Sifting through weathered photo albums
(Does it make a difference?)
Looking for gloriously aged polaroids
(This is the way it is)
(You think it really would make a difference? Would I hang on the beach in perfect black and hide?)
Of places you've never been.
(I broke through this hollow shell that once held me so tight I couldn't breathe)
A place to accept you don't exist
(Come with me, jump off the edge)
色あせたアルバムからよりわけて
(それでなにか変わるのか?)
輝かしいくらいに古びたポラロイドを探して
(これぐらいしか道はないんだ)
(なにか変わるとでも本気で思ってるのか? 闇にビーチの写真でも吊るして隠してあげようか?)
君が行ったことのない場所の写真を
(息もできないほどにきつく閉じた殻を俺は飛び出した)
君がいないと確信できる場所の
(来いよ ラインを超えろ)
"Smile for the camera sweetheart. I really wanna immortalize the moment."
Just remember the first step in forgetting
Is destroying all the evidence.
With friends like you,
Who needs subtext?
Sub. Text. Sub. Text.
「カメラに笑ってみせてよ この瞬間を残しておきたいんだ」
憶えておきなよ 忘れたいと思ったなら
その証拠すべてをぶっ壊すってことだ
君さえいれば
世界なんてほしくもなかった
世、界、な、ん、て
This is a .44 caliber love letter straight from my heart.
これはまごころをこめて贈る44口径のラブレターだよ
With a gun, make your shot.
Let's hope for better shit.
(Straight from my heart )
That reason for separation.
(Straight from my heart )
Straight from... my... heart.
Christened by your bullet.
I'm losing patience.
Well I guess...
It's my own fault.
銃を手に 引き金をひく
せめて少しだけマシな結末を祈ろうじゃないか
(まごころをこめて)
別離の理由
(まごころをこめて)
まごころを……こめて……
君の弾丸が洗礼さ
もうあまり耐えられそうにはないよ
たぶんそうだね
俺のせいなんだろう
Don't remember.
Don't remember.
Don't... remember.
Don't!
二度と思い出さない
二度と思い出さない
二度と……思い出さない
二度と!
- Sifting through weathered photo albums
- siftは「ふるいにかける、精密に調べる」。weathered(過去分詞)は「風化した」。
- You think it really would make a difference? Would I hang on the beach in perfect black and hide?
- ここでのbeachやperfect blackは、特別な固有名詞ではない様子。なのでbeachは「ビーチ(の写真)」、perfect blackは「完璧な闇」という意味で解釈した。
- A place to accept you don't exist
- 直訳すると「君が存在しないことを受け入れる場所」。
- Come with me, jump off the edge
- jump off the edgeは直訳すると「その端っこを飛び越えろ」。Come with me(俺と一緒に来い)という言葉から、歌詞のなかで少なくとも2つの視点が交錯していることがわかる。だがそれが「2人の視点」であるのか、同一人物のなかでの主観と客観の2つなのかは判然としない。
- "Smile for the camera sweetheart. I really wanna immortalize the moment."
- 直訳すると「カメラに向かって笑って、愛しい人。本当にこの瞬間を不滅にしたいんだ」。意訳は、sweetheartをスムーズに訳できなかったために省いたりしたため、英詩よりも簡潔になりすぎている。
- Just remember the first step in forgetting / Is destroying all the evidence.
- ここでの文型は、「the first step in forgetting が destroying all the evidence であることを Just remember」、すなわち「忘れることの第一歩(the first step in forgetting)が、全ての証拠を壊すこと(destroying all the evidence)であることを忘れるな/憶えておけ(Just remember)」という解釈が素直。「Just remember the first step in forgetting」を「Just remember (is) the first step in forgetting」というふうにisが省略されているものとして、「憶えるということは忘れることの第一歩」という解釈もできなくはないが、現在形のrememberにisで対応するforgettingが現在分詞であるのが不自然。
- With friends like you, / Who needs subtext?
- 直訳すると「あなたのような友人が一緒なら、誰がサブテキストを必要とする?」。レトリックとしては修辞的疑問文なので、本当に誰が必要としているのかを尋ねているわけではなく、「誰も必要としていない」というわかりきった答えを用意しての疑問文である。ちなみにsubtextは辞書によっては「サブテキスト」とされているように、和訳するのはやや難しい。ものによっては「文学作品がもつ根底の意味」とあり、これを和訳すると「主題、メインテーマ」ぐらいに捉えられるだろうか。この詩でのsubtextは文学などの創作にある根源的な意味についてではなく、人生・生きるということの根源的な意味についてだと解釈して、意訳した。
- With a gun, make your shot.
- make your shot の your があることで、「君の弾丸で撃ってくれ」ないし「君が撃ってくれ」というふうに解釈できる。とはいえ、主語を省略された I だと見なすこともできるので、「俺が君の弾丸で君を撃つ」「俺が君の弾丸で俺自身を撃つ」「君が君の弾丸で君自身を撃つ」「君が君の弾丸で俺を撃つ」という4つの可能性が考えられる。お好きなものを。
- Let's hope for better shit.
- 直訳すると「よりよい糞を望みましょう」。shit はご存知のとおりの罵倒の言葉。lets hope forは「~に幸あれ」などでも構わないように思う。
Alexisonfireの1stアルバム「Alexisonfire」の1曲め。個人的な感想としては、Alexisonfireは1stが一番よく、2nd、3rd、4thの順番に下がっていったと感じる。またこの曲は1stのなかでも激情的でAlexisonfireを知るにはうってつけの曲、またAlexisonfireの楽曲のなかでも随一だと思う。この曲を聴いてダメなら、Alexisonfireは好きになれないだろう。アルバムを重ねるにつれポップ、キャッチーになっていくので、普通のロックやスクリーモに近くなり、ひょっとしたら1stがダメでも4thは大丈夫かもしれない(とはいえ1stがダメなら無理をして聞く必要はないだろうが)。
最終更新:2013年10月16日 01:44