚していても、自分にしかできないことをするため大人しくしていた。
修道女として各地を巡り多様な人々と関わってきてなお遥のことはよくわからないが辺境の人々と関わる様子から為人を捉え、信頼するようになった。謝罪のうえ命を落とせるなら本望として辺境に来たものの望外に生き残ったのでその命を辺境のために役立てたい思いをもつ。
決して驕らず、教会の罪を償おうとする姿勢を見せたことで遥からも信用される。ただし原典主義といえば聴こえはいいがなにもかも聖典の教えに従うばかりで神に縋るような態度を矯正するため遥によって信仰心を一度破壊され、後に自身の考えでもって教国を救いたいと決意。しかし、辺境に来ていることは教皇派に知られているのでこのまま大人しく国に戻れば処刑または凌辱されると考えた遥のアイデアで自分が入った鉄球を魔物にぶつける方法でLvを上げられ、迷宮皇達から指導を受けて身を護る術を習得する。以降、心のどこかが壊れて戦闘になると遥を「サー」と仰ぎ、剣を舐めるようになってしまう。
教会の権威を示すため家族である王族が王宮に追いやられ、各派閥の有力者も捕えられたことを知って新たな旗本となるため国へ戻ることに。遥達や
ディオレール王国からの協力もあって、王女として各地の有力者に向けて教皇を討ち教会の教義を原典に回帰させる意思を表明し、教皇派への反乱軍を指揮して祖国を救った。
最終更新:2025年05月06日 10:52