音が高低の順番に並べられている音列のことで、音階は時代や国によって違いがあり、各地域や時代の音楽の特色の原因となる。
音階とは、一定の音が一定の隔たりでオクターブの中に音の高さの順に並べられたもの。
音階は各国各時代で変化し、現在世界で広く知られ主に使用されている音階は、五音音階、
全音階、
半音階である。
日本音楽の場合は音階のことを旋法とよぶ。
クラシック音楽では、音階は「音が高低の順番に並べられた音列」という無機的な概念であるのに対し、旋法は音階に旋律の作法を加えた有機的な概念である。
1オクターブに含まれる音の数によって五音音階、七音音階などと分ける場合もある。
一般的に西洋の音階は音度記号によって表記される。
コード(和音)においては大文字のローマ数字が使われるが、音階の場合はクラシック音楽では小文字のローマ数字、ポピュラー音楽ではアラビア数字を使う。
(伝統的な音階)
1)
全音階
①長音階
②短音階
③教会旋法
2)
半音階
(19世紀後半以降に人工的に作られた音階)
①
全音音階
②移調の限られた旋法
③チェレプニン音階
④倍音列音階
最終更新:2009年08月11日 07:49