電源周波数に準じた低い「ブーン」という
ノイズ。
波形を見ると、50Hzまたは60Hzの周期を描いている。
電源ハム:オーディオ機器などの中にある交流を直流に変換する回路で、完全に直流化できずに残った交流成分がオーディオ信号にも影響を与える。
誘導ハム:100Vから低電圧に変換するトランスで発生する磁場からケーブルや他の機器が影響を受ける。
一般に、正弦波に近い倍音の少ないノイズをハム(Hum)、倍音を含んだノイズはバズ(Buzz)と称する。
①機械類の動作に伴って聞こえる低周波の音。
②ラジオやアンプ
スピーカーなど音を出すための機器から、音声に混じって聞こえる。
交流電源などの振幅によって発生する電磁波に由来し、商用電源に由来するものでは、日本では交流電源の周波数により、50ないし60ヘルツの低音として聞こえる。
空間中にある電磁波が導体と衝突した際に電流となって、先に挙げた音を出すための機器の回路内に電気的ノイズとして現れ、これがスピーカーに電気信号として流れることによって人の耳に聞こえる音となる。
交流電流が流れている電源線・変圧器等からは磁場の形でノイズが発生するが、これが導体にあたることによりフレミングの右手の法則に従い電流が発生する。
この磁場強度は交流電流であるため一定ではなく、極めて短いサイクルで周期的に変化するため、それに影響されて発生する電流の量も同じ周期性で変動し、その電流の周期的な強弱がスピーカーにてフレミングの左手の法則に従いスピーカーコイルの運動に変換され、スピーカーコーンから一定の音として聞こえる。
参考)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%A0%E3%83%8E%E3%82%A4%E3%82%BA
録音機材が電源や蛍光灯などからも音として拾ってしまうために発生するノイズ。
マイクロフォンや電気楽器のピックアップの音が巡回して発生するノイズ。
スピーカーから出力された音がマイクロフォンに拾われ、無制限に拡大されて甲高い音となる。
スピーカーからの出力の一部がマイクに帰還されたことにより生ずる発振現象であり、マイク、アンプ、スピーカー、音声、マイクという経路をたどる正帰還(positive feed-back)が原因であることから「フィードバック」と呼ばれることもある。
フィードバックを起こす周波数は、使用するマイクからスピーカー間の周波数特性により異なる。
通常、何の対策も取られていないセッティングではミキサーやアンプの出力を上げていくと、特性がピークにある周波数からフィードバックが起こり始める。
イコライザで適切に調整すると、ハウリングを起こさず出力を大きく取る(ハウリングマージンを稼ぐ)ことができる。
さらに出力を大きくすると複数の周波数でフィードバックが起こり始めるが、そこがそのマイクからスピーカーの出力の限界である。
録音テープ媒体で録音再生に伴って発生する「サー」という高域のノイズ。
テープメディアに起因するが、ミキサーやアンプを経由した結果、半導体が出しているノイズが含まれる場合もある。
波形で見ると、高域で幅広く出るホワイトノイズに近い成分になっている。
テープデッキには「Dolby B」、「Dolby C」また「dbx」といった機能が付いており、ONにすることでオリジナルサウンドの高域をある程度残しつつ、ノイズを軽減することができる。
レコード特有の、針の振動によって発生する「プチプチ」というインパルスのノイズ。
レコードの盤面にあるほこりや静電気などによって発生する。
レコード以外にも、電源部分で生じる場合もあり、特にタコ足配線など安定した交流電流になっていない場合に「バチッ」とか「プチプチ」といったノイズが入ることがある。
波形を見ると、ところどころに線が垂直に立っている。
歌手の発声時に、マイクロフォンで拾ってしまう音声以外の音であるノイズ。
吹き替えやアフレコの分野において台本をめくる音であるノイズ。
最終更新:2009年06月28日 13:32