獣人国

獣人国とは正式名称、ガメレーン共和国
獣王のもと、各部族が村を形成して生活している。

概要

 ディオレール王国と教国の間にある森の中に存在する。教国側からは東部の港を出て上流に向かった先にある。

土地柄

 火山に近しく岩が多い窪地に度重なる洪水に大量の土砂が積もったと言われる肥沃な森林の国。
 森に現れる魔物は。辺境の魔物より獣っぽい気配をしていて実際に狼や熊や鹿など動物型が多い様子。天然魔物なので魔石は安いが死体が消えずに素材を残す。
 首都は奥まっていて遠く、そこまで小さな集落と僅かな畑が森の中にぽつぽつと点在する。

歴史

ディオレール王国の建国

 ディオレール王国の始祖と共に協力し合い、辺境へ魔を封じ込めんとした。当時はおおらかで正直で勇ましく誇り高い国民性だったという。また下記に示す獣人差別、迫害が始まるまでは教会に帰依していた。

迫害の歴史

 大陸内ではディオレール王国以外「獣人族」を認めず、人権のない「獣」として奴隷狩りに遭っていた。抵抗空しく人族に狩られ続けてかつては千を超えていた種族が激減し、最強種ほど数が少なくなっていった。このため人族への嫌悪感が高まり、Lv至上主義, ステータスへの信仰が広がる。それ故に守るべき対象としての弱き者には優しいが、対等な立場では弱き者をひどく侮蔑するように。それでも、かつての盟約の通りに獣人族を認めて支援を続けているディオレール王家への恩は決して忘れていない。また教会を主とする連合国に討伐との名目で攻め入られたときに、当時第1師団長だったメロトーサムと先代姫騎士ムリムールが王国軍を率いて救援に入った。そしてメロトーサム夫妻はディオレール王家に等しき大恩人となった。
 迫害され続け、特産品の価値を見出す者もなく、経済的にも困窮し満足な装備も揃えられない負の連鎖だった。そうした状況を受けて圧倒的な力を持つ上位種族が滅ぼされるわけにはいかないと、最奥部でいつか反撃の狼煙を上げるために力を蓄え始める。実質下位種族を見捨てる選択だが、獣人族全体で合意のうえ。

改革

 黒髪の美姫達にボコられたことで獣人族の滅びを恐れるがあまり錆び付き忘れかけていた獣人の本能が呼び起され、戦う喜びに歓喜し始める。決闘で負けたからには「絶対服従の誓約」という文面の親書を王国に送ったものの王国からは今後も友好関係を続けようと返された。
 ディオレール王国および遥と貿易ができるようになり経済的に潤い、遥から大量に装備を貰い受けたり最前線となる川沿いに長城が築かれたり山側により強固な砦が築かれたりして軍事的にも環境が整った。地中の岩が取り除かれて水はけもよくなったので農業も発展した。また小田達の指導のもとで戦術なども見直されていく。
 小田達のもと獣人っ娘の魅力が広まり、各国にオタク文化が浸透。獣人差別は嘘のように消えていく。また遥達と出会い人族への嫌悪が薄れ、かつ人族の方から友好的になったことで獣人側も融和していく。それでもずっと癒えない心の傷を負った者も多く、彼らは獣王のもと森の中でひっそりと暮らしている、ケモミミテーマパークの「ワクテカ獣人ランド」が盛況で、遥が投資した味噌蔵も醸造所も大繁盛で建て増し分もフル操業でも出荷が間に合わないくらい人手不足。獣人狩りの影響もあって人手が少ないことに加え、辺境に軍も派遣している関係で軍備は遅れぎみ。


文化

 特産品の醤油などは古代の賢猿族から伝わるという。それを使って和食と似た食文化が形成されている。他にも豆腐, 味噌, 鰹節, 乾燥わかめ, ネギ, 柚子, 蜜柑, 煮干し, イリコ, 昆布, 里芋, タロイモなど和食っぽい食材に溢れている。当然、箸の文化もある。
 食文化以外にも、目上の人から贈り物を受け取るときには傅き捧げるように頭を垂れた姿勢になるなどやはり日本的。
 戦闘に長けた種族だけあって決闘の文化も生まれている。決闘の決まった者は決闘が済むまで他の決闘の申し込みも受け入れもできない。そして魔法など使う間もなく倒せるということで何でもありの形式=バーリトゥードが主流。

地理

ガメレーン城

 獣人国の森の最奥に構える岩砦。難攻不落の硬い城だが後ろには何もなく、最前線から遠い。太郎芋城が築かれて以降、どう使われているのか不明。

太郎芋城

 最前線である川沿いから、国中を取り囲むように築かれた城塞。駐留兵が生活できるように内部まで作りこまれている。各地の村々から作物を貰う代わりに築かれたため、太郎芋城と呼ばれる。
 城壁には地球上の名画をモチーフとしてサブカルの神絵師達の絵柄で萌え萌えな獣人っ娘のイラストがつらつらと描かれている。他にも、岩山は巨大な獣人っ娘の石像となりそびえたっている。当然犯人は悪ノリした男子達だが、これらもまた観光名所のひとつとなって人族との心の架け橋になっている。

Waku♥Wakuケモミミランド

 人族と獣人族が手を取り合う巨大娯楽施設。メイド喫茶やコンサート会場、アトラクションやプール、ホテル・旅館などなんでもある。パレードショーも行われる。某夢の国同様に入園料もお高めで、商業区でもしっかり搾り取られる。

ケモミミメイド喫茶

 小田達がオーナーとなっているメイド喫茶。あくまで実際に経営しているのは獣人っ娘達。全店で「性王お断り」など遥の称号に合わせて、入店を拒否している。

コンサート会場

 偽パルテノン神殿。獣人っ娘達がボカロ曲を歌うステージ。

最終更新:2025年05月06日 10:58