生没 |
1772年4月19日~1823年9月11日 |
出身 |
イギリス、ロンドン |
功績 |
労働価値説を提唱。 |
ポルトガルからロンドンへ移り証券仲介業をいとなむユダヤ人の子供で、17人兄弟の第3子だった。後に家族の信仰していたユダヤ教を拒んで別宗教の女性と駆け落ちし、勘当されることになった。
同じ古典経済学者であるマルサスの友人であり、また同じく古典経済学者となるジョン・スチュアート・ミルの父であるジェームズ・ミルとは親友だった。
カール・マルクスに与えた影響は非常に大きく、「リカードの説に少し手を加えた程度」というマルクス批判をする人もいるほど。
労働価値説
商品の価値は労働時間によって決まる、とする考え。
世のなかには使用価値と交換価値という、2種類の価値がある。
財などの物などに潜在する価値。消費することで役に立つこと。カラアゲは食べるとおいしく、また空腹を満たして飢餓を防ぐことができる、という価値がある。
物と物を交換することができる価値。交換できるのは使用価値があるため(使っても意味のないものと、有用なものとを交換はできない)である。
肉と野菜を交換する際、どれくらいの数量で交換できるかが決まるが、これは肉を得るのに要した労働量と野菜を得るのに要した労働量による。肉をつくる手間が省ければより少ない野菜で肉を交換できるが、肉をつくる手間がかかってしまえば用意しなければいけない野菜の量は多くなる。
最終更新:2012年02月14日 01:13